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第1章
第38話:後始末
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今回もまた深雪お姉さんのファンが助けてくれた。
地上に出るのが大変だと思っていたのに、地上の敵がほとんど捕えられていた。
最悪の場合は、敵の武器を使って人殺しをしなければいけないと思っていたから、とても助かった。
地下では8000人を超える敵が待ち伏せしていたが、全員身動きできないようにできたので、地上に運び出して深雪お姉さんのファンに引き渡した。
運ぶのに時間がかかるから、魔術の効果が途中で切れないように、何度も4つの魔術を重ね掛けして、絶対に反抗できないようにした。
こんな風に、人を殺すことなく捕らえた敵を地上に運べたのは、全部深雪お姉さんのファンが助けてくれたお陰だ。
ここまで手助けしてくれている、深雪お姉さんのファンは大切にしなければいけないから、彼らが望むミニコンサートを行った。
地上ではどこから狙われるか分からないので、安全なダンジョンの中で歌って踊ってファンの人たちに楽しんでもらった。
僕にはよく分からないのだけれど、ファンの人たちは撮っておいた動画を投稿するよりも、ライブ配信の方がうれしいらしい。
完璧な歌や踊りを投稿するよりも、未完全でも一生懸命練習している所をライブで見る方が楽しいらしい。
だから、地上にいる深雪お姉さんのファンの人が安全だと保障してくれるまで、ウラジオストクダンジョンの調査とミニコンサートをした。
「竜也君、国際ダンジョン協会が言っていた、ダンジョンの異変は分かったの?」
深雪お姉さんが不思議そうに聞いてくる。
「いえ、僕には何も感じられません。
深雪お姉さんは、何か何時ものダンジョンと違う所が感じられましたか?」
「いいえ、全然何も感じない」
「お姉ちゃんの野生の勘
「葵ちゃん、生意気な事を言うのはこの口か?!」
深雪お姉さんが、楽しそうに笑いながら葵の頬を引っ張っている。
2人の仲が良いのがひと目で分かるじゃれ合いだ。
僕も弟や妹と遊びたくなった。
「きゃあああああ、やめて、いはい、いはい、いはいよおへいさん」
頬を引っ張られている葵が、何を言っているか分からない事を口にしている。
深雪お姉さんが葵の頬から手を離して脇に移した。
「きゃははははは、やめて、ひぃひひひひひ、くるしい、ひぃ、やめて」
脇をくすぐられた葵が大笑いしている。
地下で捕まえた敵を、全員地上に引き渡した解放感を楽しんでいるようだ。
「竜也君、私にもダンジョンの異変は感じられないのだけれど、このまま何の異変もないと協会に報告しても良いの?」
月奈お姉さんが国際ダンジョン協会の事を気にしている。
家から見れば何の意味もない組織なのだけれど、普通の冒険者には敵対できない強い力を持った組織だ。
「異変がないのに、異変があると言って騒がせる訳にもいきません。
それに、ウラジオストクダンジョンを調べただけで結果は出ません。
ロシアにある他の多くのダンジョンも調査して、初めて結果が決まります」
「そうね、そうだよね、私たちの報告だけで決まらないわよね」
「はい、他のダンジョンも調べて欲しいと言われるかもしれませんが、1つのファミリーやクランの報告だけで結論を出したら、協会が叩かれます」
「うん、ありがとう、安心したわ」
「いえ、月奈お姉さんの不安を解消できてよかったです」
「竜也君、今までにダンジョンの異変なんてあったの?」
桜は心配性で聞いているのかな、それとも、知識欲で聞いているのかな?
「少なくとも僕が聞いた事のある特別な異変はないよ。
黎明期や混乱期だと、ダンジョンのこと自体が何も分かっていなかった。
だからその時代は何でも異変に見えただけで、今では常識になっているよ」
「だったら、協会が竜也君の家に依頼した異変も、常識かもしれないの?」
「それは詳細に調べてみなければ分からないよ。
報告した人にとっては異変でも、よくダンジョンを知っている人には常識だという事もあるんだ」
「そうなんだ」
「それと、怖いと思って見ていると、何でも異常に見えてしまう事もある。
でも、そう決めつけて見てしまっていると、本当に異変を見逃してしまう。
慎重に見極めないと、大変な事になるかもしれない」
「大変な事?」
「ああ、どんな大変な事なのかは僕にも分からないけれど、家の教えに『想像をはるかに超えた最悪の状態になると覚悟しておけ』と言う家訓があるんだ」
「想像をはるかに超えた最悪って言われても、想像できないよね?」
「うん、そうだね、でもね、そう思っていたら、とんでもない事が起きても、固まることなく逃げられるらしいよ」
「そうなの?」
「うん、家のみんながそのお陰で生き延びられたと言っているから、間違いないよ。
とんでもない事が起きた時には、何も考えずに逃げると体に叩き込んでおくんだ」
「うん、わかった、私も何が起きても逃げられるようにしておく」
☆世界的アイドル冒険者、鈴木深雪のライブ動画
Rafael:最悪だ、ダンジョンからモンスターが出てきたぞ!
藤河太郎:え、は、ダンジョンからモンスターが出ただと、ウソつけ!
Rafael:ウソじゃない、これを見てくれ、現地のファンが撮ったモノだ!
雷伝五郎:深雪ファンクラブが撮ったモノならウソではないだろう。
Benno:これが国際ダンジョン協会が調べろと言った異変なのか?!
藤河太郎:ウソだ、信じられない、41年間1度も出ていなかったんだぞ!
雷伝五郎:うろたえるな、現実を直視しろ、できなければ死ぬぞ!
Rafael:まだ大量に出て来たわけではない、こいつ1人だけだ。
ノンバア:人型、いや、人にしか見えないが、本当にモンスターなのか?
Rafael:間違いない、地上で魔術を放ったのだ!
ゆうご:地上で魔術が放てるだと?!
Rafael:ああ、ダンジョンに入ろうとしていた冒険者が殺された。
Benno:昔恐れられていたスタンピードでないのは幸いだが……
Rafael:今出ているのが特殊個体なのか、あるいは出られる種族がいるのか?
ゆうご:1頭、1体ならS級冒険者が集まれば倒せるだろうが……
Rafael:ああ、問題は数が出てきた時と、S級でも倒せないのが出てきた時だ!
Benno:みゆき姫たちに調査依頼が出されるのは確実だな。
ノンバア:混乱を極めるロシアでS級を探すのは難しいから、そうなるね。
Benno:タカラブネファミリーに通報した、援軍を出してくれたらいいのだが……
Rafael:モスクワ臨時政府にも連絡したが、援軍は送らないだろうな。
ノンバア:どれほど強いか分からない前代未聞のモンスターだからな。
:怖気づいて逃げ隠れするのが普通だろう。
雷伝五郎:深雪ファンクラブにできる事は何だ?
Rafael:みゆき姫が戦う前にできるだけ情報を集める。
Benno:人間がやるな、ファンが死ぬとみゆき姫が哀しむ。
:ドローンだ、調べたいのならドローンを使うんだ!
★★★★★★
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地上に出るのが大変だと思っていたのに、地上の敵がほとんど捕えられていた。
最悪の場合は、敵の武器を使って人殺しをしなければいけないと思っていたから、とても助かった。
地下では8000人を超える敵が待ち伏せしていたが、全員身動きできないようにできたので、地上に運び出して深雪お姉さんのファンに引き渡した。
運ぶのに時間がかかるから、魔術の効果が途中で切れないように、何度も4つの魔術を重ね掛けして、絶対に反抗できないようにした。
こんな風に、人を殺すことなく捕らえた敵を地上に運べたのは、全部深雪お姉さんのファンが助けてくれたお陰だ。
ここまで手助けしてくれている、深雪お姉さんのファンは大切にしなければいけないから、彼らが望むミニコンサートを行った。
地上ではどこから狙われるか分からないので、安全なダンジョンの中で歌って踊ってファンの人たちに楽しんでもらった。
僕にはよく分からないのだけれど、ファンの人たちは撮っておいた動画を投稿するよりも、ライブ配信の方がうれしいらしい。
完璧な歌や踊りを投稿するよりも、未完全でも一生懸命練習している所をライブで見る方が楽しいらしい。
だから、地上にいる深雪お姉さんのファンの人が安全だと保障してくれるまで、ウラジオストクダンジョンの調査とミニコンサートをした。
「竜也君、国際ダンジョン協会が言っていた、ダンジョンの異変は分かったの?」
深雪お姉さんが不思議そうに聞いてくる。
「いえ、僕には何も感じられません。
深雪お姉さんは、何か何時ものダンジョンと違う所が感じられましたか?」
「いいえ、全然何も感じない」
「お姉ちゃんの野生の勘
「葵ちゃん、生意気な事を言うのはこの口か?!」
深雪お姉さんが、楽しそうに笑いながら葵の頬を引っ張っている。
2人の仲が良いのがひと目で分かるじゃれ合いだ。
僕も弟や妹と遊びたくなった。
「きゃあああああ、やめて、いはい、いはい、いはいよおへいさん」
頬を引っ張られている葵が、何を言っているか分からない事を口にしている。
深雪お姉さんが葵の頬から手を離して脇に移した。
「きゃははははは、やめて、ひぃひひひひひ、くるしい、ひぃ、やめて」
脇をくすぐられた葵が大笑いしている。
地下で捕まえた敵を、全員地上に引き渡した解放感を楽しんでいるようだ。
「竜也君、私にもダンジョンの異変は感じられないのだけれど、このまま何の異変もないと協会に報告しても良いの?」
月奈お姉さんが国際ダンジョン協会の事を気にしている。
家から見れば何の意味もない組織なのだけれど、普通の冒険者には敵対できない強い力を持った組織だ。
「異変がないのに、異変があると言って騒がせる訳にもいきません。
それに、ウラジオストクダンジョンを調べただけで結果は出ません。
ロシアにある他の多くのダンジョンも調査して、初めて結果が決まります」
「そうね、そうだよね、私たちの報告だけで決まらないわよね」
「はい、他のダンジョンも調べて欲しいと言われるかもしれませんが、1つのファミリーやクランの報告だけで結論を出したら、協会が叩かれます」
「うん、ありがとう、安心したわ」
「いえ、月奈お姉さんの不安を解消できてよかったです」
「竜也君、今までにダンジョンの異変なんてあったの?」
桜は心配性で聞いているのかな、それとも、知識欲で聞いているのかな?
「少なくとも僕が聞いた事のある特別な異変はないよ。
黎明期や混乱期だと、ダンジョンのこと自体が何も分かっていなかった。
だからその時代は何でも異変に見えただけで、今では常識になっているよ」
「だったら、協会が竜也君の家に依頼した異変も、常識かもしれないの?」
「それは詳細に調べてみなければ分からないよ。
報告した人にとっては異変でも、よくダンジョンを知っている人には常識だという事もあるんだ」
「そうなんだ」
「それと、怖いと思って見ていると、何でも異常に見えてしまう事もある。
でも、そう決めつけて見てしまっていると、本当に異変を見逃してしまう。
慎重に見極めないと、大変な事になるかもしれない」
「大変な事?」
「ああ、どんな大変な事なのかは僕にも分からないけれど、家の教えに『想像をはるかに超えた最悪の状態になると覚悟しておけ』と言う家訓があるんだ」
「想像をはるかに超えた最悪って言われても、想像できないよね?」
「うん、そうだね、でもね、そう思っていたら、とんでもない事が起きても、固まることなく逃げられるらしいよ」
「そうなの?」
「うん、家のみんながそのお陰で生き延びられたと言っているから、間違いないよ。
とんでもない事が起きた時には、何も考えずに逃げると体に叩き込んでおくんだ」
「うん、わかった、私も何が起きても逃げられるようにしておく」
☆世界的アイドル冒険者、鈴木深雪のライブ動画
Rafael:最悪だ、ダンジョンからモンスターが出てきたぞ!
藤河太郎:え、は、ダンジョンからモンスターが出ただと、ウソつけ!
Rafael:ウソじゃない、これを見てくれ、現地のファンが撮ったモノだ!
雷伝五郎:深雪ファンクラブが撮ったモノならウソではないだろう。
Benno:これが国際ダンジョン協会が調べろと言った異変なのか?!
藤河太郎:ウソだ、信じられない、41年間1度も出ていなかったんだぞ!
雷伝五郎:うろたえるな、現実を直視しろ、できなければ死ぬぞ!
Rafael:まだ大量に出て来たわけではない、こいつ1人だけだ。
ノンバア:人型、いや、人にしか見えないが、本当にモンスターなのか?
Rafael:間違いない、地上で魔術を放ったのだ!
ゆうご:地上で魔術が放てるだと?!
Rafael:ああ、ダンジョンに入ろうとしていた冒険者が殺された。
Benno:昔恐れられていたスタンピードでないのは幸いだが……
Rafael:今出ているのが特殊個体なのか、あるいは出られる種族がいるのか?
ゆうご:1頭、1体ならS級冒険者が集まれば倒せるだろうが……
Rafael:ああ、問題は数が出てきた時と、S級でも倒せないのが出てきた時だ!
Benno:みゆき姫たちに調査依頼が出されるのは確実だな。
ノンバア:混乱を極めるロシアでS級を探すのは難しいから、そうなるね。
Benno:タカラブネファミリーに通報した、援軍を出してくれたらいいのだが……
Rafael:モスクワ臨時政府にも連絡したが、援軍は送らないだろうな。
ノンバア:どれほど強いか分からない前代未聞のモンスターだからな。
:怖気づいて逃げ隠れするのが普通だろう。
雷伝五郎:深雪ファンクラブにできる事は何だ?
Rafael:みゆき姫が戦う前にできるだけ情報を集める。
Benno:人間がやるな、ファンが死ぬとみゆき姫が哀しむ。
:ドローンだ、調べたいのならドローンを使うんだ!
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