3 / 53
第1章
第3話:手助けとファン
しおりを挟む
仮免許用ダンジョンの地下2階程度には絶対に出ないモンスター、亜竜がいた!
イレギュラーとか特異とか言われるとても危険な状態。
C級の付添人が2人いたくらいではどうにもならな強敵だ!
「手助けはいるか?!」
こんな時でも、手助けいるのかちゃんと確かめないといけない。
後になって、撮影のためにわざと負けそうなふりをしていたのだと、言い掛かりをつけてお金をゆする悪い冒険者もいるのだ。
「だめ、危険だから逃げて!」
僕と同じくらいの女の子3人をかばっている、高校生くらいのお姉さんが、僕を巻き込まないように、逃げろと言ってくれる。
「だいじょうぶです、これくらいの亜竜なら倒せます」
目の前にいるのは、1人だとB級冒険者以上でないと倒せないような、地竜タイプの亜竜。
全長が4メートルくらい、体重は200kgくらいだと思う。
地上にいる動物なら、コモドオオトカゲに似ているかな?
「だめ、君のような子供に倒せるモンスターじゃないの、亜竜なの!」
お姉さんは僕が亜竜と2階モンスターの区別もつかない子供だと思っている。
そんな僕を巻き込まないように、必死で戦っているけど、ぜんぜんダメ。
亜竜の硬いウロコを斬れないでいる。
僕を巻き込みたくないのなら、後ろのおばあちゃんに助けを求めたらいいのに。
あ、そうか、おばあちゃんが助けに行ったら、僕が危険になっちゃうのか。
普通の冒険者はマナーの悪い人が多いと聞いているけれど、このお姉さんは良い人のようだ。
「月奈も3人を連れて逃げなさい!」
僕と同じくらいの子供3人の盾になっているだけじゃない。
もう1人いる付添人に3人を連れて逃げるように言っている。
自分の命を捨てて4人を助ける気だ。
トレジャーハンターを名乗る以上、助けられる人は絶対に助ける!
僕はひいおじいちゃんが造ってくれた剣で亜竜の急所を突く!
ダンジョンが造り出すモンスターには必ず急所があるのだ。
その急所を全部覚えないとプライベートダンジョンには潜らせてもらえない。
年下の従弟妹たちに負けるわけにはいかないから、がんばって全部覚えた。
☆世界的アイドル冒険者、鈴木深雪のライブ動画
豚キムチ:なに、なに、なに、どういうこと、どういうこと
ゆうご:うそ、うそ、うそ、小学生? 子供が亜竜を倒したの?
ノンバア:いや、いや、いや、ヤラセでしょう、ありえないよ!
豚キムチ:なんだと?! みゆき姫がヤラセをしていると言うのか!
みゆき命:そうだ、そうだ、みゆき姫はヤラセなど絶対にしない!
Kenneth:だけど、あんな子供が亜竜を倒すなんて、アメリカでもありえない!
Alban:フランスも同じ、子供が亜竜を倒すなんてありえない!
Rafael:ロシアでもありえない、世界一のロシア冒険者でもありえない!
豚キムチ:出て行け、みゆき姫が信じられない奴はでていけ!
みゆき命:そうだ、みゆき姫が信じられない奴は二度と来るな!
Benno:冷静になれ、証拠だ、真実なのかヤラセなのか、証拠を探せ!
豚キムチ:証拠ってなんだよ! そんなものどこにあるんだよ!
Benno:不正や犯罪がないように、記録用ドローンがライブ配信している。
Kenneth:そうか、この子供のライブ配信を探すのだな?
Benno:この子供が本当に亜竜を倒したのなら、
:以前にも同じくらいのモンスターを倒している。
:その記録動画を探せ、それでみゆき姫がヤラセをしていないと証明できる。
みゆき命:探せ、みゆき姫が信じている者は、こいつのライブ配信を探し出せ!
豚キムチ:おい、まて、また何か出てくるぞ!
★★★★★★
作者です。
作品を読んでいただきありがとうございます。
作品のお気に入り登録や感想が作者のモチベーションに繋がります。
作品のお気に入り登録をお願いします。
<(_ _)>
イレギュラーとか特異とか言われるとても危険な状態。
C級の付添人が2人いたくらいではどうにもならな強敵だ!
「手助けはいるか?!」
こんな時でも、手助けいるのかちゃんと確かめないといけない。
後になって、撮影のためにわざと負けそうなふりをしていたのだと、言い掛かりをつけてお金をゆする悪い冒険者もいるのだ。
「だめ、危険だから逃げて!」
僕と同じくらいの女の子3人をかばっている、高校生くらいのお姉さんが、僕を巻き込まないように、逃げろと言ってくれる。
「だいじょうぶです、これくらいの亜竜なら倒せます」
目の前にいるのは、1人だとB級冒険者以上でないと倒せないような、地竜タイプの亜竜。
全長が4メートルくらい、体重は200kgくらいだと思う。
地上にいる動物なら、コモドオオトカゲに似ているかな?
「だめ、君のような子供に倒せるモンスターじゃないの、亜竜なの!」
お姉さんは僕が亜竜と2階モンスターの区別もつかない子供だと思っている。
そんな僕を巻き込まないように、必死で戦っているけど、ぜんぜんダメ。
亜竜の硬いウロコを斬れないでいる。
僕を巻き込みたくないのなら、後ろのおばあちゃんに助けを求めたらいいのに。
あ、そうか、おばあちゃんが助けに行ったら、僕が危険になっちゃうのか。
普通の冒険者はマナーの悪い人が多いと聞いているけれど、このお姉さんは良い人のようだ。
「月奈も3人を連れて逃げなさい!」
僕と同じくらいの子供3人の盾になっているだけじゃない。
もう1人いる付添人に3人を連れて逃げるように言っている。
自分の命を捨てて4人を助ける気だ。
トレジャーハンターを名乗る以上、助けられる人は絶対に助ける!
僕はひいおじいちゃんが造ってくれた剣で亜竜の急所を突く!
ダンジョンが造り出すモンスターには必ず急所があるのだ。
その急所を全部覚えないとプライベートダンジョンには潜らせてもらえない。
年下の従弟妹たちに負けるわけにはいかないから、がんばって全部覚えた。
☆世界的アイドル冒険者、鈴木深雪のライブ動画
豚キムチ:なに、なに、なに、どういうこと、どういうこと
ゆうご:うそ、うそ、うそ、小学生? 子供が亜竜を倒したの?
ノンバア:いや、いや、いや、ヤラセでしょう、ありえないよ!
豚キムチ:なんだと?! みゆき姫がヤラセをしていると言うのか!
みゆき命:そうだ、そうだ、みゆき姫はヤラセなど絶対にしない!
Kenneth:だけど、あんな子供が亜竜を倒すなんて、アメリカでもありえない!
Alban:フランスも同じ、子供が亜竜を倒すなんてありえない!
Rafael:ロシアでもありえない、世界一のロシア冒険者でもありえない!
豚キムチ:出て行け、みゆき姫が信じられない奴はでていけ!
みゆき命:そうだ、みゆき姫が信じられない奴は二度と来るな!
Benno:冷静になれ、証拠だ、真実なのかヤラセなのか、証拠を探せ!
豚キムチ:証拠ってなんだよ! そんなものどこにあるんだよ!
Benno:不正や犯罪がないように、記録用ドローンがライブ配信している。
Kenneth:そうか、この子供のライブ配信を探すのだな?
Benno:この子供が本当に亜竜を倒したのなら、
:以前にも同じくらいのモンスターを倒している。
:その記録動画を探せ、それでみゆき姫がヤラセをしていないと証明できる。
みゆき命:探せ、みゆき姫が信じている者は、こいつのライブ配信を探し出せ!
豚キムチ:おい、まて、また何か出てくるぞ!
★★★★★★
作者です。
作品を読んでいただきありがとうございます。
作品のお気に入り登録や感想が作者のモチベーションに繋がります。
作品のお気に入り登録をお願いします。
<(_ _)>
0
お気に入りに追加
51
あなたにおすすめの小説
運よく生まれ変われたので、今度は思いっきり身体を動かします!
克全
児童書・童話
「第1回きずな児童書大賞」重度の心臓病のため、生まれてからずっと病院のベッドから動けなかった少年が12歳で亡くなりました。両親と両祖父母は毎日のように妾(氏神)に奇跡を願いましたが、叶えてあげられませんでした。神々の定めで、現世では奇跡を起こせなかったのです。ですが、記憶を残したまま転生させる事はできました。ほんの少しだけですが、運動が苦にならない健康な身体と神与スキルをおまけに付けてあげました。(氏神談)
少年騎士
克全
児童書・童話
「第1回きずな児童書大賞参加作」ポーウィス王国という辺境の小国には、12歳になるとダンジョンか魔境で一定の強さになるまで自分を鍛えなければいけないと言う全国民に対する法律があった。周囲の小国群の中で生き残るため、小国を狙う大国から自国を守るために作られた法律、義務だった。領地持ち騎士家の嫡男ハリー・グリフィスも、その義務に従い1人王都にあるダンジョンに向かって村をでた。だが、両親祖父母の計らいで平民の幼馴染2人も一緒に12歳の義務に同行する事になった。将来救国の英雄となるハリーの物語が始まった。

盲目魔女さんに拾われた双子姉妹は恩返しをするそうです。
桐山一茶
児童書・童話
雨が降り注ぐ夜の山に、捨てられてしまった双子の姉妹が居ました。
山の中には恐ろしい魔物が出るので、幼い少女の力では山の中で生きていく事なんか出来ません。
そんな中、双子姉妹の目の前に全身黒ずくめの女の人が現れました。
するとその人は優しい声で言いました。
「私は目が見えません。だから手を繋ぎましょう」
その言葉をきっかけに、3人は仲良く暮らし始めたそうなのですが――。
(この作品はほぼ毎日更新です)
王女様は美しくわらいました
トネリコ
児童書・童話
無様であろうと出来る全てはやったと満足を抱き、王女様は美しくわらいました。
それはそれは美しい笑みでした。
「お前程の悪女はおるまいよ」
王子様は最後まで嘲笑う悪女を一刀で断罪しました。
きたいの悪女は処刑されました 解説版
【完結】アシュリンと魔法の絵本
秋月一花
児童書・童話
田舎でくらしていたアシュリンは、家の掃除の手伝いをしている最中、なにかに呼ばれた気がして、使い魔の黒猫ノワールと一緒に地下へ向かう。
地下にはいろいろなものが置いてあり、アシュリンのもとにビュンっとなにかが飛んできた。
ぶつかることはなく、おそるおそる目を開けるとそこには本がぷかぷかと浮いていた。
「ほ、本がかってにうごいてるー!」
『ああ、やっと私のご主人さまにあえた! さぁあぁ、私とともに旅立とうではありませんか!』
と、アシュリンを旅に誘う。
どういうこと? とノワールに聞くと「説明するから、家族のもとにいこうか」と彼女をリビングにつれていった。
魔法の絵本を手に入れたアシュリンは、フォーサイス家の掟で旅立つことに。
アシュリンの夢と希望の冒険が、いま始まる!
※ほのぼの~ほんわかしたファンタジーです。
※この小説は7万字完結予定の中編です。
※表紙はあさぎ かな先生にいただいたファンアートです。
異世界子供会:呪われたお母さんを助ける!
克全
児童書・童話
常に生死と隣り合わせの危険魔境内にある貧しい村に住む少年は、村人を助けるために邪神の呪いを受けた母親を助けるために戦う。村の子供会で共に学び育った同級生と一緒にお母さん助けるための冒険をする。
瑠璃の姫君と鉄黒の騎士
石河 翠
児童書・童話
可愛いフェリシアはひとりぼっち。部屋の中に閉じ込められ、放置されています。彼女の楽しみは、窓の隙間から空を眺めながら歌うことだけ。
そんなある日フェリシアは、貧しい身なりの男の子にさらわれてしまいました。彼は本来自分が受け取るべきだった幸せを、フェリシアが台無しにしたのだと責め立てます。
突然のことに困惑しつつも、男の子のためにできることはないかと悩んだあげく、彼女は一本の羽を渡すことに決めました。
大好きな友達に似た男の子に笑ってほしい、ただその一心で。けれどそれは、彼女の命を削る行為で……。
記憶を失くしたヒロインと、幸せになりたいヒーローの物語。ハッピーエンドです。
この作品は、他サイトにも投稿しております。
表紙絵は写真ACよりチョコラテさまの作品(写真ID:249286)をお借りしています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる