3 / 48
第1章:ネグレクト看護師母と内縁夫看護師
第2話:子ども食堂・婦人警察官佐藤朱里視点
しおりを挟む
「こんばんは、1人前ください」
何時ものように白髪稲荷神社の隣にある子ども食堂で晩御飯を食べる。
少しでも子ども食堂の資金の足しになれば良いと思って、外食する時には必ず利用するようにしている。
「はいよ、空いている所に入っとくれ」
そうは言われても、どこで食べてもいい訳じゃない。
カウンターが空いている限りは小上がりを使わないのが暗黙のルールだ。
小上がりは子供連れか、子供だけで食べにきた子が使う。
有っては困るが、小上がりは弱った子やケガをした子を寝かせる事もある。
家に帰れない子、親が迎えに来られなくなった子が寝る場所になる事もある。
保育所に子供を入れられなかった1人親は、ここをあてにする事が多い。
保育園に子供を入れられたとしても、離れた場所で使い勝手が悪い事が多い。
子供が熱を出したりしたら、迎えに行って仕事を休まなければならない。
その点ここだと、少々の熱や病気でも預かってくれる。
食事も病気の子供に合わせて作ってくれる。
常に誰かが気にかけてくれるから、下手な保育園よりも安心できる。
「どうぞ」
あっという間に、用意されていた料理が出て来る。
主菜が鶏団子汁、副菜がツナ胡瓜、ポーチドエッグ、ピクルス、糠漬けだ。
フードバンクと有志が寄付してくれた食材だけで作れる料理になっている。
肉類と野菜類をたっぷり使った煮物の主菜だけで栄養が取れるようになっている。
そこに、その日手に入った日持ちのしない食材で作った副菜がつく。
ツナは、消費期限が迫った缶詰を使ったのだろう。
ポーチドエッグは、養鶏場が売り物にならない割れ卵を寄付してくれたのだろう。
ピクルスと糠漬けは、野菜をたくさんもらった時に作り置きしてある。
私も短期間ですが、ここで生活していたから多少の事は知っている。
両親が私を置いてどこかに行ってしまい、食べる物もお金もなく、誰に頼る事も知らなかった幼い頃、天子さんたちに助けてもらった。
年齢不詳の天子さんたちだが、見た目よりもずっと年齢を重ねている。
私がお世話になっていた時に、常連の大人たちから教えてもらった。
天子さんたちは、昭和の頃から恵まれない子供たちに食事を提供し続けている
子ども食堂なんて無かった頃から、身銭を切って恵まれない子を助けてきた。
廃棄食材の問題が社会的に取り上げられておらず、フードバンクも無かった頃は、山で狩りをして肉を確保し、野草や茸を集めて食材としていたとも教えてもらった。
「普段見かけない子が2人もいるのですが?」
懐かしい、心が温かくなるように地味豊かな鶏団子汁を食べながら、小上がりで夕食を食べている子供たちを確認していると、見慣れない子がいたので聞いてみた。
私のような不幸な境遇の子を助けたくて、警察官の試験を受けた。
勉強は苦手だったが、児童養護施設は望めば塾にも行かせてもらえる。
余り高額な塾は無理だけれど、決められた予算までなら習い事もできる。
難関大学合格を目指すような高額な塾はむりだけど、普通の塾なら行ける。
タイミングが合えば個人や団体が、ボランティアで難しい内容も養護施設に来て教えてくれる事もある。
私は大学進学を望まず、大阪府警志望だったからそこまで必要なかったけれど、同い年の男の子は、天子さんたちに勉強を教わって東大に合格した。
天子さんたちは難しい勉強も教えてくれる。
子ども食堂と同じ場所で恵まれない子に勉強を教えてくれるだけでなく、養護施設にも教えに来てくれる。
「昨日の夜に公園で震えているのを見つけたのさ」
「直ぐに戻って迷子や失踪の届け出が無いか確かめます!」
「慌てなさんな、もう建造さんが調べているよ」
「建造さんが、でも建造さんは退官されてずいぶん経ちます」
「それが良いのさ、直ぐに調べて下手に親に引き取られると心配だ」
天子さんの声が囁くように小さくなった。
子供たち、特に昨日保護した子に聞かせないようにしたのだろう。
どれほど酷い親でも、子供たちは盲目的に慕っている事が多い。
「それは……」
「ボロボロの服の下に青痣があった。
計算したように、虐待だと言い切れない場所と数だった。
表面だけ調べて親の元に戻すと、取り返しのつかない事になりかねない。
朱里はあの子たちに気がつかなかった、いいね?」
「はい、でも、気になります、私も何かしてあげたいです」
「だったら建造さんを手伝ってやんな。
念願の生活安全課少年係に成れたんだろう?
退官した建造さんよりも、朱里の方が調べやすいだろう?
だけど、周りにバレないように調べるんだよ」
天子さんは、私が生活安全課少年係に配属された事を知ってくれていた。
天子さんたちと同じように、子供を助けられてから報告しようと思っていたのに。
「はい、直ぐに戻って……」
「慌てなさんな、私の作った料理を食べずに帰る気かい?
食べ物を粗末にするなと教えたはずだよ?」
「ごめんなさい、全部いただきます」
「しっかり噛んで、ゆっくり味わって食べるんだよ。
それが私たちの糧になった命に対する礼儀だと教えたろ?」
「はい、美味しく味わっていただきます」
「良い子だ、ゆっくりと食べな。
大人が慌てていると、子供たちが不安になるからね」
私はまだまだだ、小上がりにいる子供たちの事を忘れていた。
小さな頃、両親の顔色を伺ってビクビクしていたのを忘れていた。
天子さんたちに助けてもらっても、しばらくの間は大人が怖くて仕方がなかった。
無理に近づく事なく、私が空腹に耐えかねて近づくまで待ってくれた。
それこそ傷ついた野良猫を手懐けるように、辛抱強く待ってくれた。
児童養護施設に入る事になるまでの間、ここで暮らしていなければ、施設の大人や子供たちとうまく付き合えなかったかもしれない。
そんな思いをしたのに、すっかり親に傷つけられた子供の気持ちを忘れていた。
天子さんや施設の人たちが良い人ばかりだったから、忘れてしまっていた。
私も天子さんたちと同じような大人になりたいと思っていたのに、情けない。
「辛気臭い顔をしているんじゃないよ、もっと美味しい顔をして食べな。
今言ったばかりなのに、もう忘れちまったのかい?」
「いえ、ごめんなさい、美味しくいただきます」
少し冷めてしまったけれど、やっぱり天子さんの作ってくれるご飯は美味しい。
施設のおばさんたちが作ってくれるご飯も美味しかったけれど、天子さんたちが作ってくれる料理は別物だ。
実の母親の顔も覚えていないし、ご飯を作ってもらった思い出もない。
私が母の手料理と言えるのは、天子さんたちが作ってくれたご飯だ。
ここにきて天子さんたちのご飯を食べると元気になれる。
私のような若輩者と違って、長年ここに通っている先輩方は落ち着いたモノだ。
私たちの会話が聞こえているはずなのに、何も聞こえていないフリをする。
少々の事では驚かないし、ここの雰囲気を壊さない。
美味しいご飯を食べて、食後のコーヒーを楽しみ、大人の良い所を見せてくれる。
私も同じような大人になりたいと思っていたけれど、まだまだだ。
「1人前、奥で食べたいんだが、今大丈夫か?」
表の入り口から入ってきた建造さんが奥で食べたいって、何が起きたの?!
何時ものように白髪稲荷神社の隣にある子ども食堂で晩御飯を食べる。
少しでも子ども食堂の資金の足しになれば良いと思って、外食する時には必ず利用するようにしている。
「はいよ、空いている所に入っとくれ」
そうは言われても、どこで食べてもいい訳じゃない。
カウンターが空いている限りは小上がりを使わないのが暗黙のルールだ。
小上がりは子供連れか、子供だけで食べにきた子が使う。
有っては困るが、小上がりは弱った子やケガをした子を寝かせる事もある。
家に帰れない子、親が迎えに来られなくなった子が寝る場所になる事もある。
保育所に子供を入れられなかった1人親は、ここをあてにする事が多い。
保育園に子供を入れられたとしても、離れた場所で使い勝手が悪い事が多い。
子供が熱を出したりしたら、迎えに行って仕事を休まなければならない。
その点ここだと、少々の熱や病気でも預かってくれる。
食事も病気の子供に合わせて作ってくれる。
常に誰かが気にかけてくれるから、下手な保育園よりも安心できる。
「どうぞ」
あっという間に、用意されていた料理が出て来る。
主菜が鶏団子汁、副菜がツナ胡瓜、ポーチドエッグ、ピクルス、糠漬けだ。
フードバンクと有志が寄付してくれた食材だけで作れる料理になっている。
肉類と野菜類をたっぷり使った煮物の主菜だけで栄養が取れるようになっている。
そこに、その日手に入った日持ちのしない食材で作った副菜がつく。
ツナは、消費期限が迫った缶詰を使ったのだろう。
ポーチドエッグは、養鶏場が売り物にならない割れ卵を寄付してくれたのだろう。
ピクルスと糠漬けは、野菜をたくさんもらった時に作り置きしてある。
私も短期間ですが、ここで生活していたから多少の事は知っている。
両親が私を置いてどこかに行ってしまい、食べる物もお金もなく、誰に頼る事も知らなかった幼い頃、天子さんたちに助けてもらった。
年齢不詳の天子さんたちだが、見た目よりもずっと年齢を重ねている。
私がお世話になっていた時に、常連の大人たちから教えてもらった。
天子さんたちは、昭和の頃から恵まれない子供たちに食事を提供し続けている
子ども食堂なんて無かった頃から、身銭を切って恵まれない子を助けてきた。
廃棄食材の問題が社会的に取り上げられておらず、フードバンクも無かった頃は、山で狩りをして肉を確保し、野草や茸を集めて食材としていたとも教えてもらった。
「普段見かけない子が2人もいるのですが?」
懐かしい、心が温かくなるように地味豊かな鶏団子汁を食べながら、小上がりで夕食を食べている子供たちを確認していると、見慣れない子がいたので聞いてみた。
私のような不幸な境遇の子を助けたくて、警察官の試験を受けた。
勉強は苦手だったが、児童養護施設は望めば塾にも行かせてもらえる。
余り高額な塾は無理だけれど、決められた予算までなら習い事もできる。
難関大学合格を目指すような高額な塾はむりだけど、普通の塾なら行ける。
タイミングが合えば個人や団体が、ボランティアで難しい内容も養護施設に来て教えてくれる事もある。
私は大学進学を望まず、大阪府警志望だったからそこまで必要なかったけれど、同い年の男の子は、天子さんたちに勉強を教わって東大に合格した。
天子さんたちは難しい勉強も教えてくれる。
子ども食堂と同じ場所で恵まれない子に勉強を教えてくれるだけでなく、養護施設にも教えに来てくれる。
「昨日の夜に公園で震えているのを見つけたのさ」
「直ぐに戻って迷子や失踪の届け出が無いか確かめます!」
「慌てなさんな、もう建造さんが調べているよ」
「建造さんが、でも建造さんは退官されてずいぶん経ちます」
「それが良いのさ、直ぐに調べて下手に親に引き取られると心配だ」
天子さんの声が囁くように小さくなった。
子供たち、特に昨日保護した子に聞かせないようにしたのだろう。
どれほど酷い親でも、子供たちは盲目的に慕っている事が多い。
「それは……」
「ボロボロの服の下に青痣があった。
計算したように、虐待だと言い切れない場所と数だった。
表面だけ調べて親の元に戻すと、取り返しのつかない事になりかねない。
朱里はあの子たちに気がつかなかった、いいね?」
「はい、でも、気になります、私も何かしてあげたいです」
「だったら建造さんを手伝ってやんな。
念願の生活安全課少年係に成れたんだろう?
退官した建造さんよりも、朱里の方が調べやすいだろう?
だけど、周りにバレないように調べるんだよ」
天子さんは、私が生活安全課少年係に配属された事を知ってくれていた。
天子さんたちと同じように、子供を助けられてから報告しようと思っていたのに。
「はい、直ぐに戻って……」
「慌てなさんな、私の作った料理を食べずに帰る気かい?
食べ物を粗末にするなと教えたはずだよ?」
「ごめんなさい、全部いただきます」
「しっかり噛んで、ゆっくり味わって食べるんだよ。
それが私たちの糧になった命に対する礼儀だと教えたろ?」
「はい、美味しく味わっていただきます」
「良い子だ、ゆっくりと食べな。
大人が慌てていると、子供たちが不安になるからね」
私はまだまだだ、小上がりにいる子供たちの事を忘れていた。
小さな頃、両親の顔色を伺ってビクビクしていたのを忘れていた。
天子さんたちに助けてもらっても、しばらくの間は大人が怖くて仕方がなかった。
無理に近づく事なく、私が空腹に耐えかねて近づくまで待ってくれた。
それこそ傷ついた野良猫を手懐けるように、辛抱強く待ってくれた。
児童養護施設に入る事になるまでの間、ここで暮らしていなければ、施設の大人や子供たちとうまく付き合えなかったかもしれない。
そんな思いをしたのに、すっかり親に傷つけられた子供の気持ちを忘れていた。
天子さんや施設の人たちが良い人ばかりだったから、忘れてしまっていた。
私も天子さんたちと同じような大人になりたいと思っていたのに、情けない。
「辛気臭い顔をしているんじゃないよ、もっと美味しい顔をして食べな。
今言ったばかりなのに、もう忘れちまったのかい?」
「いえ、ごめんなさい、美味しくいただきます」
少し冷めてしまったけれど、やっぱり天子さんの作ってくれるご飯は美味しい。
施設のおばさんたちが作ってくれるご飯も美味しかったけれど、天子さんたちが作ってくれる料理は別物だ。
実の母親の顔も覚えていないし、ご飯を作ってもらった思い出もない。
私が母の手料理と言えるのは、天子さんたちが作ってくれたご飯だ。
ここにきて天子さんたちのご飯を食べると元気になれる。
私のような若輩者と違って、長年ここに通っている先輩方は落ち着いたモノだ。
私たちの会話が聞こえているはずなのに、何も聞こえていないフリをする。
少々の事では驚かないし、ここの雰囲気を壊さない。
美味しいご飯を食べて、食後のコーヒーを楽しみ、大人の良い所を見せてくれる。
私も同じような大人になりたいと思っていたけれど、まだまだだ。
「1人前、奥で食べたいんだが、今大丈夫か?」
表の入り口から入ってきた建造さんが奥で食べたいって、何が起きたの?!
88
お気に入りに追加
302
あなたにおすすめの小説
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
作ろう! 女の子だけの町 ~未来の技術で少女に生まれ変わり、女の子達と楽園暮らし~
白井よもぎ
キャラ文芸
地元の企業に勤める会社員・安藤優也は、林の中で瀕死の未来人と遭遇した。
その未来人は絶滅の危機に瀕した未来を変える為、タイムマシンで現代にやってきたと言う。
しかし時間跳躍の事故により、彼は瀕死の重傷を負ってしまっていた。
自分の命が助からないと悟った未来人は、その場に居合わせた優也に、使命と未来の技術が全て詰まったロボットを託して息絶える。
奇しくも、人類の未来を委ねられた優也。
だが、優也は少女をこよなく愛する変態だった。
未来の技術を手に入れた優也は、その技術を用いて自らを少女へと生まれ変わらせ、不幸な環境で苦しんでいる少女達を勧誘しながら、女の子だけの楽園を作る。
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
Flying boy
hayato/
キャラ文芸
「ああ、空を飛べたらなあ」
誰もが願うそんなことがもし現実になったら?
そんな願いを叶えた少年から初まるちょっと不思議な心温まる物語。
※たまに箸休めの1話があります(200〜600字程度)※
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
先生!放課後の隣の教室から女子の喘ぎ声が聴こえました…
ヘロディア
恋愛
居残りを余儀なくされた高校生の主人公。
しかし、隣の部屋からかすかに女子の喘ぎ声が聴こえてくるのであった。
気になって覗いてみた主人公は、衝撃的な光景を目の当たりにする…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる