36 / 36
第一章
第36話:皇位継承権と日本国憲法第九条
しおりを挟む
嘉一は自分の権力があまり長続きしない方がいいと考えていた。
だからできるだけ早く、衆議院の議席の三分の二を超え、連立を組んだ元政権第一党と併せれば七分の六もの議席を有している状態は、解消しなければいけない。
嘉一が行った選別に合格した優秀な代議士達が、それぞれの考えによって独自の党を作り、他の党と切磋琢磨して欲しいと考えていた。
党内に派閥を作って内部抗争をするような状態にはして欲しくなかった。
だが同時に、今だからこそできる事をやっておきたいとも考えていた。
元政権第一党の結党理念である、自主独立の理想を今のうちに成し遂げる。
占領国に押し付けられた、日本を牙を折り骨抜きにする憲法を改正する。
特に自衛権を放棄したような日本国憲法第九条を改正する。
本当の意味で自主独立が保てる自衛隊にするためには、根本となる憲法から改正しなければいけない。
しかし、自衛隊に力を持たせるのなら、絶対に直さなければいけない事がある。
旧軍のハンモックナンバーを引き摺るような因習は断固として排除する。
忌々しくはあるが、アメリカ軍のように、常に能力を再試験して、基準点を超える成績を上げた者を昇進させるのだ。
何時までも卒業時の筆記試験点数を最優先する愚かな考えを改めさせる。
そして何より、防衛大学校に蔓延る苛めの体質を根絶させる。
今どれほど地位が高くても、過去に虐めを行った者は懲戒処分の上で退職させる。
惻隠の情だと言って罪を隠蔽するような真似は絶対にさせない。
珍しく嘉一が強権を発動させたからだろう、党内に反対する者は現れず、日本国憲法第九条が改正され、自衛隊は完全に合法化された。
自衛隊を合法化させる憲法改正をする条件として、嘉一が自衛隊に突き付けた綱紀粛正は一部護られたが、中には将来有望な自衛官を過去の過ちで処罰するのは、自衛隊の防衛能力を低くするから従えないと隠蔽に動いた者が少なからずいた。
どうやら自衛隊幹部は嘉一を甘くいていたようだ。
現役将官や未来の将官候補生の罪は隠蔽されてしまった。
そのような事を許す嘉一ではないので、付喪神と物の怪達を放って処分させた。
最初に粛清対象者の罪状を証拠と共にSNS上に投稿し、隠蔽に加担した元自衛官や現役自衛官の名前と顔に住所まで晒した。
彼らは驚き慌てて自主退職しようとしたが、嘉一はそんな都合のいい事を許さず、付喪神と物の怪達を放った。
彼らは大蛇の時のように行方不明になる事なく、無残に惨殺された。
犯行は未だに潜伏する反日反政府主義者だと国民の大半が思っていた。
全ての日本人がテロリストの蛮行に恐怖した。
だが誰よりも恐怖したのは自衛官だった。
志のない自衛官の多くが依願退職をしたが、国防上急激な自衛官の不足は許容される事ではなく、予備役自衛官として拘束される事になった。
嘉一は国家公務員と地方公務員に、予備自衛官の訓練を受ける事と、非常時には後方勤務を行う事を憲法改正で強制化した。
嘉一が強権を発動した事で何とか日本の国防に穴が開く事だけは防がれた。
だが後方要員は確保できても、最前線で戦う勇士は確保できない。
その所為で海上自衛隊艦隊の定員充足率はとても低い。
これまでも艦隊を増強したくてもできないくらい少なった。
だが今では、現有する艦艇すら全て運用できない状況になってしまっていた。
だが自衛隊の悪しき因習が正された事で、これからは志の高い志願者が増え、いずれは艦隊を増強できるくらいに自衛官が増えると嘉一は考えていた。
次に嘉一が強権を発動したのは、皇室に関する事だった。
嘉一の大叔父は近衛騎兵で、皇室アルバムを正座して観る人だった。
嘉一の曾祖父は近衛兵で、台湾征伐で負傷した傷痍軍人だった。
その事を幼い頃か聞かされ影響を受けて育った嘉一には、女系天皇は絶対に許せない事だったのだ。
嘉一は憲法を改正して、占領国となったアメリカが皇族から平民に落とした、元宮家の人々を皇族復帰させた。
別に嫌がる人を無理矢理復帰させたわけではない。
事前に色々と交渉して、かなり厳しい復帰条件を受け入れると言った人たちだけを皇族に復帰させ、宮家を復活させる事になした。
国民を納得させるための条件はかなり厳しかった。
遺伝子検査を受けて、天皇家の男系男子血統である事を証明しなければならない。
しかも皇族復帰以前に生まれた男子に皇位継承権は与えられない。
もちろん皇族復帰した成人男性にも皇位継承権は与えられない。
あくまで皇族であるときに生まれた男子にだけ皇位継承権が与えられる。
だがら、皇族復帰後に生まれた弟には皇位継承権があり、皇族復帰前に生まれた兄に皇位継承権が与えられないケースもありえた。
だがそれくらい厳しくしなければ、多くの国民に納得してもらえない。
それは皇族に特別な感情を持っている嘉一でも理解していた事だ。
それでも、嘉一の考えに強い忌避感を持つ国民も多かった。
神罰仏罰を恐れながらも、日本の将来を憂いてデモを起こす者が少なからずいた。
『姥ヶ火』『河童』『大蛇』『付喪神と物の怪』による祟りを目の当たりにしているのに、それでも日本のために命懸けでデモを起こす強者がいる事に、嘉一は喜びで打ち震えていた。
そして嘉一の強権発動の影響で、連立政権から離反者が出ていた。
神仏が選んだ神仏習合党から離反者が出る事はなかったが、元政権第一党からは皇室典範の改正と、それに伴う日本国憲法第二条の改正に反対する者が出た。
そのため衆議院の議席の五分の四占有に後退してしまった。
だが嘉一はそれでいいと考えていた。
命を懸けても権力者に反対する者がいてこそ、日本の民主主義が健全でいられると考えていた。
そういう意味では、欽明天皇の皇后であった石姫皇女が神仏の中にいる、観音食堂の神仏が選んだ神仏習合党の代議士は、とても偏っていると思われた。
嘉一は日本人に民主主義を護る気概を与えるために、更に危機感を与える事にしたのだが、その前にやらなければいけない事ができてしまった。
「俺の復讐は何時果たさせてくれるのだ。
思想集団の教祖は殺させてくれたが、その息子と一族、側近達はまだ殺せていないのだぞ」
「命を懸けても殺したいと思うのなら、異国の神が支配している所に送ってやる。
だがそれでは、復讐を果たす前に異国の神に殺されてしまうぞ。
連中が逃げた国に対しては、クーデター未遂犯の引き渡しを要求している。
向こうの政府も本気で探してくれているようだが、逃げた国にも結構な数の信徒がいて、隠れ潜んでしまっているようだ。
彼らが逮捕されて引き渡されるのを待つのか、死を覚悟して異国に渡るのか、好きな方を選んでくれて構わない」
「……待つ、しかたないから待つ」
「そうか、では俺も大蛇が待つ時間を短くするために、日本の武力をもっと強くする努力をしよう」
だからできるだけ早く、衆議院の議席の三分の二を超え、連立を組んだ元政権第一党と併せれば七分の六もの議席を有している状態は、解消しなければいけない。
嘉一が行った選別に合格した優秀な代議士達が、それぞれの考えによって独自の党を作り、他の党と切磋琢磨して欲しいと考えていた。
党内に派閥を作って内部抗争をするような状態にはして欲しくなかった。
だが同時に、今だからこそできる事をやっておきたいとも考えていた。
元政権第一党の結党理念である、自主独立の理想を今のうちに成し遂げる。
占領国に押し付けられた、日本を牙を折り骨抜きにする憲法を改正する。
特に自衛権を放棄したような日本国憲法第九条を改正する。
本当の意味で自主独立が保てる自衛隊にするためには、根本となる憲法から改正しなければいけない。
しかし、自衛隊に力を持たせるのなら、絶対に直さなければいけない事がある。
旧軍のハンモックナンバーを引き摺るような因習は断固として排除する。
忌々しくはあるが、アメリカ軍のように、常に能力を再試験して、基準点を超える成績を上げた者を昇進させるのだ。
何時までも卒業時の筆記試験点数を最優先する愚かな考えを改めさせる。
そして何より、防衛大学校に蔓延る苛めの体質を根絶させる。
今どれほど地位が高くても、過去に虐めを行った者は懲戒処分の上で退職させる。
惻隠の情だと言って罪を隠蔽するような真似は絶対にさせない。
珍しく嘉一が強権を発動させたからだろう、党内に反対する者は現れず、日本国憲法第九条が改正され、自衛隊は完全に合法化された。
自衛隊を合法化させる憲法改正をする条件として、嘉一が自衛隊に突き付けた綱紀粛正は一部護られたが、中には将来有望な自衛官を過去の過ちで処罰するのは、自衛隊の防衛能力を低くするから従えないと隠蔽に動いた者が少なからずいた。
どうやら自衛隊幹部は嘉一を甘くいていたようだ。
現役将官や未来の将官候補生の罪は隠蔽されてしまった。
そのような事を許す嘉一ではないので、付喪神と物の怪達を放って処分させた。
最初に粛清対象者の罪状を証拠と共にSNS上に投稿し、隠蔽に加担した元自衛官や現役自衛官の名前と顔に住所まで晒した。
彼らは驚き慌てて自主退職しようとしたが、嘉一はそんな都合のいい事を許さず、付喪神と物の怪達を放った。
彼らは大蛇の時のように行方不明になる事なく、無残に惨殺された。
犯行は未だに潜伏する反日反政府主義者だと国民の大半が思っていた。
全ての日本人がテロリストの蛮行に恐怖した。
だが誰よりも恐怖したのは自衛官だった。
志のない自衛官の多くが依願退職をしたが、国防上急激な自衛官の不足は許容される事ではなく、予備役自衛官として拘束される事になった。
嘉一は国家公務員と地方公務員に、予備自衛官の訓練を受ける事と、非常時には後方勤務を行う事を憲法改正で強制化した。
嘉一が強権を発動した事で何とか日本の国防に穴が開く事だけは防がれた。
だが後方要員は確保できても、最前線で戦う勇士は確保できない。
その所為で海上自衛隊艦隊の定員充足率はとても低い。
これまでも艦隊を増強したくてもできないくらい少なった。
だが今では、現有する艦艇すら全て運用できない状況になってしまっていた。
だが自衛隊の悪しき因習が正された事で、これからは志の高い志願者が増え、いずれは艦隊を増強できるくらいに自衛官が増えると嘉一は考えていた。
次に嘉一が強権を発動したのは、皇室に関する事だった。
嘉一の大叔父は近衛騎兵で、皇室アルバムを正座して観る人だった。
嘉一の曾祖父は近衛兵で、台湾征伐で負傷した傷痍軍人だった。
その事を幼い頃か聞かされ影響を受けて育った嘉一には、女系天皇は絶対に許せない事だったのだ。
嘉一は憲法を改正して、占領国となったアメリカが皇族から平民に落とした、元宮家の人々を皇族復帰させた。
別に嫌がる人を無理矢理復帰させたわけではない。
事前に色々と交渉して、かなり厳しい復帰条件を受け入れると言った人たちだけを皇族に復帰させ、宮家を復活させる事になした。
国民を納得させるための条件はかなり厳しかった。
遺伝子検査を受けて、天皇家の男系男子血統である事を証明しなければならない。
しかも皇族復帰以前に生まれた男子に皇位継承権は与えられない。
もちろん皇族復帰した成人男性にも皇位継承権は与えられない。
あくまで皇族であるときに生まれた男子にだけ皇位継承権が与えられる。
だがら、皇族復帰後に生まれた弟には皇位継承権があり、皇族復帰前に生まれた兄に皇位継承権が与えられないケースもありえた。
だがそれくらい厳しくしなければ、多くの国民に納得してもらえない。
それは皇族に特別な感情を持っている嘉一でも理解していた事だ。
それでも、嘉一の考えに強い忌避感を持つ国民も多かった。
神罰仏罰を恐れながらも、日本の将来を憂いてデモを起こす者が少なからずいた。
『姥ヶ火』『河童』『大蛇』『付喪神と物の怪』による祟りを目の当たりにしているのに、それでも日本のために命懸けでデモを起こす強者がいる事に、嘉一は喜びで打ち震えていた。
そして嘉一の強権発動の影響で、連立政権から離反者が出ていた。
神仏が選んだ神仏習合党から離反者が出る事はなかったが、元政権第一党からは皇室典範の改正と、それに伴う日本国憲法第二条の改正に反対する者が出た。
そのため衆議院の議席の五分の四占有に後退してしまった。
だが嘉一はそれでいいと考えていた。
命を懸けても権力者に反対する者がいてこそ、日本の民主主義が健全でいられると考えていた。
そういう意味では、欽明天皇の皇后であった石姫皇女が神仏の中にいる、観音食堂の神仏が選んだ神仏習合党の代議士は、とても偏っていると思われた。
嘉一は日本人に民主主義を護る気概を与えるために、更に危機感を与える事にしたのだが、その前にやらなければいけない事ができてしまった。
「俺の復讐は何時果たさせてくれるのだ。
思想集団の教祖は殺させてくれたが、その息子と一族、側近達はまだ殺せていないのだぞ」
「命を懸けても殺したいと思うのなら、異国の神が支配している所に送ってやる。
だがそれでは、復讐を果たす前に異国の神に殺されてしまうぞ。
連中が逃げた国に対しては、クーデター未遂犯の引き渡しを要求している。
向こうの政府も本気で探してくれているようだが、逃げた国にも結構な数の信徒がいて、隠れ潜んでしまっているようだ。
彼らが逮捕されて引き渡されるのを待つのか、死を覚悟して異国に渡るのか、好きな方を選んでくれて構わない」
「……待つ、しかたないから待つ」
「そうか、では俺も大蛇が待つ時間を短くするために、日本の武力をもっと強くする努力をしよう」
0
お気に入りに追加
49
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(1件)
あなたにおすすめの小説
御大尽与力と稲荷神使
克全
キャラ文芸
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
七右衛門は日本一の商人の孫であったが、将来の事を心配した祖父に南町奉行所の与力株を買ってもらった。跡継ぎから外れた七右衛門であったが、祖父を日本一の商人にした稲荷神の神使は七右衛門について行き、数々の事件を解決するのであった。
カフェぱんどらの逝けない面々
来栖もよもよ&来栖もよりーぬ
キャラ文芸
奄美の霊媒師であるユタの血筋の小春。霊が見え、話も出来たりするのだが、周囲には胡散臭いと思われるのが嫌で言っていない。ごく普通に生きて行きたいし、母と結託して親族には素質がないアピールで一般企業への就職が叶うことになった。
大学の卒業を間近に控え、就職のため田舎から東京に越し、念願の都会での一人暮らしを始めた小春だが、昨今の不況で就職予定の会社があっさり倒産してしまう。大学時代のバイトの貯金で数カ月は食いつなげるものの、早急に別の就職先を探さなければ詰む。だが、不況は根深いのか別の理由なのか、新卒でも簡単には見つからない。
就活中のある日、コーヒーの香りに誘われて入ったカフェ。おっそろしく美形なオネエ言葉を話すオーナーがいる店の隅に、地縛霊がたむろしているのが見えた。目の保養と、疲れた体に美味しいコーヒーが飲めてリラックスさせて貰ったお礼に、ちょっとした親切心で「悪意はないので大丈夫だと思うが、店の中に霊が複数いるので一応除霊してもらった方がいいですよ」と帰り際に告げたら何故か捕獲され、バイトとして働いて欲しいと懇願される。正社員の仕事が決まるまで、と念押しして働くことになるのだが……。
ジバティーと呼んでくれと言う思ったより明るい地縛霊たちと、彼らが度々店に連れ込む他の霊が巻き起こす騒動に、虎雄と小春もいつしか巻き込まれる羽目になる。ほんのりラブコメ、たまにシリアス。
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
下っ端妃は逃げ出したい
都茉莉
キャラ文芸
新皇帝の即位、それは妃狩りの始まりーー
庶民がそれを逃れるすべなど、さっさと結婚してしまう以外なく、出遅れた少女は後宮で下っ端妃として過ごすことになる。
そんな鈍臭い妃の一人たる私は、偶然後宮から逃げ出す手がかりを発見する。その手がかりは府庫にあるらしいと知って、調べること数日。脱走用と思われる地図を発見した。
しかし、気が緩んだのか、年下の少女に見つかってしまう。そして、少女を見張るために共に過ごすことになったのだが、この少女、何か隠し事があるようで……
妖の木漏れ日カフェ
みー
キャラ文芸
ある時、ふと井戸の中を覗いたら吸い込まれてついた先は妖の街。
そこで、カフェを営む妖にお世話になることに。
そこで過ごしていると耳に入ってくるこの街と人間に関する噂。
自分がいると街が滅びてしまう……?
人生を共にしてほしい、そう言った最愛の人は不倫をしました。
松茸
恋愛
どうか僕と人生を共にしてほしい。
そう言われてのぼせ上った私は、侯爵令息の彼との結婚に踏み切る。
しかし結婚して一年、彼は私を愛さず、別の女性と不倫をした。
大神様のお気に入り
茶柱まちこ
キャラ文芸
【現在休載中……】
雪深い農村で育った少女・すずは、赤子のころにかけられた呪いによって盲目となり、姉や村人たちに虐いたげられる日々を送っていた。
ある日、すずは村人たちに騙されて生贄にされ、雪山の神社に閉じ込められてしまう。失意の中、絶命寸前の彼女を救ったのは、狼と人間を掛け合わせたような姿の男──村人たちが崇める守護神・大神だった。
呪いを解く代わりに大神のもとで働くことになったすずは、大神やあやかしたちの優しさに触れ、幸せを知っていく──。
神様と盲目少女が紡ぐ、和風恋愛幻想譚
ニンジャマスター・ダイヤ
竹井ゴールド
キャラ文芸
沖縄県の手塚島で育った母子家庭の手塚大也は実母の死によって、東京の遠縁の大鳥家に引き取られる事となった。
大鳥家は大鳥コンツェルンの創業一族で、裏では日本を陰から守る政府機関・大鳥忍軍を率いる忍者一族だった。
沖縄県の手塚島で忍者の修行をして育った大也は東京に出て、忍者の争いに否応なく巻き込まれるのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
キャラ文芸大賞頑張ってください!
応援してます
ありがとうございます。