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第1章
第58話:セント・エンシェント・ドラゴン
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「そろそろ大丈夫じゃないか?」
ライアンがエマとアイリス、カインとアベル、村長のガブリエルに確認する。
加護を突き返して魔術のレベル上げを始めて百日経っていた。
命懸けの激烈なレベル上げを繰り返し行い、とんでもなく強くなっていた。
四人揃ったら、悪神ロキが相手でも勝てると思っているライアンだった。
「私も十分レベルが上がったと思うわ」
エマも自信をもって答える。
エマも四人一緒なら悪神ロキや治癒神エイルにも勝てると思っている。
「「行こうぜ!」」
カインとアベルも自信満々の表情で答える。
二人も四人の完全同調魔術を使えばセント・エンシェント・ドラゴンに勝てると思っているから、これ以上のレベル上げは必要ないと思っていた。
「私のために無理をして欲しくはありません。
ですが、貴方たちならセント・エンシェント・ドラゴンが相手でも大丈夫だと、心から思っています。
ただし、行くのなら私も一緒に行きます、そうでなければ許可しません」
子供がどれほど強くなろうと母心は変わらない。
身を挺して子供を守ろうとする母心は変わらない。
セント・エンシェント・ドラゴンが予想以上に強かったら、盾になる気だ。
「どれほど実力が有ろうと、愛する娘をセント・エンシェント・ドラゴンに対峙させたいとは思わないが、どうしても行くと言うのなら、アイリスと一緒だ。
本当は私も一緒に行きたいが、万が一のことを考えれば、子供たちを親なしにできない、どちらかが残らないといけない」
父としては娘を守るために同行したい。
愛する妻、アイリスを残して自分が同行したい。
だが、一族の悲願が同行する事を許さない。
「エマとアイリス様のことはお任せください」
まだ成人を迎えていないライアンだが、一連の戦いで一気に大人になった。
それはエマとカインとアベルも一緒で、もう子供とは言えない面構えだった。
その四人にアイリスを加えた五人でセント・エンシェント・ドラゴンに会う為に大魔境の奥に向かった。
「俺たちは怪しい者じゃない、話し合いに来ただけだ、セント・エンシェント・ドラゴンの所に案内してくれ」
ライアンは襲って来たヤング・ピュブレド・ドラゴンを生け捕りにして言った。
いきなり襲われたのに殺さなかったのは、でいる事ならセント・エンシェント・ドラゴンと戦いたくなかったからだ。
悪神ロキには村長の奥さんが呪いをかけられた。
更に眷属まで送られて激しい殺し合いになった。
軍神テュールと治癒神エイルにはケンカを売ったから、逆恨みされて何時襲われるか分からない。
この状態で神々を滅ぼせるセント・エンシェント・ドラゴンとまで敵対したくないと思っていたのだ。
「何が欲しいのだ、条件を言ってみろ」
問答無用で襲ってくるヤング・ピュブレド・ドラゴンからエルダー・ピュブレド・ドラゴンまで七体を生け捕りにしたら、ようやくセント・エンシェント・ドラゴンが現れて言った。
「脅かす気などなかった、貴方と話し合いたかっただけだ。
問答無用で襲って来たから生け捕りにしただけだ。
だがこうなったからには、生け捕りにしたピュブレド・ドラゴンを人質にさせてもらって、有利な交渉をさせてもらう。
こいつらを生きて返して欲しかったら、貴方の血と鱗と爪をよこせ。
生え変わるのなら牙も欲しい」
「悪用するなら同族を見殺しにしても応じないが、どうやら悪神ロキの呪いを解くために必要なようだな。
どうしても必要なのは血と鱗だろう?
鱗は自然に剝がれた分があるから、あるだけくれてやる。
爪も血が出ない程度に切り落としてくれてやる。
血は呪いを解くのに必要な最低限の量をくれてやる。
牙は生え変わるが、抜くと痛いから拒否する」
「呪いを解くのに必要な最低限の血の量はどうやって決める?」
「この場で呪いを解けばいい。
この場でやれば失敗してもやり直せる。
我としても何度も来られるのは嫌だから、ここで解呪薬を作ってやる。
我が作れば最低限の量で完璧な解呪薬ができる」
「そうしてくれると助かるが、七度も襲われたのだ、襲って来たピュブレド・ドラゴンに罰を与えたいし、少しは良い思いをさせてもらいたい」
「どのような罰を与えると言うのだ?!」
「鱗は自然にはがれると言ったな?
爪も血が出ない所までなら切れると言ったな?
襲って来た七体の鱗と爪を要求する」
「その程度なら罰にもならない、好きにするが良い。
いや、逆らってまた負けたら恥の上塗りになる。
我が命じる、切った爪と巣にある鱗を全て人間に渡せ!」
「「「「「……はい……」」」」」
純血種竜族の鱗なら、飛行中にはがれた物が人間界にもたらされる事が、百年に一度くらいはある。
だが飛行中に落ちる事のない爪は、これまで人が手に入れた事はない。
もしオークションに出品されるような事があれば、耳かきで測るくらい少量でも、大国の国家予算に匹敵する金額で落札されるかもしれない。
いや、小さな鱗一枚でも、大国の国家予算に匹敵する金額で落札されるかもしれないくらい、貴重で高価なモノだった。
「その条件で良い、まずは悪神ロキの呪いを解く薬をくれ」
「任せろ、その程度の薬、あっという間に作れる」
セント・エンシェント・ドラゴンはそう言うと瞬く間に薬を作った。
呪文を唱える事もなければ、鱗をはがす事も血を出す事もなく、アイリスの目の前に薬らしきものを出現させた。
「これを飲めば悪神ロキの呪いは解ける」
「分かりました、貴方を信じて飲みます」
アイリスはそう言うと躊躇せずに薬を飲んだ。
飲んだとたん、アイリスの身体が神々しい光に包まれた。
★★★★★★
第17回ファンタジー小説大賞用の小説を7作投稿しました。
「転生 上杉謙信の弟 兄に殺されたくないので全力を尽くします!」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/672198375/38830069
「転生 前田慶次:養父を隠居させた信長を見返して、利家を家臣にしてやる!」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/672198375/571853344
「婚約破棄追追放 神与スキルが謎のブリーダーだったので、王女から婚約破棄され公爵家から追放されました」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/672198375/901900579
「死にたくない、若返りたい、人生やり直したい、還暦親父の異世界チート無双冒険譚」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/672198375/384875082
「カラスに襲われているトカゲを助けたらドラゴンだった」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/672198375/566870722
「来訪神に転生させてもらえました。石長姫には不老長寿、宇迦之御魂神には豊穣を授かりました。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/672198375/9841109
「ざまあ無双、アラカン親爺、母親を助けたくてダンジョンに潜るが、聖女系人気配信者を助けて現世で人生やり直し」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/672198375/270870896
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ライアンがエマとアイリス、カインとアベル、村長のガブリエルに確認する。
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エマも四人一緒なら悪神ロキや治癒神エイルにも勝てると思っている。
「「行こうぜ!」」
カインとアベルも自信満々の表情で答える。
二人も四人の完全同調魔術を使えばセント・エンシェント・ドラゴンに勝てると思っているから、これ以上のレベル上げは必要ないと思っていた。
「私のために無理をして欲しくはありません。
ですが、貴方たちならセント・エンシェント・ドラゴンが相手でも大丈夫だと、心から思っています。
ただし、行くのなら私も一緒に行きます、そうでなければ許可しません」
子供がどれほど強くなろうと母心は変わらない。
身を挺して子供を守ろうとする母心は変わらない。
セント・エンシェント・ドラゴンが予想以上に強かったら、盾になる気だ。
「どれほど実力が有ろうと、愛する娘をセント・エンシェント・ドラゴンに対峙させたいとは思わないが、どうしても行くと言うのなら、アイリスと一緒だ。
本当は私も一緒に行きたいが、万が一のことを考えれば、子供たちを親なしにできない、どちらかが残らないといけない」
父としては娘を守るために同行したい。
愛する妻、アイリスを残して自分が同行したい。
だが、一族の悲願が同行する事を許さない。
「エマとアイリス様のことはお任せください」
まだ成人を迎えていないライアンだが、一連の戦いで一気に大人になった。
それはエマとカインとアベルも一緒で、もう子供とは言えない面構えだった。
その四人にアイリスを加えた五人でセント・エンシェント・ドラゴンに会う為に大魔境の奥に向かった。
「俺たちは怪しい者じゃない、話し合いに来ただけだ、セント・エンシェント・ドラゴンの所に案内してくれ」
ライアンは襲って来たヤング・ピュブレド・ドラゴンを生け捕りにして言った。
いきなり襲われたのに殺さなかったのは、でいる事ならセント・エンシェント・ドラゴンと戦いたくなかったからだ。
悪神ロキには村長の奥さんが呪いをかけられた。
更に眷属まで送られて激しい殺し合いになった。
軍神テュールと治癒神エイルにはケンカを売ったから、逆恨みされて何時襲われるか分からない。
この状態で神々を滅ぼせるセント・エンシェント・ドラゴンとまで敵対したくないと思っていたのだ。
「何が欲しいのだ、条件を言ってみろ」
問答無用で襲ってくるヤング・ピュブレド・ドラゴンからエルダー・ピュブレド・ドラゴンまで七体を生け捕りにしたら、ようやくセント・エンシェント・ドラゴンが現れて言った。
「脅かす気などなかった、貴方と話し合いたかっただけだ。
問答無用で襲って来たから生け捕りにしただけだ。
だがこうなったからには、生け捕りにしたピュブレド・ドラゴンを人質にさせてもらって、有利な交渉をさせてもらう。
こいつらを生きて返して欲しかったら、貴方の血と鱗と爪をよこせ。
生え変わるのなら牙も欲しい」
「悪用するなら同族を見殺しにしても応じないが、どうやら悪神ロキの呪いを解くために必要なようだな。
どうしても必要なのは血と鱗だろう?
鱗は自然に剝がれた分があるから、あるだけくれてやる。
爪も血が出ない程度に切り落としてくれてやる。
血は呪いを解くのに必要な最低限の量をくれてやる。
牙は生え変わるが、抜くと痛いから拒否する」
「呪いを解くのに必要な最低限の血の量はどうやって決める?」
「この場で呪いを解けばいい。
この場でやれば失敗してもやり直せる。
我としても何度も来られるのは嫌だから、ここで解呪薬を作ってやる。
我が作れば最低限の量で完璧な解呪薬ができる」
「そうしてくれると助かるが、七度も襲われたのだ、襲って来たピュブレド・ドラゴンに罰を与えたいし、少しは良い思いをさせてもらいたい」
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爪も血が出ない所までなら切れると言ったな?
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「その程度なら罰にもならない、好きにするが良い。
いや、逆らってまた負けたら恥の上塗りになる。
我が命じる、切った爪と巣にある鱗を全て人間に渡せ!」
「「「「「……はい……」」」」」
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だが飛行中に落ちる事のない爪は、これまで人が手に入れた事はない。
もしオークションに出品されるような事があれば、耳かきで測るくらい少量でも、大国の国家予算に匹敵する金額で落札されるかもしれない。
いや、小さな鱗一枚でも、大国の国家予算に匹敵する金額で落札されるかもしれないくらい、貴重で高価なモノだった。
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「これを飲めば悪神ロキの呪いは解ける」
「分かりました、貴方を信じて飲みます」
アイリスはそう言うと躊躇せずに薬を飲んだ。
飲んだとたん、アイリスの身体が神々しい光に包まれた。
★★★★★★
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