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第1章
第41話:死戦
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「セーレ!」
「ホーリー・ピュアリフィケイション」
「「エクスプロージョン」」
ライアンは転送精霊セーレに鋼鉄製の長剣を取り寄せてもらった。
身体強化の加護と重ね掛けした身体強化魔術で桁外れになった身体能力を最大限活用して、剣技を極めた辺境伯家騎士団副騎士団長の大剣を受け躱し反撃を放った。
エマが放ったホーリー・ピュアリフィケイションは、またしても元副騎士団長のスペシャル・グレイド・ヴァンパイアに避けられてしまった。
カインとアベルが放った完全同調エクスプロージョンは一体のインターミーディア・ヴァンパイアと七体のレッサー・ヴァンパイアを滅ぼした。
レッサー・ヴァンパイアを滅ぼしているのは四人だけではない。
六人の精霊と六頭の猟犬見習たちもレッサー・ヴァンパイアを滅ぼしていた。
四人の攻撃に気をとられているレッサー・ヴァンパイアを奇襲して滅ぼしていた。
一体のレッサー・ヴァンパイアを単独で滅ぼした精霊と猟犬見習たちは、一気にレベルが上がった。
元々亜竜ダンジョンでレベルが上がっていたが、それは四人のおこぼれで上がったレベルでしかなかったが、今度は自分の力だけで上げた正真正銘のレベルだった。
「なんなんだよ、強すぎるぞ?!」
「ホーリー・ピュアリフィケイション」
「プロウジェニタ・ヴァンパイアはまだ生きているぞ、ピュアリフィケイション」
「レベルが上がっていない、どこかで生きている、ピュアリフィケイション」
ライアンは加護と身体強化魔術の重ね掛けで元副騎士団長のスペシャル・グレイド・ヴァンパイアよりも身体能力が上になっている。
それなのに止めの一撃を届かせる事ができず、再生を止められないでいた。
エマのホーリー・ピュアリフィケイションも避けられてしまう。
このままでは強敵を完全復活させてしまうと危機感を持っていた。
そこにカインとアベルの警告が届いた。
滅ぼしたと思っていたプロウジェニタ・ヴァンパイアが生きていると言うのだ。
倒せていれば上がるはずのレベルが上がっていないと言うのだ。
警告をしながらも攻撃の手を緩めないカインとアベルだった。
ハイア・ヴァンパイアを滅ぼしても上がらない自分たちのレベルの高さを信じて、治癒魔術でインターミーディア・ヴァンパイアを滅ぼそうとして、成功した。
「エマ、セーレ!」
「まかせて、ホーリー・ヒール、ホーリー・ヒール、ホーリー・ヒール……」
「ピュアリフィケイション」
「ピュアリフィケイション」
正規の剣術を学んでいないライアンは身体能力まかせの戦い方だった。
技術で元副騎士団長の防御を破る事などできない。
だがその分、卑怯などという騎士道精神もなかった。
セーレに取り寄せてもらった鋼鉄製の長剣を右手に持って元副騎士団長を牽制しつつ、セーレに取り寄せてもらった銀製の手裏剣を左手で立て続けに放つ。
エマは浄化の威力は劣るが連発できるホーリー・ヒールを放ち続ける。
カインとアベルは、プロウジェニタ・ヴァンパイアが復活する前に敵の数を減らすべくピュアリフィケイションを放ち続けた。
完全同調エクスプロージョンを止めたのは魔力が無くなったからではない。
レッサー・ヴァンパイアが相手なら有利に戦えるようになった、精霊と猟犬見習たちを味方撃ちしないためだ。
「ギャアアアアア」
「エマ!」
「まかせて、ホーリー・ピュアリフィケイション」
「ピュアリフィケイション」
「ピュアリフィケイション」
ライアンの放つ銀手裏剣とエマの放つホーリー・ヒールを完全に避けられなかった元副騎士団長は、被弾して動きが遅くなったところを心臓を貫かれた。
その状態でエマのホーリー・ピュアリフィケイションに捕らえられてしまった。
カインとアベルはエマとライアンに強敵を任せてザコ狩りをした。
四人から見ればレッサー・ヴァンパイアなどザコでしかないが、普通に人間には災害としか言いようがない存在だ。
何として今ここで全ての眷属を滅ぼさなければいけないと強く思っていた。
その為に全身全霊を込めた戦いを繰り広げていた。
精霊と猟犬見習たちもヴァンパイア・ハンター顔負けの戦果を挙げていた。
一対一ならもうレッサー・ヴァンパイアに負けるような事はなかった。
それどころか、インターミーディア・ヴァンパイアも滅ぼせた。
「ありがとう、お陰で人を殺すことなく滅びる事ができる」
「あんた?!」
「ホーリー・ピュアリフィケイション」
「ピュアリフィケイション」
「ピュアリフィケイション」
ライアンの長剣で心臓を貫かれた状態でエマのホーリー・ピュアリフィケイションを受けた元副騎士団長は、感謝の言葉を口にした。
悪神ロキの眷属にされても、高潔な魂は滅んでいなかったのだ。
その状態でエマのホーリー・ピュアリフィケイションが再び放たれたのだ。
元副騎士団長は笑みを浮かべて死んでいった。
「カイン、アベル、他のヴァンパイアは任せた。
軍神テュール、プロウジェニタ・ヴァンパイアはどこにいる、教えろ!
エマ、治癒神エイルにプロウジェニタ・ヴァンパイアの居場所を聞け。
ディース、プロウジェニタ・ヴァンパイアの居場所を見てくれ!」
「ダメ、教えてくれないわ!」
「ピュアリフィケイション」
「ピュアリフィケイション」
カインとアベルは少しでも早く残っているヴァンパイアを滅ぼそうとした。
「待って、可能性が多過ぎて直ぐには見つからないわ」
ディースは詳しく言わなくても素早く覗ける可能性を見てくれているが、分岐が多過ぎるようだった。
「くそったれが、先ずは目の前にいるヴァンパイアを滅ぼす!」
「分かったわ、ホーリー・ピュアリフィケイション」
「ピュアリフィケイション」
「ピュアリフィケイション」
「全滅させたら辺りかまわず手当たり次第に浄化魔術を放て、当たれば姿を現す」
「分かったわ」
「「おう!」」
「ホーリー・ピュアリフィケイション」
「「エクスプロージョン」」
ライアンは転送精霊セーレに鋼鉄製の長剣を取り寄せてもらった。
身体強化の加護と重ね掛けした身体強化魔術で桁外れになった身体能力を最大限活用して、剣技を極めた辺境伯家騎士団副騎士団長の大剣を受け躱し反撃を放った。
エマが放ったホーリー・ピュアリフィケイションは、またしても元副騎士団長のスペシャル・グレイド・ヴァンパイアに避けられてしまった。
カインとアベルが放った完全同調エクスプロージョンは一体のインターミーディア・ヴァンパイアと七体のレッサー・ヴァンパイアを滅ぼした。
レッサー・ヴァンパイアを滅ぼしているのは四人だけではない。
六人の精霊と六頭の猟犬見習たちもレッサー・ヴァンパイアを滅ぼしていた。
四人の攻撃に気をとられているレッサー・ヴァンパイアを奇襲して滅ぼしていた。
一体のレッサー・ヴァンパイアを単独で滅ぼした精霊と猟犬見習たちは、一気にレベルが上がった。
元々亜竜ダンジョンでレベルが上がっていたが、それは四人のおこぼれで上がったレベルでしかなかったが、今度は自分の力だけで上げた正真正銘のレベルだった。
「なんなんだよ、強すぎるぞ?!」
「ホーリー・ピュアリフィケイション」
「プロウジェニタ・ヴァンパイアはまだ生きているぞ、ピュアリフィケイション」
「レベルが上がっていない、どこかで生きている、ピュアリフィケイション」
ライアンは加護と身体強化魔術の重ね掛けで元副騎士団長のスペシャル・グレイド・ヴァンパイアよりも身体能力が上になっている。
それなのに止めの一撃を届かせる事ができず、再生を止められないでいた。
エマのホーリー・ピュアリフィケイションも避けられてしまう。
このままでは強敵を完全復活させてしまうと危機感を持っていた。
そこにカインとアベルの警告が届いた。
滅ぼしたと思っていたプロウジェニタ・ヴァンパイアが生きていると言うのだ。
倒せていれば上がるはずのレベルが上がっていないと言うのだ。
警告をしながらも攻撃の手を緩めないカインとアベルだった。
ハイア・ヴァンパイアを滅ぼしても上がらない自分たちのレベルの高さを信じて、治癒魔術でインターミーディア・ヴァンパイアを滅ぼそうとして、成功した。
「エマ、セーレ!」
「まかせて、ホーリー・ヒール、ホーリー・ヒール、ホーリー・ヒール……」
「ピュアリフィケイション」
「ピュアリフィケイション」
正規の剣術を学んでいないライアンは身体能力まかせの戦い方だった。
技術で元副騎士団長の防御を破る事などできない。
だがその分、卑怯などという騎士道精神もなかった。
セーレに取り寄せてもらった鋼鉄製の長剣を右手に持って元副騎士団長を牽制しつつ、セーレに取り寄せてもらった銀製の手裏剣を左手で立て続けに放つ。
エマは浄化の威力は劣るが連発できるホーリー・ヒールを放ち続ける。
カインとアベルは、プロウジェニタ・ヴァンパイアが復活する前に敵の数を減らすべくピュアリフィケイションを放ち続けた。
完全同調エクスプロージョンを止めたのは魔力が無くなったからではない。
レッサー・ヴァンパイアが相手なら有利に戦えるようになった、精霊と猟犬見習たちを味方撃ちしないためだ。
「ギャアアアアア」
「エマ!」
「まかせて、ホーリー・ピュアリフィケイション」
「ピュアリフィケイション」
「ピュアリフィケイション」
ライアンの放つ銀手裏剣とエマの放つホーリー・ヒールを完全に避けられなかった元副騎士団長は、被弾して動きが遅くなったところを心臓を貫かれた。
その状態でエマのホーリー・ピュアリフィケイションに捕らえられてしまった。
カインとアベルはエマとライアンに強敵を任せてザコ狩りをした。
四人から見ればレッサー・ヴァンパイアなどザコでしかないが、普通に人間には災害としか言いようがない存在だ。
何として今ここで全ての眷属を滅ぼさなければいけないと強く思っていた。
その為に全身全霊を込めた戦いを繰り広げていた。
精霊と猟犬見習たちもヴァンパイア・ハンター顔負けの戦果を挙げていた。
一対一ならもうレッサー・ヴァンパイアに負けるような事はなかった。
それどころか、インターミーディア・ヴァンパイアも滅ぼせた。
「ありがとう、お陰で人を殺すことなく滅びる事ができる」
「あんた?!」
「ホーリー・ピュアリフィケイション」
「ピュアリフィケイション」
「ピュアリフィケイション」
ライアンの長剣で心臓を貫かれた状態でエマのホーリー・ピュアリフィケイションを受けた元副騎士団長は、感謝の言葉を口にした。
悪神ロキの眷属にされても、高潔な魂は滅んでいなかったのだ。
その状態でエマのホーリー・ピュアリフィケイションが再び放たれたのだ。
元副騎士団長は笑みを浮かべて死んでいった。
「カイン、アベル、他のヴァンパイアは任せた。
軍神テュール、プロウジェニタ・ヴァンパイアはどこにいる、教えろ!
エマ、治癒神エイルにプロウジェニタ・ヴァンパイアの居場所を聞け。
ディース、プロウジェニタ・ヴァンパイアの居場所を見てくれ!」
「ダメ、教えてくれないわ!」
「ピュアリフィケイション」
「ピュアリフィケイション」
カインとアベルは少しでも早く残っているヴァンパイアを滅ぼそうとした。
「待って、可能性が多過ぎて直ぐには見つからないわ」
ディースは詳しく言わなくても素早く覗ける可能性を見てくれているが、分岐が多過ぎるようだった。
「くそったれが、先ずは目の前にいるヴァンパイアを滅ぼす!」
「分かったわ、ホーリー・ピュアリフィケイション」
「ピュアリフィケイション」
「ピュアリフィケイション」
「全滅させたら辺りかまわず手当たり次第に浄化魔術を放て、当たれば姿を現す」
「分かったわ」
「「おう!」」
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