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第1章
第32話:閑話・スペシャル・グレイド・ヴァンパイア
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「今から街に行くのは危険過ぎる、領都に戻ろう」
歴戦の辺境伯家騎士団副団長は慎重だった。
全住民が眷属化されている街に、たった九騎で向かうほど愚かではなかった。
二百人を超える街の住民全員を眷属ができるヴァンパイアは、レッサー・ヴァンパイアやインターミーディア・ヴァンパイアではないと判断した。
リーダー・オークを使役している事から、スペシャル・グレイド・ヴァンパイア以上の強敵だとも判断していた。
ヴァンパイアに特化した武器、聖銀製の武器があれば別だが、普通の武器しか持たない状況では、ゾンビやレンブラントを斃すには技量が必要になる。
正確に心臓を貫くか首を刎ねるしかないという、制限を付けられた状況で九対二百以上で戦わなければいけない。
それもスペシャル・グレイド・ヴァンパイア以上が敵に加わった状態で、戦いが夜間に及ぶかもしれない時間から討伐を始めるのは危険過ぎると判断した。
副騎士団長は急いで領都に向かったが、残念ながら時間を使い過ぎていた。
オークとコボルトを殲滅するのに時間を使い過ぎてしまっていた。
領都の城門を前にして、遂に陽が完全に暮れてしまったのだ。
「お待ちなさい、私の手下を殺しておいて、生きて帰れると思っているのですか?」
副騎士団長の前に圧倒的な強者の気配を纏った敵が現れた。
リーダー・オークが従っているのを見て、敵のヴァンパイアが唯者でないのは分かっていたが、それにしても存在感が桁外れだった。
「お前が街や村を襲ったのか?」
「くっ、くっ、くっ、くっ、くっ」
「何がおかしい?」
「高貴な私が下賤な人間を襲う訳がないでしょう。
並の人間が高貴な私に血を吸われたら、ゾンビにもなれずに消え去ります」
「灰になったから住民が消えたのではないのか?」
「下賤な人間は、配下のレッサー・ヴァンパイアに血を吸わせました。
レッサー・ヴァンパイアの弱い血なら、下賤な人間を消さずにゾンビやレンブラントにできますからね」
「おのれ、ゾンビやレンブラントを増やして何をする気だ?」
「何もしませんよ、目障りな人間を滅ぼす駒にするだけです」
「駒だと、人間を何だと思っている?」
「生きていても何の役にもたたない、下等生物だと思っていますよ。
ああ、ですが極稀にですが、眷属になれる者がいますから、全て滅ぼさずに適当に生かさなければいけませんね。
……お前なら、インターミーディア・ヴァンパイアくらいには成れるかもしれませんので、引き裂かずに血を吸ってあげましょう。
側にいる人間たちも、レッサー・ヴァンパイアくらいには成れるでしょう」
敵の大将、スペシャル・グレイド・ヴァンパイアがそう言うと、周囲の闇から百を超えるヴァンパイアが現れた。
大半はレッサー・ヴァンパイアだが、七体のインターミーディア・ヴァンパイアと二体のハイア・ヴァンパイアが含まれていた。
「急げ、もっとヴァンパイアヴァン除けの香を焚け。
明日になったら領民全員で香の材料を集めろ。
辺境伯閣下に全て伝えろ」
副騎士団長が城門を守る騎士や兵士に命じた。
自分では勝てないと判断して、今後の方針を伝えたのだ。
「こんな辺境の民に興味などありませんよ。
手駒が必要だから襲っただけで、貴方をヴァンパイアにできれば、これ以上下賤な血を飲む気はありません。
だから大人しく私の眷属になりなさい」
「黙れ、人を襲う道具にされると分かっていて、言う通りにする私ではない。
お前のような化け物の眷属にされるくらいなら、自害する」
「くっ、くっ、くっ、くっ、くっ。
私の魔眼から逃れられるとでも思っているのですか、愚か者!」
余裕の態度で副騎士団長と話していたスペシャル・グレイド・ヴァンパイアが、ついに得意の魔眼を使った。
自害させる事なく副騎士団長を眷属に加えようとした。
「ナイト・チャージ!」
「「「「「おう!」」」」」
副騎士団長はこの時を待っていたのだ。
攻撃をしようとした瞬間に隙が生まれるのは、人もヴァンパイアも同じだ。
スペシャル・グレイド・ヴァンパイアが魔眼を使おうとした瞬間、ヴァンパイア・ハンターの遺品である聖銀製の剣を全力で投げた。
投げただけでなく、同時に全力で騎士突撃を行ったのだ。
副騎士団長が全身全霊を込めて投げた聖銀剣は見事にスペシャル・グレイド・ヴァンパイアの心臓を貫いた。
レッサー・ヴァンパイアやインターミーディア・ヴァンパイアなら、この攻撃だけで即死させられた。
ハイア・ヴァンパイアでも身動きできないくらいの重態にできた。
だがスペシャル・グレイド・ヴァンパイアが相手だと、重傷どまりだった。
緩慢な動きだが、自らの手で聖銀製の剣を心臓から引き抜こうとしていた。
「「「「「おのれ!」」」」」
周囲で余裕の態度をとっていたヴァンパイアたちが、余りにも予想外の出来事に驚き、次いで激怒した。
二体のハイア・ヴァンパイアを先頭に一斉に襲い掛かった。
百を越えるヴァンパイアたちに襲われては、副騎士団長と子飼いの騎士たちでもどうにもならない。
軍馬の傷つけられた事で騎士突撃の脚を止められ、スペシャル・グレイド・ヴァンパイアの止めを刺す事ができず、その場で戦うしかなかった。
軍馬、子飼いの騎士たちから順に切り刻まれ、絶命して行った。
それでも、多数の敵に包囲攻撃されながら、全員が最低でも一体のレッサー・ヴァンパイアの首を刎ねて道連れにしていた。
副騎士団長に至っては、鍛え上げられた鋼鉄剣とはいえ、聖なる効果が付与されていない剣を振るって、九体のレッサー・ヴァンパイアを屠った。
だが、背後から襲って来たハイア・ヴァンパイアの爪に心臓を貫かれてしまった。
歴戦の辺境伯家騎士団副団長は慎重だった。
全住民が眷属化されている街に、たった九騎で向かうほど愚かではなかった。
二百人を超える街の住民全員を眷属ができるヴァンパイアは、レッサー・ヴァンパイアやインターミーディア・ヴァンパイアではないと判断した。
リーダー・オークを使役している事から、スペシャル・グレイド・ヴァンパイア以上の強敵だとも判断していた。
ヴァンパイアに特化した武器、聖銀製の武器があれば別だが、普通の武器しか持たない状況では、ゾンビやレンブラントを斃すには技量が必要になる。
正確に心臓を貫くか首を刎ねるしかないという、制限を付けられた状況で九対二百以上で戦わなければいけない。
それもスペシャル・グレイド・ヴァンパイア以上が敵に加わった状態で、戦いが夜間に及ぶかもしれない時間から討伐を始めるのは危険過ぎると判断した。
副騎士団長は急いで領都に向かったが、残念ながら時間を使い過ぎていた。
オークとコボルトを殲滅するのに時間を使い過ぎてしまっていた。
領都の城門を前にして、遂に陽が完全に暮れてしまったのだ。
「お待ちなさい、私の手下を殺しておいて、生きて帰れると思っているのですか?」
副騎士団長の前に圧倒的な強者の気配を纏った敵が現れた。
リーダー・オークが従っているのを見て、敵のヴァンパイアが唯者でないのは分かっていたが、それにしても存在感が桁外れだった。
「お前が街や村を襲ったのか?」
「くっ、くっ、くっ、くっ、くっ」
「何がおかしい?」
「高貴な私が下賤な人間を襲う訳がないでしょう。
並の人間が高貴な私に血を吸われたら、ゾンビにもなれずに消え去ります」
「灰になったから住民が消えたのではないのか?」
「下賤な人間は、配下のレッサー・ヴァンパイアに血を吸わせました。
レッサー・ヴァンパイアの弱い血なら、下賤な人間を消さずにゾンビやレンブラントにできますからね」
「おのれ、ゾンビやレンブラントを増やして何をする気だ?」
「何もしませんよ、目障りな人間を滅ぼす駒にするだけです」
「駒だと、人間を何だと思っている?」
「生きていても何の役にもたたない、下等生物だと思っていますよ。
ああ、ですが極稀にですが、眷属になれる者がいますから、全て滅ぼさずに適当に生かさなければいけませんね。
……お前なら、インターミーディア・ヴァンパイアくらいには成れるかもしれませんので、引き裂かずに血を吸ってあげましょう。
側にいる人間たちも、レッサー・ヴァンパイアくらいには成れるでしょう」
敵の大将、スペシャル・グレイド・ヴァンパイアがそう言うと、周囲の闇から百を超えるヴァンパイアが現れた。
大半はレッサー・ヴァンパイアだが、七体のインターミーディア・ヴァンパイアと二体のハイア・ヴァンパイアが含まれていた。
「急げ、もっとヴァンパイアヴァン除けの香を焚け。
明日になったら領民全員で香の材料を集めろ。
辺境伯閣下に全て伝えろ」
副騎士団長が城門を守る騎士や兵士に命じた。
自分では勝てないと判断して、今後の方針を伝えたのだ。
「こんな辺境の民に興味などありませんよ。
手駒が必要だから襲っただけで、貴方をヴァンパイアにできれば、これ以上下賤な血を飲む気はありません。
だから大人しく私の眷属になりなさい」
「黙れ、人を襲う道具にされると分かっていて、言う通りにする私ではない。
お前のような化け物の眷属にされるくらいなら、自害する」
「くっ、くっ、くっ、くっ、くっ。
私の魔眼から逃れられるとでも思っているのですか、愚か者!」
余裕の態度で副騎士団長と話していたスペシャル・グレイド・ヴァンパイアが、ついに得意の魔眼を使った。
自害させる事なく副騎士団長を眷属に加えようとした。
「ナイト・チャージ!」
「「「「「おう!」」」」」
副騎士団長はこの時を待っていたのだ。
攻撃をしようとした瞬間に隙が生まれるのは、人もヴァンパイアも同じだ。
スペシャル・グレイド・ヴァンパイアが魔眼を使おうとした瞬間、ヴァンパイア・ハンターの遺品である聖銀製の剣を全力で投げた。
投げただけでなく、同時に全力で騎士突撃を行ったのだ。
副騎士団長が全身全霊を込めて投げた聖銀剣は見事にスペシャル・グレイド・ヴァンパイアの心臓を貫いた。
レッサー・ヴァンパイアやインターミーディア・ヴァンパイアなら、この攻撃だけで即死させられた。
ハイア・ヴァンパイアでも身動きできないくらいの重態にできた。
だがスペシャル・グレイド・ヴァンパイアが相手だと、重傷どまりだった。
緩慢な動きだが、自らの手で聖銀製の剣を心臓から引き抜こうとしていた。
「「「「「おのれ!」」」」」
周囲で余裕の態度をとっていたヴァンパイアたちが、余りにも予想外の出来事に驚き、次いで激怒した。
二体のハイア・ヴァンパイアを先頭に一斉に襲い掛かった。
百を越えるヴァンパイアたちに襲われては、副騎士団長と子飼いの騎士たちでもどうにもならない。
軍馬の傷つけられた事で騎士突撃の脚を止められ、スペシャル・グレイド・ヴァンパイアの止めを刺す事ができず、その場で戦うしかなかった。
軍馬、子飼いの騎士たちから順に切り刻まれ、絶命して行った。
それでも、多数の敵に包囲攻撃されながら、全員が最低でも一体のレッサー・ヴァンパイアの首を刎ねて道連れにしていた。
副騎士団長に至っては、鍛え上げられた鋼鉄剣とはいえ、聖なる効果が付与されていない剣を振るって、九体のレッサー・ヴァンパイアを屠った。
だが、背後から襲って来たハイア・ヴァンパイアの爪に心臓を貫かれてしまった。
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