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第1章
第20話:精霊の長老たち
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「なんだ、なんだ、なんだ、何を連れて帰ってきた?!」
村の前まで戻ってきた四人を迎えたのは、防壁造りをしている大人たちの、戸惑いと恐怖の言葉だった。
それもしかたがない事だろう、伝説でしか聞いた事のない精霊や光る玉を引き連れて帰ってきたのだから。
そもそも、伝説の精霊に囲まれて話しかけられたのに、平気で返事するエマが常識外れで、それを簡単に受けられるカインとアベルもおかしいのだ。
軍神テュールの加護を受けているライアンに普通の反応を求めてはいけない。
「何の心配もいりません、この方々は伝説の精霊です。
この方々を村に迎える事で、悪神ロキの眷属に対する力が高まります。
父上様に説明しますから、門を開けてください」
エマたちは日暮れよりも二時間ほど前に村に戻れた。
四人だけならもっと早く戻れたのだが、レバルアップが少ない猟犬見習たちがついて来られないので遅くなったのだ。
「……エマ様が言われる事なので信じますが、本当に大丈夫なのですよね?」
「大丈夫です、安心しなさい、必ず力に成ってくれます」
エマの自信満々の言動に村人も反論ができず、言われるまま門を開けた。
エマは他の三人と一緒に、父親で村長でもあるガブリエルに全てを報告した。
「父上様、精霊の方々を村に住ます約束をしました。
その代わり、精霊の力を使って助けてくれるそうです」
「理解できない事もあるが、全てをエイル神に報告するなら何も言わない。
エマの言う事に間違いが有るなら、エイル神が正してくださるだろう。
そうでない限り、エマの言う通りにする。
真誤はまだ分からないが、三十日青夜草と思われるモノを手に入れてきた。
これほどの成果を上げた者たちを疑えるほど、我らは何もできていない」
ガブリエルが村長として決めた事を反対できる者はいない。
諫言できる者は少数いたが、その全員がエマに負い目があった。
エマの大切な母親であるアイリスに助けられたのに、アイリスを助けるどころか、苦痛さえ軽くできない無力な存在だった。
村人総出で神々に報告する準備が行われた。
歯を磨き口を雪ぎ、井戸水で身を清めて神々の前にでられるようにした。
神殿に光り輝く精霊が飛び交う状況は、神々しいと言うしかなかった。
「エイル神様、レッサー・ヴァンパイアを三体滅ぼした事と、ヴァンパイア・バットに襲われていた精霊を連れ戻った事を報告させていただきます。
三十日青夜草と思われるモノを集める事ができましたが、本物か似た別のモノか、教えて頂ければ助かります」
「よく頑張りましたね、貴方たちが集めてきたのは三十日青夜草です。
ロキの呪いを解呪するのに必要なのは球根だけですから、他の部分は、村に常備する分以外は売れば良いでしょう。
精霊たちを迎え入れたのは良き行いです。
これからも他の人族の手本となる、良き行いを続けなさい。
精霊は気紛れな所がありますが、役に立つ事もしてくれますよ」
エイル神のお墨付きを得て、精霊たちが村で暮らす事になった。
基本的には直接交渉したエマの家、村長の館で暮らす。
後はダンジョンの階段部分を自由に使って良い。
元々村長の家は村人たちの最後の砦になっている。
神殿室部分を中心に、村人全員が籠城できる造りだ。
村長の館でも防ぎきれなかったら、ダンジョンに逃げ込んで立て籠もる。
ダンジョンの中には、命力、命を集めるための仕組みがある。
草木が生え蜜があるので、虫が住み着き死んでいく。
これが魔力、気力、聖力を超える生物が一つしか持っていない命力を集める仕組みで、虫を食べる小動物も集め、進化した命を集める事にもなっている。
最初は虫しか集められなかった小さなダンジョンが、進化して力をつけていくと、より多くの動物を集められるようにダンジョンを変化させていく。
徐々に大きくなり動物が必要とするモノを創り出していく。
それが塩を実らせるダンジョン特有の地下樹であり、ダンジョンの所々で湧き出る泉であり、徐々に沸くようになるモンスターなのだ。
ダンジョンに沸くモンスターに勝てるのなら、ダンジョンは人間の楽園になる。
外の方が安全で豊かなら別だが、外が貧しくて危険だと、ダンジョンが一番安全な住家になる。
神々がそんな人間とダンジョンの共生に目を付けた。
ダンジョンをいじる事で、人間を進化させようとした。
身勝手な神々は、ダンジョンを巡って人間同士を戦わせ、楽しむようになった。
人族同士を戦わせていた神々に対して、他の動物、半人族や亜人族を可愛がっていた神々が、どちらが優秀か戦わせようと言ってきた。
これが、あらゆる種族が争う原因となった。
「分かった、神々は自分たちが愉しむために本当の事を教えないの」
そんな真実を、精霊族の長老たちが教えてくれた。
長老とは言っても若々しく美しい姿なのだが、実は神代から生き残っている。
「俺やエマが加護を得ているのも、魔獣や神々の眷属と戦わせて楽しむためか?」
「そうよ、神々なんて身勝手極まりないのよ。
神々を信じても損をするだけだよ」
「精霊の言う事が本当だったとしても、私たちにはどうしようもないわ。
神々の加護無しでは、この厳しい世界を生きて行けないわ。
何より、悪神ロキの眷属に殺されるだけだわ」
大魔境で生まれ育っただけに、エマは割り切った考えをする。
「精霊、神々の支配から逃れる方法は無いか?」
「簡単よ、神々よりも強くなれば良いのよ。
エンシェント・ドラゴンなんて、神々よりも強くなったから、神々の命令を無視したし、罰を与えようとする神々を滅ぼしていたわよ」
「ライアン、先の事は分からないけれど、今はエイル神様に従って。
母上様を助けるまでは、エイル神を信じて試練を達成しましょう」
村の前まで戻ってきた四人を迎えたのは、防壁造りをしている大人たちの、戸惑いと恐怖の言葉だった。
それもしかたがない事だろう、伝説でしか聞いた事のない精霊や光る玉を引き連れて帰ってきたのだから。
そもそも、伝説の精霊に囲まれて話しかけられたのに、平気で返事するエマが常識外れで、それを簡単に受けられるカインとアベルもおかしいのだ。
軍神テュールの加護を受けているライアンに普通の反応を求めてはいけない。
「何の心配もいりません、この方々は伝説の精霊です。
この方々を村に迎える事で、悪神ロキの眷属に対する力が高まります。
父上様に説明しますから、門を開けてください」
エマたちは日暮れよりも二時間ほど前に村に戻れた。
四人だけならもっと早く戻れたのだが、レバルアップが少ない猟犬見習たちがついて来られないので遅くなったのだ。
「……エマ様が言われる事なので信じますが、本当に大丈夫なのですよね?」
「大丈夫です、安心しなさい、必ず力に成ってくれます」
エマの自信満々の言動に村人も反論ができず、言われるまま門を開けた。
エマは他の三人と一緒に、父親で村長でもあるガブリエルに全てを報告した。
「父上様、精霊の方々を村に住ます約束をしました。
その代わり、精霊の力を使って助けてくれるそうです」
「理解できない事もあるが、全てをエイル神に報告するなら何も言わない。
エマの言う事に間違いが有るなら、エイル神が正してくださるだろう。
そうでない限り、エマの言う通りにする。
真誤はまだ分からないが、三十日青夜草と思われるモノを手に入れてきた。
これほどの成果を上げた者たちを疑えるほど、我らは何もできていない」
ガブリエルが村長として決めた事を反対できる者はいない。
諫言できる者は少数いたが、その全員がエマに負い目があった。
エマの大切な母親であるアイリスに助けられたのに、アイリスを助けるどころか、苦痛さえ軽くできない無力な存在だった。
村人総出で神々に報告する準備が行われた。
歯を磨き口を雪ぎ、井戸水で身を清めて神々の前にでられるようにした。
神殿に光り輝く精霊が飛び交う状況は、神々しいと言うしかなかった。
「エイル神様、レッサー・ヴァンパイアを三体滅ぼした事と、ヴァンパイア・バットに襲われていた精霊を連れ戻った事を報告させていただきます。
三十日青夜草と思われるモノを集める事ができましたが、本物か似た別のモノか、教えて頂ければ助かります」
「よく頑張りましたね、貴方たちが集めてきたのは三十日青夜草です。
ロキの呪いを解呪するのに必要なのは球根だけですから、他の部分は、村に常備する分以外は売れば良いでしょう。
精霊たちを迎え入れたのは良き行いです。
これからも他の人族の手本となる、良き行いを続けなさい。
精霊は気紛れな所がありますが、役に立つ事もしてくれますよ」
エイル神のお墨付きを得て、精霊たちが村で暮らす事になった。
基本的には直接交渉したエマの家、村長の館で暮らす。
後はダンジョンの階段部分を自由に使って良い。
元々村長の家は村人たちの最後の砦になっている。
神殿室部分を中心に、村人全員が籠城できる造りだ。
村長の館でも防ぎきれなかったら、ダンジョンに逃げ込んで立て籠もる。
ダンジョンの中には、命力、命を集めるための仕組みがある。
草木が生え蜜があるので、虫が住み着き死んでいく。
これが魔力、気力、聖力を超える生物が一つしか持っていない命力を集める仕組みで、虫を食べる小動物も集め、進化した命を集める事にもなっている。
最初は虫しか集められなかった小さなダンジョンが、進化して力をつけていくと、より多くの動物を集められるようにダンジョンを変化させていく。
徐々に大きくなり動物が必要とするモノを創り出していく。
それが塩を実らせるダンジョン特有の地下樹であり、ダンジョンの所々で湧き出る泉であり、徐々に沸くようになるモンスターなのだ。
ダンジョンに沸くモンスターに勝てるのなら、ダンジョンは人間の楽園になる。
外の方が安全で豊かなら別だが、外が貧しくて危険だと、ダンジョンが一番安全な住家になる。
神々がそんな人間とダンジョンの共生に目を付けた。
ダンジョンをいじる事で、人間を進化させようとした。
身勝手な神々は、ダンジョンを巡って人間同士を戦わせ、楽しむようになった。
人族同士を戦わせていた神々に対して、他の動物、半人族や亜人族を可愛がっていた神々が、どちらが優秀か戦わせようと言ってきた。
これが、あらゆる種族が争う原因となった。
「分かった、神々は自分たちが愉しむために本当の事を教えないの」
そんな真実を、精霊族の長老たちが教えてくれた。
長老とは言っても若々しく美しい姿なのだが、実は神代から生き残っている。
「俺やエマが加護を得ているのも、魔獣や神々の眷属と戦わせて楽しむためか?」
「そうよ、神々なんて身勝手極まりないのよ。
神々を信じても損をするだけだよ」
「精霊の言う事が本当だったとしても、私たちにはどうしようもないわ。
神々の加護無しでは、この厳しい世界を生きて行けないわ。
何より、悪神ロキの眷属に殺されるだけだわ」
大魔境で生まれ育っただけに、エマは割り切った考えをする。
「精霊、神々の支配から逃れる方法は無いか?」
「簡単よ、神々よりも強くなれば良いのよ。
エンシェント・ドラゴンなんて、神々よりも強くなったから、神々の命令を無視したし、罰を与えようとする神々を滅ぼしていたわよ」
「ライアン、先の事は分からないけれど、今はエイル神様に従って。
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