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第二章
第46話:緑化8と晩餐会
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「実るまで一気に育て。
地中の栄養素を取り込み、降り注ぐ陽光を最大限利用しろ。
ミネラルと糖分を実に蓄えろ。
塩分は葉に蓄えて地中の塩分を除去しろ。
必要な魔力は全て与えるから、限界まで成長しろ。
フォースィング・カルチヴェイション・オブ・アーモンド」
トマトで、土壌の塩分を吸収して葉に蓄える事ができる新品種を創り出せたので、今度は果樹やナッツ類の木で同じことを試してみました。
普通は何十年も植え替える事のない果樹やナッツ類の木は、水を与え続ける事で土壌に塩分が溜まり過ぎる危険があります。
特に炎竜砂漠の影響で蒸発する量が多い地下水は、基本塩分を始めとしたミネラルが一般的な水よりも高濃度なのです。
そのような水を散水している果樹園は、一定期間ごとに塩分を除去しなければいけないのです。
品種改良した果樹の中には、東竜山脈三〇〇〇メートル付近に自生していた木を台木にした樹があります。
そのような果樹は、地下水脈のある地底深くまで根を伸ばしています。
直接塩分濃度の高い地下水脈から水分を吸収していると、オカヒジキなどを使って表面の土壌から塩分を除去しても意味がないのです。
だからこそ、新たに創り出す果樹は、塩分に対する耐性だけでなく、自らの力で塩分を除去できる力が必要なのです。
「フェルディナンド殿下、そろそろお時間でございます」
俺が新品種創作に熱中して時間を忘れていると、侍従が声をかけてくれました。
一度役目を解除した護衛騎士はいないですが、侍従は新たに任命したのです。
彼らが俺の身の回りを世話してくれています。
ヴェーン侯王家を始めとした大商人の家に仕えていただけあって、一分の隙もない仕え方に感心させられます。
俺は侍従を引き連れてゲートをくぐりました。
八の村の果樹園からイングルウッド侯国の侯都に移動です。
今日は周辺の侯王を招いて舞踏会を開催しなければいけないのです。
「ヘレンズ侯国、フェルディナンド侯王殿下御来場」
式部官が俺の到着を知らせてくれます。
イングルウッド侯国の侯王である父上の息子ですから、ホスト側として他の侯王を迎える事もできたのですが、それでは余計な時間がとられていまいます。
俺は一分一秒でも長く農業、スローライフに携わりたいので、今回はホストではなく客として参加させてもらう事にしました。
そうは言っても、父上の息子である事は知れ渡っていますので、それなりの時間は舞踏会場にいなければいけないのです。
「おお、フェルディナンド殿下、お初に目にかかる。
マートンミ侯国のカルロだ」
「これは、これは、若輩者なのにご挨拶が遅れて申し訳ありません。
ヘレンズ侯国のフェルディナンドと申します。
ロビンソン侯王家のカルロ殿下、宜しくお願いします」
「丁寧な挨拶痛み入る。
今日は殿下の父上であるインマヌエル殿下に、家族ともども招待していただいたのだが、本当にありがとう。
亜竜の肉を食べさせてもらえるなんて、私達のような貧乏侯王家には二度とない機会なので、遠慮なく家族総出て来させてもらった」
「確かに亜竜の肉はとても貴重なモノですが、我が家は亜竜の住む地域と領地が接していますので、父上と私なら狩る事ができる獲物です。
そんな感謝していただけると、むしろ恐縮してしまいます」
「いや、いや、インマヌエル殿下とフェルディナンド殿下以外誰も狩る事ができない貴重な食材で、裕福な王侯貴族か大商人しか食べられないのだ。
それも大抵は干肉か塩漬け肉で、新鮮な生肉を使った料理なんて、ごく一握りの者しか食べられないのに、今日はお腹一杯になるほど食べられる。
どれほど感謝の言葉を述べさせてもらっても少な過ぎるくらいだ」
「これほど感謝していただけると、父も私も招待させていただいた甲斐があります。
侯王としては新参者なので、何かとご迷惑をおかけするかもしれませんが、周辺に領地を持たれておられる侯王家とは仲良くさせていただきたいのです」
「もちろんです。
昨冬の食糧不足を乗り越えられ、民を一人も死なさずにすんだのは、全てインマヌエル殿下とフェルディナンド殿下のお陰です。
その気になれば幾らでも値段を吊り上げられたのに、良心的値段で売ってくれただけでなく、難民を全て受け入れて食糧を配られた。
普通の者ではとてもできませんよ」
「それほど褒めて頂けると赤面してしまいます。
父上も私も神の教えに従って民を大切にしているだけですよ」
「それが素晴らしいのですよ。
奇麗事を口にしながら、裏では汚く私利私欲に走る連中。
普段は、神への奉仕だ、困っている教徒への喜捨だ、と言って奪うだけ奪っていくくせに、こちらが飢え死にするくらい困っている時には知らぬ存ぜぬだ!
教皇を罵って新教を打ち立てた者達の気持ちがよく分かったよ」
なるほど、今回の件で教皇を始めとした旧教の信頼が落ちたのですね。
少なくとも教会から何の支援も受けられなかった人達は、旧教から心が離れているのでしょう。
「まあ、まあ、まあ、あまり大声で言われない方が良いですよ。
父や私は新教徒ですからいいですが、連邦は旧教の国です。
ここに来られている侯王家の方々も、心から旧教を信心されています」
「おっと、そうでした、口は禍の元でしたな。
インマヌエル殿下やフェルディナンド殿下のように、一人で一国を相手に戦えるようでなければ、長い物に巻かれるしかありません」
「そうですね、俺も力がなかったら、家臣領民のために長い物には巻かれていたと思います」
「力ですか、フェルディナンド殿下は神から魔法を授かったと聞いています。
本当に羨ましい事です」
「そうですね、こんな事を口にしたら不遜に聞こえるかもしれませんが、親子二代に渡って神から魔法を授かるなんて、前代未聞です。
そこに神の御意志があるのではないかと思っているのです」
「神の御意志?!」
「はい、もし神が教皇を正しいと思っておられるのなら、教皇の隠し子に魔法が与えられていた事でしょう」
「フェルディナンド殿下!
いくら新教徒とは言え、その話は危険過ぎます」
「危険、本当の事、教皇の背教を話題にする事がですか?
それこそ神を畏れぬ大罪でしょう。
神の教えに背いて姦通の罪を犯したばかりか、子供まで作ったのですよ。
そんな背教徒を恐れて神の教えを蔑ろにするような者を、敬虔な信徒である俺が恐れる必要などありませんよ」
「それはそうですが……少々の悪口ならともかく、背教を指摘するのは私も恐ろしいのですよ」
「そうですね、カルロ殿下を巻き込んではいけませんね。
そうだ、肉ばかり食べられていては身体に悪いですよ。
とても珍しい果物と菓子もあります。
そちらも食べて見られたはいかがですか?」
「はい、ありがとうございます。
妻や娘達は先ほどから亜竜肉をそっちのけで食べさせてもらっています。
しかしながら、私は果物や菓子よりも亜竜肉のローストを頂きたいです」
「そうですか、では特別美味しい所を用意させましょう。
脂の多い部位が良いですか?
それとも、新鮮でないと食べられない内臓が良いですか?」
丹精込めて作った果物とお菓子を食べてもらえないのは残念だが、相手が肉や酒を好む男なら仕方ありません。
侯王妃や姫達に喜ばれているのなら合格です。
今回作ったお菓子は、穀物を篩にかけた時に残る、粗い穀物紛、もう少し分かりやすく言うと、小麦粉よりも大粒な穀物粉を使うのです。
それが上手く使えるようになったら、小麦を無駄なく使う事ができます。
これまでは少しでも無駄の無いように、玄麦の粥や飯を食べていましたが、これからは薄力粉や強力粉といった種類分けして、美味しさを追求するのです。
俺が死んだ時代では、小麦粉に限定してですが、強力粉、中力粉、薄力粉、浮き粉、全粒粉、グラハム粉、セモリナ粉の七種に分けられていました。
ですがこの世界では、セモリナ粉のことは、製粉しきれなかった粗い穀物粉、特に胚芽の事をセモリナと言っている事が多いのです。
今回は大麦のセモリナ粉を使って菓子を作ってみました。
大麦セモリナ粉 :500 g
メイプルシロップ:600 g
菜種油 :400 g
ローズウォーター:2カップ
香草 :小さじ1/2
炒って砕いたアーモンド
そのままのアーモンド
1:菜種油を中火で熱します。
2:セモリナを加えて香りがするまで10分ほど強火で炒めます。
3:火から離します。
4:メイプルシロップとローズウォーターとサフランを加えます。
5:素早くかき混ぜながらプディング状になるまで炒めます。
6:菓子に程よい硬さになったら皿に入れます。
7:炒って砕いたアーモンドなど、トッピングをして完成です。
地中の栄養素を取り込み、降り注ぐ陽光を最大限利用しろ。
ミネラルと糖分を実に蓄えろ。
塩分は葉に蓄えて地中の塩分を除去しろ。
必要な魔力は全て与えるから、限界まで成長しろ。
フォースィング・カルチヴェイション・オブ・アーモンド」
トマトで、土壌の塩分を吸収して葉に蓄える事ができる新品種を創り出せたので、今度は果樹やナッツ類の木で同じことを試してみました。
普通は何十年も植え替える事のない果樹やナッツ類の木は、水を与え続ける事で土壌に塩分が溜まり過ぎる危険があります。
特に炎竜砂漠の影響で蒸発する量が多い地下水は、基本塩分を始めとしたミネラルが一般的な水よりも高濃度なのです。
そのような水を散水している果樹園は、一定期間ごとに塩分を除去しなければいけないのです。
品種改良した果樹の中には、東竜山脈三〇〇〇メートル付近に自生していた木を台木にした樹があります。
そのような果樹は、地下水脈のある地底深くまで根を伸ばしています。
直接塩分濃度の高い地下水脈から水分を吸収していると、オカヒジキなどを使って表面の土壌から塩分を除去しても意味がないのです。
だからこそ、新たに創り出す果樹は、塩分に対する耐性だけでなく、自らの力で塩分を除去できる力が必要なのです。
「フェルディナンド殿下、そろそろお時間でございます」
俺が新品種創作に熱中して時間を忘れていると、侍従が声をかけてくれました。
一度役目を解除した護衛騎士はいないですが、侍従は新たに任命したのです。
彼らが俺の身の回りを世話してくれています。
ヴェーン侯王家を始めとした大商人の家に仕えていただけあって、一分の隙もない仕え方に感心させられます。
俺は侍従を引き連れてゲートをくぐりました。
八の村の果樹園からイングルウッド侯国の侯都に移動です。
今日は周辺の侯王を招いて舞踏会を開催しなければいけないのです。
「ヘレンズ侯国、フェルディナンド侯王殿下御来場」
式部官が俺の到着を知らせてくれます。
イングルウッド侯国の侯王である父上の息子ですから、ホスト側として他の侯王を迎える事もできたのですが、それでは余計な時間がとられていまいます。
俺は一分一秒でも長く農業、スローライフに携わりたいので、今回はホストではなく客として参加させてもらう事にしました。
そうは言っても、父上の息子である事は知れ渡っていますので、それなりの時間は舞踏会場にいなければいけないのです。
「おお、フェルディナンド殿下、お初に目にかかる。
マートンミ侯国のカルロだ」
「これは、これは、若輩者なのにご挨拶が遅れて申し訳ありません。
ヘレンズ侯国のフェルディナンドと申します。
ロビンソン侯王家のカルロ殿下、宜しくお願いします」
「丁寧な挨拶痛み入る。
今日は殿下の父上であるインマヌエル殿下に、家族ともども招待していただいたのだが、本当にありがとう。
亜竜の肉を食べさせてもらえるなんて、私達のような貧乏侯王家には二度とない機会なので、遠慮なく家族総出て来させてもらった」
「確かに亜竜の肉はとても貴重なモノですが、我が家は亜竜の住む地域と領地が接していますので、父上と私なら狩る事ができる獲物です。
そんな感謝していただけると、むしろ恐縮してしまいます」
「いや、いや、インマヌエル殿下とフェルディナンド殿下以外誰も狩る事ができない貴重な食材で、裕福な王侯貴族か大商人しか食べられないのだ。
それも大抵は干肉か塩漬け肉で、新鮮な生肉を使った料理なんて、ごく一握りの者しか食べられないのに、今日はお腹一杯になるほど食べられる。
どれほど感謝の言葉を述べさせてもらっても少な過ぎるくらいだ」
「これほど感謝していただけると、父も私も招待させていただいた甲斐があります。
侯王としては新参者なので、何かとご迷惑をおかけするかもしれませんが、周辺に領地を持たれておられる侯王家とは仲良くさせていただきたいのです」
「もちろんです。
昨冬の食糧不足を乗り越えられ、民を一人も死なさずにすんだのは、全てインマヌエル殿下とフェルディナンド殿下のお陰です。
その気になれば幾らでも値段を吊り上げられたのに、良心的値段で売ってくれただけでなく、難民を全て受け入れて食糧を配られた。
普通の者ではとてもできませんよ」
「それほど褒めて頂けると赤面してしまいます。
父上も私も神の教えに従って民を大切にしているだけですよ」
「それが素晴らしいのですよ。
奇麗事を口にしながら、裏では汚く私利私欲に走る連中。
普段は、神への奉仕だ、困っている教徒への喜捨だ、と言って奪うだけ奪っていくくせに、こちらが飢え死にするくらい困っている時には知らぬ存ぜぬだ!
教皇を罵って新教を打ち立てた者達の気持ちがよく分かったよ」
なるほど、今回の件で教皇を始めとした旧教の信頼が落ちたのですね。
少なくとも教会から何の支援も受けられなかった人達は、旧教から心が離れているのでしょう。
「まあ、まあ、まあ、あまり大声で言われない方が良いですよ。
父や私は新教徒ですからいいですが、連邦は旧教の国です。
ここに来られている侯王家の方々も、心から旧教を信心されています」
「おっと、そうでした、口は禍の元でしたな。
インマヌエル殿下やフェルディナンド殿下のように、一人で一国を相手に戦えるようでなければ、長い物に巻かれるしかありません」
「そうですね、俺も力がなかったら、家臣領民のために長い物には巻かれていたと思います」
「力ですか、フェルディナンド殿下は神から魔法を授かったと聞いています。
本当に羨ましい事です」
「そうですね、こんな事を口にしたら不遜に聞こえるかもしれませんが、親子二代に渡って神から魔法を授かるなんて、前代未聞です。
そこに神の御意志があるのではないかと思っているのです」
「神の御意志?!」
「はい、もし神が教皇を正しいと思っておられるのなら、教皇の隠し子に魔法が与えられていた事でしょう」
「フェルディナンド殿下!
いくら新教徒とは言え、その話は危険過ぎます」
「危険、本当の事、教皇の背教を話題にする事がですか?
それこそ神を畏れぬ大罪でしょう。
神の教えに背いて姦通の罪を犯したばかりか、子供まで作ったのですよ。
そんな背教徒を恐れて神の教えを蔑ろにするような者を、敬虔な信徒である俺が恐れる必要などありませんよ」
「それはそうですが……少々の悪口ならともかく、背教を指摘するのは私も恐ろしいのですよ」
「そうですね、カルロ殿下を巻き込んではいけませんね。
そうだ、肉ばかり食べられていては身体に悪いですよ。
とても珍しい果物と菓子もあります。
そちらも食べて見られたはいかがですか?」
「はい、ありがとうございます。
妻や娘達は先ほどから亜竜肉をそっちのけで食べさせてもらっています。
しかしながら、私は果物や菓子よりも亜竜肉のローストを頂きたいです」
「そうですか、では特別美味しい所を用意させましょう。
脂の多い部位が良いですか?
それとも、新鮮でないと食べられない内臓が良いですか?」
丹精込めて作った果物とお菓子を食べてもらえないのは残念だが、相手が肉や酒を好む男なら仕方ありません。
侯王妃や姫達に喜ばれているのなら合格です。
今回作ったお菓子は、穀物を篩にかけた時に残る、粗い穀物紛、もう少し分かりやすく言うと、小麦粉よりも大粒な穀物粉を使うのです。
それが上手く使えるようになったら、小麦を無駄なく使う事ができます。
これまでは少しでも無駄の無いように、玄麦の粥や飯を食べていましたが、これからは薄力粉や強力粉といった種類分けして、美味しさを追求するのです。
俺が死んだ時代では、小麦粉に限定してですが、強力粉、中力粉、薄力粉、浮き粉、全粒粉、グラハム粉、セモリナ粉の七種に分けられていました。
ですがこの世界では、セモリナ粉のことは、製粉しきれなかった粗い穀物粉、特に胚芽の事をセモリナと言っている事が多いのです。
今回は大麦のセモリナ粉を使って菓子を作ってみました。
大麦セモリナ粉 :500 g
メイプルシロップ:600 g
菜種油 :400 g
ローズウォーター:2カップ
香草 :小さじ1/2
炒って砕いたアーモンド
そのままのアーモンド
1:菜種油を中火で熱します。
2:セモリナを加えて香りがするまで10分ほど強火で炒めます。
3:火から離します。
4:メイプルシロップとローズウォーターとサフランを加えます。
5:素早くかき混ぜながらプディング状になるまで炒めます。
6:菓子に程よい硬さになったら皿に入れます。
7:炒って砕いたアーモンドなど、トッピングをして完成です。
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