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第二章
第27話:牧竜
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「うぁあああああ、竜だ、竜がでたぞ!」
「にげろ、喰い殺されるぞ!」
「ヒィイイ、たすけて、助けてください!」
「お前が喰われろ、俺様のために喰われてしまえ!」
恥知らずにも程があります。
男爵家に連なる者が、恥も外聞もなく逃げ惑っています。
いえ、それだけでなく、使用人を囮にして逃げようとしています。
「正直に話せば竜に喰わせるのを止めてやる。
我が家に、盗賊に偽装させたウェストベリー侯爵軍を送ったな?
嘘をついたら頭から喰い殺すぞ!」
「ひぃいいいいい!
お許しください!
命じられたのです!
ウェストベリー侯爵に命じられたのです!
竜に喰わせるのだけは止めてください!」
大小便を垂れ流したブレイン男爵が、腰を抜かして起きられない状態で、必死で命乞いをする姿は見苦しい。
余りの見苦しさに、予定を変更して竜に喰わせてしまおうかとも思った。
だが、熟考した計画をその場の勢いで変えてはいけないと、グッと我慢した。
「その証言を王都に戻ってもできるか?
国王陛下に奏上できるか?
できるのなら領地も富も返してやる。
だが、嘘偽りを口にするなら、領地も富も賠償金の一部として接収する。
わかったか?!」
「ひぃアア、わかりました!
国王陛下の前で証言させていただきます!
どうか命ばかりはお許しください!」
「王侯貴族の誇りにかけて、誓約した事は絶対に守ってもらう。
書面にサインして血判も押してもらう。
その誓約を破ったら、何処にいようが竜に乗って追いかける。
顔族もろとも頭から喰い殺してくれる!」
「ひぃあああ!
まもります、まもります、絶対に守ります。
国王陛下にウェストベリー侯爵に命じられてやったと奏上します!」
「もし王都王城に逃げ込み、国王陛下の嘘をついて守ってもらうような事があれば、匿った王族が巻き込まれる可能性があるぞ!
お前の所為で、国王陛下だけでなく、全ての王族が竜に喰い殺されるかもしれない事、絶対に忘れるな!」
「ひぃやぁアアアア!
わすれません、わすれません、ぜったいにわすれません!
必ず陛下にウェストベリー侯爵の悪事を奏上いたします!」
「分かったらさっさと行け!
お前が誓約を守ったのが確認できるまで、この地は我が家が預かる!」
頑張って、前世で使っていた悪い話し方を使ってみました。
父上と母上から教えて頂いた、貴族の公子らしい言葉遣いは、ほんの少しの間だけ封印しました。
「若が、傭兵団のような荒い言葉遣いをされるのを初めて聞きました」
フラヴィオがおかしな事に感心しています。
俺だってその気になれば何時だって前世の言葉がつかえます。
使わないのは、母上に心配を掛けたくないからです。
「俺だって、敵を脅す時には演技くらいしますよ。
変な事に感心していないで、領民を慰撫しなさい」
「お任せください。
竜が村々を襲った事で予定よりは遅れましたが、この地を奪う準備は整えてありましたので、領民は喜んで我が家の支配を受け入れます」
フラヴィオがとてもうれしそうです。
我が家が二つの男爵家を併合したのがよほどうれしいのでしょう。
表では俺に諫言しても、裏では着々と侵攻の準備をしていたのでしょう。
話は変わりますが、キリバス教が力を持って変わってしまったそうですが、この世界の爵位は弱肉強食だったそうです。
爵位は領地に付随するモノで、領地を占有した者が爵位を名乗れるのです。
だから今の我が家は、元々持っているマクネイア男爵に加えて、マーガデール男爵とブレイン男爵を名乗れます。
「若、ここは予定通りレオナルドに任せていいのですか?
若の護衛がいなくなりますが、大丈夫なのですか?」
「俺の魔法を隠すのは止めたのです。
父上と母上以外、恐れるモノなどありません。
むしろ、護衛がいる方が足手纏いです。
今でも山頂部と地竜森林、村々を巡回するのに、ついて来られないでしょう?」
「身体強化魔法を使われる若について行けるのは、男爵閣下以外はおられません。
私はそのような事を申し上げている訳ではりません。
眠っている時など、無防備になる時の心配をしておるのです」
「俺が眠る場所は、母上と姉上達がおられる八の村が多いです。
八の村には母上や姉上達の護衛騎士がいます。
そのような場所に、レオナルド達がいても過剰戦力になるだけです。
それでなくとも二つの男爵家を併合して人手が足りないのです。
不要になった俺の護衛騎士達を上手く使わなくてどうするのです?!」
「若の申される通りではあるのですが、奥方様や姫君達から心配の手紙が届いておりますので、臣も無碍にはできないのです」
「それは申し訳ない事をしましたね。
母上と姉上達には、今日八の村に行った時によく説明しておきます。
だからもう何も気にしないようにしてください」
「承りました。
臣は男爵閣下から任された役目に集中させていただきます」
「家宰と騎士団長に加えて、北砦の総司令官ですか。
苦労を掛けますね」
「とんでもありません!
非才の臣にできる事だけを、やらせて頂いているだけでございます。
北砦も、現場の司令官がいてくれますので、名目だけでございます」
「無用の謙遜をしてはいけません。
フラヴィオ達のような古強者達がいなかったら、我が家はとっくの昔に滅んでいたかもしれないのです」
「畏れ多い事でございます」
「北砦の事は任せましたよ」
「お任せください、誰が来ようと北砦を抜かせはしません。
万が一北砦を抜かれるような事があっても、中砦や南砦、他の砦を使って若が駆けつけてくださるまで時間稼ぎいたします」
「はい、フラヴィオが信じる戦略戦術で戦ってください」
「はっ!」
俺はフラヴィオからレオナルドに視線を移した。
さきほどから直立不動で待っていたレオナルドから緊張が伝わってくる。
「レオナルド、この領地の事ですが、どうやって治める方針ですか?」
「若から教えて頂いた、領地の運営方法に従って治めさせていただきます」
「決して無理をしてはいけません。
今フラヴィオが言っていたように、守り切れないと悟ったら、無駄な損害を出す前に北砦に引きなさい。
最も護りの堅い場所を上手く使ってこその騎士ですよ」
「お教えありがたく、若の期待を裏切るような事は絶対にいたしません」
「もう一度地竜森林でこの子達に狩りをさせます。
狩猟本能を満たしておかないと、事故が起こってしまうかもしれません。
満腹にさせておくだけでは、全ての危険を回避できるわけではありません」
「はっ、覚えておきます」
「何時お腹が空いてもいいように、予備の餌も確保しておかなければいけません。
レオナルド達も、できるだけ長く闘竜に慣れ親しんだ方が良いでしょう。
今から山頂に向かう時間まで狩りをしますよ」
「「「「「はい!」」」」」
俺の護衛騎士だった五人が、中型肉食亜竜、新たに闘竜名付けた騎乗用の竜の乗り手に、名乗りをあげてくれました。
他にもマーガデール男爵領に常駐する事になった、若い世代の騎士五人が乗り手に名乗りを上げてくれました。
彼らが、マーガデール男爵領とブレイン男爵領を横断するように、領地の防衛を担ってくれるのです。
とても危険な役目に名乗りを上げてくれた勇士に、できる限りの手助けをするのが、こんな無謀に見える方法をやらせている俺の責任です。
毎日最低でも二度は魅了の重ね掛けをする予定です。
地竜森林での狩りも、毎日最低でも一度は行う予定です。
万が一の時の餌も、地竜森林に住む群れを作る草食獣に魅了をかけて集め、両男爵領で放牧しておきます。
東竜山脈には、標高三千メートル以上に住む一角羚羊と大角鹿しか、群れを作る草食獣が住んでいませんでした。
ですが地竜森林には、多種多様な群れを作る草食獣が住んでいるのです。
俺が確認できた鹿のような草食獣だけでも八種が存在しています。
馬に似た草食獣はいませんでしたが、牛に似た草食獣は三種確認できました。
山羊や羊に似た動物も二種確認しています。
闘竜を上手く操れたら、そんな草食獣も地竜森林で飼えるでしょう。
いえ、肉竜、輓竜、騎竜も地竜森林で飼えるかもしれません。
新たな牧畜が誕生するのです。
獣を飼うのではなく、竜を飼うのです。
我が家の主産業が牧竜になるかもしれません!
「にげろ、喰い殺されるぞ!」
「ヒィイイ、たすけて、助けてください!」
「お前が喰われろ、俺様のために喰われてしまえ!」
恥知らずにも程があります。
男爵家に連なる者が、恥も外聞もなく逃げ惑っています。
いえ、それだけでなく、使用人を囮にして逃げようとしています。
「正直に話せば竜に喰わせるのを止めてやる。
我が家に、盗賊に偽装させたウェストベリー侯爵軍を送ったな?
嘘をついたら頭から喰い殺すぞ!」
「ひぃいいいいい!
お許しください!
命じられたのです!
ウェストベリー侯爵に命じられたのです!
竜に喰わせるのだけは止めてください!」
大小便を垂れ流したブレイン男爵が、腰を抜かして起きられない状態で、必死で命乞いをする姿は見苦しい。
余りの見苦しさに、予定を変更して竜に喰わせてしまおうかとも思った。
だが、熟考した計画をその場の勢いで変えてはいけないと、グッと我慢した。
「その証言を王都に戻ってもできるか?
国王陛下に奏上できるか?
できるのなら領地も富も返してやる。
だが、嘘偽りを口にするなら、領地も富も賠償金の一部として接収する。
わかったか?!」
「ひぃアア、わかりました!
国王陛下の前で証言させていただきます!
どうか命ばかりはお許しください!」
「王侯貴族の誇りにかけて、誓約した事は絶対に守ってもらう。
書面にサインして血判も押してもらう。
その誓約を破ったら、何処にいようが竜に乗って追いかける。
顔族もろとも頭から喰い殺してくれる!」
「ひぃあああ!
まもります、まもります、絶対に守ります。
国王陛下にウェストベリー侯爵に命じられてやったと奏上します!」
「もし王都王城に逃げ込み、国王陛下の嘘をついて守ってもらうような事があれば、匿った王族が巻き込まれる可能性があるぞ!
お前の所為で、国王陛下だけでなく、全ての王族が竜に喰い殺されるかもしれない事、絶対に忘れるな!」
「ひぃやぁアアアア!
わすれません、わすれません、ぜったいにわすれません!
必ず陛下にウェストベリー侯爵の悪事を奏上いたします!」
「分かったらさっさと行け!
お前が誓約を守ったのが確認できるまで、この地は我が家が預かる!」
頑張って、前世で使っていた悪い話し方を使ってみました。
父上と母上から教えて頂いた、貴族の公子らしい言葉遣いは、ほんの少しの間だけ封印しました。
「若が、傭兵団のような荒い言葉遣いをされるのを初めて聞きました」
フラヴィオがおかしな事に感心しています。
俺だってその気になれば何時だって前世の言葉がつかえます。
使わないのは、母上に心配を掛けたくないからです。
「俺だって、敵を脅す時には演技くらいしますよ。
変な事に感心していないで、領民を慰撫しなさい」
「お任せください。
竜が村々を襲った事で予定よりは遅れましたが、この地を奪う準備は整えてありましたので、領民は喜んで我が家の支配を受け入れます」
フラヴィオがとてもうれしそうです。
我が家が二つの男爵家を併合したのがよほどうれしいのでしょう。
表では俺に諫言しても、裏では着々と侵攻の準備をしていたのでしょう。
話は変わりますが、キリバス教が力を持って変わってしまったそうですが、この世界の爵位は弱肉強食だったそうです。
爵位は領地に付随するモノで、領地を占有した者が爵位を名乗れるのです。
だから今の我が家は、元々持っているマクネイア男爵に加えて、マーガデール男爵とブレイン男爵を名乗れます。
「若、ここは予定通りレオナルドに任せていいのですか?
若の護衛がいなくなりますが、大丈夫なのですか?」
「俺の魔法を隠すのは止めたのです。
父上と母上以外、恐れるモノなどありません。
むしろ、護衛がいる方が足手纏いです。
今でも山頂部と地竜森林、村々を巡回するのに、ついて来られないでしょう?」
「身体強化魔法を使われる若について行けるのは、男爵閣下以外はおられません。
私はそのような事を申し上げている訳ではりません。
眠っている時など、無防備になる時の心配をしておるのです」
「俺が眠る場所は、母上と姉上達がおられる八の村が多いです。
八の村には母上や姉上達の護衛騎士がいます。
そのような場所に、レオナルド達がいても過剰戦力になるだけです。
それでなくとも二つの男爵家を併合して人手が足りないのです。
不要になった俺の護衛騎士達を上手く使わなくてどうするのです?!」
「若の申される通りではあるのですが、奥方様や姫君達から心配の手紙が届いておりますので、臣も無碍にはできないのです」
「それは申し訳ない事をしましたね。
母上と姉上達には、今日八の村に行った時によく説明しておきます。
だからもう何も気にしないようにしてください」
「承りました。
臣は男爵閣下から任された役目に集中させていただきます」
「家宰と騎士団長に加えて、北砦の総司令官ですか。
苦労を掛けますね」
「とんでもありません!
非才の臣にできる事だけを、やらせて頂いているだけでございます。
北砦も、現場の司令官がいてくれますので、名目だけでございます」
「無用の謙遜をしてはいけません。
フラヴィオ達のような古強者達がいなかったら、我が家はとっくの昔に滅んでいたかもしれないのです」
「畏れ多い事でございます」
「北砦の事は任せましたよ」
「お任せください、誰が来ようと北砦を抜かせはしません。
万が一北砦を抜かれるような事があっても、中砦や南砦、他の砦を使って若が駆けつけてくださるまで時間稼ぎいたします」
「はい、フラヴィオが信じる戦略戦術で戦ってください」
「はっ!」
俺はフラヴィオからレオナルドに視線を移した。
さきほどから直立不動で待っていたレオナルドから緊張が伝わってくる。
「レオナルド、この領地の事ですが、どうやって治める方針ですか?」
「若から教えて頂いた、領地の運営方法に従って治めさせていただきます」
「決して無理をしてはいけません。
今フラヴィオが言っていたように、守り切れないと悟ったら、無駄な損害を出す前に北砦に引きなさい。
最も護りの堅い場所を上手く使ってこその騎士ですよ」
「お教えありがたく、若の期待を裏切るような事は絶対にいたしません」
「もう一度地竜森林でこの子達に狩りをさせます。
狩猟本能を満たしておかないと、事故が起こってしまうかもしれません。
満腹にさせておくだけでは、全ての危険を回避できるわけではありません」
「はっ、覚えておきます」
「何時お腹が空いてもいいように、予備の餌も確保しておかなければいけません。
レオナルド達も、できるだけ長く闘竜に慣れ親しんだ方が良いでしょう。
今から山頂に向かう時間まで狩りをしますよ」
「「「「「はい!」」」」」
俺の護衛騎士だった五人が、中型肉食亜竜、新たに闘竜名付けた騎乗用の竜の乗り手に、名乗りをあげてくれました。
他にもマーガデール男爵領に常駐する事になった、若い世代の騎士五人が乗り手に名乗りを上げてくれました。
彼らが、マーガデール男爵領とブレイン男爵領を横断するように、領地の防衛を担ってくれるのです。
とても危険な役目に名乗りを上げてくれた勇士に、できる限りの手助けをするのが、こんな無謀に見える方法をやらせている俺の責任です。
毎日最低でも二度は魅了の重ね掛けをする予定です。
地竜森林での狩りも、毎日最低でも一度は行う予定です。
万が一の時の餌も、地竜森林に住む群れを作る草食獣に魅了をかけて集め、両男爵領で放牧しておきます。
東竜山脈には、標高三千メートル以上に住む一角羚羊と大角鹿しか、群れを作る草食獣が住んでいませんでした。
ですが地竜森林には、多種多様な群れを作る草食獣が住んでいるのです。
俺が確認できた鹿のような草食獣だけでも八種が存在しています。
馬に似た草食獣はいませんでしたが、牛に似た草食獣は三種確認できました。
山羊や羊に似た動物も二種確認しています。
闘竜を上手く操れたら、そんな草食獣も地竜森林で飼えるでしょう。
いえ、肉竜、輓竜、騎竜も地竜森林で飼えるかもしれません。
新たな牧畜が誕生するのです。
獣を飼うのではなく、竜を飼うのです。
我が家の主産業が牧竜になるかもしれません!
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