23 / 38
第2章
第23話:ボランティア
しおりを挟む
夜遅くにようやく歓迎会を終えてビジネスホテルに向かった。
ハニートラップかもしれない接待を断れた自分を誇りながら向かった。
心身ともにヘトヘトに疲れていたので、夢も見ない爆睡だった。
だが、色々と問題もあったが、昨日の歓迎会はとても有意義だった。
相談した事の解決方法を教えてもらえたので、歓迎会に出た甲斐があった。
俺が心配していたのは、東京に行っている間の犬の世話だった。
補佐と警備をしてくれる党員達に頼む方法もあるが、それでは彼ら彼女らの負担が大き過ぎると思ったのだ。
歓迎会を開いてくれた人の中に、地域のボランティア活動をしている人がいて、犬のお世話をするボランティアを募集すれば良いだけだと言ってくれたのだ。
ボランティアとは言っても、純粋な気持ちの人ばかりが集まる訳ではない。
党員達の支持者が、地区の実利を考えて手伝ってくれるのだろう。
それでも、お世話してくれる人が確保できるのは助かる。
俺が気持ちを強く持って、汚職にならないようにすれば良いだけの事だ。
それに、地域の代表である議員は、地元、選挙区の為に働くのだ。
地域の要望に応える事は恥でも犯罪でもない。
朝5時に起きて、朝食ビッフェの時間までネットサーフィンした。
犬のお世話ボランティアを教えてもらって、閃いた事があった。
それが実現可能なのか、ネットで調べた。
選挙権は国会議員選挙、都道府県知事選挙、都道府県会議員選挙、地町村長選挙、市町村会議員選挙の区別なく18歳で与えられる。
一方被選挙権、立候補する権利は、衆議院議員で満25歳以上、参議院議員で満30歳以上、都道府県知事で満30歳以上、市区町村長で満25歳以上、市区町村議会議員で満25歳以上となっていた。
高校生や大学生の議員を生み出す事は、法律上無理だった。
ドイツのように、21歳の市議会議員を生み出す事は不可能だった。
だが、博士課程に進んでいる大学院生なら、学生議員も不可能ではない。
それに、25歳未満の高校生や大学生でも、政治に興味を持って学生インターンシップ研修生になるのは良い事ではないか?
そう思って調べたが、マスゴミの批判を恐れてなのか、高校生をインターンシップ研修生として受け入れている国会議員や政党はなかった。
誰もやっていないからこそ、やってみる価値があると思った。
だが今は、勝手な思い込みで失敗すると多くの人に被害が出てしまう。
事務長の兄貴と総務長のおじさん、党の幹部に相談してみた。
高校生を含めた学生インターンシップ研修生を党や議員が受け入れる。
社会人のボランティア政策スタッフを党や議員が受け入れる。
報酬は交通費だけで、利益供与にならないようにする。
党の強制ではなく、各議員が採用不採用を決めればいい。
その日から毎晩歓迎会に出なければならず、とても忙しかった。
犬のお世話をしてくれるボランティアの確保を最優先に、歓迎会に出席した。
政治の興味のある学生や社会人のボランティアも募集した。
九州を中心に、山口県と広島県と島根県までは足を延ばした。
党員が来てくれという地区には、全て出席するように努力した。
働きたくない、引き籠もりたいという心の声は捻じ伏せた。
保健所、動物愛護センターの檻の中に閉じ込められている犬の目をしてしまったから、働きたくない、引き籠もりたいという心の声が小さくなった。
働きたい訳でも人と交流したい訳でもない。
見てしまった犬が殺される悪夢にうなされたくないだけだ。
神経が細いので、気になる事があると必ず悪夢にうなされるのだ。
歓迎会に出る順番は、事務長の兄貴と総務長のおじさん、党の幹部に決めてもらい、俺の恣意で決められないようにした。
犬の世話をするボランティアがしっかりしたら、全国の党員の所を巡って、歓迎会に出席しなければいけない。
保健所や動物愛護センターに行って、処分されそうになっている犬を引き取る行為と、犬の世話をしているのが、思っていた以上に評判が良かった。
歓迎会に来てくれていた人だけでなく、ネット民にも大評判だった。
政権与党第一党の国会議員や野党の国会議員が、そっくりそのままマネするくらい評判が良かったので、全党員が元祖は俺達だと動いたのだ。
俺がやるのは、党員が保健所から引き取った犬を引き受ける事だ。
匂いや遠吠えで、犬を引き取った党員が御近所から非難される前に、苦情の心配のない場所にある、俺の借家に引き取らないといけない。
夜は歓迎会を巡っていたが、昼は引き取った犬のお世話と、新しい犬を引き取ることに重点を置いた活動をした。
熊本県は殺処分を嫌っていて、保険所内で1年以上も動物を保護しているので、訪問するのは後回しにした。
殺処分までの期限を明確にしている佐賀県の犬から助けるようにした。
佐賀中部保健福祉事務所に、推定年齢2歳の柴犬、中型茶の雌が保護されていた。
この子は警察犬になれるかもしれないので、 もし保護者が現れたら返す事を約束して引き取った。
鳥栖保健福祉事務所に、推定年齢2歳の柴犬、中型茶の雌が保護されていた。
この子は警察犬になれるかもしれないので、 もし保護者が現れたら返す事を約束して引き取った。
次に長崎県で保護されている犬を引き取りに行った。
県南保健所に、年齢の分からない、ビーグルの血が濃いと思われる、中型黒茶の雄雑種犬が保護されていた。
警察犬にはなれそうになかったが、引き取る事にした。
ただ、まだ保護されて2日だったので、もし保護者が現れたら返す事を約束した。
県北保健所から長崎県動物管理所に移送収容されている犬に、ビーグルの血がとても濃いと思われる、中型茶黒白の雄雑種犬が保護されていた。
警察犬にはなれるかどうか分からなかったが、引き取る事にした。
長崎県動物管理所には、生後2カ月くらいの子犬が2頭収容されていた。
1頭は野犬の子供で、皮膚病を患っているので、引き取るなら治療が必要だった。
中型犬以上に成長しそうな黒茶の雌で、シェパードの血が流れていそうだった。
全く人に馴れていなくて、触ることも撫でることも抱え上げることもできるが、
怖がって脱糞おもらしをしてしまうし、食餌も与えられない。
もう1頭の子犬は、中型犬以上に成長しそうな茶の雄で、和犬の血が濃いように思われた。
この子は引き取りたいという問い合わせがあるようなので、問い合わせしている人が心変わりした時は、動物管理所の基礎トレーニング終了後、ある程度大きくなってから引き取ると言っておいた。
多分だが、野犬の子供だけを引き取る事になるだろうが、社会化が済んでから引き取った方が良いと思ったのだ。
離島である対馬保健所にも、年齢の分からない、和犬の血が濃い、中型茶白の雄雑種犬が保護されていた。
2カ月間も保護されているので、もう飼い主が引き取りに来るとは思われなかったが、もし保護者が現れたら返す事を約束して引き取った。
ハニートラップかもしれない接待を断れた自分を誇りながら向かった。
心身ともにヘトヘトに疲れていたので、夢も見ない爆睡だった。
だが、色々と問題もあったが、昨日の歓迎会はとても有意義だった。
相談した事の解決方法を教えてもらえたので、歓迎会に出た甲斐があった。
俺が心配していたのは、東京に行っている間の犬の世話だった。
補佐と警備をしてくれる党員達に頼む方法もあるが、それでは彼ら彼女らの負担が大き過ぎると思ったのだ。
歓迎会を開いてくれた人の中に、地域のボランティア活動をしている人がいて、犬のお世話をするボランティアを募集すれば良いだけだと言ってくれたのだ。
ボランティアとは言っても、純粋な気持ちの人ばかりが集まる訳ではない。
党員達の支持者が、地区の実利を考えて手伝ってくれるのだろう。
それでも、お世話してくれる人が確保できるのは助かる。
俺が気持ちを強く持って、汚職にならないようにすれば良いだけの事だ。
それに、地域の代表である議員は、地元、選挙区の為に働くのだ。
地域の要望に応える事は恥でも犯罪でもない。
朝5時に起きて、朝食ビッフェの時間までネットサーフィンした。
犬のお世話ボランティアを教えてもらって、閃いた事があった。
それが実現可能なのか、ネットで調べた。
選挙権は国会議員選挙、都道府県知事選挙、都道府県会議員選挙、地町村長選挙、市町村会議員選挙の区別なく18歳で与えられる。
一方被選挙権、立候補する権利は、衆議院議員で満25歳以上、参議院議員で満30歳以上、都道府県知事で満30歳以上、市区町村長で満25歳以上、市区町村議会議員で満25歳以上となっていた。
高校生や大学生の議員を生み出す事は、法律上無理だった。
ドイツのように、21歳の市議会議員を生み出す事は不可能だった。
だが、博士課程に進んでいる大学院生なら、学生議員も不可能ではない。
それに、25歳未満の高校生や大学生でも、政治に興味を持って学生インターンシップ研修生になるのは良い事ではないか?
そう思って調べたが、マスゴミの批判を恐れてなのか、高校生をインターンシップ研修生として受け入れている国会議員や政党はなかった。
誰もやっていないからこそ、やってみる価値があると思った。
だが今は、勝手な思い込みで失敗すると多くの人に被害が出てしまう。
事務長の兄貴と総務長のおじさん、党の幹部に相談してみた。
高校生を含めた学生インターンシップ研修生を党や議員が受け入れる。
社会人のボランティア政策スタッフを党や議員が受け入れる。
報酬は交通費だけで、利益供与にならないようにする。
党の強制ではなく、各議員が採用不採用を決めればいい。
その日から毎晩歓迎会に出なければならず、とても忙しかった。
犬のお世話をしてくれるボランティアの確保を最優先に、歓迎会に出席した。
政治の興味のある学生や社会人のボランティアも募集した。
九州を中心に、山口県と広島県と島根県までは足を延ばした。
党員が来てくれという地区には、全て出席するように努力した。
働きたくない、引き籠もりたいという心の声は捻じ伏せた。
保健所、動物愛護センターの檻の中に閉じ込められている犬の目をしてしまったから、働きたくない、引き籠もりたいという心の声が小さくなった。
働きたい訳でも人と交流したい訳でもない。
見てしまった犬が殺される悪夢にうなされたくないだけだ。
神経が細いので、気になる事があると必ず悪夢にうなされるのだ。
歓迎会に出る順番は、事務長の兄貴と総務長のおじさん、党の幹部に決めてもらい、俺の恣意で決められないようにした。
犬の世話をするボランティアがしっかりしたら、全国の党員の所を巡って、歓迎会に出席しなければいけない。
保健所や動物愛護センターに行って、処分されそうになっている犬を引き取る行為と、犬の世話をしているのが、思っていた以上に評判が良かった。
歓迎会に来てくれていた人だけでなく、ネット民にも大評判だった。
政権与党第一党の国会議員や野党の国会議員が、そっくりそのままマネするくらい評判が良かったので、全党員が元祖は俺達だと動いたのだ。
俺がやるのは、党員が保健所から引き取った犬を引き受ける事だ。
匂いや遠吠えで、犬を引き取った党員が御近所から非難される前に、苦情の心配のない場所にある、俺の借家に引き取らないといけない。
夜は歓迎会を巡っていたが、昼は引き取った犬のお世話と、新しい犬を引き取ることに重点を置いた活動をした。
熊本県は殺処分を嫌っていて、保険所内で1年以上も動物を保護しているので、訪問するのは後回しにした。
殺処分までの期限を明確にしている佐賀県の犬から助けるようにした。
佐賀中部保健福祉事務所に、推定年齢2歳の柴犬、中型茶の雌が保護されていた。
この子は警察犬になれるかもしれないので、 もし保護者が現れたら返す事を約束して引き取った。
鳥栖保健福祉事務所に、推定年齢2歳の柴犬、中型茶の雌が保護されていた。
この子は警察犬になれるかもしれないので、 もし保護者が現れたら返す事を約束して引き取った。
次に長崎県で保護されている犬を引き取りに行った。
県南保健所に、年齢の分からない、ビーグルの血が濃いと思われる、中型黒茶の雄雑種犬が保護されていた。
警察犬にはなれそうになかったが、引き取る事にした。
ただ、まだ保護されて2日だったので、もし保護者が現れたら返す事を約束した。
県北保健所から長崎県動物管理所に移送収容されている犬に、ビーグルの血がとても濃いと思われる、中型茶黒白の雄雑種犬が保護されていた。
警察犬にはなれるかどうか分からなかったが、引き取る事にした。
長崎県動物管理所には、生後2カ月くらいの子犬が2頭収容されていた。
1頭は野犬の子供で、皮膚病を患っているので、引き取るなら治療が必要だった。
中型犬以上に成長しそうな黒茶の雌で、シェパードの血が流れていそうだった。
全く人に馴れていなくて、触ることも撫でることも抱え上げることもできるが、
怖がって脱糞おもらしをしてしまうし、食餌も与えられない。
もう1頭の子犬は、中型犬以上に成長しそうな茶の雄で、和犬の血が濃いように思われた。
この子は引き取りたいという問い合わせがあるようなので、問い合わせしている人が心変わりした時は、動物管理所の基礎トレーニング終了後、ある程度大きくなってから引き取ると言っておいた。
多分だが、野犬の子供だけを引き取る事になるだろうが、社会化が済んでから引き取った方が良いと思ったのだ。
離島である対馬保健所にも、年齢の分からない、和犬の血が濃い、中型茶白の雄雑種犬が保護されていた。
2カ月間も保護されているので、もう飼い主が引き取りに来るとは思われなかったが、もし保護者が現れたら返す事を約束して引き取った。
56
お気に入りに追加
164
あなたにおすすめの小説
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
みそっかす銀狐(シルバーフォックス)、家族を探す旅に出る
伽羅
ファンタジー
三つ子で生まれた銀狐の獣人シリル。一人だけ体が小さく人型に変化しても赤ん坊のままだった。
それでも親子で仲良く暮らしていた獣人の里が人間に襲撃される。
兄達を助ける為に囮になったシリルは逃げる途中で崖から川に転落して流されてしまう。
何とか一命を取り留めたシリルは家族を探す旅に出るのだった…。
外れスキル《コピー》を授かったけど「無能」と言われて家を追放された~ だけど発動条件を満たせば"魔族のスキル"を発動することができるようだ~
そらら
ファンタジー
「鑑定ミスではありません。この子のスキルは《コピー》です。正直、稀に見る外れスキルですね、何せ発動条件が今だ未解明なのですから」
「何てことなの……」
「全く期待はずれだ」
私の名前はラゼル、十五歳になったんだけども、人生最悪のピンチに立たされている。
このファンタジックな世界では、15歳になった際、スキル鑑定を医者に受けさせられるんだが、困ったことに私は外れスキル《コピー》を当ててしまったらしい。
そして数年が経ち……案の定、私は家族から疎ましく感じられてーーついに追放されてしまう。
だけど私のスキルは発動条件を満たすことで、魔族のスキルをコピーできるようだ。
そして、私の能力が《外れスキル》ではなく、恐ろしい能力だということに気づく。
そんでこの能力を使いこなしていると、知らないうちに英雄と呼ばれていたんだけど?
私を追放した家族が戻ってきてほしいって泣きついてきたんだけど、もう戻らん。
私は最高の仲間と最強を目指すから。
(完結)足手まといだと言われパーティーをクビになった補助魔法師だけど、足手まといになった覚えは無い!
ちゃむふー
ファンタジー
今までこのパーティーで上手くやってきたと思っていた。
なのに突然のパーティークビ宣言!!
確かに俺は直接の攻撃タイプでは無い。
補助魔法師だ。
俺のお陰で皆の攻撃力防御力回復力は約3倍にはなっていた筈だ。
足手まといだから今日でパーティーはクビ??
そんな理由認められない!!!
俺がいなくなったら攻撃力も防御力も回復力も3分の1になるからな??
分かってるのか?
俺を追い出した事、絶対後悔するからな!!!
ファンタジー初心者です。
温かい目で見てください(*'▽'*)
一万文字以下の短編の予定です!
異世界をスキルブックと共に生きていく
大森 万丈
ファンタジー
神様に頼まれてユニークスキル「スキルブック」と「神の幸運」を持ち異世界に転移したのだが転移した先は海辺だった。見渡しても海と森しかない。「最初からサバイバルなんて難易度高すぎだろ・・今着てる服以外何も持ってないし絶対幸運働いてないよこれ、これからどうしよう・・・」これは地球で平凡に暮らしていた佐藤 健吾が死後神様の依頼により異世界に転生し神より授かったユニークスキル「スキルブック」を駆使し、仲間を増やしながら気ままに異世界で暮らしていく話です。神様に貰った幸運は相変わらず仕事をしません。のんびり書いていきます。読んで頂けると幸いです。
目覚めた世界は異世界化? ~目が覚めたら十年後でした~
白い彗星
ファンタジー
十年という年月が、彼の中から奪われた。
目覚めた少年、達志が目にしたのは、自分が今までに見たことのない世界。見知らぬ景色、人ならざる者……まるで、ファンタジーの中の異世界のような世界が、あった。
今流行りの『異世界召喚』!? そう予想するが、衝撃の真実が明かされる!
なんと達志は十年もの間眠り続け、その間に世界は魔法ありきのファンタジー世界になっていた!?
非日常が日常となった世界で、現実を生きていくことに。
大人になった幼なじみ、新しい仲間、そして……
十年もの時間が流れた世界で、世界に取り残された達志。しかし彼は、それでも動き出した時間を手に、己の足を進めていく。
エブリスタで投稿していたものを、中身を手直しして投稿しなおしていきます!
エブリスタ、小説家になろう、ノベルピア、カクヨムでも、投稿してます!
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる