21 / 38
第2章
第21話:保護犬
しおりを挟む
俺は今回の4人組による襲撃を軽く考えていた。
死を覚悟しているとはいえ、リョクリュウがいてくれるので、本心では殺されないだろうと思っていたのだ。
ただ、俺に吹いた嵐のよう追い風によって、当選した人たちには大事件だった。
特に、俺の借りた家が選挙区内の議員には大事件だった。
俺を殺されたら、ネット民に叩かれるだけでなく、次の選挙では絶対に当選できなくなる、死活問題だったのだ。
我が党の大分県選出国会議員、大分県の県会議員、宇佐市の市会議員が主だが、他の市町村会の議員も加わって、交代で補佐や警備を申し出てくれた。
俺は後に知ったのだが、与党第一党を参考に設けた党三役が動いていた。
事務長は金銭的に最も信頼できる親戚の兄貴が務めてくれている。
総務会長は亡父の親友で、長年市会議員をしていたおじさんが務めてくれている。
政調会長だけは縁も所縁もない人、マスコミに叩かれて政権与党第一党から離党した、国会議員歴の長い人に御願いしているが、信用はしていない。
兄貴とおじさんが大分県を中心に九州の党員に連絡して、俺の補佐と警備をするように命じてくれたのだが、正直有難迷惑だった。
昼の間はまだ良い、だが夜に来られるとリョクリュウが遊びに来られなくなる。
だが俺の補佐と警備を命じられた人たちにとっては、夜こそ警戒しなければいけない時間で、何と言っても1人は家に居座ってしまう。
最初の1日で、どうにかしなければいけないと思い知った。
兄貴とおじさん、党員達を安心させないと、どうにもならないと思った。
次の日には大分県と福岡県の保健所に行って、保護犬を引き取りたいと交渉した。
急なお願いだったのだが、大分県選出の国会議員、県会議員、市会議員が事前に連絡してくれたようで、各地の保健所は親切に対応してくれた、申し訳ない。
大分市動物愛護センターでは、推定年齢10歳から12歳でビーグルの血が濃い、中型茶黒の雄雑種犬が保護されていた。
年齢的に考えると、とても警察犬にはなれないのだが、出会ってしまった以上見て見ぬ振りはできなので、引き取る事にした。
もし保護者が現れたら返す事を約束して、番犬にする事にした。
同じ動物愛護センターで、推定年齢3歳から5歳でダックスフンドの血が濃い、中型黒の雌雑種犬も保護されていた。
この子も体格的に警察犬になれそうになかったが、出会ってしまった以上見て見ぬ振りはできなので、引き取る事にした。
もし保護者が現れたら返す事を約束して、番犬にする事にした。
おおいた動物愛護センターで、推定年齢6歳くらい、和犬の血が濃い、中型茶の雌雑種犬も保護されていた。
この子は警察犬になれるかもしれないので、 もし保護者が現れたら返す事を約束して引き取った。
同じ動物愛護センターで、推定年齢7歳くらい、和犬の血が濃い、中型白の雌雑種犬も保護されていた。
この子は警察犬になれるかもしれないので、 もし保護者が現れたら返す事を約束して引き取った。
西部保健所では、推定年齢6歳くらい、柴犬の血が濃い、中型茶白の雄雑種犬が保護されていた。
この子は警察犬になれるかもしれないので、 もし保護者が現れたら返す事を約束して引き取った。
同じ保健所で、推定年齢10歳くらい、和犬の血が濃い、中型白の雌雑種犬が保護されていた。
年齢的に考えると、とても警察犬にはなれないのだが、見て見ぬ振りはできなので、保護者が現れたら返す事を約束して引き取った。
西部保健所では、推定年齢5歳くらい、柴犬の血が濃い、中型茶の雄雑種犬が保護されていた。
この子は警察犬になれるかもしれないので、 もし保護者が現れたら返す事を約束して引き取った。
同じ保健所で、推定年齢5歳くらい、マスティフ かボクサーの血が濃い、大型茶黒の雄雑種犬が保護されていた。
この子はもしかしたら警察犬になれるかもしれないので、 もし保護者が現れたら返す事を約束して引き取った。
北部保健所豊後高田保健部には保護犬がいなかった。
まだ時間があったので、福岡県の保護犬も見に行くことにした。
他県の人間が行っても相手をしてもらえないかもしれないと思ったが、大分県選出の国会議員、県会議員、市会議員が事前に福岡県県選出の国会議員、県会議員、市会議員連絡してくれたようで、各地の保健所は親切に対応してくれた、申し訳ない。
福岡市動物愛護管理センターでは、全ての犬が譲渡トライアル中だったので、よけいな事は言わずに福岡県動物愛護センターに移動した。
福岡県動物愛護センターで話を聞くと、譲渡犬にはセンター、保護団体、個人の3パターンがあるという事だった。
個人の都合で手放す人にまで係わる気はない。
保護団体に引き取られた子は殺処分される心配がない。
だから、まだセンターにいる子を引き取る事にした。
推定年齢6歳から10歳、柴犬の血が濃い、小型茶の避妊済み雌雑種犬。
年齢的に考えると、とても警察犬にはなれないのだが、保護者が現れたら返す事を約束して引き取った。
この子は3カ月近く保護されていたからか、情報が細やかだった。
愛護センターでテテという仮名をもらっていた。
少し怖がりな所があるが、慣れると犬の方から寄って来るという。
しつこく触ったり、グイグイ触られたりするのは苦手だという。
抱っこ、シャンプーなどのお手入れは苦手だそうだ。
食欲が旺盛で、お腹が減ったら鼻鳴きしてご飯を要求する食いしん坊だそうだ。
オカワリガできるというのができるというのは、食いしん坊だからか?
散歩は引っ張る事無く人の歩調に合わせられるという。
推定年齢6歳から10歳、テリアの血が濃い、中型黒茶の去勢済み雄雑種犬。
年齢的に考えると、とても警察犬にはなれないのだが、保護者が現れたら返す事を約束して引き取った。
この子も4カ月近く保護されていたからか、情報が細やかだった。
愛護センターでカルゴという仮名をもらっていた。
少し怖がりな所があるが、慣れると甘えん坊で、触って欲しくて寄ってくる。
余り吠える事はないが、要求があると鳴く事があり、飛びつき癖もある。
室内でも大人しくできるが、毛がよく抜ける。
オスワリ、フセ、オテ、オカワリができる。
推定年齢2歳から4歳、コーギーの血が濃い、小型黒茶の避妊済み雌雑種犬。
大きさを考えると、とても警察犬にはなれないのだが、保護者が現れたら返す事を約束して引き取った。
この子も4カ月近く保護されていたからか、情報が細やかだった。
愛護センターでモズという仮名をもらっていた。
少し怖がりな所があるが、慣れると甘えん坊になるそうだ。
食欲旺盛で散歩好き、飛びつき癖と要求吠えがあるそうだ。
フィラリアが陽性なので、継続治療が必要だという。
合計11頭の保護犬を引き取った。
普通なら多頭引き取りは拒絶されるのだろうが、国会議員の信用があった。
虐待する事も捨てる事もないと信用してもらえたのだろう。
死を覚悟しているとはいえ、リョクリュウがいてくれるので、本心では殺されないだろうと思っていたのだ。
ただ、俺に吹いた嵐のよう追い風によって、当選した人たちには大事件だった。
特に、俺の借りた家が選挙区内の議員には大事件だった。
俺を殺されたら、ネット民に叩かれるだけでなく、次の選挙では絶対に当選できなくなる、死活問題だったのだ。
我が党の大分県選出国会議員、大分県の県会議員、宇佐市の市会議員が主だが、他の市町村会の議員も加わって、交代で補佐や警備を申し出てくれた。
俺は後に知ったのだが、与党第一党を参考に設けた党三役が動いていた。
事務長は金銭的に最も信頼できる親戚の兄貴が務めてくれている。
総務会長は亡父の親友で、長年市会議員をしていたおじさんが務めてくれている。
政調会長だけは縁も所縁もない人、マスコミに叩かれて政権与党第一党から離党した、国会議員歴の長い人に御願いしているが、信用はしていない。
兄貴とおじさんが大分県を中心に九州の党員に連絡して、俺の補佐と警備をするように命じてくれたのだが、正直有難迷惑だった。
昼の間はまだ良い、だが夜に来られるとリョクリュウが遊びに来られなくなる。
だが俺の補佐と警備を命じられた人たちにとっては、夜こそ警戒しなければいけない時間で、何と言っても1人は家に居座ってしまう。
最初の1日で、どうにかしなければいけないと思い知った。
兄貴とおじさん、党員達を安心させないと、どうにもならないと思った。
次の日には大分県と福岡県の保健所に行って、保護犬を引き取りたいと交渉した。
急なお願いだったのだが、大分県選出の国会議員、県会議員、市会議員が事前に連絡してくれたようで、各地の保健所は親切に対応してくれた、申し訳ない。
大分市動物愛護センターでは、推定年齢10歳から12歳でビーグルの血が濃い、中型茶黒の雄雑種犬が保護されていた。
年齢的に考えると、とても警察犬にはなれないのだが、出会ってしまった以上見て見ぬ振りはできなので、引き取る事にした。
もし保護者が現れたら返す事を約束して、番犬にする事にした。
同じ動物愛護センターで、推定年齢3歳から5歳でダックスフンドの血が濃い、中型黒の雌雑種犬も保護されていた。
この子も体格的に警察犬になれそうになかったが、出会ってしまった以上見て見ぬ振りはできなので、引き取る事にした。
もし保護者が現れたら返す事を約束して、番犬にする事にした。
おおいた動物愛護センターで、推定年齢6歳くらい、和犬の血が濃い、中型茶の雌雑種犬も保護されていた。
この子は警察犬になれるかもしれないので、 もし保護者が現れたら返す事を約束して引き取った。
同じ動物愛護センターで、推定年齢7歳くらい、和犬の血が濃い、中型白の雌雑種犬も保護されていた。
この子は警察犬になれるかもしれないので、 もし保護者が現れたら返す事を約束して引き取った。
西部保健所では、推定年齢6歳くらい、柴犬の血が濃い、中型茶白の雄雑種犬が保護されていた。
この子は警察犬になれるかもしれないので、 もし保護者が現れたら返す事を約束して引き取った。
同じ保健所で、推定年齢10歳くらい、和犬の血が濃い、中型白の雌雑種犬が保護されていた。
年齢的に考えると、とても警察犬にはなれないのだが、見て見ぬ振りはできなので、保護者が現れたら返す事を約束して引き取った。
西部保健所では、推定年齢5歳くらい、柴犬の血が濃い、中型茶の雄雑種犬が保護されていた。
この子は警察犬になれるかもしれないので、 もし保護者が現れたら返す事を約束して引き取った。
同じ保健所で、推定年齢5歳くらい、マスティフ かボクサーの血が濃い、大型茶黒の雄雑種犬が保護されていた。
この子はもしかしたら警察犬になれるかもしれないので、 もし保護者が現れたら返す事を約束して引き取った。
北部保健所豊後高田保健部には保護犬がいなかった。
まだ時間があったので、福岡県の保護犬も見に行くことにした。
他県の人間が行っても相手をしてもらえないかもしれないと思ったが、大分県選出の国会議員、県会議員、市会議員が事前に福岡県県選出の国会議員、県会議員、市会議員連絡してくれたようで、各地の保健所は親切に対応してくれた、申し訳ない。
福岡市動物愛護管理センターでは、全ての犬が譲渡トライアル中だったので、よけいな事は言わずに福岡県動物愛護センターに移動した。
福岡県動物愛護センターで話を聞くと、譲渡犬にはセンター、保護団体、個人の3パターンがあるという事だった。
個人の都合で手放す人にまで係わる気はない。
保護団体に引き取られた子は殺処分される心配がない。
だから、まだセンターにいる子を引き取る事にした。
推定年齢6歳から10歳、柴犬の血が濃い、小型茶の避妊済み雌雑種犬。
年齢的に考えると、とても警察犬にはなれないのだが、保護者が現れたら返す事を約束して引き取った。
この子は3カ月近く保護されていたからか、情報が細やかだった。
愛護センターでテテという仮名をもらっていた。
少し怖がりな所があるが、慣れると犬の方から寄って来るという。
しつこく触ったり、グイグイ触られたりするのは苦手だという。
抱っこ、シャンプーなどのお手入れは苦手だそうだ。
食欲が旺盛で、お腹が減ったら鼻鳴きしてご飯を要求する食いしん坊だそうだ。
オカワリガできるというのができるというのは、食いしん坊だからか?
散歩は引っ張る事無く人の歩調に合わせられるという。
推定年齢6歳から10歳、テリアの血が濃い、中型黒茶の去勢済み雄雑種犬。
年齢的に考えると、とても警察犬にはなれないのだが、保護者が現れたら返す事を約束して引き取った。
この子も4カ月近く保護されていたからか、情報が細やかだった。
愛護センターでカルゴという仮名をもらっていた。
少し怖がりな所があるが、慣れると甘えん坊で、触って欲しくて寄ってくる。
余り吠える事はないが、要求があると鳴く事があり、飛びつき癖もある。
室内でも大人しくできるが、毛がよく抜ける。
オスワリ、フセ、オテ、オカワリができる。
推定年齢2歳から4歳、コーギーの血が濃い、小型黒茶の避妊済み雌雑種犬。
大きさを考えると、とても警察犬にはなれないのだが、保護者が現れたら返す事を約束して引き取った。
この子も4カ月近く保護されていたからか、情報が細やかだった。
愛護センターでモズという仮名をもらっていた。
少し怖がりな所があるが、慣れると甘えん坊になるそうだ。
食欲旺盛で散歩好き、飛びつき癖と要求吠えがあるそうだ。
フィラリアが陽性なので、継続治療が必要だという。
合計11頭の保護犬を引き取った。
普通なら多頭引き取りは拒絶されるのだろうが、国会議員の信用があった。
虐待する事も捨てる事もないと信用してもらえたのだろう。
61
お気に入りに追加
164
あなたにおすすめの小説
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
みそっかす銀狐(シルバーフォックス)、家族を探す旅に出る
伽羅
ファンタジー
三つ子で生まれた銀狐の獣人シリル。一人だけ体が小さく人型に変化しても赤ん坊のままだった。
それでも親子で仲良く暮らしていた獣人の里が人間に襲撃される。
兄達を助ける為に囮になったシリルは逃げる途中で崖から川に転落して流されてしまう。
何とか一命を取り留めたシリルは家族を探す旅に出るのだった…。
外れスキル《コピー》を授かったけど「無能」と言われて家を追放された~ だけど発動条件を満たせば"魔族のスキル"を発動することができるようだ~
そらら
ファンタジー
「鑑定ミスではありません。この子のスキルは《コピー》です。正直、稀に見る外れスキルですね、何せ発動条件が今だ未解明なのですから」
「何てことなの……」
「全く期待はずれだ」
私の名前はラゼル、十五歳になったんだけども、人生最悪のピンチに立たされている。
このファンタジックな世界では、15歳になった際、スキル鑑定を医者に受けさせられるんだが、困ったことに私は外れスキル《コピー》を当ててしまったらしい。
そして数年が経ち……案の定、私は家族から疎ましく感じられてーーついに追放されてしまう。
だけど私のスキルは発動条件を満たすことで、魔族のスキルをコピーできるようだ。
そして、私の能力が《外れスキル》ではなく、恐ろしい能力だということに気づく。
そんでこの能力を使いこなしていると、知らないうちに英雄と呼ばれていたんだけど?
私を追放した家族が戻ってきてほしいって泣きついてきたんだけど、もう戻らん。
私は最高の仲間と最強を目指すから。
(完結)足手まといだと言われパーティーをクビになった補助魔法師だけど、足手まといになった覚えは無い!
ちゃむふー
ファンタジー
今までこのパーティーで上手くやってきたと思っていた。
なのに突然のパーティークビ宣言!!
確かに俺は直接の攻撃タイプでは無い。
補助魔法師だ。
俺のお陰で皆の攻撃力防御力回復力は約3倍にはなっていた筈だ。
足手まといだから今日でパーティーはクビ??
そんな理由認められない!!!
俺がいなくなったら攻撃力も防御力も回復力も3分の1になるからな??
分かってるのか?
俺を追い出した事、絶対後悔するからな!!!
ファンタジー初心者です。
温かい目で見てください(*'▽'*)
一万文字以下の短編の予定です!
異世界召喚された俺は余分な子でした
KeyBow
ファンタジー
異世界召喚を行うも本来の人数よりも1人多かった。召喚時にエラーが発生し余分な1人とは召喚に巻き込まれたおっさんだ。そして何故か若返った!また、理由が分からぬまま冤罪で捕らえられ、余分な異分子として処刑の為に危険な場所への放逐を実行される。果たしてその流刑された所から生きて出られるか?己の身に起こったエラーに苦しむ事になる。
サブタイトル
〜異世界召喚されたおっさんにはエラーがあり処刑の為放逐された!しかし真の勇者だった〜
異世界をスキルブックと共に生きていく
大森 万丈
ファンタジー
神様に頼まれてユニークスキル「スキルブック」と「神の幸運」を持ち異世界に転移したのだが転移した先は海辺だった。見渡しても海と森しかない。「最初からサバイバルなんて難易度高すぎだろ・・今着てる服以外何も持ってないし絶対幸運働いてないよこれ、これからどうしよう・・・」これは地球で平凡に暮らしていた佐藤 健吾が死後神様の依頼により異世界に転生し神より授かったユニークスキル「スキルブック」を駆使し、仲間を増やしながら気ままに異世界で暮らしていく話です。神様に貰った幸運は相変わらず仕事をしません。のんびり書いていきます。読んで頂けると幸いです。
目覚めた世界は異世界化? ~目が覚めたら十年後でした~
白い彗星
ファンタジー
十年という年月が、彼の中から奪われた。
目覚めた少年、達志が目にしたのは、自分が今までに見たことのない世界。見知らぬ景色、人ならざる者……まるで、ファンタジーの中の異世界のような世界が、あった。
今流行りの『異世界召喚』!? そう予想するが、衝撃の真実が明かされる!
なんと達志は十年もの間眠り続け、その間に世界は魔法ありきのファンタジー世界になっていた!?
非日常が日常となった世界で、現実を生きていくことに。
大人になった幼なじみ、新しい仲間、そして……
十年もの時間が流れた世界で、世界に取り残された達志。しかし彼は、それでも動き出した時間を手に、己の足を進めていく。
エブリスタで投稿していたものを、中身を手直しして投稿しなおしていきます!
エブリスタ、小説家になろう、ノベルピア、カクヨムでも、投稿してます!
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる