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第一章
第16話:子供たち
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オードリーたちを助けてから二十日が経った。
その間冒険者に襲われる事もなく、皇国軍が来る事もなかった。
お陰で毎日孤児たちと狩りに出かけることができた。
一緒に狩りをする事で、徐々に孤児たちと信頼を築くことができた。
俺の命令に素直を従ってくれるようになった。
逃げろ言った時にし直に逃げてくれれば、何かあった時に全力で戦う事ができる。
オードリーの所に逃げてくれれば、何の心配もない。
そう思えるだけの魔力量がオードリーにはある。
オードリーが魔術防御を展開したら、忍者スキルでも攻撃する事は不可能だ。
オードリー確実に子供を護れるのかと聞いたら、実際に展開してくれた。
こちらも全力で攻撃して戦闘力を披露したから、お互い様だ。
「バルド様、剣の使い方を教えてください」
「僕も、僕にも教えてください」
「「「「「僕も」」」」」
「「「「「私も」」」」」
孤児たちが俺に剣の使い方を教えてくれと言ってくる。
オードリーから手ほどきは受けているが、俺の方が剣技は上だ。
子供たちも前回の件から本気で強くなろうと努力してる。
こんな国だから、元から一生懸命努力はしていたと思う。
だが自分たちの実力不足が、オードリーにあんな負担をかけるとまでは思っていなかったから、今度は一生懸命ではなく命懸けで強くなろうとしている。
「全員一度にかかってこい。
連携して誰も死なないような、俺を斃す作戦を考えろ。
誰かが傷ついたら、シスターが哀しむぞ」
「「「「「分かっているよ」」」」」
「「「「「分かっているわ」」」」」
孤児たちが次々と剣を打ち込んでくる。
俺が厳しく注意しているから、無理に突っ込んでは来ない。
俺に力のこもった斬撃を打ち込むよりも、自分が傷つかない事を優先する。
まあ、俺が本気で踏み込んで打ち込めば一撃で殺す事はできる。
だが孤児たちに練習させたいのは剣の名手を殺す方法じゃない。
冒険者クラスの連中から身を護る方法だ。
「気を抜かずに代わる代わる打ち込んでこい」
「「「「「おう」」」」」
教えた通り、順番に打ち込んできた。
俺に一撃加えられると、冷静さを失って踏み込み過ぎる子もいる。
そういう子には指導のために厳しい打撃を加える。
痛い思いをさせるのは可哀想だが、ここで厳しく身体に教えておかないいけない。
実戦で敵に同じことをしたら、殺されるのはこの子たちなのだ。
冷静さを失った子だけなら自業自得だが、最悪他の子まで殺される可能性もある。
「もうこれで終わりか?!」
「「「「「まだだ」」」」」
「「「「「まだよ」」」」」
孤児たちにもその事はちゃんと伝えてある。
それでも、まだまだ体も心も成長途上の子供なのだ。
言われた時には頭で分かったつもりになっていても、感情で動いてしまう。
つい動いてしまって、身体が止まらない事がある。
痛みで覚えさせるなんてやりたくはないが、今は時間がないんだ。
罪悪感に苛まれても、やらなければいけない。
勢い込んで突っ込み過ぎた子の手を思いっきり叩いて、剣を手放せる。
痛みだけでなく、武器を手放させて戦えないようにする。
同じ孤児たちに馬鹿をやった事を知られてしまう。
痛みと恥の両方を与えて、二度と同じ事をしないようにさせる。
前世なら絶対に許されない手法だが、この世界では当たり前のやり方だ。
今回は俺もこの方法を使わせてもらう。
狩りもしているし、ダンジョンに生えるキノコも採取している。
それだけの時間を使った以外に、濃密な鍛錬をするのだ。
孤児たちに自由に攻撃させた後で、息もつかせないくらい逆撃をする。
翌日には剣を持てないくらい両腕を酷使させる。
わざと孤児たちに逃げさせて、脚にも負荷をかける。
翌日立っているのも辛いくらいの負荷をかけるのだ。
「まだだ、まだこれくらいでは休ませないぞ」
「「「「「ぜい、ぜい、ぜい、ぜい、ぜい、おう」」」」」
「「「「「ぜい、ぜい、ぜい、ぜい、ぜい、はい」」」」」
毎日血尿が出るくらい身体に負荷をかけた鍛錬なのに、誰も音を上げない。
誰の目にも、もうオードリーに負担をかけたくないという想いが見える。
それくらいオードリーを慕っているのだ。
その想いに応えるためにも、手を抜くことはできない。
俺にできる精一杯の方法で子供たちを鍛える。
「しっかりと鍛錬したのだから、思いっきり食べないと身体が持たないぞ。
肉やキノコだけでは身体が育たない。
野菜も果物もしっかり食べるんだ。
今日は特別にシチューに野菜を入れ、デザートに果物をつけてやる」
「「「「「ウォオオオオオ、くだものだぁああああ」」」」」
「「「「「やったぁあああ、くだものが食べられるわ」」」」」
基本子供たちはキノコも野菜も大嫌いだ。
だけど野菜も食べないと強い身体にならない。
子供たちは健康のために大嫌いなキノコと野菜を嫌々食べている。
好き嫌いなど許されない貧しい生活だが、ご褒美くらいあってもいいと思う。
キノコと野菜をちゃんと食べさせるためにも、子供たちが大好きな果物が必要だ。
魔法袋に中にある量は限られているが、今日は子供たちも頑張ったからな。
「ちゃんとキノコと野菜も食べてからだぞ」
「「「「「はい」」」」」
今日の返事はとても元気で、男女の違いもない。
こんな子供たちを相手に戦友もバディもないが、研究としては悪くない。
俺が一方的に指導する立場ではあるが、ダンジョンで狩りをしている。
単に一緒に戦えばバディと言えるのかどうか。
対等に肩を並べて戦うくらいでバディになれるのか。
背中を任せるくらい、互いに信頼しなければいけないのか。
まだスキルを得られるほど大きな子供はいない。
だが小さい頃の信頼感があれば、別々の道を選んでもバディ認定されるのか。
遠く離れているはずのパスカルから忍者スキルを借りる事ができている。
将来子供たちがスキルを得ることになった時に、俺はスキルを借りる頃ができるのだろうか、とても興味がある。
「皆さんとても聞き分けがよくなりましたね」
シスターオードリーがとてもうれしそうにしている。
中には生意気な子もいて、なかなかいう事を聞かない子もいたのだろう。
オードリーに生意気を言う事で、自分が可愛がられているのを確かめたと思ったいた子もいたのかもしれないが、もうそんな子供はいない。
この子たちは姿形は子供でも、中身は十分大人になっている。
少なくとも一緒に狩りに行っている子たちはそうだ。
「もうシスターの足手まといにはなりません」
「そうです、僕達はシスターを助けられるようになるんです」
「私もシスターを助けられるようになります」
「「「「「僕も」」」」」
「「「「「私も」」」」」
その間冒険者に襲われる事もなく、皇国軍が来る事もなかった。
お陰で毎日孤児たちと狩りに出かけることができた。
一緒に狩りをする事で、徐々に孤児たちと信頼を築くことができた。
俺の命令に素直を従ってくれるようになった。
逃げろ言った時にし直に逃げてくれれば、何かあった時に全力で戦う事ができる。
オードリーの所に逃げてくれれば、何の心配もない。
そう思えるだけの魔力量がオードリーにはある。
オードリーが魔術防御を展開したら、忍者スキルでも攻撃する事は不可能だ。
オードリー確実に子供を護れるのかと聞いたら、実際に展開してくれた。
こちらも全力で攻撃して戦闘力を披露したから、お互い様だ。
「バルド様、剣の使い方を教えてください」
「僕も、僕にも教えてください」
「「「「「僕も」」」」」
「「「「「私も」」」」」
孤児たちが俺に剣の使い方を教えてくれと言ってくる。
オードリーから手ほどきは受けているが、俺の方が剣技は上だ。
子供たちも前回の件から本気で強くなろうと努力してる。
こんな国だから、元から一生懸命努力はしていたと思う。
だが自分たちの実力不足が、オードリーにあんな負担をかけるとまでは思っていなかったから、今度は一生懸命ではなく命懸けで強くなろうとしている。
「全員一度にかかってこい。
連携して誰も死なないような、俺を斃す作戦を考えろ。
誰かが傷ついたら、シスターが哀しむぞ」
「「「「「分かっているよ」」」」」
「「「「「分かっているわ」」」」」
孤児たちが次々と剣を打ち込んでくる。
俺が厳しく注意しているから、無理に突っ込んでは来ない。
俺に力のこもった斬撃を打ち込むよりも、自分が傷つかない事を優先する。
まあ、俺が本気で踏み込んで打ち込めば一撃で殺す事はできる。
だが孤児たちに練習させたいのは剣の名手を殺す方法じゃない。
冒険者クラスの連中から身を護る方法だ。
「気を抜かずに代わる代わる打ち込んでこい」
「「「「「おう」」」」」
教えた通り、順番に打ち込んできた。
俺に一撃加えられると、冷静さを失って踏み込み過ぎる子もいる。
そういう子には指導のために厳しい打撃を加える。
痛い思いをさせるのは可哀想だが、ここで厳しく身体に教えておかないいけない。
実戦で敵に同じことをしたら、殺されるのはこの子たちなのだ。
冷静さを失った子だけなら自業自得だが、最悪他の子まで殺される可能性もある。
「もうこれで終わりか?!」
「「「「「まだだ」」」」」
「「「「「まだよ」」」」」
孤児たちにもその事はちゃんと伝えてある。
それでも、まだまだ体も心も成長途上の子供なのだ。
言われた時には頭で分かったつもりになっていても、感情で動いてしまう。
つい動いてしまって、身体が止まらない事がある。
痛みで覚えさせるなんてやりたくはないが、今は時間がないんだ。
罪悪感に苛まれても、やらなければいけない。
勢い込んで突っ込み過ぎた子の手を思いっきり叩いて、剣を手放せる。
痛みだけでなく、武器を手放させて戦えないようにする。
同じ孤児たちに馬鹿をやった事を知られてしまう。
痛みと恥の両方を与えて、二度と同じ事をしないようにさせる。
前世なら絶対に許されない手法だが、この世界では当たり前のやり方だ。
今回は俺もこの方法を使わせてもらう。
狩りもしているし、ダンジョンに生えるキノコも採取している。
それだけの時間を使った以外に、濃密な鍛錬をするのだ。
孤児たちに自由に攻撃させた後で、息もつかせないくらい逆撃をする。
翌日には剣を持てないくらい両腕を酷使させる。
わざと孤児たちに逃げさせて、脚にも負荷をかける。
翌日立っているのも辛いくらいの負荷をかけるのだ。
「まだだ、まだこれくらいでは休ませないぞ」
「「「「「ぜい、ぜい、ぜい、ぜい、ぜい、おう」」」」」
「「「「「ぜい、ぜい、ぜい、ぜい、ぜい、はい」」」」」
毎日血尿が出るくらい身体に負荷をかけた鍛錬なのに、誰も音を上げない。
誰の目にも、もうオードリーに負担をかけたくないという想いが見える。
それくらいオードリーを慕っているのだ。
その想いに応えるためにも、手を抜くことはできない。
俺にできる精一杯の方法で子供たちを鍛える。
「しっかりと鍛錬したのだから、思いっきり食べないと身体が持たないぞ。
肉やキノコだけでは身体が育たない。
野菜も果物もしっかり食べるんだ。
今日は特別にシチューに野菜を入れ、デザートに果物をつけてやる」
「「「「「ウォオオオオオ、くだものだぁああああ」」」」」
「「「「「やったぁあああ、くだものが食べられるわ」」」」」
基本子供たちはキノコも野菜も大嫌いだ。
だけど野菜も食べないと強い身体にならない。
子供たちは健康のために大嫌いなキノコと野菜を嫌々食べている。
好き嫌いなど許されない貧しい生活だが、ご褒美くらいあってもいいと思う。
キノコと野菜をちゃんと食べさせるためにも、子供たちが大好きな果物が必要だ。
魔法袋に中にある量は限られているが、今日は子供たちも頑張ったからな。
「ちゃんとキノコと野菜も食べてからだぞ」
「「「「「はい」」」」」
今日の返事はとても元気で、男女の違いもない。
こんな子供たちを相手に戦友もバディもないが、研究としては悪くない。
俺が一方的に指導する立場ではあるが、ダンジョンで狩りをしている。
単に一緒に戦えばバディと言えるのかどうか。
対等に肩を並べて戦うくらいでバディになれるのか。
背中を任せるくらい、互いに信頼しなければいけないのか。
まだスキルを得られるほど大きな子供はいない。
だが小さい頃の信頼感があれば、別々の道を選んでもバディ認定されるのか。
遠く離れているはずのパスカルから忍者スキルを借りる事ができている。
将来子供たちがスキルを得ることになった時に、俺はスキルを借りる頃ができるのだろうか、とても興味がある。
「皆さんとても聞き分けがよくなりましたね」
シスターオードリーがとてもうれしそうにしている。
中には生意気な子もいて、なかなかいう事を聞かない子もいたのだろう。
オードリーに生意気を言う事で、自分が可愛がられているのを確かめたと思ったいた子もいたのかもしれないが、もうそんな子供はいない。
この子たちは姿形は子供でも、中身は十分大人になっている。
少なくとも一緒に狩りに行っている子たちはそうだ。
「もうシスターの足手まといにはなりません」
「そうです、僕達はシスターを助けられるようになるんです」
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