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第一章
第4話:処刑宣言
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アバディーン王国歴100年8月21日、王都王城王宮、チャールズ王太子視点
なんだ、どうした、ここはどこだ、俺様は何でこんな所にいる?
確か、奴隷侍女を嬲り殺しにして楽しんでいた……
「ベンジャミン、もうこの国に味方する精霊はいない」
ベンジャミン、ベンジャミンは父王の名前だ。
王を呼び捨てにするなど許さん、そんな事許せば俺様まで下に見られる。
なんだ、何で動けない、手が、手が自由にならない。
縛られている、王太子である俺様を縛るだと、不敬だ、不敬罪で処刑だ!
「お前は誰だ、建国王陛下の精霊様はどこだ?!」
「建国王陛下の精霊様だと、ここにいるだろう」
声しか聞こえないから、腹を下にしている状態から顔を上げた。
首がのけぞって苦しかったが、処刑する奴を確かめないといけない。
きれいだ、金髪碧眼の美少女だ。
これまでも、何人もの金髪碧眼美少女を嬲ってきたが、これほど美しい美少女は初めてだ、何としても嬲り者してやる!
「その者を捕らえろ、さっさと捕えて俺様の部屋に連れて行け!」
なんだ、何故そのような顔をする?
俺様は、この国を支配する絶対の権力者なのだぞ!
一応上に父王がいるが、殺してしまえば俺様が一番の権力者なのだぞ!
「わたくしを、この国の堕落した売女令嬢や売女夫人と同じにしているようだ。
ろくな教育をしてこなかった証拠だな」
くっ、くっ、くっ、好いじゃないか、美少女なのに偉そうな口を利く。
そんな平民を嬲り者にして、泣いて謝らせるのも楽しい!
「あんたは精霊なのかもしれないが、言葉遣いには気をつけろ。
主を持たない下級の精霊の分際で、主持ちの精霊様の契約者に偉そうな口を聞けば、処罰されるのは知っているだろう?
さっさと謝れ、一応精霊様だから、謝れば許してやる。
さあ、謝れ、謝らないと建国王陛下の精霊様に処罰されるぞ!」
そうだ、言ってやれ、耄碌おやじ。
耄碌していても王だから、俺様の実力を知らない奴には効果が有るだろう。
「人間ごときと契約しなければいけない、精霊の中でも最下級の存在が、上級精霊であるわたくしを処罰するだと?
愚かな人間らしい身勝手な受け取り方だな」
……何を言っている、俺様に仕える事になる精霊が最下級だと?
うそだ、嘘に決まっている!
「証拠は、証拠はどこにある、精霊様、建国王陛下の精霊様、どうか出て来てください、出てきてこの者を処罰してください!」
耄碌おやじが慌てている、何を慌てる事がある!
さっさと建国王の精霊に命令しろ、俺様まで憶病者に思われるだろうが!
「愚かな、いや、愚かは我らか。
神々から命じられたこの世界の管理を、最下級の精霊に任せた我らが愚かだった。
このままでは、この世界を異世界の神々に引き渡さなければいけなくなる。
その時には、全ての精霊がこの事態を引き起こした責任を問われ、異世界の地獄に落とされて、永劫の苦しみを味合う事になる」
何を言っていやがるんだ?!
「捕らえろと言っているのが分からないのか?!
さっさと捕らえなかったら、お前達から先に殺すぞ!」
最下級精霊の分際で、この世界で1番偉い俺様を蔑んだ目で見るな!
カーツのような目で俺様を見るな!
「カーツ様が種豚と呼ぶのも当然だな。
未だに精霊の階級すら理解できない種豚王太子と愚王。
上位精霊に取り入って生き残ろうと考える糞野郎。
精霊が男なら誑し込めると考える売女、ここまで人間を堕落させたのだ。
消滅なんて楽な処分で済むと思うなよ。
我ら精霊が人間を堕落させたのではない、王家が堕落させたのだ」
愚王は父親の事か、まあ、俺様に比べれば愚かだな。
糞野郎、カーツが宰相の事を糞野郎と言っていたな。
だとしたら売女はカミラの事か?
ギャァアアアアア
耳が、目が、耳が、目が、耳も目も痛い!
体が痛い、身体中に針を刺されている!
身体の中が、魂が引き裂かれる!
「異世界、地球からお前達が無理矢理、誘拐拉致召喚した聖女の深雪様。
深雪様が苦しんだ倍、いや、三倍は苦しませる。
そうしなければカーツ様は決して我らをお許しにならないだろう」
カーツ様だと、王太子の俺様の事を種豚と罵りながら、追放されたカーツに様付けなど絶対に許さない!
睨みつけてやろうと思ったのに、目の前が真っ赤になって何も見えない。
近衛騎士たちに殺せと命じようとしていているのに、声が出ない。
……何も聞こえない、何も見えない、どうなっているのだ?
「お前達が渡す金銀財宝に目がくらみ、神々が禁じられた召喚魔術を使った最下級精霊は、異世界の地獄に送られた。
お前達もいずれは同じように異世界の地獄に送られるだろうが、そう簡単に楽にはなれない。
カーツ様が、深雪様が味合われた苦痛と同等の痛み、哀しみ、恥辱を味わったと判断されるまでは、生き地獄を味わうと覚悟していろ!」
何を言っていやがる、俺様はこの国の王太子だぞ!
俺様にできない事など何一つない!
お前が処分したと嘘をついた精霊を使役して殺してやる!
いや、簡単には殺さない、嬲って嬲って、殺してくれと言っても嬲り続けてやる!
「まて、待ってくれ、今の話は本当なのか?!
建国王陛下の精霊様が、精霊の中では最下級だと言うのか?
我々が神々の怒りに触れたと言うのは本当なのか?!
「……神々の逆鱗に触れたのは人間だけではない。
我ら精霊も神々の逆鱗に触れてしまった。
いや、神々に大恥をかかしてしまった。
地球の神々に頭を下げさせてしまった。
この世界にいる人間を全て滅ぼしてでも、神々のお怒りを鎮めないと……」
なんだ、どうした、ここはどこだ、俺様は何でこんな所にいる?
確か、奴隷侍女を嬲り殺しにして楽しんでいた……
「ベンジャミン、もうこの国に味方する精霊はいない」
ベンジャミン、ベンジャミンは父王の名前だ。
王を呼び捨てにするなど許さん、そんな事許せば俺様まで下に見られる。
なんだ、何で動けない、手が、手が自由にならない。
縛られている、王太子である俺様を縛るだと、不敬だ、不敬罪で処刑だ!
「お前は誰だ、建国王陛下の精霊様はどこだ?!」
「建国王陛下の精霊様だと、ここにいるだろう」
声しか聞こえないから、腹を下にしている状態から顔を上げた。
首がのけぞって苦しかったが、処刑する奴を確かめないといけない。
きれいだ、金髪碧眼の美少女だ。
これまでも、何人もの金髪碧眼美少女を嬲ってきたが、これほど美しい美少女は初めてだ、何としても嬲り者してやる!
「その者を捕らえろ、さっさと捕えて俺様の部屋に連れて行け!」
なんだ、何故そのような顔をする?
俺様は、この国を支配する絶対の権力者なのだぞ!
一応上に父王がいるが、殺してしまえば俺様が一番の権力者なのだぞ!
「わたくしを、この国の堕落した売女令嬢や売女夫人と同じにしているようだ。
ろくな教育をしてこなかった証拠だな」
くっ、くっ、くっ、好いじゃないか、美少女なのに偉そうな口を利く。
そんな平民を嬲り者にして、泣いて謝らせるのも楽しい!
「あんたは精霊なのかもしれないが、言葉遣いには気をつけろ。
主を持たない下級の精霊の分際で、主持ちの精霊様の契約者に偉そうな口を聞けば、処罰されるのは知っているだろう?
さっさと謝れ、一応精霊様だから、謝れば許してやる。
さあ、謝れ、謝らないと建国王陛下の精霊様に処罰されるぞ!」
そうだ、言ってやれ、耄碌おやじ。
耄碌していても王だから、俺様の実力を知らない奴には効果が有るだろう。
「人間ごときと契約しなければいけない、精霊の中でも最下級の存在が、上級精霊であるわたくしを処罰するだと?
愚かな人間らしい身勝手な受け取り方だな」
……何を言っている、俺様に仕える事になる精霊が最下級だと?
うそだ、嘘に決まっている!
「証拠は、証拠はどこにある、精霊様、建国王陛下の精霊様、どうか出て来てください、出てきてこの者を処罰してください!」
耄碌おやじが慌てている、何を慌てる事がある!
さっさと建国王の精霊に命令しろ、俺様まで憶病者に思われるだろうが!
「愚かな、いや、愚かは我らか。
神々から命じられたこの世界の管理を、最下級の精霊に任せた我らが愚かだった。
このままでは、この世界を異世界の神々に引き渡さなければいけなくなる。
その時には、全ての精霊がこの事態を引き起こした責任を問われ、異世界の地獄に落とされて、永劫の苦しみを味合う事になる」
何を言っていやがるんだ?!
「捕らえろと言っているのが分からないのか?!
さっさと捕らえなかったら、お前達から先に殺すぞ!」
最下級精霊の分際で、この世界で1番偉い俺様を蔑んだ目で見るな!
カーツのような目で俺様を見るな!
「カーツ様が種豚と呼ぶのも当然だな。
未だに精霊の階級すら理解できない種豚王太子と愚王。
上位精霊に取り入って生き残ろうと考える糞野郎。
精霊が男なら誑し込めると考える売女、ここまで人間を堕落させたのだ。
消滅なんて楽な処分で済むと思うなよ。
我ら精霊が人間を堕落させたのではない、王家が堕落させたのだ」
愚王は父親の事か、まあ、俺様に比べれば愚かだな。
糞野郎、カーツが宰相の事を糞野郎と言っていたな。
だとしたら売女はカミラの事か?
ギャァアアアアア
耳が、目が、耳が、目が、耳も目も痛い!
体が痛い、身体中に針を刺されている!
身体の中が、魂が引き裂かれる!
「異世界、地球からお前達が無理矢理、誘拐拉致召喚した聖女の深雪様。
深雪様が苦しんだ倍、いや、三倍は苦しませる。
そうしなければカーツ様は決して我らをお許しにならないだろう」
カーツ様だと、王太子の俺様の事を種豚と罵りながら、追放されたカーツに様付けなど絶対に許さない!
睨みつけてやろうと思ったのに、目の前が真っ赤になって何も見えない。
近衛騎士たちに殺せと命じようとしていているのに、声が出ない。
……何も聞こえない、何も見えない、どうなっているのだ?
「お前達が渡す金銀財宝に目がくらみ、神々が禁じられた召喚魔術を使った最下級精霊は、異世界の地獄に送られた。
お前達もいずれは同じように異世界の地獄に送られるだろうが、そう簡単に楽にはなれない。
カーツ様が、深雪様が味合われた苦痛と同等の痛み、哀しみ、恥辱を味わったと判断されるまでは、生き地獄を味わうと覚悟していろ!」
何を言っていやがる、俺様はこの国の王太子だぞ!
俺様にできない事など何一つない!
お前が処分したと嘘をついた精霊を使役して殺してやる!
いや、簡単には殺さない、嬲って嬲って、殺してくれと言っても嬲り続けてやる!
「まて、待ってくれ、今の話は本当なのか?!
建国王陛下の精霊様が、精霊の中では最下級だと言うのか?
我々が神々の怒りに触れたと言うのは本当なのか?!
「……神々の逆鱗に触れたのは人間だけではない。
我ら精霊も神々の逆鱗に触れてしまった。
いや、神々に大恥をかかしてしまった。
地球の神々に頭を下げさせてしまった。
この世界にいる人間を全て滅ぼしてでも、神々のお怒りを鎮めないと……」
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