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第一章
第22話:美しい花には棘がある。
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ネオドラゴン城から無事に逃げ延びた俺たちは、安心できるエドワーズ子爵城の本丸で泥のように眠った。
本丸奥にある、前エドワーズ子爵が造らせたのであろう隠し部屋に厳重な鍵をかけて、イザベルさんと義姉さん、異母弟妹たちは団子になって眠っていた。
俺は少し離れた床で毛布にくるまって眠った。
やはり全員不安だったから、離れ離れになる事などできなかった。
エドワーズ子爵城に戻った時、まだ城にいると思っていた、使者と元護衛騎士たちは誰一人いなかった。
俺たちが姿を消したのを知り、急ぎネオドラゴン城に戻ったそうだ。
ヴァイオレットがエドワーズ子爵城に戻る道を、侵攻に使った最短の道ではなく迂回路を使ったのは、使者と元護衛騎士と鉢合わせするのを避けたからだった。
てっきり辺境伯家の追撃に備えてだと思っていた。
いや、両方の可能性を考えて迂回路を使ったのだろう。
お陰で俺たちは嫌な謁見願いや質問に悩まされることなく休むことができたのだ。
もしかしたら、俺たちのために、使者と元護衛騎士をネオドラゴン城に向かうように仕向けてくれたのかもしれない。
カチュアの使用人たちなら、それくらいの事はやってくれそうだ。
翌朝目を覚ました時は、辺境伯家の討伐軍が押し寄せていないか不安だった。
わずかだが、カチュアたちが裏切っていないかも心配だった。
だがそんな心配は不要だった。
ヴァイオレットが昨日言っていたように、討伐軍は来なかった。
ネオドラゴン城内の状況が知りたかったが、俺にはその手段がなかった。
カチュアたちにはあるのだろうが、貴重な情報を教えてくれるはずもない。
「カーツ様、食事の準備を命じられてご用意させていただいたのですが、本当に食べていただけるのでしょうか」
本丸奥にある領主が使う食卓には、侍女たちが用意してくれた食事があった。
侍女長の常識では、この状況で信用しきれない侍女たちが作った料理を、俺が食べるはずがないのだ。
俺が教わった常識でも、こんな状況で侍女たちが作った料理を食べる事はない。
だがヴァイオレットは俺たちのための料理を作れと命じた。
またしても俺を試しているのだろうか。
「ヴァイオレット、俺たちが食べる前に毒見をしてくれるか」
「承りました」
ヴァイオレットがにっこりと笑って毒見してくれる。
「侍女たちもそれぞれの料理を毒見してくれ」
俺がそういうと、またしてもヴァイオレットがにっこりと笑ってくれる。
「大丈夫そうだが、今は一旦魔法袋に保管させてもらう。
遅効性の毒ではない事や、前もって毒消しを飲んでいないか確認してから、後日必要な時に食べさせてもらう。
今朝は以前自分で作っておいた料理を食べるからな」
ヴァイオレットが満面の笑みを浮かべてくれた。
「それでこそカーツ様でございます。
どこの誰であろうと、どのような状況であろうと、うかつに信じてはいけません。
できの悪い侍女や護衛騎士は心証を悪くするかもしれません。
ですが真の忠臣は、カーツ様の慎重さに安心する事でしょう」
今度は俺を試すだけではなかったのだな。
異母弟妹たちはもちろん、侍女と護衛騎士に厳しい現実を教えるためだ。
ありがたいと同時に、腹立たしさも覚えてしまう。
自分にはない厳しさに羨望を覚えてしまう。
俺もこれくらいの厳しさを身につけないと、家族はもちろん家臣領民を護れない。
俺たちはそれぞれの魔法袋から出した作り置きの料理を食べた。
自分で作ったり、心から信頼できる家臣が作ってくれた料理を事前に蓄えてある。
異母弟妹たちはイザベルさんが手作りした料理を食べている
俺は元執事のセバスチャンが作ってくれた料理を食べる。
美味しいのだが、どこかに苦みがある気がする。
精神的なモノだと分かっているが、分かっていても苦みを感じてしまう。
朝食を食べた俺たちは、台所を使ってたくさんの料理を作った。
俺と義姉さん、イザベルさんとメイソンの魔法袋には色々なモノが入っている。
辺境伯家の秘宝は俺の魔法袋にしかないが、並の財宝と武具、食料や素材は3人の魔法袋にも入っている。
その食料を使って、普通に食べるための料理と、戦闘食を作っておくのだ。
今度こそ魔境の中に逃げ込まなければいけないかもしれない。
俺たちは昼ごはんの時間まで料理作りに励んだ。
義姉さんはその合間に湧き上がる魔力を魔宝石に蓄えてもいる。
侍女と護衛騎士は交代で休みながら、掃除や警備をしてくれている。
エドワーズ城は完全にカチュアたち任せだったのが、多少は他の勢力もできた。
昨日ネオドラゴン城に攻め込むと決めた時には、こんな状況になり、大好きな料理を作る時間ができるとは思ってもいなかった。
★★★★★★
「カーツ様、マティルダ様、昨日以来でございますね。
こんなに早くまた謁見させていただけるとは思いもよりませんでした」
昨日騙した祖父の使者が、昼食後にやってきた。
ご丁寧に護衛も元俺の護衛騎士たちだ。
これは祖父と父の俺に対する嫌味か抗議なのだろうか。
それとも、こいつらが祖父や父に嫌われているのだろうか。
まさか、俺にこいつらを殺させようとしているのではないだろうな。
「本当だな、私もこんな事になるとは思わなかったよ。
だがこれはしかたがない事だよ。
なんといってもルキャナン大臣が辺境伯家を裏切り、イザベルさんを手籠めにしようとしたのだからな。
まさかとは思うが、使者殿や護衛の者たちは、ルキャナン大臣と通じていたのではないだろうな。
もしそのような事があったとしたら、義姉さんの魔術が炸裂するぞ」
「滅相もございません。
私が護衛の騎士たちが、ルキャナン大臣と通じているような事はありません。
ご当主様や伯爵様を騙して、エドワーズ子爵の悪事を隠蔽していたような佞臣と、我々が懇意にしている訳がございません」
「そこまで分かっているのなら、私の城に来る前に、ルキャナン大臣の首を取るべきではないのか。
それとも、もうルキャナン大臣の首を取ったのか」
俺がそう言って使者から元護衛騎士たちに視線を移すと、露骨に顔を背けた。
まさかとは思うが、まだルキャナン大臣を殺していないのか。
今回はヴァイオレットが、いや、恐らくカチュアが全てを予測しているのだろう。
そうでなければ使用人たちが昨日のような命懸けの忠誠を尽くすわけがない。
そのカチュアの予測も、ついに外れたという事か。
「いえ、いえ、我々のような才のない者に、そのような壮挙はできません。
現役の大臣を討つような武勇は、元々が武装商人で、信頼できる腕利きの護衛騎士や戦闘侍女を持つ、ミリアム様だけでございます」
口では褒め称えているように言っているが、内心では母の事を平民風情がとバカにしているのが伝わってくる。
それにしても、母上の手の者がルキャナン大臣を殺したのか。
辺境伯家に巣くう佞臣を討ち果たした上に、母上の実子から家督を奪う可能性がある魔術師を生む、イザベルさんを父の側から離すことに成功した。
問題はまだ俺を後継者にする気があるのか、俺を切り捨ててコナンを後継者にする気なのかだな。
同母の兄弟で家督争いをするのか。
始まれば血で血を洗う凄惨な殺し合いになるだろうな。
前世の史実では、結構多くの家で行われていた、人間のさがなんだよなぁあ。
嫌だな、できれば避けたいんだが、カチュアを俺に弟殺しをさせる気なのか?
本丸奥にある、前エドワーズ子爵が造らせたのであろう隠し部屋に厳重な鍵をかけて、イザベルさんと義姉さん、異母弟妹たちは団子になって眠っていた。
俺は少し離れた床で毛布にくるまって眠った。
やはり全員不安だったから、離れ離れになる事などできなかった。
エドワーズ子爵城に戻った時、まだ城にいると思っていた、使者と元護衛騎士たちは誰一人いなかった。
俺たちが姿を消したのを知り、急ぎネオドラゴン城に戻ったそうだ。
ヴァイオレットがエドワーズ子爵城に戻る道を、侵攻に使った最短の道ではなく迂回路を使ったのは、使者と元護衛騎士と鉢合わせするのを避けたからだった。
てっきり辺境伯家の追撃に備えてだと思っていた。
いや、両方の可能性を考えて迂回路を使ったのだろう。
お陰で俺たちは嫌な謁見願いや質問に悩まされることなく休むことができたのだ。
もしかしたら、俺たちのために、使者と元護衛騎士をネオドラゴン城に向かうように仕向けてくれたのかもしれない。
カチュアの使用人たちなら、それくらいの事はやってくれそうだ。
翌朝目を覚ました時は、辺境伯家の討伐軍が押し寄せていないか不安だった。
わずかだが、カチュアたちが裏切っていないかも心配だった。
だがそんな心配は不要だった。
ヴァイオレットが昨日言っていたように、討伐軍は来なかった。
ネオドラゴン城内の状況が知りたかったが、俺にはその手段がなかった。
カチュアたちにはあるのだろうが、貴重な情報を教えてくれるはずもない。
「カーツ様、食事の準備を命じられてご用意させていただいたのですが、本当に食べていただけるのでしょうか」
本丸奥にある領主が使う食卓には、侍女たちが用意してくれた食事があった。
侍女長の常識では、この状況で信用しきれない侍女たちが作った料理を、俺が食べるはずがないのだ。
俺が教わった常識でも、こんな状況で侍女たちが作った料理を食べる事はない。
だがヴァイオレットは俺たちのための料理を作れと命じた。
またしても俺を試しているのだろうか。
「ヴァイオレット、俺たちが食べる前に毒見をしてくれるか」
「承りました」
ヴァイオレットがにっこりと笑って毒見してくれる。
「侍女たちもそれぞれの料理を毒見してくれ」
俺がそういうと、またしてもヴァイオレットがにっこりと笑ってくれる。
「大丈夫そうだが、今は一旦魔法袋に保管させてもらう。
遅効性の毒ではない事や、前もって毒消しを飲んでいないか確認してから、後日必要な時に食べさせてもらう。
今朝は以前自分で作っておいた料理を食べるからな」
ヴァイオレットが満面の笑みを浮かべてくれた。
「それでこそカーツ様でございます。
どこの誰であろうと、どのような状況であろうと、うかつに信じてはいけません。
できの悪い侍女や護衛騎士は心証を悪くするかもしれません。
ですが真の忠臣は、カーツ様の慎重さに安心する事でしょう」
今度は俺を試すだけではなかったのだな。
異母弟妹たちはもちろん、侍女と護衛騎士に厳しい現実を教えるためだ。
ありがたいと同時に、腹立たしさも覚えてしまう。
自分にはない厳しさに羨望を覚えてしまう。
俺もこれくらいの厳しさを身につけないと、家族はもちろん家臣領民を護れない。
俺たちはそれぞれの魔法袋から出した作り置きの料理を食べた。
自分で作ったり、心から信頼できる家臣が作ってくれた料理を事前に蓄えてある。
異母弟妹たちはイザベルさんが手作りした料理を食べている
俺は元執事のセバスチャンが作ってくれた料理を食べる。
美味しいのだが、どこかに苦みがある気がする。
精神的なモノだと分かっているが、分かっていても苦みを感じてしまう。
朝食を食べた俺たちは、台所を使ってたくさんの料理を作った。
俺と義姉さん、イザベルさんとメイソンの魔法袋には色々なモノが入っている。
辺境伯家の秘宝は俺の魔法袋にしかないが、並の財宝と武具、食料や素材は3人の魔法袋にも入っている。
その食料を使って、普通に食べるための料理と、戦闘食を作っておくのだ。
今度こそ魔境の中に逃げ込まなければいけないかもしれない。
俺たちは昼ごはんの時間まで料理作りに励んだ。
義姉さんはその合間に湧き上がる魔力を魔宝石に蓄えてもいる。
侍女と護衛騎士は交代で休みながら、掃除や警備をしてくれている。
エドワーズ城は完全にカチュアたち任せだったのが、多少は他の勢力もできた。
昨日ネオドラゴン城に攻め込むと決めた時には、こんな状況になり、大好きな料理を作る時間ができるとは思ってもいなかった。
★★★★★★
「カーツ様、マティルダ様、昨日以来でございますね。
こんなに早くまた謁見させていただけるとは思いもよりませんでした」
昨日騙した祖父の使者が、昼食後にやってきた。
ご丁寧に護衛も元俺の護衛騎士たちだ。
これは祖父と父の俺に対する嫌味か抗議なのだろうか。
それとも、こいつらが祖父や父に嫌われているのだろうか。
まさか、俺にこいつらを殺させようとしているのではないだろうな。
「本当だな、私もこんな事になるとは思わなかったよ。
だがこれはしかたがない事だよ。
なんといってもルキャナン大臣が辺境伯家を裏切り、イザベルさんを手籠めにしようとしたのだからな。
まさかとは思うが、使者殿や護衛の者たちは、ルキャナン大臣と通じていたのではないだろうな。
もしそのような事があったとしたら、義姉さんの魔術が炸裂するぞ」
「滅相もございません。
私が護衛の騎士たちが、ルキャナン大臣と通じているような事はありません。
ご当主様や伯爵様を騙して、エドワーズ子爵の悪事を隠蔽していたような佞臣と、我々が懇意にしている訳がございません」
「そこまで分かっているのなら、私の城に来る前に、ルキャナン大臣の首を取るべきではないのか。
それとも、もうルキャナン大臣の首を取ったのか」
俺がそう言って使者から元護衛騎士たちに視線を移すと、露骨に顔を背けた。
まさかとは思うが、まだルキャナン大臣を殺していないのか。
今回はヴァイオレットが、いや、恐らくカチュアが全てを予測しているのだろう。
そうでなければ使用人たちが昨日のような命懸けの忠誠を尽くすわけがない。
そのカチュアの予測も、ついに外れたという事か。
「いえ、いえ、我々のような才のない者に、そのような壮挙はできません。
現役の大臣を討つような武勇は、元々が武装商人で、信頼できる腕利きの護衛騎士や戦闘侍女を持つ、ミリアム様だけでございます」
口では褒め称えているように言っているが、内心では母の事を平民風情がとバカにしているのが伝わってくる。
それにしても、母上の手の者がルキャナン大臣を殺したのか。
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問題はまだ俺を後継者にする気があるのか、俺を切り捨ててコナンを後継者にする気なのかだな。
同母の兄弟で家督争いをするのか。
始まれば血で血を洗う凄惨な殺し合いになるだろうな。
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