9 / 45
第一章
第9話:誘拐
しおりを挟む
俺は必死で反論したが、マティルダ義姉さんはとても頑固だった。
自分が俺を護るから胆力も指揮能力も鍛える必要はないとの一点張りだった。
この点に関しては護衛騎士たちも同意見のようで、助けてくれなかった。
カチュアとヴァイオレットは無表情を貫いていたが、内心何を思っているのか。
ブラコンとシスコンと姉弟だと思われているに違いない。
この世界に転生してからの初恋は、最悪の終わりを迎えてしまいそうだ。
「カーツ殿、魔力が半分近くになったので城に戻りましょう。
カチュア、清算は城に戻ってからさせてもらいます」
「承りました、マティルダ様」
初めての魔境での狩りは、完全に義姉さんが仕切ってしまった。
俺はただ義姉さんが魔獣を狩るのを見ていただけだ。
いったい何のために命懸けの決意をして魔境に来たのか分からない。
俺はマティルダ義姉さんを含めた家族を護りたかったのに。
こんな状況になったら、ますますマティルダ義姉さんに近づく佞臣悪臣は増える。
こんな事になるのなら、魔境に狩りに行きたいなんて言わなければよかった。
俺はトボトボと魔境をから出ようと歩いていた。
護衛騎士たちも今日は何も話しかけてこない。
祖父と父、義姉さんの気持ちは痛いほどよくわかるし、俺が彼らの立場でも同じことをした可能性が高い。
だが、俺にだってプライドはあるし、家族を想う気持ちだってあるのだ。
本当は心優しく虫も殺せない義姉さんに、これ以上無理をさせたくないのだ。
「子供です、子供が死にかけています」
先行していた護衛部隊からとんでもない言葉が聞こえてきた。
魔境の中に子供が入って来るなど信じられない事だ。
貧しくて飢えているのなら、辺境伯家が行う炊き出しにくればいい。
貧民支援のために行われている公共事業なら、年齢に関係なく参加できる。
貧しさが原因ではなく、子供らしい冒険心から魔境に入ったのか。
「治します、私が治すので回復薬で応急処置をしてください」
義姉さんが大きな声で叫んでいる。
思わず声が出たのだろう。
義姉さんにはこういう優しい心があるのだ。
そんな義姉さんを最前線に立たせて、殺し合いをさせる訳にはいかない。
魔族を斃す事はできても、味方に死ねという命令を下せるわけがない。
そんな事をさせたら、義姉さんの心は壊れてしまう。
「ヒール、ハイヒール、ハイヒール」
まだ4歳か5歳くらいだろうか、急いで駆けつけた義姉さんが抱きしめている。
ボロボロの服を着た子供に、繰り返しヒールとハイヒールをかけている。
だが、子供は一向に目を覚まさない。
身体はある程度治癒したのだが、血を失い過ぎているのだろう。
義姉さんのハイヒールでは、失われた血を元通りにはできない。
栄養に余裕があって、スーパーヒールをかける事ができれば助けられるのだが。
「義姉さん、これを飲ませてください」
俺は魔法袋から栄養薬と造血薬を取り出して渡した。
普通の薬ではなく、一瞬で効果が現れる魔法薬だ。
貴重な素材、もう2度と手に入らない竜素材が必要な、秘薬ともいえるものだ。
「え、いいのですか、このような貴重な薬を使ってもいいのですか」
義姉さんの言いたいことは分かる。
このようなみすぼらしい子供のために、秘薬を使うのは家臣の手前問題がある、
だが、この子を助けてどうしても聞かなければいけない事がある。
この子の背中の傷は魔獣が付けたモノではない。
どう見ても刀傷で、人間に斬られたモノだ。
誰がどのような理由で子供を殺そうとしたのか、絶対に調べなければいけない。
辺境伯領に何の罪もない子供を斬り殺そうとするモノがいるなど絶対に許せない。
遺体処理のために魔境に子供を捨てたのか、それとも子供が必死で逃げ込んだのかは分からないが、この状況は絶対に見過ごせない。
それに、義姉さんに子供を助けられなかった哀しみを味合わせたくない。
「必要な事ですから遠慮せずに使ってください。
辺境伯領に子供を斬り殺すような者がいる事を、見過ごすわけにはいきません」
こう言っておけば、家臣たちも俺が秘薬を使う事を納得してくれるだろう。
「分かりました、ありがとうございます、カーツ殿」
こういう切羽詰まった時に、義姉さんの気の弱さが現れる。
普段は無理をして義姉ぶっているが、本当は俺の影に隠れたいのだ。
義姉さんは優しくて、人を助けたいと思っているが、優しくて気が弱いのだ。
小さな頃から性根の悪い連中の悪意にさらされ続けたせいかもしれない。
それに加えて、俺が庇った事が悪い影響を与えたのかもしれない。
義姉さんに全力を発揮させるには、誰かが庇って安全を確保した状態が必要だ。
「うっ、ううううう、おねえちゃん」
2つの薬を飲まされた子供が意識を取り戻したようだ。
この子には姉がいるようだな。
最初に姉を頼るという事は、両親を亡くしているのだろうか。
「もう大丈夫よ、しっかりしなさい。
私が必ずお姉ちゃんの所に連れて行ってあげるから、安心していいのよ。
お姉ちゃんはどこにいるの」
「おねえちゃん、おねえちゃん、おねえちゃん、わああああああん。
おねえちゃんがつれていかれちゃったよぉお。
きしさまがおねえちゃんをつれていっちゃったよぉお。
おねえちゃあぁああん、わああああああん」
騎士、だと、騎士が子供を攫って行ったというのか。
それともこの子の姉は妙齢の女性だとでもいうのか。
いや、そんな事はどうでもいい。
辺境伯領の騎士が子供を斬り殺し、姉を誘拐するなど絶対に許せん。
「セバスチャン、何か思い当たることはないか」
「幾つか悪い噂を聞いた事がありますが、カーツ様にお教えする事はできません」
セバスチャンが俺に秘密にしなければいけない事だと?!
この件に関係しているのは、辺境伯家に連なる者という事か。
信じたくない事だが、他に考えようがない。
他の連中も露骨に顔を背けている。
俺は都合の悪い事を聞かせてもらえない、裸の王様だったのだな。
「カチュア、ヴァイオレット、恥ずかしい所を見せてしまったな。
俺は家臣にも嘘をつかれる愚か者だったようだ。
このままでは辺境伯家は滅びてしまう。
もし少しでも人の世界を残したいと思ってくれるのなら、教えてくれないか。
辺境伯家の誰が子供を斬り女子供を攫っているのだ」
「「「「「カーツ様」」」」」
「黙れ、お前たちは祖父と父の命令し従って俺を護っていろ。
俺は俺の誇りに掛けてやりたいようにやる。
邪魔をするなら殺す。
殺されたくないなら俺を殺せ。
カチュア、ヴァイオレット、頼む、この通りだ。
誰が犯人なのか教えてくれ」
自分が俺を護るから胆力も指揮能力も鍛える必要はないとの一点張りだった。
この点に関しては護衛騎士たちも同意見のようで、助けてくれなかった。
カチュアとヴァイオレットは無表情を貫いていたが、内心何を思っているのか。
ブラコンとシスコンと姉弟だと思われているに違いない。
この世界に転生してからの初恋は、最悪の終わりを迎えてしまいそうだ。
「カーツ殿、魔力が半分近くになったので城に戻りましょう。
カチュア、清算は城に戻ってからさせてもらいます」
「承りました、マティルダ様」
初めての魔境での狩りは、完全に義姉さんが仕切ってしまった。
俺はただ義姉さんが魔獣を狩るのを見ていただけだ。
いったい何のために命懸けの決意をして魔境に来たのか分からない。
俺はマティルダ義姉さんを含めた家族を護りたかったのに。
こんな状況になったら、ますますマティルダ義姉さんに近づく佞臣悪臣は増える。
こんな事になるのなら、魔境に狩りに行きたいなんて言わなければよかった。
俺はトボトボと魔境をから出ようと歩いていた。
護衛騎士たちも今日は何も話しかけてこない。
祖父と父、義姉さんの気持ちは痛いほどよくわかるし、俺が彼らの立場でも同じことをした可能性が高い。
だが、俺にだってプライドはあるし、家族を想う気持ちだってあるのだ。
本当は心優しく虫も殺せない義姉さんに、これ以上無理をさせたくないのだ。
「子供です、子供が死にかけています」
先行していた護衛部隊からとんでもない言葉が聞こえてきた。
魔境の中に子供が入って来るなど信じられない事だ。
貧しくて飢えているのなら、辺境伯家が行う炊き出しにくればいい。
貧民支援のために行われている公共事業なら、年齢に関係なく参加できる。
貧しさが原因ではなく、子供らしい冒険心から魔境に入ったのか。
「治します、私が治すので回復薬で応急処置をしてください」
義姉さんが大きな声で叫んでいる。
思わず声が出たのだろう。
義姉さんにはこういう優しい心があるのだ。
そんな義姉さんを最前線に立たせて、殺し合いをさせる訳にはいかない。
魔族を斃す事はできても、味方に死ねという命令を下せるわけがない。
そんな事をさせたら、義姉さんの心は壊れてしまう。
「ヒール、ハイヒール、ハイヒール」
まだ4歳か5歳くらいだろうか、急いで駆けつけた義姉さんが抱きしめている。
ボロボロの服を着た子供に、繰り返しヒールとハイヒールをかけている。
だが、子供は一向に目を覚まさない。
身体はある程度治癒したのだが、血を失い過ぎているのだろう。
義姉さんのハイヒールでは、失われた血を元通りにはできない。
栄養に余裕があって、スーパーヒールをかける事ができれば助けられるのだが。
「義姉さん、これを飲ませてください」
俺は魔法袋から栄養薬と造血薬を取り出して渡した。
普通の薬ではなく、一瞬で効果が現れる魔法薬だ。
貴重な素材、もう2度と手に入らない竜素材が必要な、秘薬ともいえるものだ。
「え、いいのですか、このような貴重な薬を使ってもいいのですか」
義姉さんの言いたいことは分かる。
このようなみすぼらしい子供のために、秘薬を使うのは家臣の手前問題がある、
だが、この子を助けてどうしても聞かなければいけない事がある。
この子の背中の傷は魔獣が付けたモノではない。
どう見ても刀傷で、人間に斬られたモノだ。
誰がどのような理由で子供を殺そうとしたのか、絶対に調べなければいけない。
辺境伯領に何の罪もない子供を斬り殺そうとするモノがいるなど絶対に許せない。
遺体処理のために魔境に子供を捨てたのか、それとも子供が必死で逃げ込んだのかは分からないが、この状況は絶対に見過ごせない。
それに、義姉さんに子供を助けられなかった哀しみを味合わせたくない。
「必要な事ですから遠慮せずに使ってください。
辺境伯領に子供を斬り殺すような者がいる事を、見過ごすわけにはいきません」
こう言っておけば、家臣たちも俺が秘薬を使う事を納得してくれるだろう。
「分かりました、ありがとうございます、カーツ殿」
こういう切羽詰まった時に、義姉さんの気の弱さが現れる。
普段は無理をして義姉ぶっているが、本当は俺の影に隠れたいのだ。
義姉さんは優しくて、人を助けたいと思っているが、優しくて気が弱いのだ。
小さな頃から性根の悪い連中の悪意にさらされ続けたせいかもしれない。
それに加えて、俺が庇った事が悪い影響を与えたのかもしれない。
義姉さんに全力を発揮させるには、誰かが庇って安全を確保した状態が必要だ。
「うっ、ううううう、おねえちゃん」
2つの薬を飲まされた子供が意識を取り戻したようだ。
この子には姉がいるようだな。
最初に姉を頼るという事は、両親を亡くしているのだろうか。
「もう大丈夫よ、しっかりしなさい。
私が必ずお姉ちゃんの所に連れて行ってあげるから、安心していいのよ。
お姉ちゃんはどこにいるの」
「おねえちゃん、おねえちゃん、おねえちゃん、わああああああん。
おねえちゃんがつれていかれちゃったよぉお。
きしさまがおねえちゃんをつれていっちゃったよぉお。
おねえちゃあぁああん、わああああああん」
騎士、だと、騎士が子供を攫って行ったというのか。
それともこの子の姉は妙齢の女性だとでもいうのか。
いや、そんな事はどうでもいい。
辺境伯領の騎士が子供を斬り殺し、姉を誘拐するなど絶対に許せん。
「セバスチャン、何か思い当たることはないか」
「幾つか悪い噂を聞いた事がありますが、カーツ様にお教えする事はできません」
セバスチャンが俺に秘密にしなければいけない事だと?!
この件に関係しているのは、辺境伯家に連なる者という事か。
信じたくない事だが、他に考えようがない。
他の連中も露骨に顔を背けている。
俺は都合の悪い事を聞かせてもらえない、裸の王様だったのだな。
「カチュア、ヴァイオレット、恥ずかしい所を見せてしまったな。
俺は家臣にも嘘をつかれる愚か者だったようだ。
このままでは辺境伯家は滅びてしまう。
もし少しでも人の世界を残したいと思ってくれるのなら、教えてくれないか。
辺境伯家の誰が子供を斬り女子供を攫っているのだ」
「「「「「カーツ様」」」」」
「黙れ、お前たちは祖父と父の命令し従って俺を護っていろ。
俺は俺の誇りに掛けてやりたいようにやる。
邪魔をするなら殺す。
殺されたくないなら俺を殺せ。
カチュア、ヴァイオレット、頼む、この通りだ。
誰が犯人なのか教えてくれ」
30
お気に入りに追加
148
あなたにおすすめの小説

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。

異世界転生ファミリー
くろねこ教授
ファンタジー
辺境のとある家族。その一家には秘密があった?!
辺境の村に住む何の変哲もないマーティン一家。
アリス・マーティンは美人で料理が旨い主婦。
アーサーは元腕利きの冒険者、村の自警団のリーダー格で頼れる男。
長男のナイトはクールで賢い美少年。
ソフィアは産まれて一年の赤ん坊。
何の不思議もない家族と思われたが……
彼等には実は他人に知られる訳にはいかない秘密があったのだ。
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?

異世界に転生したら?(改)
まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。
そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。
物語はまさに、その時に起きる!
横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。
そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。
◇
5年前の作品の改稿板になります。
少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。
生暖かい目で見て下されば幸いです。

【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。

【書籍化決定】俗世から離れてのんびり暮らしていたおっさんなのに、俺が書の守護者って何かの間違いじゃないですか?
歩く魚
ファンタジー
幼い頃に迫害され、一人孤独に山で暮らすようになったジオ・プライム。
それから数十年が経ち、気づけば38歳。
のんびりとした生活はこの上ない幸せで満たされていた。
しかしーー
「も、もう一度聞いて良いですか? ジオ・プライムさん、あなたはこの死の山に二十五年間も住んでいるんですか?」
突然の来訪者によると、この山は人間が住める山ではなく、彼は世間では「書の守護者」と呼ばれ都市伝説のような存在になっていた。
これは、自分のことを弱いと勘違いしているダジャレ好きのおっさんが、人々を導き、温かさを思い出す物語。
※書籍化のため更新をストップします。

称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる