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第2章
第80話:宣戦布告
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神歴1818年皇歴214年5月20日バーランド帝国の沖合:ロジャー皇子視点
「余は、アステリア皇国14皇子、ロジャーである。
ジョージ皇帝陛下から全権を預けられた大使であり軍総司令官である。
その全権大使としてバーランド帝国の帝王に問う!
他国の民を誘拐拉致して奴隷とする事は絶対に許されない。
神々はもちろん、皇室も人道もそのような悪逆非道は許さない。
よって、誘拐拉致して奴隷に落とした民を返還するまで国交を断絶した。
帝王と帝国の悪逆非道を咎めたら、宣戦布告も行わずに魔獣を使って無辜の民を襲わせ虐殺した!
そのような行為が帝室帝国の常識なのか今直ぐ返答せよ!
今日の日没とまでに返答がなければ、言い訳をする気も無いと断じて攻撃する。
この宣言をもって、日没までの時間制限付き宣戦布告とする」
俺はバーランド帝国に宣戦布告すると同時に、大陸各国にも同じ内容の宣戦布告を使い魔によって送り、皇国の正義正統性を主張した。
使い魔に送らせたのは、大切な人質を捕虜にされる訳にはいかないからだ。
全ての宣戦布告文書は、帝国領に近づくと共に急いで使い魔とした、魔カモメ、魔ハト、魔カラス、魔トンビに運ばせた。
1羽では心許ないので、1国に対して100羽使って運ばせた。
それも首都だけではなく、主要な都市、領都に運ばせた。
これくらい多く運ばせたら、帝国はもちろん、大陸各国も受け取っていないとは言い訳できない
想像していた通り、卑怯下劣な帝国は正式な返答などしてこなかった。
俺が定めた制限時間など無視して、24隻の艦隊で押し包もうとした。
ここでクラーケンやザラタンを使ったら、俺の主張を補完してしまうと思ったのかもしれないが、敵艦隊だけでは全く近づく事ができなかった。
魔術で攻撃できる距離に近づこうとすると、魔魚の群れに襲われるのだ。
防御魔術で守ろうとしても、数十数百ていどの魔魚に反復攻撃されただけで、防御魔術を展開している者の魔力が直ぐに枯渇してしまう。
帝国が先に敵対行動をとったのだから、遠慮する必要など全く無い。
それに、俺が何かした訳ではない。
俺とは関係ない魔魚が、獲物と勘違いしてバーランド帝国の艦隊を襲ったのだ。
帝国の艦長が使ったのと同じ言い訳を使ってやったのは報復だ。
本当なら敵艦隊を壊滅させて乗員も皆殺しにしたいところだ。
だが、船には櫂の漕ぎ手として奴隷が乗せられている。
その中に我が国から誘拐拉致された者がいるかもしれない。
だから、魔魚には防御魔術が崩壊するまでしか攻撃するなと命じてあった。
魔魚たちは俺に命令に従って防護魔術だけを破壊してくれた。
「余は、アステリア皇国14皇子、ロジャーである。
余の公式な詰問に対して正式な返答をせず、宣戦布告も無しに攻撃してきた。
このような卑怯下劣な行為は生まれて初めて受けた。
そんな相手に対して王侯貴族の礼を取る必要は無くなった。
帝王から順に身分の高い者から殺していく。
巻き込まれたくない者は、身分の高い者には近づくな。
それと海沿い川沿いに住む人間はできるだけ水辺から離れていろ。
帝国の行いに激怒された神々の天罰に巻き込まれるぞ」
普通に、楽に帝国を滅ぼすのなら、沿岸部を魔海獣に無差別攻撃させれば良い。
魔魚は陸に上がれないが、河川に沿って遡上させて水が手に入り難くはできる。
クラーケンとザラタンなら陸に上げて破壊と殺戮もやらせられる。
だがそんな事をしたら、助けるはずの元皇国民を巻き込んでしまう。
彼らを助けようと大遠征してきたのに、自分の手で殺しては何の意味もない。
そこで、手間も時間もかかるが、帝国が自ら罪を認めて被害者を返すようにした。
まずは、最初に攻撃してきた敵艦隊だ。
24隻の敵艦に誘拐拉致された皇国民がいないか確認する。
「敵艦隊に乗っている全ての人間を眠らせ麻痺させる。
高所から落ちた者が死なないように浮遊させる。
必要な魔力は周囲にいる普通の魚から奪う。
魔海獣や魔魚からは魔力を奪わない。
エリア・パーフェクト・スリープ。
エリア・パーフェクト・パララサス
エリア・パーフェクト・フロウティング」
俺の魔術に逆らえる者など誰1人いない。
24隻の艦に乗っている者全員が眠り麻痺した。
見張りの為に帆柱に登っていた者が落ちたが、浮遊魔術で死ぬ事はなかった。
「敵は全員無力化した、接舷して誘拐拉致された皇国民がいないか確かめるぞ」
「「「「「はい!」」」」」
クラーケンとザラタンに助けてもらって敵艦に接舷した。
微妙に帆を操り、舵を効かさないと、激しく艦体をぶつけてしまう。
こんな敵の勢力圏で艦が壊れたら生きて皇国に戻れなくなってしまう。
乗り移った敵艦は拿捕してこちらのモノにするが、圧倒的にこちらの人数が少ないので、叛乱を起こされたら味方が殺されてしまう。
最終的に俺が負ける事はないが、一時的に不利になり味方が殺される事はあり得るので、敵の扱いは慎重にならざるを得ない。
意識を失っている敵は、艦長から櫂の漕ぎ手の奴隷まで、身分に関係なく後ろ手に縛って艦底に叩き込む。
艦底には物理的な鍵だけでなく魔術でも鍵をかけてく。
俺以外には誰も絶対に開けられないようにしておく。
それを24隻全部で行って、ようやく安心する事ができた。
味方を500人連れてきているが、24艦に分けると24人で1艦を運用しなければいけなくなる。
それも、叛乱を起こす気満々の捕虜の管理をしながらだ。
もし叛乱を起こされたら24対500の絶望的な戦いになる。
だから敵艦の管理に人を送らない事にした。
捕虜にした者達に水や食糧を与えるのは、俺が1人でやる事にした。
艦が座礁しないように操るのは、クラーケンとザラタンにやってもらう。
もし何か俺の想像を上回る方法で捕虜が逃げ出したら、魔魚に始末してもらう。
「余は、アステリア皇国14皇子、ロジャーである。
ジョージ皇帝陛下から全権を預けられた大使であり軍総司令官である。
その全権大使としてバーランド帝国の帝王に問う!
他国の民を誘拐拉致して奴隷とする事は絶対に許されない。
神々はもちろん、皇室も人道もそのような悪逆非道は許さない。
よって、誘拐拉致して奴隷に落とした民を返還するまで国交を断絶した。
帝王と帝国の悪逆非道を咎めたら、宣戦布告も行わずに魔獣を使って無辜の民を襲わせ虐殺した!
そのような行為が帝室帝国の常識なのか今直ぐ返答せよ!
今日の日没とまでに返答がなければ、言い訳をする気も無いと断じて攻撃する。
この宣言をもって、日没までの時間制限付き宣戦布告とする」
俺はバーランド帝国に宣戦布告すると同時に、大陸各国にも同じ内容の宣戦布告を使い魔によって送り、皇国の正義正統性を主張した。
使い魔に送らせたのは、大切な人質を捕虜にされる訳にはいかないからだ。
全ての宣戦布告文書は、帝国領に近づくと共に急いで使い魔とした、魔カモメ、魔ハト、魔カラス、魔トンビに運ばせた。
1羽では心許ないので、1国に対して100羽使って運ばせた。
それも首都だけではなく、主要な都市、領都に運ばせた。
これくらい多く運ばせたら、帝国はもちろん、大陸各国も受け取っていないとは言い訳できない
想像していた通り、卑怯下劣な帝国は正式な返答などしてこなかった。
俺が定めた制限時間など無視して、24隻の艦隊で押し包もうとした。
ここでクラーケンやザラタンを使ったら、俺の主張を補完してしまうと思ったのかもしれないが、敵艦隊だけでは全く近づく事ができなかった。
魔術で攻撃できる距離に近づこうとすると、魔魚の群れに襲われるのだ。
防御魔術で守ろうとしても、数十数百ていどの魔魚に反復攻撃されただけで、防御魔術を展開している者の魔力が直ぐに枯渇してしまう。
帝国が先に敵対行動をとったのだから、遠慮する必要など全く無い。
それに、俺が何かした訳ではない。
俺とは関係ない魔魚が、獲物と勘違いしてバーランド帝国の艦隊を襲ったのだ。
帝国の艦長が使ったのと同じ言い訳を使ってやったのは報復だ。
本当なら敵艦隊を壊滅させて乗員も皆殺しにしたいところだ。
だが、船には櫂の漕ぎ手として奴隷が乗せられている。
その中に我が国から誘拐拉致された者がいるかもしれない。
だから、魔魚には防御魔術が崩壊するまでしか攻撃するなと命じてあった。
魔魚たちは俺に命令に従って防護魔術だけを破壊してくれた。
「余は、アステリア皇国14皇子、ロジャーである。
余の公式な詰問に対して正式な返答をせず、宣戦布告も無しに攻撃してきた。
このような卑怯下劣な行為は生まれて初めて受けた。
そんな相手に対して王侯貴族の礼を取る必要は無くなった。
帝王から順に身分の高い者から殺していく。
巻き込まれたくない者は、身分の高い者には近づくな。
それと海沿い川沿いに住む人間はできるだけ水辺から離れていろ。
帝国の行いに激怒された神々の天罰に巻き込まれるぞ」
普通に、楽に帝国を滅ぼすのなら、沿岸部を魔海獣に無差別攻撃させれば良い。
魔魚は陸に上がれないが、河川に沿って遡上させて水が手に入り難くはできる。
クラーケンとザラタンなら陸に上げて破壊と殺戮もやらせられる。
だがそんな事をしたら、助けるはずの元皇国民を巻き込んでしまう。
彼らを助けようと大遠征してきたのに、自分の手で殺しては何の意味もない。
そこで、手間も時間もかかるが、帝国が自ら罪を認めて被害者を返すようにした。
まずは、最初に攻撃してきた敵艦隊だ。
24隻の敵艦に誘拐拉致された皇国民がいないか確認する。
「敵艦隊に乗っている全ての人間を眠らせ麻痺させる。
高所から落ちた者が死なないように浮遊させる。
必要な魔力は周囲にいる普通の魚から奪う。
魔海獣や魔魚からは魔力を奪わない。
エリア・パーフェクト・スリープ。
エリア・パーフェクト・パララサス
エリア・パーフェクト・フロウティング」
俺の魔術に逆らえる者など誰1人いない。
24隻の艦に乗っている者全員が眠り麻痺した。
見張りの為に帆柱に登っていた者が落ちたが、浮遊魔術で死ぬ事はなかった。
「敵は全員無力化した、接舷して誘拐拉致された皇国民がいないか確かめるぞ」
「「「「「はい!」」」」」
クラーケンとザラタンに助けてもらって敵艦に接舷した。
微妙に帆を操り、舵を効かさないと、激しく艦体をぶつけてしまう。
こんな敵の勢力圏で艦が壊れたら生きて皇国に戻れなくなってしまう。
乗り移った敵艦は拿捕してこちらのモノにするが、圧倒的にこちらの人数が少ないので、叛乱を起こされたら味方が殺されてしまう。
最終的に俺が負ける事はないが、一時的に不利になり味方が殺される事はあり得るので、敵の扱いは慎重にならざるを得ない。
意識を失っている敵は、艦長から櫂の漕ぎ手の奴隷まで、身分に関係なく後ろ手に縛って艦底に叩き込む。
艦底には物理的な鍵だけでなく魔術でも鍵をかけてく。
俺以外には誰も絶対に開けられないようにしておく。
それを24隻全部で行って、ようやく安心する事ができた。
味方を500人連れてきているが、24艦に分けると24人で1艦を運用しなければいけなくなる。
それも、叛乱を起こす気満々の捕虜の管理をしながらだ。
もし叛乱を起こされたら24対500の絶望的な戦いになる。
だから敵艦の管理に人を送らない事にした。
捕虜にした者達に水や食糧を与えるのは、俺が1人でやる事にした。
艦が座礁しないように操るのは、クラーケンとザラタンにやってもらう。
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