9 / 33
第一章
第4話:襲撃
しおりを挟む
転移1日目:山本光司(ミーツ)視点
「バカ天使、俺はどんな攻撃魔術が使えるのだ?」
色々と調べている時間がない。
バカでドジで信用できないが、今はそんな事を言っていられない。
使える魔術を聞くだけなら実害はないだろう。
「光司様が使える魔術は数多くあります。
光司様は全ての属性魔術が使え……」
「そんな話はどうでもいい!
今襲ってきているモンスターに効果の有る魔術を教えろ!」
「今襲ってきているのはゴブリンです。
ビッグゴブリン1頭とホブゴブリン5頭に指揮された54頭です。
並のゴブリンが相手なら、ボール級の魔術で瞬殺できます。
ホブゴブリンが相手なら、アロー級の魔術で瞬殺できます。
ビッグゴブリンが相手だと、ソード級の魔術が2発必要でしょう。
問題は光司様にそれだけの魔力があるがどうかです」
「ボール級、アロー級、ソード級の魔術にどれだけの魔力が必要なのだ?」
「ボール級で魔力2、アロー級で魔力3、ソード級で魔力4です」
今の魔力を確認した方が良いな。
「ステータスオープン」
「個人情報」
名前:ミーツ・ヤーマ(山本光司)
情報:ヒューマン・男・20歳・レベル11
職業:治療家・魔術師・小説家・料理人・商人・解体職人
:採取家・武闘家・剣士・木地師・革職人・
HP:200
MP:137/200
筋力:130
耐久:125
魔力:120
俊敏:125
器用:135
魅力:200
幸運:200
「職業」
治療家:レベル11(鍼灸柔道整復師だったから)
魔術師:レベル11(ライトノベルなどを読みふけり創造力が桁外れだから)
小説家:レベル11(受賞経験のあるネット小説家だったから)
商人 :レベル11(実家の商売を手伝い、独立開業し確定申告もしていたから)
料理人:レベル8 (30年以上ずっと自炊をしていたから)
従魔師:レベル7 (長年犬猫を飼い躾けた経験があったから)
解体師:レベル6 (12年間実家の鶏肉店を手伝い鶏の解体をしていたから)
採取家:レベル5 (田舎の出身で、幼い頃から野草採取をしていたから)
武闘家:レベル4 (柔道初段だったから)
剣士 :レベル3 (段持ちではないが剣道を学んだことがあったから)
木地師:レベル2 (とても不器用だが、工作経験があるから)
革職人:レベル1 (とても不器用だが、クラフトワーク経験があるから)
「アクティブスキル」
診断:レベル11
治療:レベル11
創造:レベル11
作家:レベル11
魔術:レベル11
商人:レベル11
料理:レベル8
従魔:レベル7
解体:レベル6
採取:レベル5
武術:レベル4
剣術:レベル3
木地:レベル2
皮革:レベル1
「パッシブスキル」
鑑定:レベル6(これまで培ってきた生活の知恵)
診断:レベル11(29年間鍼灸柔道整復師として診察を行ってきたから)
「魔法スキル」
亜空間術:レベル11(ストレージ)
「ユニークスキル」
異世界間スーパー:レベル1
:所持金・4億9167万1561円
:奉天市場レベル1
異世界間競売 :レベル1
「犯罪歴」
なし
魔力がかなり減っているのは子供を診療施術したからだろう。
この魔力量でゴブリンを全て斃すのは難しいだろう。
「バカ天使、魔力が回復するのにどれくらいかかる?」
「魔力回復薬があれば、効能分だけ直ぐに回復するのですが……」
「言い訳を聞いているのではない、どれくらいの時間でどれだけ回復する?!
俺とこの子の命がかかっているのだぞ!
四の五の言わずにはっきりと言え!」
「はぃいいい、1時間に20%回復します。」
「3分で1パーセント回復するのだな?!」
「えぇえええと、それは……」
このバカ天使に正確な答えを求めた俺がバカだった。
確実に言えるのは、1時間で20%回復すると言う事だ。
だったら不確実な事には頼らずに、自分の創造力を試すしかない。
「バカ天使、ゴブリンが開けた場所、ここから見える場所に来たら教えろ。
できるだけ遠くにいるうちに魔術で狙撃する」
「光司様、魔術には射程というものがございまして……」
「そんな事は分かっている、射程に入ったらお前が教えろ!
四の五の言っていないでさっさと偵察に行ってこい!」
バカ天使を追い出して、魔力を強制的に回復させる技を試す。
魔力回復薬があると言う事は、そう言う方法あると言う事だ。
俺が小説で使ったそういうネタは、消化吸収を強制的に働かせる事だった。
まずは栄養補給だが、固形栄養食品は食べるのに時間がかかる。
それよりは一気飲みできる介護飲料の方が良い。
さっき買った物がまだ残っているが、もう1セット購入する。
24本5284円の内、125ミリリットル5本を一気飲みする。
水分が余分に必要かもしれないので、大量に買ったスポーツ飲料も飲む。
甘いからカロリーもそれなりにある。
「使い失われた魔力を回復させろ、マジック・リカバリー」
俺は飲んだ介護飲料が胃腸で消化吸収され、魔力になって蓄えられるとイメージした。
「ステータスオープン」
魔力が200/200に回復している。
タプタプしていたお腹がすっきりしているから、飲んだ分が消費されている。
どれだけ食べたらどれくらいの魔力が回復するのかの検証は後で良い。
今は全回復した魔力を使ってゴブリンを殲滅する事だけを考える。
また魔力が不足してはけないので、少々腹は張るが、残りの介護飲料を飲む。
まだ多少満腹感があるから、5本も飲んでおけば十分だろう。
「光司様、ゴブリン達が近づいてきます」
丁度良い所にバカ天使が戻ってきた。
「バカ天使、できるだけ早くゴブリン達を殲滅したい。
魔力の問題は解決した。
俺が使える最大の魔術は何だ?」
「光司様ならレベル10までの魔術全てを使う事ができます。
普通なら苦しい修練を重ね、下級魔術の熟練度を上げなければいけないのです。
それを全てなしにして、この世界で広まっている全魔術を使えるようにしました」
「……誰がそんな説明をしろと言った!
誰がそんな事をしてくれと言った?!
頼んでいない事ばかり先にやって、俺を殺した代わりに与えると約束した保証を後回しにして全くやっていない!
お前はそんな事を繰り返しているから腐れ神にまで見捨てられて追放されたのだ!
余計な事を言っていないで使える魔術の呪文を教えろ!」
「はぃいいい、申し訳ございません、申し訳ございません、申し訳ございません」
「謝れと言っているのではない!
使える魔術の呪文を教えろと言っているのだ!」
「はぃいいい、各属性の後に、ボール、アロー、ソード、ランス、スネーク、ストームと唱えるだけです」
「マジック、ウッド、ファイア、ソイル、メタル、ウォーターで良いのか?」
「はい、他に風ならウィンド、砂ならサンドでございます」
「風と砂を一緒に使いたい時には、サンド・ウィンド・アローでいいのか?」
「それは……」
こいつは、本当にバカだ、俺に与えた魔術の呪文すら調べていない。
だが、俺がレベル10までの魔術を完全に習熟しているのなら話しは簡単だ。
最大の魔術のストームを使っても、魔力を7しか使わない。
「バカ天使に難しい事を聞いた俺がバカだった。
それで、ゴブリンはどこまで近づいて来ているのだ?」
ストームという事は嵐だから、単体ではなく周辺にも被害を与えられるだろう。
ビッグやホブと一緒にザコゴブリンを2頭斃せるのなら、アロー1とボール2を使う魔力7と同じだから、3頭以上のゴブリンをまとめて殺せれば魔力効率がいい。
「もう直ぐ森を抜けて、村の周囲にある畑跡に現れます。
この村の事を知っているのか、門の正面から現れそうです」
「ザコのゴブリンをいちいち斃していても始まらない。
ボスであるビッグゴブリンを斃せば、生き残っている奴が逃げるかもしれない。
それでダメなら、5頭いると言うホブゴブリンを全て斃せばいい」
「それが良いと思います。
基本ゴブリンはとても憶病ですから、勝てないと思ったら逃げて行きます」
だったら最初からそう言え!
「バカ天使、マジックストームの射程距離にビッグとホブが入ったら教えろ」
「光司様、私にはアリエルという名前があるのですが……」
「これまでお前がやらかしてきた失敗を上回る貢献をしたら、アリエル様でも天使様でも好きな呼び方で敬ってやる。
だが、今の俺から見たら、お前を敬って名を呼ぶ気にはなれん!」
「……私は一生バカ天使と言われてしまうのでしょうね……」
「ここは奮起して貢献すると言う所だろう!
いや、ダメだ、お前が余計な事をしたら、失敗する未来しか浮かばない。
絶対に俺が命じた事以外やるな、絶対だぞ!」
「そこまで厳しく言わなくてもいいではありませんか!
私は何1つ言われたこと以外はしていません!」
危険なモンスターを探せと言ったのに、死にかけの子供を見つけてきたと言いたいが、流石にこれだけは口にできない。
他人の命などと言う、とんでもなく重いモノなど背負いたくない!
バカ天使が余計な事をしなければ、ゴブリンを迎え討つ必要などなかった。
罪悪感を持つ事もなく逃げられた、と言いたいが……。
「分かったから、さっさと敵が射程距離に入るのを確かめて来い!」
「それくらいの事ならここに居ても分かります」
「だったら射程距離に入ったら教えろ」
じりじりとした時間が流れる。
1時間も2時間も待っていた気がするが、実際にはもっと短いのだろう。
「射程に入りました」
「ビッグゴブリンを中心にマジック・ストームをMP7」
「バカ天使、俺はどんな攻撃魔術が使えるのだ?」
色々と調べている時間がない。
バカでドジで信用できないが、今はそんな事を言っていられない。
使える魔術を聞くだけなら実害はないだろう。
「光司様が使える魔術は数多くあります。
光司様は全ての属性魔術が使え……」
「そんな話はどうでもいい!
今襲ってきているモンスターに効果の有る魔術を教えろ!」
「今襲ってきているのはゴブリンです。
ビッグゴブリン1頭とホブゴブリン5頭に指揮された54頭です。
並のゴブリンが相手なら、ボール級の魔術で瞬殺できます。
ホブゴブリンが相手なら、アロー級の魔術で瞬殺できます。
ビッグゴブリンが相手だと、ソード級の魔術が2発必要でしょう。
問題は光司様にそれだけの魔力があるがどうかです」
「ボール級、アロー級、ソード級の魔術にどれだけの魔力が必要なのだ?」
「ボール級で魔力2、アロー級で魔力3、ソード級で魔力4です」
今の魔力を確認した方が良いな。
「ステータスオープン」
「個人情報」
名前:ミーツ・ヤーマ(山本光司)
情報:ヒューマン・男・20歳・レベル11
職業:治療家・魔術師・小説家・料理人・商人・解体職人
:採取家・武闘家・剣士・木地師・革職人・
HP:200
MP:137/200
筋力:130
耐久:125
魔力:120
俊敏:125
器用:135
魅力:200
幸運:200
「職業」
治療家:レベル11(鍼灸柔道整復師だったから)
魔術師:レベル11(ライトノベルなどを読みふけり創造力が桁外れだから)
小説家:レベル11(受賞経験のあるネット小説家だったから)
商人 :レベル11(実家の商売を手伝い、独立開業し確定申告もしていたから)
料理人:レベル8 (30年以上ずっと自炊をしていたから)
従魔師:レベル7 (長年犬猫を飼い躾けた経験があったから)
解体師:レベル6 (12年間実家の鶏肉店を手伝い鶏の解体をしていたから)
採取家:レベル5 (田舎の出身で、幼い頃から野草採取をしていたから)
武闘家:レベル4 (柔道初段だったから)
剣士 :レベル3 (段持ちではないが剣道を学んだことがあったから)
木地師:レベル2 (とても不器用だが、工作経験があるから)
革職人:レベル1 (とても不器用だが、クラフトワーク経験があるから)
「アクティブスキル」
診断:レベル11
治療:レベル11
創造:レベル11
作家:レベル11
魔術:レベル11
商人:レベル11
料理:レベル8
従魔:レベル7
解体:レベル6
採取:レベル5
武術:レベル4
剣術:レベル3
木地:レベル2
皮革:レベル1
「パッシブスキル」
鑑定:レベル6(これまで培ってきた生活の知恵)
診断:レベル11(29年間鍼灸柔道整復師として診察を行ってきたから)
「魔法スキル」
亜空間術:レベル11(ストレージ)
「ユニークスキル」
異世界間スーパー:レベル1
:所持金・4億9167万1561円
:奉天市場レベル1
異世界間競売 :レベル1
「犯罪歴」
なし
魔力がかなり減っているのは子供を診療施術したからだろう。
この魔力量でゴブリンを全て斃すのは難しいだろう。
「バカ天使、魔力が回復するのにどれくらいかかる?」
「魔力回復薬があれば、効能分だけ直ぐに回復するのですが……」
「言い訳を聞いているのではない、どれくらいの時間でどれだけ回復する?!
俺とこの子の命がかかっているのだぞ!
四の五の言わずにはっきりと言え!」
「はぃいいい、1時間に20%回復します。」
「3分で1パーセント回復するのだな?!」
「えぇえええと、それは……」
このバカ天使に正確な答えを求めた俺がバカだった。
確実に言えるのは、1時間で20%回復すると言う事だ。
だったら不確実な事には頼らずに、自分の創造力を試すしかない。
「バカ天使、ゴブリンが開けた場所、ここから見える場所に来たら教えろ。
できるだけ遠くにいるうちに魔術で狙撃する」
「光司様、魔術には射程というものがございまして……」
「そんな事は分かっている、射程に入ったらお前が教えろ!
四の五の言っていないでさっさと偵察に行ってこい!」
バカ天使を追い出して、魔力を強制的に回復させる技を試す。
魔力回復薬があると言う事は、そう言う方法あると言う事だ。
俺が小説で使ったそういうネタは、消化吸収を強制的に働かせる事だった。
まずは栄養補給だが、固形栄養食品は食べるのに時間がかかる。
それよりは一気飲みできる介護飲料の方が良い。
さっき買った物がまだ残っているが、もう1セット購入する。
24本5284円の内、125ミリリットル5本を一気飲みする。
水分が余分に必要かもしれないので、大量に買ったスポーツ飲料も飲む。
甘いからカロリーもそれなりにある。
「使い失われた魔力を回復させろ、マジック・リカバリー」
俺は飲んだ介護飲料が胃腸で消化吸収され、魔力になって蓄えられるとイメージした。
「ステータスオープン」
魔力が200/200に回復している。
タプタプしていたお腹がすっきりしているから、飲んだ分が消費されている。
どれだけ食べたらどれくらいの魔力が回復するのかの検証は後で良い。
今は全回復した魔力を使ってゴブリンを殲滅する事だけを考える。
また魔力が不足してはけないので、少々腹は張るが、残りの介護飲料を飲む。
まだ多少満腹感があるから、5本も飲んでおけば十分だろう。
「光司様、ゴブリン達が近づいてきます」
丁度良い所にバカ天使が戻ってきた。
「バカ天使、できるだけ早くゴブリン達を殲滅したい。
魔力の問題は解決した。
俺が使える最大の魔術は何だ?」
「光司様ならレベル10までの魔術全てを使う事ができます。
普通なら苦しい修練を重ね、下級魔術の熟練度を上げなければいけないのです。
それを全てなしにして、この世界で広まっている全魔術を使えるようにしました」
「……誰がそんな説明をしろと言った!
誰がそんな事をしてくれと言った?!
頼んでいない事ばかり先にやって、俺を殺した代わりに与えると約束した保証を後回しにして全くやっていない!
お前はそんな事を繰り返しているから腐れ神にまで見捨てられて追放されたのだ!
余計な事を言っていないで使える魔術の呪文を教えろ!」
「はぃいいい、申し訳ございません、申し訳ございません、申し訳ございません」
「謝れと言っているのではない!
使える魔術の呪文を教えろと言っているのだ!」
「はぃいいい、各属性の後に、ボール、アロー、ソード、ランス、スネーク、ストームと唱えるだけです」
「マジック、ウッド、ファイア、ソイル、メタル、ウォーターで良いのか?」
「はい、他に風ならウィンド、砂ならサンドでございます」
「風と砂を一緒に使いたい時には、サンド・ウィンド・アローでいいのか?」
「それは……」
こいつは、本当にバカだ、俺に与えた魔術の呪文すら調べていない。
だが、俺がレベル10までの魔術を完全に習熟しているのなら話しは簡単だ。
最大の魔術のストームを使っても、魔力を7しか使わない。
「バカ天使に難しい事を聞いた俺がバカだった。
それで、ゴブリンはどこまで近づいて来ているのだ?」
ストームという事は嵐だから、単体ではなく周辺にも被害を与えられるだろう。
ビッグやホブと一緒にザコゴブリンを2頭斃せるのなら、アロー1とボール2を使う魔力7と同じだから、3頭以上のゴブリンをまとめて殺せれば魔力効率がいい。
「もう直ぐ森を抜けて、村の周囲にある畑跡に現れます。
この村の事を知っているのか、門の正面から現れそうです」
「ザコのゴブリンをいちいち斃していても始まらない。
ボスであるビッグゴブリンを斃せば、生き残っている奴が逃げるかもしれない。
それでダメなら、5頭いると言うホブゴブリンを全て斃せばいい」
「それが良いと思います。
基本ゴブリンはとても憶病ですから、勝てないと思ったら逃げて行きます」
だったら最初からそう言え!
「バカ天使、マジックストームの射程距離にビッグとホブが入ったら教えろ」
「光司様、私にはアリエルという名前があるのですが……」
「これまでお前がやらかしてきた失敗を上回る貢献をしたら、アリエル様でも天使様でも好きな呼び方で敬ってやる。
だが、今の俺から見たら、お前を敬って名を呼ぶ気にはなれん!」
「……私は一生バカ天使と言われてしまうのでしょうね……」
「ここは奮起して貢献すると言う所だろう!
いや、ダメだ、お前が余計な事をしたら、失敗する未来しか浮かばない。
絶対に俺が命じた事以外やるな、絶対だぞ!」
「そこまで厳しく言わなくてもいいではありませんか!
私は何1つ言われたこと以外はしていません!」
危険なモンスターを探せと言ったのに、死にかけの子供を見つけてきたと言いたいが、流石にこれだけは口にできない。
他人の命などと言う、とんでもなく重いモノなど背負いたくない!
バカ天使が余計な事をしなければ、ゴブリンを迎え討つ必要などなかった。
罪悪感を持つ事もなく逃げられた、と言いたいが……。
「分かったから、さっさと敵が射程距離に入るのを確かめて来い!」
「それくらいの事ならここに居ても分かります」
「だったら射程距離に入ったら教えろ」
じりじりとした時間が流れる。
1時間も2時間も待っていた気がするが、実際にはもっと短いのだろう。
「射程に入りました」
「ビッグゴブリンを中心にマジック・ストームをMP7」
0
お気に入りに追加
1,240
あなたにおすすめの小説
「お前のような役立たずは不要だ」と追放された三男の前世は世界最強の賢者でした~今世ではダラダラ生きたいのでスローライフを送ります~
平山和人
ファンタジー
主人公のアベルは転生者だ。一度目の人生は剣聖、二度目は賢者として活躍していた。
三度目の人生はのんびり過ごしたいため、アベルは今までの人生で得たスキルを封印し、貴族として生きることにした。
そして、15歳の誕生日でスキル鑑定によって何のスキルも持ってないためアベルは追放されることになった。
アベルは追放された土地でスローライフを楽しもうとするが、そこは凶悪な魔物が跋扈する魔境であった。
襲い掛かってくる魔物を討伐したことでアベルの実力が明らかになると、領民たちはアベルを救世主と崇め、貴族たちはアベルを取り戻そうと追いかけてくる。
果たしてアベルは夢であるスローライフを送ることが出来るのだろうか。
異世界でのんびり暮らしてみることにしました
松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。
目立ちたくない召喚勇者の、スローライフな(こっそり)恩返し
gari
ファンタジー
突然、異世界の村に転移したカズキは、村長父娘に保護された。
知らない間に脳内に寄生していた自称大魔法使いから、自分が召喚勇者であることを知るが、庶民の彼は勇者として生きるつもりはない。
正体がバレないようギルドには登録せず一般人としてひっそり生活を始めたら、固有スキル『蚊奪取』で得た規格外の能力と(この世界の)常識に疎い行動で逆に目立ったり、村長の娘と徐々に親しくなったり。
過疎化に悩む村の窮状を知り、恩返しのために温泉を開発すると見事大当たり! でも、その弊害で恩人父娘が窮地に陥ってしまう。
一方、とある国では、召喚した勇者(カズキ)の捜索が密かに行われていた。
父娘と村を守るため、武闘大会に出場しよう!
地域限定土産の開発や冒険者ギルドの誘致等々、召喚勇者の村おこしは、従魔や息子(?)や役人や騎士や冒険者も加わり順調に進んでいたが……
ついに、居場所が特定されて大ピンチ!!
どうする? どうなる? 召喚勇者。
※ 基本は主人公視点。時折、第三者視点が入ります。
変わり者と呼ばれた貴族は、辺境で自由に生きていきます
染井トリノ
ファンタジー
書籍化に伴い改題いたしました。
といっても、ほとんど前と一緒ですが。
変わり者で、落ちこぼれ。
名門貴族グレーテル家の三男として生まれたウィルは、貴族でありながら魔法の才能がなかった。
それによって幼い頃に見限られ、本宅から離れた別荘で暮らしていた。
ウィルは世間では嫌われている亜人種に興味を持ち、奴隷となっていた亜人種の少女たちを屋敷のメイドとして雇っていた。
そのこともあまり快く思われておらず、周囲からは変わり者と呼ばれている。
そんなウィルも十八になり、貴族の慣わしで自分の領地をもらうことになったのだが……。
父親から送られた領地は、領民ゼロ、土地は枯れはて資源もなく、屋敷もボロボロという最悪の状況だった。
これはウィルが、荒れた領地で生きていく物語。
隠してきた力もフルに使って、エルフや獣人といった様々な種族と交流しながらのんびり過ごす。
8/26HOTラインキング1位達成!
同日ファンタジー&総合ランキング1位達成!
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
【完結】女神の使徒に選ばれた私の自由気ままな異世界旅行とのんびりスローライフ
あろえ
ファンタジー
鳥に乗って空を飛べるなんて、まるで夢みたい――。
菓子店で働く天宮胡桃(あまみやくるみ)は、父親が異世界に勇者召喚され、エルフと再婚したことを聞かされた。
まさか自分の父親に妄想癖があったなんて……と思っているのも束の間、突然、目の前に再婚者の女性と義妹が現れる。
そのエルフを象徴する尖った耳と転移魔法を見て、アニメや漫画が大好きな胡桃は、興奮が止まらない。
「私も異世界に行けるの?」
「……行きたいなら、別にいいけど」
「じゃあ、異世界にピクニックへ行こう!」
半ば強引に異世界に訪れた胡桃は、義妹の案内で王都を巡り、魔法使いの服を着たり、独特な食材に出会ったり、精霊鳥と遊んだりして、異世界旅行を満喫する。
そして、綺麗な花々が咲く湖の近くでお弁当を食べていたところ、小さな妖精が飛んできて――?
これは日本と異世界を行き来して、二つの世界で旅行とスローライフを満喫する胡桃の物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる