37 / 60
第一章
第22話:誘拐人身売買
しおりを挟む
神暦2492年、王国暦229年5月22日:王都・ジェネシス視点
「大変でございます、追放した騎士達が娘をさらっています!」
見廻騎士団のマディソン団長が慌てて屋敷にやってきたかと思うと、とんでもない事を報告しだした。
「それは王都の娘をさらって易都に向かっているという事か?」
「いえ、そうではないのです。
連中は以前から盗賊を手先に使って人身売買を行っていたようです。
王子に追放されて行き場がなくなったので、王都で数多くの娘をさらい、大陸からやってくる密航船で逃げる気なのです」
「易都やリチャードソン家の交易船に乗ったら、密かに殺されるとでも思ったか?」
「はい、邪推したようです。
ただ、それだけが理由ではないと思います。
少しでも金を稼いで大陸に渡ろうとしていると思われます。
今証拠をつかんでいるのは人身売買だけですが、国外への持ち出しを禁じられている、高レベル魔獣素材を大陸に持ち出す可能性もあります」
国の戦力を大きく左右する高レベル魔獣素材の持ち出しは、我が国だけではなく、ほぼすべての国で禁止されている。
もし持ち出すことができれば莫大な金になるが、俺に追放されるような連中に、高レベル魔獣素材を集める事など不可能なはずだ。
「連中以外の黒幕がいるはずだが、思い当たる者はいるか?」
「以前なら、大陸の宝石や布地が欲しくて、後宮の方々が加担している事があったのですが、今では王子の機嫌を損ねるのを恐れて密貿易にはかかわっておられません。
王都や商都の大商人を調べさせていますが、今のところ何の証拠もありません。
気になるのは以前から密貿易に手を染めていた大貴族です。
……それと、王子に恥をかかされた大公家の方々でしょうか」
「俺への意趣返しに国禁を破り、我が国が大陸から攻め込まれるかもしれない、戦力の減少を企てているというのか?」
「王子が亜竜を2頭も狩られたので、少々高レベル魔獣素材を密貿易しても大丈夫と判断されたのかもしれません」
「そのような事は何の言い訳にもならない。
大公家と言えど、国禁を破れば家を潰されて当然の売国行為だ。
建国王陛下が、謀叛の疑いがある第2王子と第6王子を追放された事実を忘れているのか?」
「大公達は、自分達が追放される事はないと思っているのかもしれません。
それに今のところ疑いがあるだけで、何の証拠もありません」
「権力者は、証拠がなくても邪魔者は処刑するぞ。
今の大公家など、王家には邪魔者でしかないのだぞ。
大公家自体は残しても、血の薄くなった当主や一族を皆殺しにして、養子先に困っている兄達を後継者に送り込むには格好の理由になるぞ?
一族や家臣に先の見られる奴が1人もいないのか?
ああ、そうか、当主を恐れず諫言するような忠臣は遠ざけられるのか」
「私もそうだと思いますが、あくまでも推測に過ぎません。
高レベル魔獣素材を持っているのは大公家だけではありません。
追放された建国王陛下の第2王子や第6王子の末裔が持っておられるかもしれませんし、大商人が持っているかもしれません。
王家よりも歴史の古い貴族家なら持っているかもしれません」
「マディソン団長の言う通りだが、1番疑わしいのは3大大公家だ。
建国王陛下が狩られた亜竜素材が形見分けされている。
このままここで推測だけしていてもしかたがない。
俺と一緒に王城に行ってくれ。
父王陛下に3大大公家を潰す許可をもらう」
俺はマディソン団長を連れて王城に向かった。
政務を大臣に任せて後宮で子作りに励んでいる父王に会うのは正直嫌だ。
今日の相手が母上でないとは言い切れないのだ。
いや、色情狂の父上の事だ、相手が1人とは限らない。
2人、いや、3人4人を同時に愛している可能性すらある。
亜竜素材の精力剤はとんでもない効果があると資料に書いてあったからな……
「ジェネシス王子、国王陛下は手を離せないそうなので、私がお相手します。
どのような御用件ですか?」
緊急の相談だと言ったのに、色情狂は後宮から出てこない。
わずかな誠意として、正室のオリビアを送ってきただけだ。
正室側室を表面だとはいえ、若返らせなければよかった。
「3大大公家が国禁を破って高レベル魔獣素材を大陸に売り渡そうとしています。
それどころか、大切な民を奴隷として大陸に売り渡そうとしています。
許し難い暴挙なので、3大大公家を潰す許可をもらいに来ました。
父王陛下をここに連れて来てください」
俺は父王の正室オリビアに、家族宮に父王を呼んできてくれと頼んだのだが……
「ジェネシス王子は属性竜討伐の司令官ではありませんか。
属性竜討伐に必要な高レベル魔獣素材を、国禁を破って大陸に売り払うような者は、例え相手が3大大公家の当主であろうと、殺してしまえばいいのです」
オリビアは平気で恐ろしい事を口にする。
王家最大の仮想敵貴族、ドロヘダ辺境伯家の娘だけの事はある。
まさか、俺と父王を対立させた後で叛乱を起こすつもりか?
「後で父王陛下に難癖をつけられたら、私は父王を殺すか大陸に渡るしかありませんが、それでもいいのですね?」
「オッホホホホホ、国王陛下がジェネシス王子に難癖をつけるような事は絶対にありません。
ジェネシス王子が望まれるのなら、今後何が起きても国王陛下が後宮から出てこないようにする事も可能ですわ」
300年の若さと美貌を約束するなら、父王を殺す事に協力する気か?
59歳だったのが、10代の若々しさを取り戻せたのだ。
次に寿命を延ばしたいと願うのは人間らしい反応だが……
「そうですね、永遠に後宮から出てくるなとまでは望みませんが、悪人を裁く間は後宮に閉じこもっていただきたいです」
「お任せください、ジェネシス王子。
以前から政務を放棄して後宮で遊びほうけておられた陛下です。
同じように数カ月後宮にこもられても、誰も驚きません」
ここはオリビアを信じておこう。
万が一裏切られたとしても、ドロヘダ辺境伯家くらい俺独りで潰せる。
「よろしくお願いします」
「ああ、それと、まだ亜竜製の回復薬と精力剤はありますの?」
女性の嫌な面を見させられるんじゃないだろうな……
「国中の王国貴族が100回は使えるだけの量がありますが、それがどうかしましたか?」
「3大大公家の御婦人方も、王子に回春魔術をかけて欲しいと願っておられると思うのですが、その気はないのでしょうか?」
主だった貴族家を、女性の美と若さへの執着を利用して味方にしろというのか。
やりたい策ではないが、無用な血を流すよりはマシか?
「王家と敵対するような家の女性に利を与える気はありません。
ですが、味方してくれると言うのなら、いくらでも回春魔術をかけます」
「しばらく時間を下さるのなら、女性の繋がりで話しをつけられます。
それでなくても現当主の方々は、御婦人方はもちろん、御令嬢の方々にまで肩身の狭い思いをさせました。
罰を与えたいと思っておられる方は、王子が思われている以上に多いのです。
ただあの方々も将来の事が不安なのですわ」
「御婦人や御令嬢を不安にさせるのは男のする事ではありませんね。
私が回春魔術を使う事で、不安を無くすことができるのなら、喜んで使わせさていただきましょう」
次期国王の最有力候補である俺と親しいと言うのは、御守りになるのだろう。
「そうしてくださるのなら、わたくしも安心です。
長年王族として親しく付き合っていた方が不幸になる姿は見たくないです。
ああ、そうそう、3大大公家の後継者はどうなされるのですか?」
「特に私に希望はありません。
3大大公家にふさわしい後継者がおられるのなら、その方が継いでくださってもいいですし、兄上のどなたかが継いでくださってもかまいません」
「では、女性達で話し合って決めてもよろしいですか?
同母の王子達に継がせたいわけではないのですか?」
「そんな事は全く考えていません。
同母の兄達には、鍛え上げた家臣と蓄えた金を譲ろうと思っています。
堕落した騎士を領地と共にもらっても、何の役にも立ちません。
それどころか、危機が迫ったら敵に売り渡されかねません。
それよりは私が鍛え上げた騎士団を譲る方が誇り高く豊かに暮らせます。
お分けする金も、公爵家の年収50人分くらいを用意してあります」
「そのようなお考えなら、王子のやり易いように考えさせていただきますわ」
俺のやり易いようにしてくれる?
王位継承のジャマになりそうな兄達を3大大公家に送ってくれるのか?
しかも3大大公家の御婦人方や令嬢方という監視と鎖を付けた上で?
俺に敵対するようなら兄達を密かに殺してくれるのか?
そこまでして欲しとは思っていないのだが……
「そうしていただければ、この件が片付きしだい属性竜を狩りに魔境に入れます」
「大変でございます、追放した騎士達が娘をさらっています!」
見廻騎士団のマディソン団長が慌てて屋敷にやってきたかと思うと、とんでもない事を報告しだした。
「それは王都の娘をさらって易都に向かっているという事か?」
「いえ、そうではないのです。
連中は以前から盗賊を手先に使って人身売買を行っていたようです。
王子に追放されて行き場がなくなったので、王都で数多くの娘をさらい、大陸からやってくる密航船で逃げる気なのです」
「易都やリチャードソン家の交易船に乗ったら、密かに殺されるとでも思ったか?」
「はい、邪推したようです。
ただ、それだけが理由ではないと思います。
少しでも金を稼いで大陸に渡ろうとしていると思われます。
今証拠をつかんでいるのは人身売買だけですが、国外への持ち出しを禁じられている、高レベル魔獣素材を大陸に持ち出す可能性もあります」
国の戦力を大きく左右する高レベル魔獣素材の持ち出しは、我が国だけではなく、ほぼすべての国で禁止されている。
もし持ち出すことができれば莫大な金になるが、俺に追放されるような連中に、高レベル魔獣素材を集める事など不可能なはずだ。
「連中以外の黒幕がいるはずだが、思い当たる者はいるか?」
「以前なら、大陸の宝石や布地が欲しくて、後宮の方々が加担している事があったのですが、今では王子の機嫌を損ねるのを恐れて密貿易にはかかわっておられません。
王都や商都の大商人を調べさせていますが、今のところ何の証拠もありません。
気になるのは以前から密貿易に手を染めていた大貴族です。
……それと、王子に恥をかかされた大公家の方々でしょうか」
「俺への意趣返しに国禁を破り、我が国が大陸から攻め込まれるかもしれない、戦力の減少を企てているというのか?」
「王子が亜竜を2頭も狩られたので、少々高レベル魔獣素材を密貿易しても大丈夫と判断されたのかもしれません」
「そのような事は何の言い訳にもならない。
大公家と言えど、国禁を破れば家を潰されて当然の売国行為だ。
建国王陛下が、謀叛の疑いがある第2王子と第6王子を追放された事実を忘れているのか?」
「大公達は、自分達が追放される事はないと思っているのかもしれません。
それに今のところ疑いがあるだけで、何の証拠もありません」
「権力者は、証拠がなくても邪魔者は処刑するぞ。
今の大公家など、王家には邪魔者でしかないのだぞ。
大公家自体は残しても、血の薄くなった当主や一族を皆殺しにして、養子先に困っている兄達を後継者に送り込むには格好の理由になるぞ?
一族や家臣に先の見られる奴が1人もいないのか?
ああ、そうか、当主を恐れず諫言するような忠臣は遠ざけられるのか」
「私もそうだと思いますが、あくまでも推測に過ぎません。
高レベル魔獣素材を持っているのは大公家だけではありません。
追放された建国王陛下の第2王子や第6王子の末裔が持っておられるかもしれませんし、大商人が持っているかもしれません。
王家よりも歴史の古い貴族家なら持っているかもしれません」
「マディソン団長の言う通りだが、1番疑わしいのは3大大公家だ。
建国王陛下が狩られた亜竜素材が形見分けされている。
このままここで推測だけしていてもしかたがない。
俺と一緒に王城に行ってくれ。
父王陛下に3大大公家を潰す許可をもらう」
俺はマディソン団長を連れて王城に向かった。
政務を大臣に任せて後宮で子作りに励んでいる父王に会うのは正直嫌だ。
今日の相手が母上でないとは言い切れないのだ。
いや、色情狂の父上の事だ、相手が1人とは限らない。
2人、いや、3人4人を同時に愛している可能性すらある。
亜竜素材の精力剤はとんでもない効果があると資料に書いてあったからな……
「ジェネシス王子、国王陛下は手を離せないそうなので、私がお相手します。
どのような御用件ですか?」
緊急の相談だと言ったのに、色情狂は後宮から出てこない。
わずかな誠意として、正室のオリビアを送ってきただけだ。
正室側室を表面だとはいえ、若返らせなければよかった。
「3大大公家が国禁を破って高レベル魔獣素材を大陸に売り渡そうとしています。
それどころか、大切な民を奴隷として大陸に売り渡そうとしています。
許し難い暴挙なので、3大大公家を潰す許可をもらいに来ました。
父王陛下をここに連れて来てください」
俺は父王の正室オリビアに、家族宮に父王を呼んできてくれと頼んだのだが……
「ジェネシス王子は属性竜討伐の司令官ではありませんか。
属性竜討伐に必要な高レベル魔獣素材を、国禁を破って大陸に売り払うような者は、例え相手が3大大公家の当主であろうと、殺してしまえばいいのです」
オリビアは平気で恐ろしい事を口にする。
王家最大の仮想敵貴族、ドロヘダ辺境伯家の娘だけの事はある。
まさか、俺と父王を対立させた後で叛乱を起こすつもりか?
「後で父王陛下に難癖をつけられたら、私は父王を殺すか大陸に渡るしかありませんが、それでもいいのですね?」
「オッホホホホホ、国王陛下がジェネシス王子に難癖をつけるような事は絶対にありません。
ジェネシス王子が望まれるのなら、今後何が起きても国王陛下が後宮から出てこないようにする事も可能ですわ」
300年の若さと美貌を約束するなら、父王を殺す事に協力する気か?
59歳だったのが、10代の若々しさを取り戻せたのだ。
次に寿命を延ばしたいと願うのは人間らしい反応だが……
「そうですね、永遠に後宮から出てくるなとまでは望みませんが、悪人を裁く間は後宮に閉じこもっていただきたいです」
「お任せください、ジェネシス王子。
以前から政務を放棄して後宮で遊びほうけておられた陛下です。
同じように数カ月後宮にこもられても、誰も驚きません」
ここはオリビアを信じておこう。
万が一裏切られたとしても、ドロヘダ辺境伯家くらい俺独りで潰せる。
「よろしくお願いします」
「ああ、それと、まだ亜竜製の回復薬と精力剤はありますの?」
女性の嫌な面を見させられるんじゃないだろうな……
「国中の王国貴族が100回は使えるだけの量がありますが、それがどうかしましたか?」
「3大大公家の御婦人方も、王子に回春魔術をかけて欲しいと願っておられると思うのですが、その気はないのでしょうか?」
主だった貴族家を、女性の美と若さへの執着を利用して味方にしろというのか。
やりたい策ではないが、無用な血を流すよりはマシか?
「王家と敵対するような家の女性に利を与える気はありません。
ですが、味方してくれると言うのなら、いくらでも回春魔術をかけます」
「しばらく時間を下さるのなら、女性の繋がりで話しをつけられます。
それでなくても現当主の方々は、御婦人方はもちろん、御令嬢の方々にまで肩身の狭い思いをさせました。
罰を与えたいと思っておられる方は、王子が思われている以上に多いのです。
ただあの方々も将来の事が不安なのですわ」
「御婦人や御令嬢を不安にさせるのは男のする事ではありませんね。
私が回春魔術を使う事で、不安を無くすことができるのなら、喜んで使わせさていただきましょう」
次期国王の最有力候補である俺と親しいと言うのは、御守りになるのだろう。
「そうしてくださるのなら、わたくしも安心です。
長年王族として親しく付き合っていた方が不幸になる姿は見たくないです。
ああ、そうそう、3大大公家の後継者はどうなされるのですか?」
「特に私に希望はありません。
3大大公家にふさわしい後継者がおられるのなら、その方が継いでくださってもいいですし、兄上のどなたかが継いでくださってもかまいません」
「では、女性達で話し合って決めてもよろしいですか?
同母の王子達に継がせたいわけではないのですか?」
「そんな事は全く考えていません。
同母の兄達には、鍛え上げた家臣と蓄えた金を譲ろうと思っています。
堕落した騎士を領地と共にもらっても、何の役にも立ちません。
それどころか、危機が迫ったら敵に売り渡されかねません。
それよりは私が鍛え上げた騎士団を譲る方が誇り高く豊かに暮らせます。
お分けする金も、公爵家の年収50人分くらいを用意してあります」
「そのようなお考えなら、王子のやり易いように考えさせていただきますわ」
俺のやり易いようにしてくれる?
王位継承のジャマになりそうな兄達を3大大公家に送ってくれるのか?
しかも3大大公家の御婦人方や令嬢方という監視と鎖を付けた上で?
俺に敵対するようなら兄達を密かに殺してくれるのか?
そこまでして欲しとは思っていないのだが……
「そうしていただければ、この件が片付きしだい属性竜を狩りに魔境に入れます」
0
お気に入りに追加
437
あなたにおすすめの小説

元外科医の俺が異世界で何が出来るだろうか?~現代医療の技術で異世界チート無双~
冒険者ギルド酒場 チューイ
ファンタジー
魔法は奇跡の力。そんな魔法と現在医療の知識と技術を持った俺が異世界でチートする。神奈川県の大和市にある冒険者ギルド酒場の冒険者タカミの話を小説にしてみました。
俺の名前は、加山タカミ。48歳独身。現在、救命救急の医師として現役バリバリ最前線で馬車馬のごとく働いている。俺の両親は、俺が幼いころバスの転落事故で俺をかばって亡くなった。その時の無念を糧に猛勉強して医師になった。俺を育ててくれた、ばーちゃんとじーちゃんも既に亡くなってしまっている。つまり、俺は天涯孤独なわけだ。職場でも患者第一主義で同僚との付き合いは仕事以外にほとんどなかった。しかし、医師としての技量は他の医師と比較しても評価は高い。別に自分以外の人が嫌いというわけでもない。つまり、ボッチ時間が長かったのである意味コミ障気味になっている。今日も相変わらず忙しい日常を過ごしている。
そんなある日、俺は一人の少女を庇って事故にあう。そして、気が付いてみれば・・・
「俺、死んでるじゃん・・・」
目の前に現れたのは結構”チャラ”そうな自称 創造神。彼とのやり取りで俺は異世界に転生する事になった。
新たな家族と仲間と出会い、翻弄しながら異世界での生活を始める。しかし、医療水準の低い異世界。俺の新たな運命が始まった。
元外科医の加山タカミが持つ医療知識と技術で本来持つ宿命を異世界で発揮する。自分の宿命とは何か翻弄しながら異世界でチート無双する様子の物語。冒険者ギルド酒場 大和支部の冒険者の英雄譚。
転生者は冒険者となって教会と国に復讐する!
克全
ファンタジー
東洋医学従事者でアマチュア作家でもあった男が異世界に転生した。リアムと名付けられた赤子は、生まれて直ぐに極貧の両親に捨てられてしまう。捨てられたのはメタトロン教の孤児院だったが、この世界の教会孤児院は神官達が劣情のはけ口にしていた。神官達に襲われるのを嫌ったリアムは、3歳にして孤児院を脱走して大魔境に逃げ込んだ。前世の知識と創造力を駆使したリアムは、スライムを従魔とした。スライムを知識と創造力、魔力を総動員して最強魔獣に育てたリアムは、前世での唯一の後悔、子供を作ろうと10歳にして魔境を出て冒険者ギルドを訪ねた。
アルファポリスオンリー

S級冒険者の子どもが進む道
干支猫
ファンタジー
【12/26完結】
とある小さな村、元冒険者の両親の下に生まれた子、ヨハン。
父親譲りの剣の才能に母親譲りの魔法の才能は両親の想定の遥か上をいく。
そうして王都の冒険者学校に入学を決め、出会った仲間と様々な学生生活を送っていった。
その中で魔族の存在にエルフの歴史を知る。そして魔王の復活を聞いた。
魔王とはいったい?
※感想に盛大なネタバレがあるので閲覧の際はご注意ください。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています

【書籍化決定】俗世から離れてのんびり暮らしていたおっさんなのに、俺が書の守護者って何かの間違いじゃないですか?
歩く魚
ファンタジー
幼い頃に迫害され、一人孤独に山で暮らすようになったジオ・プライム。
それから数十年が経ち、気づけば38歳。
のんびりとした生活はこの上ない幸せで満たされていた。
しかしーー
「も、もう一度聞いて良いですか? ジオ・プライムさん、あなたはこの死の山に二十五年間も住んでいるんですか?」
突然の来訪者によると、この山は人間が住める山ではなく、彼は世間では「書の守護者」と呼ばれ都市伝説のような存在になっていた。
これは、自分のことを弱いと勘違いしているダジャレ好きのおっさんが、人々を導き、温かさを思い出す物語。
※書籍化のため更新をストップします。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。

称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる