21 / 60
第一章
第6話:奸臣佞臣悪臣
しおりを挟む
神暦2492年、王国暦229年1月18日:某騎士屋敷・ジェネシス視点
「セバスチャン殿、ここが盗賊団を陰から操る黒幕の屋敷です」
俺達を案内してくれた見廻騎士団のマディソン団長が、俺ではなくセバスチャンに問う形で聞いてきた。
「領民6000人のデシーズ騎士家ですか……」
「はい、国王陛下の御信任熱きレンドルシャム家の隠居、ジョサイア殿がとても親しくしている家です」
マディソン団長は遠回しに父王の機嫌を損ねるかもしれないから、この辺で手を引いた方が良いと警告してくれている。
身勝手な父王の事だから、子供の中では俺の事を1番可愛がっているが、お気に入りのジョサイアよりも優先するかどうかは分からない。
ジョサイアは父王が寵愛している側室の養父なのだ。
父王の好みを完璧に把握するだけの眼力があり、それを探し出して養女にする行動力と資金力がある油断ならない相手なのだ。
狡猾なジョサイアなら、父王にこの事が伝わるより先に俺を殺しかねない。
父王の信頼が厚く、それを駆使して莫大な賄賂を受け取り、王家を凌ぐ資金力があるジョサイアなら、王城内の至る所に手先がいるだろう
ジョサイアから見れば、父王は自分が意のままに操っているバカ殿で、俺は数多くいる子供に1人に過ぎないのだ。
ジョサイアがこれからも王家を傀儡にするつもりならば、愚かで病弱な王子が跡を継いだ方がやり易いと考えるだろう。
「マディソン団長はどうするつもりなのですか?」
「私にも愛する家族がいますし、わずかですが家臣と領民がいます。
今配下となっている騎士や徒士を巻き添えにするわけにもいきません。
盗賊団がデシーズ騎士家の屋敷を出るのを待ちます」
愚王の為に自分や大切な者達を犠牲にできないと言い切られてしまった。
それでも、見廻騎士団団長として精一杯の事はするとも言ってくれた。
このような忠臣が仕えてくれているというのに、愚王が!
「俺の軍旗を掲げよ!」
俺がそう命じると、軍旗係が慌てて俺の旗を掲げる。
強風の中であろうと、敵の攻撃が雨霰と降り注ぐ中であろうと、軍旗を掲げて俺の軍がそこにいる事を知らしめる役目の漢、それがブルックリンだ!
「町人街とは言え王都内に火を放つなど、王家王国に対する宣戦布告である!
これを見過ごす事など絶対にできない!
盗賊風情に王家王国が舐められるわけにはいかない!
我こそはキャヴェンディッシュ王家の26番目の王子、ジェネシスである!
王国の王子としてお前達に命じる、謀叛人を捕らえてよ!」
「「「「「おう!」」」」」
俺が兜を脱ぎ、王家の紋章をかたどった俺の軍旗を掲げさせて命じると、見廻騎士団の騎士と徒士が一斉に門に殺到した。
セバスチャンが諦め顔をしている。
俺の傅役に選ばれたのが不運だったと諦めてくれ。
ドーン!
ドオーン!
ドッゴーン!
マディソン団長が決断すれば、何時でも屋敷に突入できるように団員達が準備していたのだろう、大槌を振って門を破壊しようとしている。
「どけ、俺の魔術で破壊する」
俺は、そんな忠義な団員達を下がらせて門を破壊しようとした。
1番目立つ危険な位置なのだが、長くは目立てなかった。
俺を護るための、前に立つ者がいるからだ。
「私こそはジェネシス王子の護衛騎士長アンゲリカである。
王子の前はもちろん、私の前を塞ぐことも許さん!」
建国王陛下が心から信頼した黒人の末裔、それがアンゲリカだ。
当初同じ肌の民がいなかった事で、少しだけ黒さは薄まったというが、それでも我らとは全く違う肌の色をしている。
今では厳しい制限が課せられるようになった他国との交易だが、わずか5つの門戸だけが他国との交易を許されている。
その1つがアンゲリカの家、リチャードソン家の交易船だ。
その交易船を使って、同じ肌を持つ女性を迎え入れ、建国王陛下が心から信頼したリチャードソン家の黒肌を保っている。
「ソウルスネーク」
俺は土魔術を放って門を破壊した。
騎士家の王都屋敷門程度なら、トルネード級の魔術など必要ない。
スネーク程度でも跡形もなく破壊する事ができる。
「俺に続け!」
俺の命令と同時に、俺の配下も見廻騎士団も門の中に殺到した。
俺が先頭を行きたかったのだが、アンゲリカがやらせてくれるわけがない。
アンゲリカは、並の騎士では持ち上げる事もできない、総鉄製の戦斧を軽々と振り回して先を進む。
バッゴーン!
「「「「「ギャアアアアア」」」」」
ドッゴーン!
「「「「「ギャッ」」」」」
グアッゴーン!
「「「「「ウォオオオオ」」」」」
遮る物は全て吹き飛ばして屋敷の中を行く。
「てめぇらナニモンだ?!
ここをデシーズ家の屋敷と知っての事か?!
デシーズ家は、畏れ多くも国王陛下の最側近、ジョサイア閣下にお仕えしているのだぞ!
見廻騎士団風情が押し入ってきていい場所じゃねえんだよ!
わかったら尻尾を巻いて帰んな!」
「黙れ、王家王国に剣を向けた謀叛人共!
王家王国が支配する王都内に火を放つという事は、宣戦布告したも同然。
そのような連中を匿うような者は一味同心だ!
構わないから叩きのめして捕まえろ!」
「「「「「おう!」」」」」
俺の命令を受けた者達が力強く返事をしてくれた。
必死で抵抗する盗賊団の連中を次々と叩きのめして捕縛していく。
軽く当たっただけで敵を即死させる戦斧を持つアンゲリカは、もの凄く手加減して殺さないようにしてくれている。
盗賊団は、数が多いだけでなく、とても狡賢い。
頭と幹部と思われる奴らは、いち早く屋敷の奥に逃げてしまった。
というのは嘘で、わざと逃がしたのだ。
「王家王国に反旗を翻し、王都に火を放った大逆人!
少しでも恥を知るなら素直に縄を受けよ!」
「じゃかましいわ!
見廻騎士団風情が俺様を捕まえられるとでも思っているのか?!
俺様にはジョサイア閣下と国王陛下がついているのだ。
盗賊団に盗ませた金も、ジョサイア閣下と国王陛下に献上しているのだ。
罪を受け処刑されるのはお前だ、マディソン」
俺が名前も知らないデシーズ家の当主は、突入がマディソン見廻騎士団団長の指揮だと思っているようだ。
屋敷に突入する前に掲げさせた俺の軍旗は、軍旗係と共に屋敷前にいる。
ジョサイアや父王の手先が介入しないように置いてある。
あれを見てデシーズ家に手を貸そうとする者などいないはずだ。
だがその分、俺を知らしめる物が何もない。
装備している鎧は騎士家の当主相当だ。
元服したばかりの俺の顔を知る貴族や騎士はほとんどいない。
まして兜で顔を隠しているとなれば、俺が王子だとは誰にも分からない。
「父王陛下の名を騙るのは止めてもらおうか!」
「ひかえ、ひかえ、控え~い!
この紋章が目に入らぬか!
ここにおわす御方を、どなたと心得る!
こちらにおわすは、第26王子、ジェネシス殿下であらせられるぞ。
頭が高い、控えおろう」
「はぁあ?
ジェネシス王子だと?
何を言っているのだ!
ジェネシス王子がこのような場所におられるはずがないわ!」
「じゃかましいわ!
ジェネシス王子の御尊顔を拝した事がなくても、傅役である儂の顔くらいは覚えておろう?
儂がここにいるのだ、この方こそジェネシス王子である!
分かったら素直に縄を受けよ!」
「おのれ、どうせ邪魔になったら殺す予定だったのだ。
少し早くなったとしても問題ない、殺せ、王子もろとも皆殺しにしてしまえ!」
やれやれ、悪党ほど往生際が悪い。
まあ、でも、最初からこうなる事は分かっていた。
めんどうだが、また顔に傷を付けさせておくか?
いっそ片目くらい潰させておいた方がいいか?
「貧しい中でも必死で生きている人、家族で手を取り合って生きている人、そのような人達を傷つける者は、誰が許しても俺が許さん!
直々に叩き斬ってくれる!」
「セバスチャン殿、ここが盗賊団を陰から操る黒幕の屋敷です」
俺達を案内してくれた見廻騎士団のマディソン団長が、俺ではなくセバスチャンに問う形で聞いてきた。
「領民6000人のデシーズ騎士家ですか……」
「はい、国王陛下の御信任熱きレンドルシャム家の隠居、ジョサイア殿がとても親しくしている家です」
マディソン団長は遠回しに父王の機嫌を損ねるかもしれないから、この辺で手を引いた方が良いと警告してくれている。
身勝手な父王の事だから、子供の中では俺の事を1番可愛がっているが、お気に入りのジョサイアよりも優先するかどうかは分からない。
ジョサイアは父王が寵愛している側室の養父なのだ。
父王の好みを完璧に把握するだけの眼力があり、それを探し出して養女にする行動力と資金力がある油断ならない相手なのだ。
狡猾なジョサイアなら、父王にこの事が伝わるより先に俺を殺しかねない。
父王の信頼が厚く、それを駆使して莫大な賄賂を受け取り、王家を凌ぐ資金力があるジョサイアなら、王城内の至る所に手先がいるだろう
ジョサイアから見れば、父王は自分が意のままに操っているバカ殿で、俺は数多くいる子供に1人に過ぎないのだ。
ジョサイアがこれからも王家を傀儡にするつもりならば、愚かで病弱な王子が跡を継いだ方がやり易いと考えるだろう。
「マディソン団長はどうするつもりなのですか?」
「私にも愛する家族がいますし、わずかですが家臣と領民がいます。
今配下となっている騎士や徒士を巻き添えにするわけにもいきません。
盗賊団がデシーズ騎士家の屋敷を出るのを待ちます」
愚王の為に自分や大切な者達を犠牲にできないと言い切られてしまった。
それでも、見廻騎士団団長として精一杯の事はするとも言ってくれた。
このような忠臣が仕えてくれているというのに、愚王が!
「俺の軍旗を掲げよ!」
俺がそう命じると、軍旗係が慌てて俺の旗を掲げる。
強風の中であろうと、敵の攻撃が雨霰と降り注ぐ中であろうと、軍旗を掲げて俺の軍がそこにいる事を知らしめる役目の漢、それがブルックリンだ!
「町人街とは言え王都内に火を放つなど、王家王国に対する宣戦布告である!
これを見過ごす事など絶対にできない!
盗賊風情に王家王国が舐められるわけにはいかない!
我こそはキャヴェンディッシュ王家の26番目の王子、ジェネシスである!
王国の王子としてお前達に命じる、謀叛人を捕らえてよ!」
「「「「「おう!」」」」」
俺が兜を脱ぎ、王家の紋章をかたどった俺の軍旗を掲げさせて命じると、見廻騎士団の騎士と徒士が一斉に門に殺到した。
セバスチャンが諦め顔をしている。
俺の傅役に選ばれたのが不運だったと諦めてくれ。
ドーン!
ドオーン!
ドッゴーン!
マディソン団長が決断すれば、何時でも屋敷に突入できるように団員達が準備していたのだろう、大槌を振って門を破壊しようとしている。
「どけ、俺の魔術で破壊する」
俺は、そんな忠義な団員達を下がらせて門を破壊しようとした。
1番目立つ危険な位置なのだが、長くは目立てなかった。
俺を護るための、前に立つ者がいるからだ。
「私こそはジェネシス王子の護衛騎士長アンゲリカである。
王子の前はもちろん、私の前を塞ぐことも許さん!」
建国王陛下が心から信頼した黒人の末裔、それがアンゲリカだ。
当初同じ肌の民がいなかった事で、少しだけ黒さは薄まったというが、それでも我らとは全く違う肌の色をしている。
今では厳しい制限が課せられるようになった他国との交易だが、わずか5つの門戸だけが他国との交易を許されている。
その1つがアンゲリカの家、リチャードソン家の交易船だ。
その交易船を使って、同じ肌を持つ女性を迎え入れ、建国王陛下が心から信頼したリチャードソン家の黒肌を保っている。
「ソウルスネーク」
俺は土魔術を放って門を破壊した。
騎士家の王都屋敷門程度なら、トルネード級の魔術など必要ない。
スネーク程度でも跡形もなく破壊する事ができる。
「俺に続け!」
俺の命令と同時に、俺の配下も見廻騎士団も門の中に殺到した。
俺が先頭を行きたかったのだが、アンゲリカがやらせてくれるわけがない。
アンゲリカは、並の騎士では持ち上げる事もできない、総鉄製の戦斧を軽々と振り回して先を進む。
バッゴーン!
「「「「「ギャアアアアア」」」」」
ドッゴーン!
「「「「「ギャッ」」」」」
グアッゴーン!
「「「「「ウォオオオオ」」」」」
遮る物は全て吹き飛ばして屋敷の中を行く。
「てめぇらナニモンだ?!
ここをデシーズ家の屋敷と知っての事か?!
デシーズ家は、畏れ多くも国王陛下の最側近、ジョサイア閣下にお仕えしているのだぞ!
見廻騎士団風情が押し入ってきていい場所じゃねえんだよ!
わかったら尻尾を巻いて帰んな!」
「黙れ、王家王国に剣を向けた謀叛人共!
王家王国が支配する王都内に火を放つという事は、宣戦布告したも同然。
そのような連中を匿うような者は一味同心だ!
構わないから叩きのめして捕まえろ!」
「「「「「おう!」」」」」
俺の命令を受けた者達が力強く返事をしてくれた。
必死で抵抗する盗賊団の連中を次々と叩きのめして捕縛していく。
軽く当たっただけで敵を即死させる戦斧を持つアンゲリカは、もの凄く手加減して殺さないようにしてくれている。
盗賊団は、数が多いだけでなく、とても狡賢い。
頭と幹部と思われる奴らは、いち早く屋敷の奥に逃げてしまった。
というのは嘘で、わざと逃がしたのだ。
「王家王国に反旗を翻し、王都に火を放った大逆人!
少しでも恥を知るなら素直に縄を受けよ!」
「じゃかましいわ!
見廻騎士団風情が俺様を捕まえられるとでも思っているのか?!
俺様にはジョサイア閣下と国王陛下がついているのだ。
盗賊団に盗ませた金も、ジョサイア閣下と国王陛下に献上しているのだ。
罪を受け処刑されるのはお前だ、マディソン」
俺が名前も知らないデシーズ家の当主は、突入がマディソン見廻騎士団団長の指揮だと思っているようだ。
屋敷に突入する前に掲げさせた俺の軍旗は、軍旗係と共に屋敷前にいる。
ジョサイアや父王の手先が介入しないように置いてある。
あれを見てデシーズ家に手を貸そうとする者などいないはずだ。
だがその分、俺を知らしめる物が何もない。
装備している鎧は騎士家の当主相当だ。
元服したばかりの俺の顔を知る貴族や騎士はほとんどいない。
まして兜で顔を隠しているとなれば、俺が王子だとは誰にも分からない。
「父王陛下の名を騙るのは止めてもらおうか!」
「ひかえ、ひかえ、控え~い!
この紋章が目に入らぬか!
ここにおわす御方を、どなたと心得る!
こちらにおわすは、第26王子、ジェネシス殿下であらせられるぞ。
頭が高い、控えおろう」
「はぁあ?
ジェネシス王子だと?
何を言っているのだ!
ジェネシス王子がこのような場所におられるはずがないわ!」
「じゃかましいわ!
ジェネシス王子の御尊顔を拝した事がなくても、傅役である儂の顔くらいは覚えておろう?
儂がここにいるのだ、この方こそジェネシス王子である!
分かったら素直に縄を受けよ!」
「おのれ、どうせ邪魔になったら殺す予定だったのだ。
少し早くなったとしても問題ない、殺せ、王子もろとも皆殺しにしてしまえ!」
やれやれ、悪党ほど往生際が悪い。
まあ、でも、最初からこうなる事は分かっていた。
めんどうだが、また顔に傷を付けさせておくか?
いっそ片目くらい潰させておいた方がいいか?
「貧しい中でも必死で生きている人、家族で手を取り合って生きている人、そのような人達を傷つける者は、誰が許しても俺が許さん!
直々に叩き斬ってくれる!」
0
お気に入りに追加
437
あなたにおすすめの小説
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。

元外科医の俺が異世界で何が出来るだろうか?~現代医療の技術で異世界チート無双~
冒険者ギルド酒場 チューイ
ファンタジー
魔法は奇跡の力。そんな魔法と現在医療の知識と技術を持った俺が異世界でチートする。神奈川県の大和市にある冒険者ギルド酒場の冒険者タカミの話を小説にしてみました。
俺の名前は、加山タカミ。48歳独身。現在、救命救急の医師として現役バリバリ最前線で馬車馬のごとく働いている。俺の両親は、俺が幼いころバスの転落事故で俺をかばって亡くなった。その時の無念を糧に猛勉強して医師になった。俺を育ててくれた、ばーちゃんとじーちゃんも既に亡くなってしまっている。つまり、俺は天涯孤独なわけだ。職場でも患者第一主義で同僚との付き合いは仕事以外にほとんどなかった。しかし、医師としての技量は他の医師と比較しても評価は高い。別に自分以外の人が嫌いというわけでもない。つまり、ボッチ時間が長かったのである意味コミ障気味になっている。今日も相変わらず忙しい日常を過ごしている。
そんなある日、俺は一人の少女を庇って事故にあう。そして、気が付いてみれば・・・
「俺、死んでるじゃん・・・」
目の前に現れたのは結構”チャラ”そうな自称 創造神。彼とのやり取りで俺は異世界に転生する事になった。
新たな家族と仲間と出会い、翻弄しながら異世界での生活を始める。しかし、医療水準の低い異世界。俺の新たな運命が始まった。
元外科医の加山タカミが持つ医療知識と技術で本来持つ宿命を異世界で発揮する。自分の宿命とは何か翻弄しながら異世界でチート無双する様子の物語。冒険者ギルド酒場 大和支部の冒険者の英雄譚。
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!

元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜
一ノ瀬 彩音
ファンタジー
元勇者パーティーで雑用係をしていたが、追放されてしまった。
しかし彼は本当は最強でしかも、真の実力を隠していた!
今は辺境の小さな村でひっそりと暮らしている。
そうしていると……?
※第3回HJ小説大賞一次通過作品です!

S級冒険者の子どもが進む道
干支猫
ファンタジー
【12/26完結】
とある小さな村、元冒険者の両親の下に生まれた子、ヨハン。
父親譲りの剣の才能に母親譲りの魔法の才能は両親の想定の遥か上をいく。
そうして王都の冒険者学校に入学を決め、出会った仲間と様々な学生生活を送っていった。
その中で魔族の存在にエルフの歴史を知る。そして魔王の復活を聞いた。
魔王とはいったい?
※感想に盛大なネタバレがあるので閲覧の際はご注意ください。

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる