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進撃の章
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大陸大国政府は、国連安全保障理事会を開くことを希望したが、アメリカ合衆国、イギリス、フランスの反対と、北東大国の中立によってかなえられなかった。
じりじりと時間が過ぎていき、大陸大国政府が失った艦隊と将兵を補充する間に、台湾民国は大陸大国政府に通じる人間を国外追放に処した。
半島南の国が北の国に飲み込まれた時に、日本政府が取ったのと同じ行動だった。
大陸大国や北東大国から資金提供を受けて、人権運動と称して治安悪化に取り組んでいた者達など、本気で調べれば幾らでも悪行を暴くことが出来た。
今迄は自由に踊らせていた工作員を逮捕し、彼らとの連絡と資金提供を調べあげれば、犯罪など簡単に立証出来た。
これが自国民であった場合は、自国の刑務所に税金を使って収監しなければいけない。
しかしながら、他国の国籍を持つ者なら、資産と賠償金を相殺させた上で、所属国に追放する方法もある。
半島国に工作員として追放した方が、彼らは厳しい立場に追い込まれる。
日本の刑務所が天国思えるほどの酷い待遇を受けるだろう。
台湾民国も、大陸大国政府に島を売り渡そうとしていた人達を、国外追放の刑に処した。
何故なら、今も激しい抗議を続ける大陸大国は、島を自国領だと言い、島民を自国民だと主張しているからだ。
だったらその主張通り、台湾民国に置いておくと、何時テロリストと化すか分からない人間を、引き取ってもらえばいいという結論になった。
大陸大国政府も、常に自国民だと主張していた手前、引き取らないわけにはいかなかった。
そんなごたごたが一年くらい続いたが、その間に赤道にある新島周辺は激しい噴火を続け、島が拡大を続けていた。
俺の会社の船が近付く時は不思議と噴火が収まり、人員の交代と物資の補給がスムーズに行われた。
他国の工作船が近付いた時は、激しく噴火をして工作船を撃沈させた。
新島とその周辺を、自分の身体のように操れるようになった、桃と緑がやってくれた。
「さて、そろそろ頃合だね」
「もう大陸大国も怖くないよね」
「そんなことはないよ。
ただ今は、失った戦力を補充している時期だから、その間隙をついているだけだよ、桃」
「でもパパ。
自衛隊の戦力も飛躍的に増強されたよ」
「緑の言う通りだけど、好景気過ぎて、自衛官に志願する人が激減しているんだよ」
人員不足の自衛隊に頼りきる事は出来ないが、予備自衛官や予備自衛官補を活用して、何とか兵力をやりくりしてもらっている。
これで俺の会社が、予備自衛官を優先的に採用しなければ、自衛官に志願する日本人はいなくなっていたかもしれない。
「疲れるだろうけれど、始めてくれるかな」
「任せてよ。
パパ」
「これくらいの事では疲れないよ。
パパ」
桃と緑は、この一年で驚くほど大きく成長してくれた。
身長などの見た目もだけど、何より能力の成長が驚くほど著しい。
新島周辺で激しい火山活動で広げながら、尚且つ同時に尖閣諸島周辺を海底隆起させてしまうほど、能力が強力になったのだ。
本気になれば、日本など簡単に沈没させてしまうかもしれない。
尖閣諸島は、一つの島となった。
沖縄本島の三倍。
今は沈んでしまった、択捉島よりも大きい、三四六七平方キロメートルの島だ。
それが全て、俺の土地という事になった。
じりじりと時間が過ぎていき、大陸大国政府が失った艦隊と将兵を補充する間に、台湾民国は大陸大国政府に通じる人間を国外追放に処した。
半島南の国が北の国に飲み込まれた時に、日本政府が取ったのと同じ行動だった。
大陸大国や北東大国から資金提供を受けて、人権運動と称して治安悪化に取り組んでいた者達など、本気で調べれば幾らでも悪行を暴くことが出来た。
今迄は自由に踊らせていた工作員を逮捕し、彼らとの連絡と資金提供を調べあげれば、犯罪など簡単に立証出来た。
これが自国民であった場合は、自国の刑務所に税金を使って収監しなければいけない。
しかしながら、他国の国籍を持つ者なら、資産と賠償金を相殺させた上で、所属国に追放する方法もある。
半島国に工作員として追放した方が、彼らは厳しい立場に追い込まれる。
日本の刑務所が天国思えるほどの酷い待遇を受けるだろう。
台湾民国も、大陸大国政府に島を売り渡そうとしていた人達を、国外追放の刑に処した。
何故なら、今も激しい抗議を続ける大陸大国は、島を自国領だと言い、島民を自国民だと主張しているからだ。
だったらその主張通り、台湾民国に置いておくと、何時テロリストと化すか分からない人間を、引き取ってもらえばいいという結論になった。
大陸大国政府も、常に自国民だと主張していた手前、引き取らないわけにはいかなかった。
そんなごたごたが一年くらい続いたが、その間に赤道にある新島周辺は激しい噴火を続け、島が拡大を続けていた。
俺の会社の船が近付く時は不思議と噴火が収まり、人員の交代と物資の補給がスムーズに行われた。
他国の工作船が近付いた時は、激しく噴火をして工作船を撃沈させた。
新島とその周辺を、自分の身体のように操れるようになった、桃と緑がやってくれた。
「さて、そろそろ頃合だね」
「もう大陸大国も怖くないよね」
「そんなことはないよ。
ただ今は、失った戦力を補充している時期だから、その間隙をついているだけだよ、桃」
「でもパパ。
自衛隊の戦力も飛躍的に増強されたよ」
「緑の言う通りだけど、好景気過ぎて、自衛官に志願する人が激減しているんだよ」
人員不足の自衛隊に頼りきる事は出来ないが、予備自衛官や予備自衛官補を活用して、何とか兵力をやりくりしてもらっている。
これで俺の会社が、予備自衛官を優先的に採用しなければ、自衛官に志願する日本人はいなくなっていたかもしれない。
「疲れるだろうけれど、始めてくれるかな」
「任せてよ。
パパ」
「これくらいの事では疲れないよ。
パパ」
桃と緑は、この一年で驚くほど大きく成長してくれた。
身長などの見た目もだけど、何より能力の成長が驚くほど著しい。
新島周辺で激しい火山活動で広げながら、尚且つ同時に尖閣諸島周辺を海底隆起させてしまうほど、能力が強力になったのだ。
本気になれば、日本など簡単に沈没させてしまうかもしれない。
尖閣諸島は、一つの島となった。
沖縄本島の三倍。
今は沈んでしまった、択捉島よりも大きい、三四六七平方キロメートルの島だ。
それが全て、俺の土地という事になった。
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