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進撃の章
勝訴
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「勝訴です。
勝ちました」
「当然ですよ」
「はい。
当然の勝利です」
テレビ放映権の入札裁判が遂に決着した。
俺が総務省を訴えた裁判は、政府の意向もあり簡単に勝てた。
これによって、テレビの放映権は入札による競争が始まるはずだったが、現在利権を独占しているテレビ放送会社が無効を訴えた。
俺も総務省も、真っ向から戦いを挑んだ。
既に多くの幹部社員を懲戒免職や依願退職に追い込んでいたが、更なる追及を行った。
特に本体である新聞社の不正を暴いた。
発行部数を偽り、多額の広告掲載料を取ってきた事を訴えた。
今の流れを受けて、多くの企業が俺に追随してくれた。
それと連動して、販売店に対する押し紙を脅迫やパワハラとして訴えた。
多くの新聞販売店が、俺の資金支援を受けて集団訴訟を起こしてくれた。
心ある新聞社の元社員や、部数調査を行っていた人間が証言してくれた。
この裁判もマス塵は受けて立ったが、全て敗訴した。
詐欺やネズミ講のグループが、テレビや新聞社に出していた広告も、テレビ放映権の入札開始の証拠の一つになった。
テレビ局や新聞社は、犯罪が立証されるまで、詐欺会社やネズミ講会社から広告宣伝料を受け取っていた。
タレントなどが受け取っている事は叩いたのに、自分達は平気で大金を受け取り、犯罪が立証されて逮捕されても被害者に返金していない。
ダブルスタンダードが、公共の電波を担う資格なしと断罪された。
同じような事ではあるが、あるテレビ局のボランティア番組も、公共放映権の資格なしと徹底的に叩かれた。
視聴者を始めとする国民には寄付を呼び掛ける癖に、出演者には大金を支払っていた。
視聴者は有給休暇を取って参加しているのに、そのテレビ局の社員は給与が発生する出勤になっているのだ。
走っていないフルマラソンを走っている事にし、感動を売りにして多くの広告宣伝料を手にしていた。
これも裁判では不利な証拠となった。
特に大きな証拠となったのは、歌手や芸能人が会社を移籍した場合、二年間テレビ出演をさせなかった事だ。
入札すらなしで放映権を得ているくせに、大企業の利権を忖度して、個人の権利を踏み躙っていた。
そんな証言が、芸能会社の元社員や芸能人、レコード会社の元社員や歌手から証言され、テレビ局側は一気に不利となった。
個々のテレビ放送に関しても、特に朝共と毎共に関しては、大陸大国の書記長の独裁に関しては、日本との友好の為には独裁指導でなければ提携出来ないと賛否するのに、日本の首相に対しては独裁は悪だと糾弾していた。
大陸大国の指導者は書記長と奉るのに、日本の指導者は何々さんと、自分達と同列に扱う。
そしてそういう忖度をする芸能人や文化人しかテレビに出さなかった。
そんな証言と証拠が次々と出たのだ。
一番大きかったのが、憲法九条を護れと徹底的に政府を攻撃していたのに、同じ憲法違反である政教分離違反は全く叩かなかった事だ。
そしてその政教分離違反である、政党の母体である宗教団体から、広告宣伝料と言う賄賂を受け取っていたことだ。
ただ、ここを訴えるのは命懸けだった。
これがあったから、要人警護が付けられたのかもしれない。
勝ちました」
「当然ですよ」
「はい。
当然の勝利です」
テレビ放映権の入札裁判が遂に決着した。
俺が総務省を訴えた裁判は、政府の意向もあり簡単に勝てた。
これによって、テレビの放映権は入札による競争が始まるはずだったが、現在利権を独占しているテレビ放送会社が無効を訴えた。
俺も総務省も、真っ向から戦いを挑んだ。
既に多くの幹部社員を懲戒免職や依願退職に追い込んでいたが、更なる追及を行った。
特に本体である新聞社の不正を暴いた。
発行部数を偽り、多額の広告掲載料を取ってきた事を訴えた。
今の流れを受けて、多くの企業が俺に追随してくれた。
それと連動して、販売店に対する押し紙を脅迫やパワハラとして訴えた。
多くの新聞販売店が、俺の資金支援を受けて集団訴訟を起こしてくれた。
心ある新聞社の元社員や、部数調査を行っていた人間が証言してくれた。
この裁判もマス塵は受けて立ったが、全て敗訴した。
詐欺やネズミ講のグループが、テレビや新聞社に出していた広告も、テレビ放映権の入札開始の証拠の一つになった。
テレビ局や新聞社は、犯罪が立証されるまで、詐欺会社やネズミ講会社から広告宣伝料を受け取っていた。
タレントなどが受け取っている事は叩いたのに、自分達は平気で大金を受け取り、犯罪が立証されて逮捕されても被害者に返金していない。
ダブルスタンダードが、公共の電波を担う資格なしと断罪された。
同じような事ではあるが、あるテレビ局のボランティア番組も、公共放映権の資格なしと徹底的に叩かれた。
視聴者を始めとする国民には寄付を呼び掛ける癖に、出演者には大金を支払っていた。
視聴者は有給休暇を取って参加しているのに、そのテレビ局の社員は給与が発生する出勤になっているのだ。
走っていないフルマラソンを走っている事にし、感動を売りにして多くの広告宣伝料を手にしていた。
これも裁判では不利な証拠となった。
特に大きな証拠となったのは、歌手や芸能人が会社を移籍した場合、二年間テレビ出演をさせなかった事だ。
入札すらなしで放映権を得ているくせに、大企業の利権を忖度して、個人の権利を踏み躙っていた。
そんな証言が、芸能会社の元社員や芸能人、レコード会社の元社員や歌手から証言され、テレビ局側は一気に不利となった。
個々のテレビ放送に関しても、特に朝共と毎共に関しては、大陸大国の書記長の独裁に関しては、日本との友好の為には独裁指導でなければ提携出来ないと賛否するのに、日本の首相に対しては独裁は悪だと糾弾していた。
大陸大国の指導者は書記長と奉るのに、日本の指導者は何々さんと、自分達と同列に扱う。
そしてそういう忖度をする芸能人や文化人しかテレビに出さなかった。
そんな証言と証拠が次々と出たのだ。
一番大きかったのが、憲法九条を護れと徹底的に政府を攻撃していたのに、同じ憲法違反である政教分離違反は全く叩かなかった事だ。
そしてその政教分離違反である、政党の母体である宗教団体から、広告宣伝料と言う賄賂を受け取っていたことだ。
ただ、ここを訴えるのは命懸けだった。
これがあったから、要人警護が付けられたのかもしれない。
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