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始まりの章
報復準備
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「無事に済んだね」
「はい、有り難うございました」
「パパいいことしたぁぁぁぁ」
「パパはかっこいいです」
「ええ、社長はカッコイイです」
達樹君は無事にアメリカに旅立った。
両親が付き添うことになり、休職の手続きをとったらしい。
両親は俺に御礼が言いたいと言っていたそうだが、恥ずかしいから止めてもらった。
桃と緑に尊敬されるだけで十分だ。
それにそもそもこの金は、桃と緑が創り出したダイヤモンドを売った金だ。
「御先祖様が残してくれた金だから、半分くらいは世のため人の為に使わないとな」
「流石社長です」
「自衛隊員を代表して御礼申し上げます」
「照れるからもう止めてくれ。だが、これからもっと金が要る。手持ちの宝石や古銭は、出来るだけ高値で売るようにしてくれ」
「「「「「はい」」」」」
俺は社員達に、朝共グループと毎共グループに報復したいと伝えた。
社員達も心から同意してくれたと思う。
その為に、元職のコネを使って、朝共グループと毎共グループの汚点を集めてもらうことにした。
この事は、本部長にも相談して同意をもらった。
元自衛官の上司を通じて、各基地の隊長の同意も得られている。
「だがその前に、この会社の足許も固めないといけない」
「先祖伝来の家宝を売った御金が活動資金だと言う事ですか」
「ああ、知らなかったとはいえ、相続時に脱税したことは確かだ」
本当は桃と緑が創り出した魔造ダイヤモンドなんだけどね。
「ですが社長。簡単に利益を上げる商売など無いのではありませんか」
「その通りなんだけど、神様からの御告げがあってね」
「神様からの御告げですか」
今迄黙っていた龍造寺玄海が、胡散臭そうな顔をして横から会話に加わってきた。
伊集院武臣も、達樹君の件で俺の事は尊敬してくれているようだが、この件は信用し切れないようだ。
女の子達も、どういう顔をしていいか困っている。
「廃鉱山を買って金銀財宝を掘る」
「「「「「社長」」」」」
社員全員が悲鳴を上げた。
まあ当然だろう。
採算が合わないから廃鉱になったのだ。
普通なら絶対に利益など産まない。
俺には桃と緑と言う強い味方がいるから、利益が上がるだけだ。
「やったぁぁぁぁ」
「鉱山掘るといいモノが出るの」
「桃ちゃんと緑君にも御告げがあったの」
「そうだよぉぉぉぉ」
「絶対にいいモノが出るんだよ」
桃と緑が歓声を上げたのに反応して、北郷秀子が確認するように問いかけたが、俺と事前に打ち合わせしたいた桃と緑は、上手く答えてくれた。
「龍造寺さん、伊集院さん。社長だけじゃなく、桃ちゃんや緑君まで同じ夢を見ているのだから、本当に鉱山からいいモノが出るかもしれません」
「そうよ、そうよ」
「桃ちゃんと緑君の言う事が間違っている訳ないわ」
「急いで鉱山が買えないか調べましょう」
少々複雑だが、桃と緑の言う事なら信じてもらえるようだ。
表面の土地は当然買わなければいけないが、試掘権と採掘権も購入しなければいけない。
「はい、有り難うございました」
「パパいいことしたぁぁぁぁ」
「パパはかっこいいです」
「ええ、社長はカッコイイです」
達樹君は無事にアメリカに旅立った。
両親が付き添うことになり、休職の手続きをとったらしい。
両親は俺に御礼が言いたいと言っていたそうだが、恥ずかしいから止めてもらった。
桃と緑に尊敬されるだけで十分だ。
それにそもそもこの金は、桃と緑が創り出したダイヤモンドを売った金だ。
「御先祖様が残してくれた金だから、半分くらいは世のため人の為に使わないとな」
「流石社長です」
「自衛隊員を代表して御礼申し上げます」
「照れるからもう止めてくれ。だが、これからもっと金が要る。手持ちの宝石や古銭は、出来るだけ高値で売るようにしてくれ」
「「「「「はい」」」」」
俺は社員達に、朝共グループと毎共グループに報復したいと伝えた。
社員達も心から同意してくれたと思う。
その為に、元職のコネを使って、朝共グループと毎共グループの汚点を集めてもらうことにした。
この事は、本部長にも相談して同意をもらった。
元自衛官の上司を通じて、各基地の隊長の同意も得られている。
「だがその前に、この会社の足許も固めないといけない」
「先祖伝来の家宝を売った御金が活動資金だと言う事ですか」
「ああ、知らなかったとはいえ、相続時に脱税したことは確かだ」
本当は桃と緑が創り出した魔造ダイヤモンドなんだけどね。
「ですが社長。簡単に利益を上げる商売など無いのではありませんか」
「その通りなんだけど、神様からの御告げがあってね」
「神様からの御告げですか」
今迄黙っていた龍造寺玄海が、胡散臭そうな顔をして横から会話に加わってきた。
伊集院武臣も、達樹君の件で俺の事は尊敬してくれているようだが、この件は信用し切れないようだ。
女の子達も、どういう顔をしていいか困っている。
「廃鉱山を買って金銀財宝を掘る」
「「「「「社長」」」」」
社員全員が悲鳴を上げた。
まあ当然だろう。
採算が合わないから廃鉱になったのだ。
普通なら絶対に利益など産まない。
俺には桃と緑と言う強い味方がいるから、利益が上がるだけだ。
「やったぁぁぁぁ」
「鉱山掘るといいモノが出るの」
「桃ちゃんと緑君にも御告げがあったの」
「そうだよぉぉぉぉ」
「絶対にいいモノが出るんだよ」
桃と緑が歓声を上げたのに反応して、北郷秀子が確認するように問いかけたが、俺と事前に打ち合わせしたいた桃と緑は、上手く答えてくれた。
「龍造寺さん、伊集院さん。社長だけじゃなく、桃ちゃんや緑君まで同じ夢を見ているのだから、本当に鉱山からいいモノが出るかもしれません」
「そうよ、そうよ」
「桃ちゃんと緑君の言う事が間違っている訳ないわ」
「急いで鉱山が買えないか調べましょう」
少々複雑だが、桃と緑の言う事なら信じてもらえるようだ。
表面の土地は当然買わなければいけないが、試掘権と採掘権も購入しなければいけない。
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