35 / 58
第1章
第35話:夜の散歩とロック鶏
しおりを挟む
僕は前世からの夢だった旅に出ることができた。
自由気ままに好きな所に行く旅ではないけれど、好き人の側にいられる
12年間、死ぬまでベッドの上だった前世に比べれば、最高だ!
僕の役目は、売る物がなくなった時に薬草や果物を作る事。
それと行商隊が襲われた時に仲間を守る事。
だから行商隊の真ん中にいなければいけないのだが、身体が疼く。
思いっきり走りたい、駆け回りたいと思いが湧き上がってくる。
でも、行商隊に入れてもらったばかりでワガママは言えない。
だから、夜になってから1人でこっそりと野営地の周りを駆け回る。
最初は普通に思いっきり走って、次に身体強化して駆け回る。
寝たら魔力が回復するので、少々魔力を使っても大丈夫。
それに、僕が走り回ると猛獣や魔獣が逃げるようだ。
僕が走り回れば回るほど、行商隊が安全になるから良いよね。
夜の間にロック鶏に餌をあげる事もある。
ロック鶏は僕が成長させた所為か、鶏なのに夜でも目が見える。
夜でも目が見えるようになれと願ったのが良かったのかな?
僕に会いに来たロック鶏に、草原の草を食べてもらう。
元の鶏は草が大好きだったけど、ロック鶏なっても草が大好き。
土まで一緒に食べるから、草原を耕してくれているのと一緒だ。
十分耕された草原にベリーや芋などの種を蒔いて成長させる。
樹木じゃないので少ない魔力で直ぐに実が生る。
それを10羽のロック鶏がお腹一杯になるまで食べる。
ロック鶏に餌をあげ、触れ合いの時間が終わったら夜の散歩はお終い。
万が一翌日餌をあげられない場合を考えて、餌になるベリーや芋などを成長させて、可愛いロック鶏とはお別れする。
そんな風に毎晩発散しているから、牛の歩みに合わせてゆっくり移動する行商隊にいてもイライラしなくてすむ。
ウィロウが指導役と一緒に街や村に入って商売をする時は、僕も一緒に行って商売のやり方を見学させてもらう。
別の行商人が街や村に入って商売をする時は、ウィロウは本隊に残るので、僕も本隊に残ってウィロウを守る。
1カ月ほど行商隊と旅をして、この行商隊がウィロウを中心に動いているのが良く分かった。
1人突出したスキルを授かる者が現れると、本人や家族はもちろん、一族や住んでいる街や村まで大きく変わってしまうのだと分かった。
自分の時には実感できなかったが、ウィロウと行商隊の関係を見て分かった。
同時に、僕やウィロウを狙う王侯貴族や商人がいる理由も実感できた。
頭だけでなく、心から実感できた。
「何時もの行商人なのか、何故今日は3人なのだ、通例では2人だろう?」
僕とウィロウ、指導役の行商人と一緒に街の城門を入ろうとすると、門番に止められてしまった。
「ご覧の通り、何の心配もいらない子供2人なので、大人1人分としました。
前回の取引で、次回は穀物を多めに欲しいと言われたので、その分を運ぶ牛と手綱を持つ人間が必要なのです」
「それは聞いているが、それなら牛だけ3頭にすればいいだけだろう!」
「門番さん、我々行商人にとって牛ほど大切な友はいないのです。
猛獣や魔獣に襲われた時に守る者、手綱を持つ者なしに街には入れられません。
どうしても駄目だと申されるのでしたら、今回の交易はなしですね」
「待て、そんな勝手は許さん」
「勝手はそちらも同じでしょう。
我々行商人が危険だからと2人以上の入場を認めないのに、多めの穀物を持ってこいと言い、牛だけ3頭連れて入れと言われる。
何かあるのではないかと不安になるのは当然ですよね」
「なに、我々が牛を奪おうとしていると言うのか?!」
「奪う気がないのなら、手綱を取る者3人の入場を認めるのが普通でしょう?
これでも我々は3人の内2人を子供にする配慮をしているのですよ」
「ちっ、ちょっと待て、直ぐに聞いてくるから待っていろ!」
門番の口の利き方と指導役の話し方を聞いて、行商人の立場が低いのが分かった。
家の村では対等の話し方をしていたのに、どうしてなのだろう?
指導役の方を見ると、今は黙っていろという目をしている。
「今回だけは特別だぞ、3人とも入れ!」
門番が偉そうに、腹を立てているのを隠さずに言う。
誰かに怒られたのを僕たちに八つ当たりしているのだと思う。
こん奴を門番にしていたら街が悪く言われるのに、よくこんな奴に門番をやらす。
今日の指導役は、僕のお父さんと同じくらいの歳に見える。
お父さんが35歳だから、それくらいの歳なのだろう。
行商人として1番仕事のできる頃だとウィロウが教えてくれた。
入る街や村によって行商人が違っている。
基本2人2頭で入るけれど、3人3頭や4人4頭の時もある。
街が大きくて人が多いと入れる数が増える。
この街は2人2頭だから、街にしては小さいくて、住んでいるのは1000人くらいだと思う。
「おい、お前らか、行商人の分際で偉そうにしたのは?!」
僕たちが指導役を先頭に取引先の家に行こうと歩いていると、手に剣を持った汚い服装の男が5人、前に立って怒鳴ってきた。
偉そうしていると言ってきたという事は、あの門番の仲間か?
城門を入り前から、街の中の様子を注意して見ていた。
この街には石畳などなく、城壁の中にある細い道は全部地道だ。
石畳のように1度細かくして蔦が成長させなくても良い。
それだけ少ない魔力で蔦壁を造れる。
「偉そうにした覚えはありませんが、行商人なのは確かです。
私たちは街の長との約束で取引に行く途中です」
指導役が恐れる事無く剣を持った汚い男たちに言い返す。
「ふん、そんな約束は知らん、行商人の分際で街の者に偉そう態度を取った罰に、牛と荷物を没収する、さっさと出て行け!」
自由気ままに好きな所に行く旅ではないけれど、好き人の側にいられる
12年間、死ぬまでベッドの上だった前世に比べれば、最高だ!
僕の役目は、売る物がなくなった時に薬草や果物を作る事。
それと行商隊が襲われた時に仲間を守る事。
だから行商隊の真ん中にいなければいけないのだが、身体が疼く。
思いっきり走りたい、駆け回りたいと思いが湧き上がってくる。
でも、行商隊に入れてもらったばかりでワガママは言えない。
だから、夜になってから1人でこっそりと野営地の周りを駆け回る。
最初は普通に思いっきり走って、次に身体強化して駆け回る。
寝たら魔力が回復するので、少々魔力を使っても大丈夫。
それに、僕が走り回ると猛獣や魔獣が逃げるようだ。
僕が走り回れば回るほど、行商隊が安全になるから良いよね。
夜の間にロック鶏に餌をあげる事もある。
ロック鶏は僕が成長させた所為か、鶏なのに夜でも目が見える。
夜でも目が見えるようになれと願ったのが良かったのかな?
僕に会いに来たロック鶏に、草原の草を食べてもらう。
元の鶏は草が大好きだったけど、ロック鶏なっても草が大好き。
土まで一緒に食べるから、草原を耕してくれているのと一緒だ。
十分耕された草原にベリーや芋などの種を蒔いて成長させる。
樹木じゃないので少ない魔力で直ぐに実が生る。
それを10羽のロック鶏がお腹一杯になるまで食べる。
ロック鶏に餌をあげ、触れ合いの時間が終わったら夜の散歩はお終い。
万が一翌日餌をあげられない場合を考えて、餌になるベリーや芋などを成長させて、可愛いロック鶏とはお別れする。
そんな風に毎晩発散しているから、牛の歩みに合わせてゆっくり移動する行商隊にいてもイライラしなくてすむ。
ウィロウが指導役と一緒に街や村に入って商売をする時は、僕も一緒に行って商売のやり方を見学させてもらう。
別の行商人が街や村に入って商売をする時は、ウィロウは本隊に残るので、僕も本隊に残ってウィロウを守る。
1カ月ほど行商隊と旅をして、この行商隊がウィロウを中心に動いているのが良く分かった。
1人突出したスキルを授かる者が現れると、本人や家族はもちろん、一族や住んでいる街や村まで大きく変わってしまうのだと分かった。
自分の時には実感できなかったが、ウィロウと行商隊の関係を見て分かった。
同時に、僕やウィロウを狙う王侯貴族や商人がいる理由も実感できた。
頭だけでなく、心から実感できた。
「何時もの行商人なのか、何故今日は3人なのだ、通例では2人だろう?」
僕とウィロウ、指導役の行商人と一緒に街の城門を入ろうとすると、門番に止められてしまった。
「ご覧の通り、何の心配もいらない子供2人なので、大人1人分としました。
前回の取引で、次回は穀物を多めに欲しいと言われたので、その分を運ぶ牛と手綱を持つ人間が必要なのです」
「それは聞いているが、それなら牛だけ3頭にすればいいだけだろう!」
「門番さん、我々行商人にとって牛ほど大切な友はいないのです。
猛獣や魔獣に襲われた時に守る者、手綱を持つ者なしに街には入れられません。
どうしても駄目だと申されるのでしたら、今回の交易はなしですね」
「待て、そんな勝手は許さん」
「勝手はそちらも同じでしょう。
我々行商人が危険だからと2人以上の入場を認めないのに、多めの穀物を持ってこいと言い、牛だけ3頭連れて入れと言われる。
何かあるのではないかと不安になるのは当然ですよね」
「なに、我々が牛を奪おうとしていると言うのか?!」
「奪う気がないのなら、手綱を取る者3人の入場を認めるのが普通でしょう?
これでも我々は3人の内2人を子供にする配慮をしているのですよ」
「ちっ、ちょっと待て、直ぐに聞いてくるから待っていろ!」
門番の口の利き方と指導役の話し方を聞いて、行商人の立場が低いのが分かった。
家の村では対等の話し方をしていたのに、どうしてなのだろう?
指導役の方を見ると、今は黙っていろという目をしている。
「今回だけは特別だぞ、3人とも入れ!」
門番が偉そうに、腹を立てているのを隠さずに言う。
誰かに怒られたのを僕たちに八つ当たりしているのだと思う。
こん奴を門番にしていたら街が悪く言われるのに、よくこんな奴に門番をやらす。
今日の指導役は、僕のお父さんと同じくらいの歳に見える。
お父さんが35歳だから、それくらいの歳なのだろう。
行商人として1番仕事のできる頃だとウィロウが教えてくれた。
入る街や村によって行商人が違っている。
基本2人2頭で入るけれど、3人3頭や4人4頭の時もある。
街が大きくて人が多いと入れる数が増える。
この街は2人2頭だから、街にしては小さいくて、住んでいるのは1000人くらいだと思う。
「おい、お前らか、行商人の分際で偉そうにしたのは?!」
僕たちが指導役を先頭に取引先の家に行こうと歩いていると、手に剣を持った汚い服装の男が5人、前に立って怒鳴ってきた。
偉そうしていると言ってきたという事は、あの門番の仲間か?
城門を入り前から、街の中の様子を注意して見ていた。
この街には石畳などなく、城壁の中にある細い道は全部地道だ。
石畳のように1度細かくして蔦が成長させなくても良い。
それだけ少ない魔力で蔦壁を造れる。
「偉そうにした覚えはありませんが、行商人なのは確かです。
私たちは街の長との約束で取引に行く途中です」
指導役が恐れる事無く剣を持った汚い男たちに言い返す。
「ふん、そんな約束は知らん、行商人の分際で街の者に偉そう態度を取った罰に、牛と荷物を没収する、さっさと出て行け!」
11
お気に入りに追加
727
あなたにおすすめの小説

村から追い出された変わり者の僕は、なぜかみんなの人気者になりました~異種族わちゃわちゃ冒険ものがたり~
めーぷる
児童書・童話
グラム村で変わり者扱いされていた少年フィロは村長の家で小間使いとして、生まれてから10年間馬小屋で暮らしてきた。フィロには生き物たちの言葉が分かるという不思議な力があった。そのせいで同年代の子どもたちにも仲良くしてもらえず、友達は森で助けた赤い鳥のポイと馬小屋の馬と村で飼われている鶏くらいだ。
いつもと変わらない日々を送っていたフィロだったが、ある日村に黒くて大きなドラゴンがやってくる。ドラゴンは怒り村人たちでは歯が立たない。石を投げつけて何とか追い返そうとするが、必死に何かを訴えている.
気になったフィロが村長に申し出てドラゴンの話を聞くと、ドラゴンの巣を荒らした者が村にいることが分かる。ドラゴンは知らぬふりをする村人たちの態度に怒り、炎を噴いて暴れまわる。フィロの必死の説得に漸く耳を傾けて大人しくなるドラゴンだったが、フィロとドラゴンを見た村人たちは、フィロこそドラゴンを招き入れた張本人であり実は魔物の生まれ変わりだったのだと決めつけてフィロを村を追い出してしまう。
途方に暮れるフィロを見たドラゴンは、フィロに謝ってくるのだがその姿がみるみる美しい黒髪の女性へと変化して……。
「ドラゴンがお姉さんになった?」
「フィロ、これから私と一緒に旅をしよう」
変わり者の少年フィロと異種族の仲間たちが繰り広げる、自分探しと人助けの冒険ものがたり。
・毎日7時投稿予定です。間に合わない場合は別の時間や次の日になる場合もあります。
【奨励賞】おとぎの店の白雪姫
ゆちば
児童書・童話
【第15回絵本・児童書大賞 奨励賞】
母親を亡くした小学生、白雪ましろは、おとぎ商店街でレストランを経営する叔父、白雪凛悟(りんごおじさん)に引き取られる。
ぎこちない二人の生活が始まるが、ひょんなことからりんごおじさんのお店――ファミリーレストラン《りんごの木》のお手伝いをすることになったましろ。パティシエ高校生、最速のパート主婦、そしてイケメンだけど料理脳のりんごおじさんと共に、一癖も二癖もあるお客さんをおもてなし!
そしてめくるめく日常の中で、ましろはりんごおじさんとの『家族』の形を見出していく――。
小さな白雪姫が『家族』のために奔走する、おいしいほっこり物語。はじまりはじまり!
他のサイトにも掲載しています。
表紙イラストは今市阿寒様です。
絵本児童書大賞で奨励賞をいただきました。
少年騎士
克全
児童書・童話
「第1回きずな児童書大賞参加作」ポーウィス王国という辺境の小国には、12歳になるとダンジョンか魔境で一定の強さになるまで自分を鍛えなければいけないと言う全国民に対する法律があった。周囲の小国群の中で生き残るため、小国を狙う大国から自国を守るために作られた法律、義務だった。領地持ち騎士家の嫡男ハリー・グリフィスも、その義務に従い1人王都にあるダンジョンに向かって村をでた。だが、両親祖父母の計らいで平民の幼馴染2人も一緒に12歳の義務に同行する事になった。将来救国の英雄となるハリーの物語が始まった。
冒険者ではない、世界一のトレジャーハンターになる!
克全
児童書・童話
「第1回きずな児童書大賞参加作」宝船竜也は先祖代々宝探しに人生を賭けるトレジャーハンターの家に生まれた。竜也の夢は両親や祖父母のような世界1番のトレジャーハンターになる事だ。だが41年前、曾祖父が現役の時代に、世界に突然ダンジョンが現れた。ダンジョンの中でだけレベルアップしたり魔術が使えたりする上に、現れるモンスターを倒すと金銀財宝貴金属を落とす分かって、世は大ダンジョン時代となった。その時代に流行っていたアニメやラノベの影響で、ダンジョンで一攫千金を狙う人たちは冒険者と呼ばれるようになった。だが、宝船家の人たちは頑なに自分たちはトレジャーハンターだと名乗っていた。

四尾がつむぐえにし、そこかしこ
月芝
児童書・童話
その日、小学校に激震が走った。
憧れのキラキラ王子さまが転校する。
女子たちの嘆きはひとしお。
彼に淡い想いを抱いていたユイもまた動揺を隠せない。
だからとてどうこうする勇気もない。
うつむき複雑な気持ちを抱えたままの帰り道。
家の近所に見覚えのない小路を見つけたユイは、少し寄り道してみることにする。
まさかそんな小さな冒険が、あんなに大ごとになるなんて……。
ひょんなことから石の祠に祀られた三尾の稲荷にコンコン見込まれて、
三つのお仕事を手伝うことになったユイ。
達成すれば、なんと一つだけ何でも願い事を叶えてくれるという。
もしかしたら、もしかしちゃうかも?
そこかしこにて泡沫のごとくあらわれては消えてゆく、えにしたち。
結んで、切って、ほどいて、繋いで、笑って、泣いて。
いろんな不思議を知り、数多のえにしを目にし、触れた先にて、
はたしてユイは何を求め願うのか。
少女のちょっと不思議な冒険譚。
ここに開幕。

昨日の敵は今日のパパ!
波湖 真
児童書・童話
アンジュは、途方に暮れていた。
画家のママは行方不明で、慣れない街に一人になってしまったのだ。
迷子になって助けてくれたのは騎士団のおじさんだった。
親切なおじさんに面倒を見てもらっているうちに、何故かこの国の公爵様の娘にされてしまった。
私、そんなの困ります!!
アンジュの気持ちを取り残したまま、公爵家に引き取られ、そこで会ったのは超不機嫌で冷たく、意地悪な人だったのだ。
家にも帰れず、公爵様には嫌われて、泣きたいのをグッと我慢する。
そう、画家のママが戻って来るまでは、ここで頑張るしかない!
アンジュは、なんとか公爵家で生きていけるのか?
どうせなら楽しく過ごしたい!
そんな元気でちゃっかりした女の子の物語が始まります。
生まれたばかりですが、早速赤ちゃんセラピー?始めます!
mabu
児童書・童話
超ラッキーな環境での転生と思っていたのにママさんの体調が危ないんじゃぁないの?
ママさんが大好きそうなパパさんを闇落ちさせない様に赤ちゃんセラピーで頑張ります。
力を使って魔力を増やして大きくなったらチートになる!
ちょっと赤ちゃん系に挑戦してみたくてチャレンジしてみました。
読みにくいかもしれませんが宜しくお願いします。
誤字や意味がわからない時は皆様の感性で受け捉えてもらえると助かります。
流れでどうなるかは未定なので一応R15にしております。
現在投稿中の作品と共に地道にマイペースで進めていきますので宜しくお願いします🙇
此方でも感想やご指摘等への返答は致しませんので宜しくお願いします。

転生チートがマヨビームってなんなのっ?!
碧
児童書・童話
14歳の平凡な看板娘にいきなり“世界を救え”とか無茶ブリすぎない??しかも職業が≪聖女≫で、能力が……≪マヨビーム≫?!神託を受け、連行された神殿で≪マヨビーム≫の文字を見た途端、エマは思い出した。前世の記憶を。そして同時にブチ切れた。「マヨビームでどうやって世界を救えっていうのよ?!!」これはなんだかんだでマヨビーム(マヨビームとか言いつつ、他の調味料もだせる)を大活用しつつ、“世界を救う”旅に出たエマたちの物語。3月中は毎日更新予定!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる