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第一章
第18話:孤児院創設
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聖歴1216年1月25日:エドゥアル視点
「ラファエル、これではちょっと質素すぎるかな?」
「そうじゃのう、確かにエドゥアルが初めて創りだす公共の建造物、孤児院としては華やかさが少なすぎる気がするのう。
大陸中の宮殿と比べて見劣りするようでは、エドゥアルの威厳にかかわるのじゃ」
「あの、エドゥアル様、ラファエル様、もうすでに十分光り輝いております」
「その通りです、エドゥアル様、ラファエル様。
もうすでに、私が住んでいた町の領主城館が豚小屋に見えるほど立派です」
「その通りです、エドゥアル様、ラファエル様。
私は王都に住んでいましたが、王城が犬小屋と思えるくらい立派です」
「お前たちは何を言っているのじゃ。
エドゥアルの創りだす公共の建物を今の建物と比べてどうする。
比べる建物は召喚聖者たちが創りだした建物でなければならぬのじゃ。
あれらに比べたら質素すぎるのじゃ、覚えておけ」
しまった、元奴隷たちに言われるまで気がつかなかった。
「いや、いや、いや、別に俺は召喚聖者たちの居城と比べたいわけではない。
そうか、ちょっと気合が入り過ぎていたようだ。
引き取ってくれる親兄弟も親族もいない孤児たちが、みじめな思いをしないようにと思い、我を忘れてしまっていた。
今の王城が犬小屋に見えてしまうようならやり過ぎだな。
潰して建て直すから、ちょっと待っていてくれ」
「いえ、いえ、いえ、いえ、潰して建て直すなんてもったいなさ過ぎます」
「そうですよ、エドゥアル様。
子供たちも美しい孤児院に見とれていますし、このまま使いましょう」
「その通りですよ、エドゥアル様。
孤児たちには、物を大切に使う事を教えなければいけないのですよ。
それなのに、きれい過ぎると言って孤児院を壊してはいけません」
「そう、だな、創りだしたばかりの孤児院を、全く使いもせずに壊してしまうのは、『もったいない』精神に反し過ぎているな。
わかった、このまま使おう。
それで、お前たちはどうする。
お前たちには孤児の世話をしてもらいたいのだが、今まで通り一軒家から通うか?
一軒家から孤児院に通うには距離があるが、騎竜で通えばだいじょうぶか?」
奴隷にされて売春宿で働かされていた者たちには、望み通りドラゴンを従魔として与えたが、何事にも分相応というものがある。
普通に人間でしかない彼女たちに、純血種ドラゴンが従うはずがない。
ゴッドドラゴンであるラファエルがどれほど強く命令しても無理だ。
セミドラゴンであっても、属性種ドラゴンと呼ばれる強力な連中も従わない。
「エドゥアル様とラファエル様が従魔として与えてくださった、陸上種の小型ドラゴン、騎竜で孤児院に通うのは楽しそうですが、雨の日や寒い日が辛そうです。
私は孤児院に住ませていただきたいです」
「私も、私も孤児院に住みたいです、エドゥアル様」
「こんな、王宮よりも絢爛豪華な宮殿に住める機会を逃したくないです。
どうかここに住ませてください、エドゥアル様」
「そんなに顔色を変えて言わなくても大丈夫、住んでいいよ。
一軒家から通うのか確認したのは、貴女たちが他人と会うのが嫌だと言っていたからで、むりやり一軒家に閉じ込めたいわけじゃない。
俺としても、気合を入れて創りだした孤児院を、貴女たちが一軒家を出たくなるほど気に入ってくれたのなら、とてもうれしい。
じゃあ、担当になった子供たちと一緒についてきてくれ」
俺はそう言うと、創りだしたばかりの個室を案内した。
孤児院内を案内すると、改めて本当にやり過ぎてしまった事に気がつく。
助け出した100人少しの子供たちに比べて、あまりにも広大すぎる。
これから保護する子供たちの事も考えて、1万人に個室を与えても、敵に包囲されても、自給自足できるように考えたのだが、あまりにもやり過ぎだった……。
「ああ、子供たちだけでなく、貴方たちにも個室があるのだが、どこでも好きな部屋を使ってくれればいい。
ちょっと部屋が多いが、これから大陸中の不幸な子供たちを保護するつもりだから、まあ、後で創りだすよりも最初に創った方が楽だからな」
「……ひとりはこわいの、みんなといっしょにいたいの」
小さい女の子が恐る恐る俺に話しかけてきた。
ずっと怖い思いをしていたのだ、確かに1人の夜は怖いだろう。
こんな小さな子を個室に押し込めるのは非情すぎる。
「貴女たちに強制する事などできないが、嫌でなければ、担当になった子供と一緒に寝てあげてくれないだろうか」
「お任せください、エドゥアル様。
エドゥアル様に助けていただけなかったら、まだ地獄にいた私です。
エドゥアル様が助けたいと思う子供のお世話は、よろこんでさせて頂きます」
「私もよろこんで子供たちのお世話をさせていただきます」
「私は子供たちと寝る方が安心して眠れそうです」
元奴隷の大人たちの表情と口調を注意深く観察したが、仕方なく引き受けた感じは一切なく、本当に心からやりたいと思ってくれているようだ。
これなら安心して任せる事ができる。
「あ、でも、騎竜たちはどうしましょう。
まだ短い間でしかありませんが、私、騎竜と一緒に寝ていたのです」
「私もです、夜の闇が怖くて、騎竜と一緒に寝ていました」
「恥ずかしながら、俺も1人の夜が怖くて、騎竜と寝ていました」
俺は本当に人の気持ちが分かっていないな。
子供たちだけでなく、元奴隷の彼女たちも夜1人で寝るのが怖かったのだな。
「騎竜たちは俺とラファエルが魅了しているから、子供であろうと傷つけるような事はないが、子供たちが怖がるかもしれないな。
では、まずは子供たちが騎竜を怖がるかどうかを確かめよう。
怖がらない子は、貴女たちと一緒に騎竜に護られて眠ればいい。
騎竜を怖がる子は、別に集めて子供たちだけで眠るようにするか、騎竜以外の怖がらないお守役の従魔を連れてくる。
だから貴女たちは安心して騎竜と眠ればいい」
「ありがとうございます、エドゥアル様」
「一瞬、もう騎竜と一緒に眠れなくなるのかと心配になってしまいました」
「エドゥアル様のお役に立ちたい気持ちと、騎竜と一緒に眠れない哀しさで、胸が引き裂かれる思いでした」
「この子たちが騎竜を怖がらなければいいのですが……」
彼女たちが孤児たちを愛しそうに見つめている。
人の中には、自分が不幸な時に他人も不幸に引きずり込もうとする者と、他人に優しくしてあげようとする者がいる。
ありがたいことに、彼女たちは自分が不幸だった分、人に優しくしてあげようとする者たちだったが、問題は幸せが長く続いた時に心が堕してしまわないかだ。
「……きりゅう、きりゅうてなに?」
「おねえちゃんたちはいっしょにねてくれないの」
「こわいのはいや、おねえちゃんたちといっしょがいい」
「うっえええええん」
「「「「……」」」」」
自分の意見が言える子は心配いらない。
怖がることができて、泣き出せる子もまだマシだ。
問題は、暴力を受けたことで、何も言えなくなっている子だ。
この子たちの心の傷を完全に癒す事は不可能だろう。
辛い記憶を消す事はできるが、それではこの子たちの大切な思い出まで消える。
「仕方がないのじゃ、護り手としては全く役に立たないが、愛玩竜を与えるのじゃ」
「ラファエルは、人間が愛玩用に創りだした竜は見るのも嫌だったのではないのか」
「嫌じゃ、見るどころか、近くに気配があるだけでイライラする。
だが、そんな気分よりも、エドゥアルの辛そうな表情を見る方が嫌なのじゃ。
愛玩竜ならば、主人と決められた人間を絶対に傷つけない。
それに、子供たちが少々乱暴にあつかっても死んだりはせぬ。
怖い時、哀しい時に思いっきり強く抱きしめる事ができる。
愛玩竜で慣れれば、駄竜や走竜をあつかえるようになるかもしれぬのじゃ」
「すまん、ありがとう、ラファエル」
「ラファエル、これではちょっと質素すぎるかな?」
「そうじゃのう、確かにエドゥアルが初めて創りだす公共の建造物、孤児院としては華やかさが少なすぎる気がするのう。
大陸中の宮殿と比べて見劣りするようでは、エドゥアルの威厳にかかわるのじゃ」
「あの、エドゥアル様、ラファエル様、もうすでに十分光り輝いております」
「その通りです、エドゥアル様、ラファエル様。
もうすでに、私が住んでいた町の領主城館が豚小屋に見えるほど立派です」
「その通りです、エドゥアル様、ラファエル様。
私は王都に住んでいましたが、王城が犬小屋と思えるくらい立派です」
「お前たちは何を言っているのじゃ。
エドゥアルの創りだす公共の建物を今の建物と比べてどうする。
比べる建物は召喚聖者たちが創りだした建物でなければならぬのじゃ。
あれらに比べたら質素すぎるのじゃ、覚えておけ」
しまった、元奴隷たちに言われるまで気がつかなかった。
「いや、いや、いや、別に俺は召喚聖者たちの居城と比べたいわけではない。
そうか、ちょっと気合が入り過ぎていたようだ。
引き取ってくれる親兄弟も親族もいない孤児たちが、みじめな思いをしないようにと思い、我を忘れてしまっていた。
今の王城が犬小屋に見えてしまうようならやり過ぎだな。
潰して建て直すから、ちょっと待っていてくれ」
「いえ、いえ、いえ、いえ、潰して建て直すなんてもったいなさ過ぎます」
「そうですよ、エドゥアル様。
子供たちも美しい孤児院に見とれていますし、このまま使いましょう」
「その通りですよ、エドゥアル様。
孤児たちには、物を大切に使う事を教えなければいけないのですよ。
それなのに、きれい過ぎると言って孤児院を壊してはいけません」
「そう、だな、創りだしたばかりの孤児院を、全く使いもせずに壊してしまうのは、『もったいない』精神に反し過ぎているな。
わかった、このまま使おう。
それで、お前たちはどうする。
お前たちには孤児の世話をしてもらいたいのだが、今まで通り一軒家から通うか?
一軒家から孤児院に通うには距離があるが、騎竜で通えばだいじょうぶか?」
奴隷にされて売春宿で働かされていた者たちには、望み通りドラゴンを従魔として与えたが、何事にも分相応というものがある。
普通に人間でしかない彼女たちに、純血種ドラゴンが従うはずがない。
ゴッドドラゴンであるラファエルがどれほど強く命令しても無理だ。
セミドラゴンであっても、属性種ドラゴンと呼ばれる強力な連中も従わない。
「エドゥアル様とラファエル様が従魔として与えてくださった、陸上種の小型ドラゴン、騎竜で孤児院に通うのは楽しそうですが、雨の日や寒い日が辛そうです。
私は孤児院に住ませていただきたいです」
「私も、私も孤児院に住みたいです、エドゥアル様」
「こんな、王宮よりも絢爛豪華な宮殿に住める機会を逃したくないです。
どうかここに住ませてください、エドゥアル様」
「そんなに顔色を変えて言わなくても大丈夫、住んでいいよ。
一軒家から通うのか確認したのは、貴女たちが他人と会うのが嫌だと言っていたからで、むりやり一軒家に閉じ込めたいわけじゃない。
俺としても、気合を入れて創りだした孤児院を、貴女たちが一軒家を出たくなるほど気に入ってくれたのなら、とてもうれしい。
じゃあ、担当になった子供たちと一緒についてきてくれ」
俺はそう言うと、創りだしたばかりの個室を案内した。
孤児院内を案内すると、改めて本当にやり過ぎてしまった事に気がつく。
助け出した100人少しの子供たちに比べて、あまりにも広大すぎる。
これから保護する子供たちの事も考えて、1万人に個室を与えても、敵に包囲されても、自給自足できるように考えたのだが、あまりにもやり過ぎだった……。
「ああ、子供たちだけでなく、貴方たちにも個室があるのだが、どこでも好きな部屋を使ってくれればいい。
ちょっと部屋が多いが、これから大陸中の不幸な子供たちを保護するつもりだから、まあ、後で創りだすよりも最初に創った方が楽だからな」
「……ひとりはこわいの、みんなといっしょにいたいの」
小さい女の子が恐る恐る俺に話しかけてきた。
ずっと怖い思いをしていたのだ、確かに1人の夜は怖いだろう。
こんな小さな子を個室に押し込めるのは非情すぎる。
「貴女たちに強制する事などできないが、嫌でなければ、担当になった子供と一緒に寝てあげてくれないだろうか」
「お任せください、エドゥアル様。
エドゥアル様に助けていただけなかったら、まだ地獄にいた私です。
エドゥアル様が助けたいと思う子供のお世話は、よろこんでさせて頂きます」
「私もよろこんで子供たちのお世話をさせていただきます」
「私は子供たちと寝る方が安心して眠れそうです」
元奴隷の大人たちの表情と口調を注意深く観察したが、仕方なく引き受けた感じは一切なく、本当に心からやりたいと思ってくれているようだ。
これなら安心して任せる事ができる。
「あ、でも、騎竜たちはどうしましょう。
まだ短い間でしかありませんが、私、騎竜と一緒に寝ていたのです」
「私もです、夜の闇が怖くて、騎竜と一緒に寝ていました」
「恥ずかしながら、俺も1人の夜が怖くて、騎竜と寝ていました」
俺は本当に人の気持ちが分かっていないな。
子供たちだけでなく、元奴隷の彼女たちも夜1人で寝るのが怖かったのだな。
「騎竜たちは俺とラファエルが魅了しているから、子供であろうと傷つけるような事はないが、子供たちが怖がるかもしれないな。
では、まずは子供たちが騎竜を怖がるかどうかを確かめよう。
怖がらない子は、貴女たちと一緒に騎竜に護られて眠ればいい。
騎竜を怖がる子は、別に集めて子供たちだけで眠るようにするか、騎竜以外の怖がらないお守役の従魔を連れてくる。
だから貴女たちは安心して騎竜と眠ればいい」
「ありがとうございます、エドゥアル様」
「一瞬、もう騎竜と一緒に眠れなくなるのかと心配になってしまいました」
「エドゥアル様のお役に立ちたい気持ちと、騎竜と一緒に眠れない哀しさで、胸が引き裂かれる思いでした」
「この子たちが騎竜を怖がらなければいいのですが……」
彼女たちが孤児たちを愛しそうに見つめている。
人の中には、自分が不幸な時に他人も不幸に引きずり込もうとする者と、他人に優しくしてあげようとする者がいる。
ありがたいことに、彼女たちは自分が不幸だった分、人に優しくしてあげようとする者たちだったが、問題は幸せが長く続いた時に心が堕してしまわないかだ。
「……きりゅう、きりゅうてなに?」
「おねえちゃんたちはいっしょにねてくれないの」
「こわいのはいや、おねえちゃんたちといっしょがいい」
「うっえええええん」
「「「「……」」」」」
自分の意見が言える子は心配いらない。
怖がることができて、泣き出せる子もまだマシだ。
問題は、暴力を受けたことで、何も言えなくなっている子だ。
この子たちの心の傷を完全に癒す事は不可能だろう。
辛い記憶を消す事はできるが、それではこの子たちの大切な思い出まで消える。
「仕方がないのじゃ、護り手としては全く役に立たないが、愛玩竜を与えるのじゃ」
「ラファエルは、人間が愛玩用に創りだした竜は見るのも嫌だったのではないのか」
「嫌じゃ、見るどころか、近くに気配があるだけでイライラする。
だが、そんな気分よりも、エドゥアルの辛そうな表情を見る方が嫌なのじゃ。
愛玩竜ならば、主人と決められた人間を絶対に傷つけない。
それに、子供たちが少々乱暴にあつかっても死んだりはせぬ。
怖い時、哀しい時に思いっきり強く抱きしめる事ができる。
愛玩竜で慣れれば、駄竜や走竜をあつかえるようになるかもしれぬのじゃ」
「すまん、ありがとう、ラファエル」
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