20 / 36
第一章
第16話:不安と恐怖と対処法
しおりを挟む
聖歴1216年1月16日:エドゥアル視点
「ぜんぜん動揺しておらんな、エドゥアル。
まだ村の者たちから噂を聞いていないのか」
「何を興奮しているのだ、ラファエル。
神と比肩する強大なゴッドドラゴンの王女ともあろう者が、人間界の噂ごときに興奮してどうするのだ」
「うっおっほん、たかが人間の噂などに興奮などせぬのじゃ。
エドゥアルの事が噂されているから興奮してしまっただけじゃ」
「やれ、やれ、どんな噂かは知らないが、どうせ国や教団が、勇者のやった事を利用して、俺を取り込むために流しているのだろう。
国や教団が何をしようと興味はない、俺には関係ない事だよ。
俺のやるべき事は、教団の悪事で傷ついた人たちを癒す事だけさ」
「つまらんのう。
ここにいる人たちに代わって、国を利用して教団に報復しないのか」
「教団に好き勝手せるような無能で無責任な国と係わる気などまったくない。
それと、直接悪事に手を染めた連中は、証拠もあるからぶちのめしてやったし、傷つけられた人たちが復讐するのも手助けした。
だけど、証拠のない連中に罰を与える事はしない。
そんな事をすれば、俺は力のままに好き勝手に振舞う神と同じになってしまう。
あんな連中と同じ事をするのは俺の誇りが許さない」
「それではおもしろくないのじゃ。
悪い事をした者には罰を与えるべきなのじゃ」
「ラファエルの言っている事は正しいが、正義を行うには面倒な準備が必要なのさ。
黒幕が犯罪に加担している事を証明しなければいけない」
「エドゥアルが言っている事は分かるが、心がイライラとするのじゃ。
それに、黒幕が大人しくしてしまったら、もう証拠が集まらんぞ」
「心配しなくても、あのような連中は、必ずまた悪事を働く。
黒幕が動いたら証拠をつかめるように手を打ってあるから心配するな。
それよりも、ここにいる人たちを幸せにする事が先だ」
「エドゥアルがそこまで言うのなら、しかたがないのじゃ。
妾もここにいる人たちを幸せにする手伝いをするのじゃ」
「ラファエルが手伝ってくれると言うのなら、神以外が近づけないようにしてくれ。
ラファエルがこの都市の周りに縄張りを主張してくれたら、純血種のドラゴンであろうと近づかなくなる。
この都市の中で飼う家畜も、絶対に逃げ出さなくなる」
「分かったのじゃ、どこからどこまでに気配をすり込めばいいのじゃ」
「俺が築いた城塞都市の周囲20kmを囲むようにしてくれ。
ただし、ラファエル個人の魔力や命力は絶対に漏らさないでくれ。
ゴッドドラゴン共通の気配で縄張りを主張してくれ。
何度も言って悪いが、まだ管理神に見つかるわけにはいかないのだ。
今の倍、俺と出会った頃と比べて100倍の魔力になるまで我慢してくれ」
「妾を救うだけでなく、これほど強くしてくれたエドゥアルにそう言われたら、もう何も言えないのじゃ。
今の倍の強さになるのは大変じゃが、頑張るのじゃ。
絶対にエドゥアルの手助けになれるようになるのじゃ」
聖歴1216年1月17日:エドゥアル視点
「エドゥアル様、水牛のタンを燻製にしました、食べてみてください」
満面の笑みを浮かべて俺の所に駆けてくる女性。
思っていたよりも早く笑顔を浮かべてくれるようになった。
俺のいない所では、1人の時には、涙を浮かべているのかもしれない。
苦しい時を思い出して、死にたい気持ちになっているのかもしれない。
でも、少なくとも俺の前だけは、幸せそうに笑ってくれるようになった。
「ああ、よろこんで食べさせてもらうよ。
だが、1人で食べても美味しくないから、一緒に食べよう」
「ずるい、ずるい、ずるいわよ。
わたしも猪でハムを作ったのよ。
エドゥアル様に試食していただきたいわ」
「いいぞ、いくらでも試食してあげるぞ。
だがやっぱり試食をみられるだけでは愉しくない。
お前も一緒に食べようじゃないか」
「ちくしょう、男はのけものですか、エドゥアル様。
男だってエドゥアル様と一緒に食べたいですよ。
燻製やハムは作っていませんが……」
「だったら野牛を狩ってバーべーキューでもするか?
誰かをえこひいきする気も差別する気もないから、俺と一緒に食べたい者は全員集まればいい。
それと、誰かが仕事で来られないと言うのは嫌だから、今日の仕事や当番はラファエルにやってもらうから、安心しろ。
それに、俺と一緒に食べるのが嫌な者は無理に来なくてもいいぞ」
「何を言っているのですか、エドゥアル様」
「そうですよ、エドゥアル様」
「エドゥアル様と一緒に食事がしたくない者なんて、この村には1人もいません」
「わかった、わかった、わかったから落ち着け。
バーベキューをするのに異議がないのなら、俺が野牛をさばいて焼いてやる。
だから、せっかく作った保存食は大切にとっておけ」
「エドゥアル様は何も分かっておられません」
「そうです、エドゥアル様は女心を分かっていないです」
「そうですよ、私たちは自分が作った物をエドゥアル様に食べていただきたいのですよ、わかっています? 分かっていませんよね?」
「そうですよ、エドゥアル様が作ってくださった料理も食べたいですが、自分たちが作った物も食べていただきたいのです」
「ごめん、ごめん、ごめん、ちゃんと食べるから。
お前たちが作ってくれた料理はちゃんと食べるから、そう怒るな。
だけど、俺がしばらくここに来られなくなる可能性もあるから、保存食はちゃんと確保しておくのだぞ」
「……何か危険な事でもあるのですか、エドゥアル様」
「私たちを見捨てたりはしないですよね、エドゥアル様」
「お願いです、エドゥアル様、私たちを見捨てないでください」
「ちがう、ちがう、ちがう、絶対に見捨てたりはしない。
ただ、お前たちの時と同じように、不幸に見舞われた人を見つけたら、助けに行かなければいけないから、その時にはしばらく忙しくなる。
その時の事を言っているだけだから、見捨てると言う話ではない」
「……絶対に見捨てないでください、エドゥアル様」
「他の不幸な人を見捨てろなんて言えないけれど、必ず戻ってきてください」
「エドゥアル様に見捨てられたら、私たちは生きていけません」
「……お手伝いできるようになったら、一緒に連れて行ってくださいますか」
「エドゥアル様、どんな厳しい修行もします、だから一緒に連れて行ってください」
「そんなに不安そうな顔をしなくても大丈夫だから。
絶対にお前たちを見捨てるような事はないから安心しろ。
残念だけど、少々鍛えた程度では一緒に連れて行けないから。
勇者を騙るくらい強い敵もいるから、上級冒険者くらい強くならないと、足手まといになるから、一緒に連れて行けないから」
「では、他に何かエドゥアル様のお役に立てることはありませんか?」
「私も、私もエドゥアル様のお役に立ちたいです」
「エドゥアル様がおられなくて、何もする事がなかったら、嫌な事を思いだして頭がおかしくなってしまいます」
「私もです、私もエドゥアル様がおられないと不安でしかたがありません」
「分かった、だったら何か忙しく働かなければいけない役目を与えよう。
いや、役目を与えるだけでは、不安や恐怖はなくならないな。
お前たちの不安や恐怖を取り除けるくらい、強い護り手がいればいい。
お前たちを護ってくれる従魔がいればいいのではないか。
犬が好きな者は、狼の従魔と仲良くなれるようにしてやろう。
猫が好きな者は、虎の従魔と仲良くなれるようにしてやろう。
蛇や蜥蜴が怖くない者には、ドラゴンの従魔と仲良くなれるようにしてやろう」
「ドラゴンのような強力なモンスターを従魔にできれば、エドゥアル様と一緒に行けるのではありませんか?」
「だったら私もドラゴンを従魔にしたいです、お願いします、ドラゴンをください」
「ドラゴンでお願いします」
「私もドラゴンでお願いします」
「ぜんぜん動揺しておらんな、エドゥアル。
まだ村の者たちから噂を聞いていないのか」
「何を興奮しているのだ、ラファエル。
神と比肩する強大なゴッドドラゴンの王女ともあろう者が、人間界の噂ごときに興奮してどうするのだ」
「うっおっほん、たかが人間の噂などに興奮などせぬのじゃ。
エドゥアルの事が噂されているから興奮してしまっただけじゃ」
「やれ、やれ、どんな噂かは知らないが、どうせ国や教団が、勇者のやった事を利用して、俺を取り込むために流しているのだろう。
国や教団が何をしようと興味はない、俺には関係ない事だよ。
俺のやるべき事は、教団の悪事で傷ついた人たちを癒す事だけさ」
「つまらんのう。
ここにいる人たちに代わって、国を利用して教団に報復しないのか」
「教団に好き勝手せるような無能で無責任な国と係わる気などまったくない。
それと、直接悪事に手を染めた連中は、証拠もあるからぶちのめしてやったし、傷つけられた人たちが復讐するのも手助けした。
だけど、証拠のない連中に罰を与える事はしない。
そんな事をすれば、俺は力のままに好き勝手に振舞う神と同じになってしまう。
あんな連中と同じ事をするのは俺の誇りが許さない」
「それではおもしろくないのじゃ。
悪い事をした者には罰を与えるべきなのじゃ」
「ラファエルの言っている事は正しいが、正義を行うには面倒な準備が必要なのさ。
黒幕が犯罪に加担している事を証明しなければいけない」
「エドゥアルが言っている事は分かるが、心がイライラとするのじゃ。
それに、黒幕が大人しくしてしまったら、もう証拠が集まらんぞ」
「心配しなくても、あのような連中は、必ずまた悪事を働く。
黒幕が動いたら証拠をつかめるように手を打ってあるから心配するな。
それよりも、ここにいる人たちを幸せにする事が先だ」
「エドゥアルがそこまで言うのなら、しかたがないのじゃ。
妾もここにいる人たちを幸せにする手伝いをするのじゃ」
「ラファエルが手伝ってくれると言うのなら、神以外が近づけないようにしてくれ。
ラファエルがこの都市の周りに縄張りを主張してくれたら、純血種のドラゴンであろうと近づかなくなる。
この都市の中で飼う家畜も、絶対に逃げ出さなくなる」
「分かったのじゃ、どこからどこまでに気配をすり込めばいいのじゃ」
「俺が築いた城塞都市の周囲20kmを囲むようにしてくれ。
ただし、ラファエル個人の魔力や命力は絶対に漏らさないでくれ。
ゴッドドラゴン共通の気配で縄張りを主張してくれ。
何度も言って悪いが、まだ管理神に見つかるわけにはいかないのだ。
今の倍、俺と出会った頃と比べて100倍の魔力になるまで我慢してくれ」
「妾を救うだけでなく、これほど強くしてくれたエドゥアルにそう言われたら、もう何も言えないのじゃ。
今の倍の強さになるのは大変じゃが、頑張るのじゃ。
絶対にエドゥアルの手助けになれるようになるのじゃ」
聖歴1216年1月17日:エドゥアル視点
「エドゥアル様、水牛のタンを燻製にしました、食べてみてください」
満面の笑みを浮かべて俺の所に駆けてくる女性。
思っていたよりも早く笑顔を浮かべてくれるようになった。
俺のいない所では、1人の時には、涙を浮かべているのかもしれない。
苦しい時を思い出して、死にたい気持ちになっているのかもしれない。
でも、少なくとも俺の前だけは、幸せそうに笑ってくれるようになった。
「ああ、よろこんで食べさせてもらうよ。
だが、1人で食べても美味しくないから、一緒に食べよう」
「ずるい、ずるい、ずるいわよ。
わたしも猪でハムを作ったのよ。
エドゥアル様に試食していただきたいわ」
「いいぞ、いくらでも試食してあげるぞ。
だがやっぱり試食をみられるだけでは愉しくない。
お前も一緒に食べようじゃないか」
「ちくしょう、男はのけものですか、エドゥアル様。
男だってエドゥアル様と一緒に食べたいですよ。
燻製やハムは作っていませんが……」
「だったら野牛を狩ってバーべーキューでもするか?
誰かをえこひいきする気も差別する気もないから、俺と一緒に食べたい者は全員集まればいい。
それと、誰かが仕事で来られないと言うのは嫌だから、今日の仕事や当番はラファエルにやってもらうから、安心しろ。
それに、俺と一緒に食べるのが嫌な者は無理に来なくてもいいぞ」
「何を言っているのですか、エドゥアル様」
「そうですよ、エドゥアル様」
「エドゥアル様と一緒に食事がしたくない者なんて、この村には1人もいません」
「わかった、わかった、わかったから落ち着け。
バーベキューをするのに異議がないのなら、俺が野牛をさばいて焼いてやる。
だから、せっかく作った保存食は大切にとっておけ」
「エドゥアル様は何も分かっておられません」
「そうです、エドゥアル様は女心を分かっていないです」
「そうですよ、私たちは自分が作った物をエドゥアル様に食べていただきたいのですよ、わかっています? 分かっていませんよね?」
「そうですよ、エドゥアル様が作ってくださった料理も食べたいですが、自分たちが作った物も食べていただきたいのです」
「ごめん、ごめん、ごめん、ちゃんと食べるから。
お前たちが作ってくれた料理はちゃんと食べるから、そう怒るな。
だけど、俺がしばらくここに来られなくなる可能性もあるから、保存食はちゃんと確保しておくのだぞ」
「……何か危険な事でもあるのですか、エドゥアル様」
「私たちを見捨てたりはしないですよね、エドゥアル様」
「お願いです、エドゥアル様、私たちを見捨てないでください」
「ちがう、ちがう、ちがう、絶対に見捨てたりはしない。
ただ、お前たちの時と同じように、不幸に見舞われた人を見つけたら、助けに行かなければいけないから、その時にはしばらく忙しくなる。
その時の事を言っているだけだから、見捨てると言う話ではない」
「……絶対に見捨てないでください、エドゥアル様」
「他の不幸な人を見捨てろなんて言えないけれど、必ず戻ってきてください」
「エドゥアル様に見捨てられたら、私たちは生きていけません」
「……お手伝いできるようになったら、一緒に連れて行ってくださいますか」
「エドゥアル様、どんな厳しい修行もします、だから一緒に連れて行ってください」
「そんなに不安そうな顔をしなくても大丈夫だから。
絶対にお前たちを見捨てるような事はないから安心しろ。
残念だけど、少々鍛えた程度では一緒に連れて行けないから。
勇者を騙るくらい強い敵もいるから、上級冒険者くらい強くならないと、足手まといになるから、一緒に連れて行けないから」
「では、他に何かエドゥアル様のお役に立てることはありませんか?」
「私も、私もエドゥアル様のお役に立ちたいです」
「エドゥアル様がおられなくて、何もする事がなかったら、嫌な事を思いだして頭がおかしくなってしまいます」
「私もです、私もエドゥアル様がおられないと不安でしかたがありません」
「分かった、だったら何か忙しく働かなければいけない役目を与えよう。
いや、役目を与えるだけでは、不安や恐怖はなくならないな。
お前たちの不安や恐怖を取り除けるくらい、強い護り手がいればいい。
お前たちを護ってくれる従魔がいればいいのではないか。
犬が好きな者は、狼の従魔と仲良くなれるようにしてやろう。
猫が好きな者は、虎の従魔と仲良くなれるようにしてやろう。
蛇や蜥蜴が怖くない者には、ドラゴンの従魔と仲良くなれるようにしてやろう」
「ドラゴンのような強力なモンスターを従魔にできれば、エドゥアル様と一緒に行けるのではありませんか?」
「だったら私もドラゴンを従魔にしたいです、お願いします、ドラゴンをください」
「ドラゴンでお願いします」
「私もドラゴンでお願いします」
0
お気に入りに追加
638
あなたにおすすめの小説
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
転生者は冒険者となって教会と国に復讐する!
克全
ファンタジー
東洋医学従事者でアマチュア作家でもあった男が異世界に転生した。リアムと名付けられた赤子は、生まれて直ぐに極貧の両親に捨てられてしまう。捨てられたのはメタトロン教の孤児院だったが、この世界の教会孤児院は神官達が劣情のはけ口にしていた。神官達に襲われるのを嫌ったリアムは、3歳にして孤児院を脱走して大魔境に逃げ込んだ。前世の知識と創造力を駆使したリアムは、スライムを従魔とした。スライムを知識と創造力、魔力を総動員して最強魔獣に育てたリアムは、前世での唯一の後悔、子供を作ろうと10歳にして魔境を出て冒険者ギルドを訪ねた。
アルファポリスオンリー
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
外れスキル?だが最強だ ~不人気な土属性でも地球の知識で無双する~
海道一人
ファンタジー
俺は地球という異世界に転移し、六年後に元の世界へと戻ってきた。
地球は魔法が使えないかわりに科学という知識が発展していた。
俺が元の世界に戻ってきた時に身につけた特殊スキルはよりにもよって一番不人気の土属性だった。
だけど悔しくはない。
何故なら地球にいた六年間の間に身につけた知識がある。
そしてあらゆる物質を操れる土属性こそが最強だと知っているからだ。
ひょんなことから小さな村を襲ってきた山賊を土属性の力と地球の知識で討伐した俺はフィルド王国の調査隊長をしているアマーリアという女騎士と知り合うことになった。
アマーリアの協力もあってフィルド王国の首都ゴルドで暮らせるようになった俺は王国の陰で蠢く陰謀に巻き込まれていく。
フィルド王国を守るための俺の戦いが始まろうとしていた。
※この小説は小説家になろうとカクヨムにも投稿しています
【完結】神様と呼ばれた医師の異世界転生物語 ~胸を張って彼女と再会するために自分磨きの旅へ!~
川原源明
ファンタジー
秋津直人、85歳。
50年前に彼女の進藤茜を亡くして以来ずっと独身を貫いてきた。彼の傍らには彼女がなくなった日に出会った白い小さな子犬?の、ちび助がいた。
嘗ては、救命救急センターや外科で医師として活動し、多くの命を救って来た直人、人々に神様と呼ばれるようになっていたが、定年を迎えると同時に山を買いプライベートキャンプ場をつくり余生はほとんどここで過ごしていた。
彼女がなくなって50年目の命日の夜ちび助とキャンプを楽しんでいると意識が遠のき、気づけば辺りが真っ白な空間にいた。
白い空間では、創造神を名乗るネアという女性と、今までずっとそばに居たちび助が人の子の姿で土下座していた。ちび助の不注意で茜君が命を落とし、謝罪の意味を込めて、創造神ネアの創る世界に、茜君がすでに転移していることを教えてくれた。そして自分もその世界に転生させてもらえることになった。
胸を張って彼女と再会できるようにと、彼女が降り立つより30年前に転生するように創造神ネアに願った。
そして転生した直人は、新しい家庭でナットという名前を与えられ、ネア様と、阿修羅様から貰った加護と学生時代からやっていた格闘技や、仕事にしていた医術、そして趣味の物作りやサバイバル技術を活かし冒険者兼医師として旅にでるのであった。
まずは最強の称号を得よう!
地球では神様と呼ばれた医師の異世界転生物語
※元ヤンナース異世界生活 ヒロイン茜ちゃんの彼氏編
※医療現場の恋物語 馴れ初め編
夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
荷物持ちの代名詞『カード収納スキル』を極めたら異世界最強の運び屋になりました
夢幻の翼
ファンタジー
使い勝手が悪くて虐げられている『カード収納スキル』をメインスキルとして与えられた転生系主人公の成り上がり物語になります。
スキルがレベルアップする度に出来る事が増えて周りを巻き込んで世の中の発展に貢献します。
ハーレムものではなく正ヒロインとのイチャラブシーンもあるかも。
驚きあり感動ありニヤニヤありの物語、是非一読ください。
※カクヨムで先行配信をしています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる