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第一章
第24話:エピローグ
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昔々あるところに神に護られた国がありました。
神の加護のお陰で他国に負けることなく平和に暮らしていました。
ところが神の加護に増長した王家は他国を侵略するようになりました。
それどころか、王族同士で争い始めたのです。
そしてついに、神と初代国王と聖女が結んだ契約を破ってしまいました。
とても愚かな王子が聖女の末裔との婚約を破棄したのです。
それどころか、聖女の家系を断絶させる企みに加担したのです。
先代の聖女を殺した婿に味方したのです。
婿を唆した毒婦との間に生まれた性悪娘と新たに婚約したのです。
それだけでなく、追放した聖女に刺客まで送ったのです。
母を殺され、自らの命まで狙われた聖女は激怒しました。
逃亡の途中で助けた騎士と共に母親の仇を取りました。
誇りと名誉を傷つけた王子も討ち果たしました。
そして神の懇願を無視して国の外にでたのです。
聖女が国を出た事で封印が解かれました。
神と愛人だった聖女によって封じられていた神の妻が解放されたのです。
夫神に裏切られ、夫神と聖女によって長年封じられていた女神は激怒していました。
聖女と一緒なら女神に勝てた夫神も、聖女がいなくては女神には勝てません。
身体をバラバラに切り刻まれて女神と同じように封印されてしまいました。
神なので死ぬことはありませんが、自力で封印から出る事はできません。
女神は自分を封印した聖女の末裔を殺そうと探し回りました。
ですが既に聖女の末裔は他の神の支配地に逃げた後でした。
まだ怒りの収まらない女神は、神と聖女の子孫を皆殺しにしました。
神の加護を受けていた王家とは、夫神と聖女の子孫だったのです。
王家は夫神の血が濃く淫欲が強かったので、全ての貴族と半分民が死滅しました。
夫神の血を受け継いだ人間は根絶やしにされました。
しかし他の神の支配地に逃げ込んだ聖女の末裔は助けた騎士と幸せに暮らしました。
聖女の末裔とは、聖女が人間の夫との間に産んだ子供の子孫だったのです。
夫神と聖女は、自分達が幸せになるために妻と夫を裏切っていたのです。
そしてその報いを受けて子孫が皆殺しにされてしまったのです。
聖女は何とか自分の血だけは残せましたが、女神の恨みは残っています。
聖女の末裔が女神の国を訪れる事があれば、殺される事になります。
しかし聖女の末裔が女神の国を訪れる事はありませんでした。
神の懇願を無視した聖女の末裔は、神の逆恨みを恐れて家訓を残していました。
決して故国には近づかず、男女の約束を破る事にないようにと。
神の加護のお陰で他国に負けることなく平和に暮らしていました。
ところが神の加護に増長した王家は他国を侵略するようになりました。
それどころか、王族同士で争い始めたのです。
そしてついに、神と初代国王と聖女が結んだ契約を破ってしまいました。
とても愚かな王子が聖女の末裔との婚約を破棄したのです。
それどころか、聖女の家系を断絶させる企みに加担したのです。
先代の聖女を殺した婿に味方したのです。
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そして神の懇願を無視して国の外にでたのです。
聖女が国を出た事で封印が解かれました。
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夫神に裏切られ、夫神と聖女によって長年封じられていた女神は激怒していました。
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身体をバラバラに切り刻まれて女神と同じように封印されてしまいました。
神なので死ぬことはありませんが、自力で封印から出る事はできません。
女神は自分を封印した聖女の末裔を殺そうと探し回りました。
ですが既に聖女の末裔は他の神の支配地に逃げた後でした。
まだ怒りの収まらない女神は、神と聖女の子孫を皆殺しにしました。
神の加護を受けていた王家とは、夫神と聖女の子孫だったのです。
王家は夫神の血が濃く淫欲が強かったので、全ての貴族と半分民が死滅しました。
夫神の血を受け継いだ人間は根絶やしにされました。
しかし他の神の支配地に逃げ込んだ聖女の末裔は助けた騎士と幸せに暮らしました。
聖女の末裔とは、聖女が人間の夫との間に産んだ子供の子孫だったのです。
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そしてその報いを受けて子孫が皆殺しにされてしまったのです。
聖女は何とか自分の血だけは残せましたが、女神の恨みは残っています。
聖女の末裔が女神の国を訪れる事があれば、殺される事になります。
しかし聖女の末裔が女神の国を訪れる事はありませんでした。
神の懇願を無視した聖女の末裔は、神の逆恨みを恐れて家訓を残していました。
決して故国には近づかず、男女の約束を破る事にないようにと。
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