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第一章
第14話:激突
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「我が愛しの令嬢を闇討ちにしようとしただと、絶対に許さん」
「やれやれ、情の深い男というのは始末が悪い」
「お前こそあの令嬢に未練があるから追いかけているのだろうが」
「未練がないわけではないが、それよりも大切な事があるのだ。
私的な事など後回しにしなければいけない、とても大切な事があるのだ」
「ふん、自分の想い以上に大切なモノなど存在せん。
特に女性ほど大切にしなければいけない存在はない」
「ふざけた事を言ってんじゃねえぞ、こらぁ」
「俺達を舐めてんじゃねぇぞ」
「ギタギタに叩き殺してやる」
「死にさらせや、おんどれ」
「盗賊団を舐めてんじゃねぇぞ、われ」
ギャアアアアア
「ゴミ虫が騒ぐのではない、耳が腐る」
「ちっ、俺様も負けてられん、ウォオオオオオ」
ギャアアアアア
「うぁあああああ、くるな、くるな、くるな」
「ひぃいいいいい、やめろ、やめてくれ、ころさない、ぎゃっ」
「うしろだ、後ろからかかれ」
「弓だ、弓を射かけるんだ、グズグズするな」
「槍だ、槍をそろえて近づけさせるんじゃねぇ」
ギャアアアアア
「ばけもんだ、こいつらはばけもんだ」
「にげろ、にげるんだ、逃げないと殺されるぞ」
「ばかやろう、逃げるんじゃね、逃げても王子に殺されるだけだぞ」
「一斉だ、一斉にかかれば勝てるぞ」
「だめだ、とても勝てぇ、にげろ、逃げるんだ」
ギャアアアアア
「逃げる奴は俺が殺す、何としてもこいつらを殺せ」
「お頭の言う通りだぞ、逃げても王子に殺されるぞ」
「踏ん張れ、ここで踏ん張って貴族になるんだ」
「ひぃいいいいい、いやだ、死ぬのは嫌だ」
「貴族なんてどうでもいい、しにたくねぇ」
「じゃかましい、俺の令嬢を狙う奴は皆殺しだ」
★★★★★★
「ドナルド、戦利品は各々が殺した盗賊の分だからな。
乗用馬も殺した盗賊の持ち物だぞ、分かっているな」
「ふん、偉そうに決めるんじゃねえよ、遊び人、いいかげん名前くらい教えやがれ」
「名前なんてどうでもいい、そのまま遊び人と呼んでくれればいい。
それよりも俺の言う通りにするのかしないのか、どっちだ」
「ふん、俺様が殺すはずだった盗賊を、剣を投げて殺したのはどうする。
あのような卑怯なやり方で殺した盗賊も遊び人の分だというのか」
「人殺しに卑怯もへったくれもない、死んだら負け、殺した方の勝ちだ。
悔しかったらドナルドも剣を投げるんだな」
「ふん、俺様は騎士になるのだ、騎士らしくない戦い方はせん」
「では遠くであの令嬢が襲われている時はどうするんだ。
走っていては絶対に助けられないぞ、それでも騎士の戦い方にこだわるのか」
「うぅううううう」
「まあ、いい、ドナルドがなんと言おうと、戦利品は自分が殺した盗賊分だ。
俺が三十七人、ドナルドが十九人。
馬は俺が三頭でドナルドが一頭だからな、いいな」
「やれやれ、情の深い男というのは始末が悪い」
「お前こそあの令嬢に未練があるから追いかけているのだろうが」
「未練がないわけではないが、それよりも大切な事があるのだ。
私的な事など後回しにしなければいけない、とても大切な事があるのだ」
「ふん、自分の想い以上に大切なモノなど存在せん。
特に女性ほど大切にしなければいけない存在はない」
「ふざけた事を言ってんじゃねえぞ、こらぁ」
「俺達を舐めてんじゃねぇぞ」
「ギタギタに叩き殺してやる」
「死にさらせや、おんどれ」
「盗賊団を舐めてんじゃねぇぞ、われ」
ギャアアアアア
「ゴミ虫が騒ぐのではない、耳が腐る」
「ちっ、俺様も負けてられん、ウォオオオオオ」
ギャアアアアア
「うぁあああああ、くるな、くるな、くるな」
「ひぃいいいいい、やめろ、やめてくれ、ころさない、ぎゃっ」
「うしろだ、後ろからかかれ」
「弓だ、弓を射かけるんだ、グズグズするな」
「槍だ、槍をそろえて近づけさせるんじゃねぇ」
ギャアアアアア
「ばけもんだ、こいつらはばけもんだ」
「にげろ、にげるんだ、逃げないと殺されるぞ」
「ばかやろう、逃げるんじゃね、逃げても王子に殺されるだけだぞ」
「一斉だ、一斉にかかれば勝てるぞ」
「だめだ、とても勝てぇ、にげろ、逃げるんだ」
ギャアアアアア
「逃げる奴は俺が殺す、何としてもこいつらを殺せ」
「お頭の言う通りだぞ、逃げても王子に殺されるぞ」
「踏ん張れ、ここで踏ん張って貴族になるんだ」
「ひぃいいいいい、いやだ、死ぬのは嫌だ」
「貴族なんてどうでもいい、しにたくねぇ」
「じゃかましい、俺の令嬢を狙う奴は皆殺しだ」
★★★★★★
「ドナルド、戦利品は各々が殺した盗賊の分だからな。
乗用馬も殺した盗賊の持ち物だぞ、分かっているな」
「ふん、偉そうに決めるんじゃねえよ、遊び人、いいかげん名前くらい教えやがれ」
「名前なんてどうでもいい、そのまま遊び人と呼んでくれればいい。
それよりも俺の言う通りにするのかしないのか、どっちだ」
「ふん、俺様が殺すはずだった盗賊を、剣を投げて殺したのはどうする。
あのような卑怯なやり方で殺した盗賊も遊び人の分だというのか」
「人殺しに卑怯もへったくれもない、死んだら負け、殺した方の勝ちだ。
悔しかったらドナルドも剣を投げるんだな」
「ふん、俺様は騎士になるのだ、騎士らしくない戦い方はせん」
「では遠くであの令嬢が襲われている時はどうするんだ。
走っていては絶対に助けられないぞ、それでも騎士の戦い方にこだわるのか」
「うぅううううう」
「まあ、いい、ドナルドがなんと言おうと、戦利品は自分が殺した盗賊分だ。
俺が三十七人、ドナルドが十九人。
馬は俺が三頭でドナルドが一頭だからな、いいな」
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