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あの後から1週間僕は生きるための行為をしない生活だった。
創くんと僕は1週間学校をお休みした。
創くんは服を着ていたけど、僕は創くんのブカブカシャツ1枚だけ。
あの時の生活は犯されて気絶から目が覚めると、創くんが僕を膝に乗せたままご飯を口移しで食べさせてくる。
食べたあとはまたベッドで犯されて、目が覚めるとまたご飯、夜は創くんがお風呂に入れてくれている。この時に目覚めたことはない。
創くんが僕をお世話するときいつも
「可愛い、愛してる、結は何もしなくていい、何も考えなくていいんだ、ただ僕にしたがってればいいんだよ、結愛してる」
と囁いてくれる。
最初はただ怖くて頷いてただけだけど、今はそんなこと考える力もなくなってきた。
頭の中で結は何もしなくていいがグルグル回って、何も出来なっていた。
いつもボーッとしてて、ただされるがまま。
そんな僕に創くんはとても嬉しそうだった。
「結が、結が、結がやっとぼくのものに!!」
泣くほど喜んでいた。
しかしこの生活も長くは続かなかった。
創くんは続けたかったみたいだけどね。
僕たちが休んで7日目のこと。
ある日1本の電話がかかってきた。
相手は創くんの父親。
内容は学校に行かないと僕たちの婚約やら、交際やら、跡継ぎやらを認めないとのこと。
そしてそれは僕も卒業しないとダメなので行けとのこと。
創くんはとても悔しがっていたがこればかりは仕方がない。
「結、結、嫌だ、せっかくここまで来たのに…」
僕を抱きしめたまま悲壮な声でいっている。僕は何もしない。抱きしめられてるっていう感覚があるだけだった。
でも、僕は創くんが嫌いじゃない。創くんを愛してるからこんなことも耐えれる。
「はぁ、やだ、はぁ、結慰めて」
創くんがギューってまた抱きしめてきてくれる。
創くんが慰めてって言ってる。慰めないと。
「創くんよしよし、大丈夫だよ」
「あぁ、結、あぁ、」
創くんはずっと僕を抱きしめながら嬉しそうな声を出していた。
次の日
「結、絶対に声も出しちゃダメ。服も見せるな。動くな。話しかけられても無視。ずっと下向いとけ。」
創くんが冷たい声でいってくる。
そんなこと言われなくても、もう創くんの言葉しか反応できないし。
「うん、わかってるよ、創くん」
創くんが手を差し出してきた。久しぶりの外の光に1歩を差し出した。
創くんと僕は1週間学校をお休みした。
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創くんが僕をお世話するときいつも
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と囁いてくれる。
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でも、僕は創くんが嫌いじゃない。創くんを愛してるからこんなことも耐えれる。
「はぁ、やだ、はぁ、結慰めて」
創くんがギューってまた抱きしめてきてくれる。
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次の日
「結、絶対に声も出しちゃダメ。服も見せるな。動くな。話しかけられても無視。ずっと下向いとけ。」
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