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しおりを挟む家の近くに着く。
ガチャ
創くんが初めに降りた。
「おりろ」
これ以上怒らせたくないので、急いで僕も降りないと、と思うけど創くんが睨んでくるので怖くて動けないでいる。グズグズしてると創くんが引っ張り出してくる。
「早くしろ!」
「ごめんなさい、ごめんなさい、創くん、創くぅん、やぁ、いたい、離してぇぇ、」
痕がつくぐらい握られて無理やり手を引っ張られる。
ちなみに、車は僕らがでると、どこかに行った。
もたつきながらも何とか創くんに引っ張られながら着いていく。
そのまま、部屋に着くと、ベッドに投げられる。
「うっ、、」
痛みはないが怖くなって縮こまる。そんな僕に創くんは馬乗りになってきた。服を脱がされ、腕を頭上に停められる。
それから僕の首輪の突起をベットヘッドの鎖に繋いだ。
僕はただ固まってされるがままにされていると、
「なんでお前は、」
バシッ
「俺の言うことを」
バシッ
「聞かないんだ!」
バシッ
急に創くんが、なかなかの強さで目を血走らせながら平手打ちをしてくる
「そ、創くん、いた、やめ」
抵抗したいけど、腕を取られているため何も出来ずにただ殴られ続ける。10回ぐらいしてやっとやめてくれた。
「う、うぅ、いたいぃ、」
頬叩かれすぎて涙が止まらない。たぶん腫れて真っ赤になっていると思う。
「あぁ、結こんなに可愛い姿になって。」
創くんは僕の頬を撫でながら、とろけるような笑顔でいってくる。
「でもまだ、僕は許してないんだよ?僕言ったよね?出たらダメって、」
「それなのになんで出たの??」教えて?
だけどすぐ真顔になって馬乗りのまま僕を見下ろし聞いてくる。
僕は本当のことを言っていいのかわからなくて黙ってしまう。何故かさっきまでの頬にあったヒリヒリした痛みはなくて、今は冷や汗のような感覚が背中にある。
「ねぇ?僕に言えないことなの?ねぇ?聞いてるんだけど。答えてよ、結のこのお口はお飾りなのかなぁぁあ??」
創くんは言いながら、僕の両頬を掴み上げて上下に揺らしてくる。
「ほめんなはい、ほめんなはい、」
「結、僕は謝れって言ってるんじゃないんだよ、なんで言うことを聞かなかったか、って聞いてんの、」
無意識に謝罪の言葉ばかり僕は述べていた。
創くんはそんな僕に向かって何か閃いた顔をした後、僕の顔から手を離した。
「あぁそういうことか、わかったわかった。結は誰かに騙されたんだよね。結が勝手に僕の話を無視するわけないもんね。疑ってごめんね。そうならそうと、いってよ、そいつ消すから。」
え、??と思って創くんを見つめる。
いつもとは違う目をしている創くんはあろう事か、創くんの都合のいいように思い込んでいる。
「ち、ち、ちが、ちがう!創くんちがうの!」
慌てて首をぶんぶん振りながら否定する。
「あぁ、結、そいつのことまさか庇ってるの??僕本気で怒るけどいい??」
「ちがうちがう!思い出、創くんと、思い出作りたかっただ、、、」
自分で言ってハッとする。僕はまんまと創くんの言葉で口を滑らせてしまった。
本当のことを言ってしまったので、怒ってるかなと思ってチラッとみると、ニコニコわらってる創くんがいた。
あ、許してくれるんだよかったぁと思ったのもつかの間
「へぇー思い出ねぇ、そんなくだらない事のために僕との約束破ったんだァ、結覚悟しろよ。」
「そ、、うくん?」
瞬間まだ、何もされてない後孔に熱いものが突き刺さった。
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