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雅人視点
「うっ、」
弥生を引き止めていたら、スネに衝撃が走り床に崩れる。
誰だぁ!!と思って周りを見るとクソガキがこっちを見て笑っていた。
痛みを堪えて弥生をなんとしても止めたいがクソガキに引っ張られ弥生はでていった。
何分かして痛みも引き、動けるようになった。
さっそく弥生を追跡しようと俺も急いで帽子を被り着替える。
走りながら家を飛び出た。周りをよく確認しながら弥生を探す。
まだ近くにいるはずだ。絶対見つけるぞ。
全速力で走っていると、弥生とクソガキの姿が目に映った。
近くの茂みに身を潜め影からスコープで観察する。
弥生は笑顔で隣のクソガキに話しかけている。
クソガキはそんな弥生にでろでろに甘えているかのようだ。
「くー!羨ましい!!くそぉ!いつもなら俺があいつのポジションだったのに!!」
見ていて腹立たしくなってきた!食い気味に見ていると、弥生が周りをキョロキョロみている。
はぁはぁはぁ、可愛すぎる。絶対俺が居なくて寂しがってるんだろうな!
心のなかでニマニマしてると、次に弥生が誰かに突き飛ばされ躓きそうになっていた。
「弥生危ない!」
俺はすぐさま立ち上がり弥生の元へ駆けつけようとした。が、
「弥生大じょ、」
パンッ
「「「いたっ!」」」
軽い発砲音とともに痛みが走る。
俺は衝撃で後ろに倒れた。額ら辺がヒリヒリしていたい。
それに何かの液体らしき物が垂れてきた。
「なんだこれは!?痛い痛い痛い、」
匂いが辛い。まさか、唐辛子か!?
幸いにも目には入らなかった。
急いで拭き取り弥生を見に行きたい
が、
思いの外作業が手こずってしまい2人を見失ってしまった。
くそっ!この俺に一体誰がこんなことを、、、
パッと思い当たる人物が1人いる。
脳内であいつのニンマリした顔が思い浮かんだ。
アイツめぇ!!!
もうぜってぇ許さねぇ!!タダで済まされると思うなよ!!
そう決意し俺は一旦家に戻り作戦を練った。
家に帰ってもなお、監視は頼んであるので弥生の位置の把握はバッチリだ。
「うーん、アイツをどーする…絶対吊るしあげて痛い目見せてやりたい!」
「それよりも、弥生をアイツから早く救出せねば!」
そう思い弥生の場所を護衛に聞く。
「おい、お前ら弥生は今どこにいる!」
「はいっ、弥生様と奏多様は今はすぐ近くの遊園地に向かっているとの報告がありました。」
「遊園地!?なんだそこは!」
聞きなれない単語に思わず聞き返す。
「あ、遊園地とはですね。なんといったらいいのでしょうか…まぁ簡単に言うとお互いの中を深める場所です。」
その言葉を聞いて血の気が引く。
「なにぃ!?そんな場所に弥生を連れていき、弥生と仲良くなってナニをさせるに違いない!」
「お前ら今すぐ車を用意しろ!俺達もすぐに向かうぞ!」
「弥生いぃ!待っていろぉぉお!俺が助けに行くからなぁあ!」
「あの、お言葉なのですが、」
俺がメラメラと準備を進めていると、急な横槍が入った。
「なんだ?言ってみろ」
「奏多様はまだ、3歳なのでそのような事は致す思考には至らないかと…」
俺はその言葉に驚きが隠せない。
「は?お前らは馬鹿なのか?あいつをただのガキだと思ってるのか?冗談もいい加減にしろよ?」
「ですが、」
「黙れ、行くぞ」
「はい…」
「うっ、」
弥生を引き止めていたら、スネに衝撃が走り床に崩れる。
誰だぁ!!と思って周りを見るとクソガキがこっちを見て笑っていた。
痛みを堪えて弥生をなんとしても止めたいがクソガキに引っ張られ弥生はでていった。
何分かして痛みも引き、動けるようになった。
さっそく弥生を追跡しようと俺も急いで帽子を被り着替える。
走りながら家を飛び出た。周りをよく確認しながら弥生を探す。
まだ近くにいるはずだ。絶対見つけるぞ。
全速力で走っていると、弥生とクソガキの姿が目に映った。
近くの茂みに身を潜め影からスコープで観察する。
弥生は笑顔で隣のクソガキに話しかけている。
クソガキはそんな弥生にでろでろに甘えているかのようだ。
「くー!羨ましい!!くそぉ!いつもなら俺があいつのポジションだったのに!!」
見ていて腹立たしくなってきた!食い気味に見ていると、弥生が周りをキョロキョロみている。
はぁはぁはぁ、可愛すぎる。絶対俺が居なくて寂しがってるんだろうな!
心のなかでニマニマしてると、次に弥生が誰かに突き飛ばされ躓きそうになっていた。
「弥生危ない!」
俺はすぐさま立ち上がり弥生の元へ駆けつけようとした。が、
「弥生大じょ、」
パンッ
「「「いたっ!」」」
軽い発砲音とともに痛みが走る。
俺は衝撃で後ろに倒れた。額ら辺がヒリヒリしていたい。
それに何かの液体らしき物が垂れてきた。
「なんだこれは!?痛い痛い痛い、」
匂いが辛い。まさか、唐辛子か!?
幸いにも目には入らなかった。
急いで拭き取り弥生を見に行きたい
が、
思いの外作業が手こずってしまい2人を見失ってしまった。
くそっ!この俺に一体誰がこんなことを、、、
パッと思い当たる人物が1人いる。
脳内であいつのニンマリした顔が思い浮かんだ。
アイツめぇ!!!
もうぜってぇ許さねぇ!!タダで済まされると思うなよ!!
そう決意し俺は一旦家に戻り作戦を練った。
家に帰ってもなお、監視は頼んであるので弥生の位置の把握はバッチリだ。
「うーん、アイツをどーする…絶対吊るしあげて痛い目見せてやりたい!」
「それよりも、弥生をアイツから早く救出せねば!」
そう思い弥生の場所を護衛に聞く。
「おい、お前ら弥生は今どこにいる!」
「はいっ、弥生様と奏多様は今はすぐ近くの遊園地に向かっているとの報告がありました。」
「遊園地!?なんだそこは!」
聞きなれない単語に思わず聞き返す。
「あ、遊園地とはですね。なんといったらいいのでしょうか…まぁ簡単に言うとお互いの中を深める場所です。」
その言葉を聞いて血の気が引く。
「なにぃ!?そんな場所に弥生を連れていき、弥生と仲良くなってナニをさせるに違いない!」
「お前ら今すぐ車を用意しろ!俺達もすぐに向かうぞ!」
「弥生いぃ!待っていろぉぉお!俺が助けに行くからなぁあ!」
「あの、お言葉なのですが、」
俺がメラメラと準備を進めていると、急な横槍が入った。
「なんだ?言ってみろ」
「奏多様はまだ、3歳なのでそのような事は致す思考には至らないかと…」
俺はその言葉に驚きが隠せない。
「は?お前らは馬鹿なのか?あいつをただのガキだと思ってるのか?冗談もいい加減にしろよ?」
「ですが、」
「黙れ、行くぞ」
「はい…」
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