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26 暴力表現あり
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「弥生、躾の時間だ」
さっきよりも何倍もの怖さがある森本が被さってくる。
「来ないで来ないでぇ、雅人ぉぉお!雅人ぉぉお!助けて、助けぇ」
バシッ
必死で扉の方を向いて雅人を呼んでいたら、乾いた音と痛みが頬を走る。
「えっ、、、」
驚いて固まってると、またバシッと反対の頬を叩かれた。
「うぅ、いだい、うぅぅぅ、」
痛い以外の言葉が見つからなくて、ただ泣いていると、
顎を捕まれ強制的に顔を合わさせられる。
「弥生泣いてて可愛いね。でも、いくら可愛い弥生でも許されないことってあるんだよ?でも大丈夫僕がしっかり教えてあげるからね。」
「まずは、ご主人様が誰かわからせないとね。
いい弥生?これから僕以外の名前を呼んだら弥生を殴る。
弥生が誰かに助けを求めても殴る。あと、僕のことを苗字やお前とか言っても殴る。たったの3ついい子な弥生なら護れるよね?」
焦点があってない目で語りかけてくる。
怖すぎて奥歯がガチガチする。
「もし、これでも治す気がないなら最終手段はお薬で治してもらう。
僕だって、鬼じゃないし弥生の顔をパンパンになるまで叩きたくなんてないもん。
でも、いい子の弥生ならそんなことになる前に覚えるよね?」
笑顔で小さい子を相手するかのような言い方で言われる。
さっき言われたことを頭の中で整理する。
おくすりで治す、つまりそれって薬漬けってことなの??
「弥生突然だけど、問題に答えてね、僕のことはなんて言うの?」
答えなければならない。光さま、心ではわかってる。
けど言えない。
「はーい、時間切れ~」
バシッ
痛い、痛い、
「うーん、1問目からダメだったねぇ、でも、次は絶対答えられるちょー簡単な問題だから安心して!」
「問題!弥生が愛しくてたまらない、いつも弥生のことを最優先に考えている、弥生の最愛の人はだあれ?」
それは勿論雅人だ。雅人しか考えられないし、雅人としか答えたくない。
頭の中に雅人が浮かんでちょっと心が上がる。
「それは、ま、」
「あ、ちょっと待ってね、もし、答えが違ったら、このお薬入れるからね、」
と、注射器にはいったピンクの液体をチラつかされる。
「さ、続けて、」
「え、」
ビンタされる覚悟で答えようとしたけど、怪しい薬を見せられて喉奥まで出かけた言葉を慌てて飲み込む。
「あ、答えないのも、ちなみになしだからね、」
雅人っていいたい。でも、そうなると薬を打たれる。
でも、あいつの名前をだすと雅人を裏切ることになるそんなことは絶対にしたくない。
「弥生カウントとるね、10.9.8…」
どうしよ、どうしよ、どうしよ、どれが正解かわからなくなり頭の中がぐちゃぐちゃになる。
「5…4…3…」
カウントがないもう、あいつの名前を言うしか、諦めかけたときふと薬指の指輪が目に入る。
頭の中で結婚式の情景が浮かんだ。
「あなたは夫如月雅人を愛し合うことを誓いますか?」
「はい誓います。」
そうだよ、俺の愛する相手は後にも先にも如月雅人ただ1人だ。
「2…1…ぜ、」
「俺の愛してる人は雅人だ!決してお前のようなカスではない!それに雅人はいつだってどんな時だって名前を呼べば必ず俺を助けてくれる。だから俺は何度だって雅人の名前を呼ぶ。」
俺はもう一度ドアに向かって大声で叫ぶ。
「雅人ぉぉぉ助けてぇぇぇぇえ」
「はぁ、残念だ、弥生がその気ならよろこ、」
しかし、何も起こらない。森本が呆れ顔で太ももに誘うとした時、
バァァァァン
「弥生ぃぃぃい!」
「ガハァァア」
上にいた森本が吹き飛ぶ。
「弥生遅くなってごめんな、」
そういって雅人が近づいてきて優しく抱きしめてくれた。
さっきよりも何倍もの怖さがある森本が被さってくる。
「来ないで来ないでぇ、雅人ぉぉお!雅人ぉぉお!助けて、助けぇ」
バシッ
必死で扉の方を向いて雅人を呼んでいたら、乾いた音と痛みが頬を走る。
「えっ、、、」
驚いて固まってると、またバシッと反対の頬を叩かれた。
「うぅ、いだい、うぅぅぅ、」
痛い以外の言葉が見つからなくて、ただ泣いていると、
顎を捕まれ強制的に顔を合わさせられる。
「弥生泣いてて可愛いね。でも、いくら可愛い弥生でも許されないことってあるんだよ?でも大丈夫僕がしっかり教えてあげるからね。」
「まずは、ご主人様が誰かわからせないとね。
いい弥生?これから僕以外の名前を呼んだら弥生を殴る。
弥生が誰かに助けを求めても殴る。あと、僕のことを苗字やお前とか言っても殴る。たったの3ついい子な弥生なら護れるよね?」
焦点があってない目で語りかけてくる。
怖すぎて奥歯がガチガチする。
「もし、これでも治す気がないなら最終手段はお薬で治してもらう。
僕だって、鬼じゃないし弥生の顔をパンパンになるまで叩きたくなんてないもん。
でも、いい子の弥生ならそんなことになる前に覚えるよね?」
笑顔で小さい子を相手するかのような言い方で言われる。
さっき言われたことを頭の中で整理する。
おくすりで治す、つまりそれって薬漬けってことなの??
「弥生突然だけど、問題に答えてね、僕のことはなんて言うの?」
答えなければならない。光さま、心ではわかってる。
けど言えない。
「はーい、時間切れ~」
バシッ
痛い、痛い、
「うーん、1問目からダメだったねぇ、でも、次は絶対答えられるちょー簡単な問題だから安心して!」
「問題!弥生が愛しくてたまらない、いつも弥生のことを最優先に考えている、弥生の最愛の人はだあれ?」
それは勿論雅人だ。雅人しか考えられないし、雅人としか答えたくない。
頭の中に雅人が浮かんでちょっと心が上がる。
「それは、ま、」
「あ、ちょっと待ってね、もし、答えが違ったら、このお薬入れるからね、」
と、注射器にはいったピンクの液体をチラつかされる。
「さ、続けて、」
「え、」
ビンタされる覚悟で答えようとしたけど、怪しい薬を見せられて喉奥まで出かけた言葉を慌てて飲み込む。
「あ、答えないのも、ちなみになしだからね、」
雅人っていいたい。でも、そうなると薬を打たれる。
でも、あいつの名前をだすと雅人を裏切ることになるそんなことは絶対にしたくない。
「弥生カウントとるね、10.9.8…」
どうしよ、どうしよ、どうしよ、どれが正解かわからなくなり頭の中がぐちゃぐちゃになる。
「5…4…3…」
カウントがないもう、あいつの名前を言うしか、諦めかけたときふと薬指の指輪が目に入る。
頭の中で結婚式の情景が浮かんだ。
「あなたは夫如月雅人を愛し合うことを誓いますか?」
「はい誓います。」
そうだよ、俺の愛する相手は後にも先にも如月雅人ただ1人だ。
「2…1…ぜ、」
「俺の愛してる人は雅人だ!決してお前のようなカスではない!それに雅人はいつだってどんな時だって名前を呼べば必ず俺を助けてくれる。だから俺は何度だって雅人の名前を呼ぶ。」
俺はもう一度ドアに向かって大声で叫ぶ。
「雅人ぉぉぉ助けてぇぇぇぇえ」
「はぁ、残念だ、弥生がその気ならよろこ、」
しかし、何も起こらない。森本が呆れ顔で太ももに誘うとした時、
バァァァァン
「弥生ぃぃぃい!」
「ガハァァア」
上にいた森本が吹き飛ぶ。
「弥生遅くなってごめんな、」
そういって雅人が近づいてきて優しく抱きしめてくれた。
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