旦那の愛が重すぎる

カイン

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「父さん…、弥生が、…で」

今の状況は、雅人がお義父さんと談話している。
俺は、雅人が「弥生が隣にいないと心配で死んでしまうかもしれない…」と捨てられた子犬のような目で言ってくるので、雅人とに付き添っている。

雅人は俺がそんな目をしたら許してくれると思ったのか、その勢いで膝の上をトントンと叩いて、ここに座ってと言ってくる。

さすがに膝の上はいやなので、恋人繋ぎで我慢してもらっている。

向かいにいる子供たちはお義父さんに抱っこされて膝の上にいた。

奏多は途中まで俺に引っ付いてたが、お義父さに引っ張られて渋々だった。

「なんと!?そんな目に弥生ちゃんを合わせたのか!?許さん、森本財閥目にもの見せてやるわ!!」

目を釣りあげて、お義父さんは怒ってる。
それから色々話は進んで、要するにボコボコにするらしい。 
そのまま話の方針は固まって、俺たちは如月邸にお泊まりした。

雅人と、一緒のキングサイズのベッドでその日は寝た。
夜に雅人が少しちょっかいをかけてきたが、明日からデートでしょ?と言って1回だけ抜いてあげたら、早々に寝ていた。

次の日

朝早く玄関前

「では、父さん、俺と弥生はこれから大事な大事な用事があるので、息子たちをこれからよろしくお願いしますね」

「おぉ、任せろ。」
 
といってお義父さんは意気揚々と、息子2人を抱き抱えながら、手を振って送り出してくれた。

そのまま用意されていた車に乗り込む。

「ねぇ、雅人、これからどこにいくの?」

「ふふん、着いてからのお楽しみ!」

そこから20分手を繋いで目的の場所であろうところに到着する。 

ガチャ

雅人が降りてこちらに手を差し伸べる。

「弥生!!ついたよ!水族館!!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー






「あぁ、弥生、可愛いすぎるぅ、死にそうぅ、」

雅人が心臓ら辺を抑えて、顔を赤く染めている。

「もぉ、大袈裟だよぉ、」

俺は少し微笑んで雅人をみる。
今俺は雅人が着て欲しいと言うのでモコモコのペンギン?みたいな全身パーカーを着ている。
テンション高すぎる雅人が面白いので、
少し上目づかいで、ぶりっ子ポーズをして雅人をみると、鼻血を吹き出していた。

「や、や、弥生、しゃしゃ写真1枚…」

雅人が目をバキバキにさせて写真をねだってきた。
断る意味もないので、いいよと言うと、なにかの撮影かのように、下からのアングルやら後ろ姿やら色んな角度でとっていた。
こんな奇妙なことをしていても誰にも咎められない。
理由は水族館は雅人が貸し切ったらしい
そんなことしなくて良かったのにというと、雅人は他人に俺を見せたくなかったらしい。

「弥生、はぁはぁ、最高だぁ、はぁはぁはぁ、」

「もぉ、雅人、鼻息荒いよぉ、まだ全然水族館のなか見れてないんだからぁ」

といって雅人を今度は俺が手招きした。





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