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雅人視点
弥生と二人で抱き合っていると、男がやってきた。
また弥生を狙ってるやつが来たとおもった。
弥生は今日何度も汚い男たちにつきまとわれているのだ。男を睨みつけて結をだきしめていると、
「おのぉ、如月様森本様がお呼びなのですが、」
あぁ、商談の呼び出しか、、森本??森本って言ったら森本製薬か、なんでそんなやつが俺に??少し疑問に思う。
はぁ、せっかくの弥生との時間が、、まぁ、いいか、帰ってめいっぱいイチャイチャしようと気持ちを切り替え弥生の手を握り弥生に向き直る。
「いくぞ、弥生」
しかし、そんな俺たちを男は慌てて止めてきた。なんだ?と思って話を聞くと、どうやら俺1人で来いとのことだ。
それは出来ない話だなと思い、男との話を切り上げ弥生とのデートを再開しようとしていると、弥生は自分のことはいいから、行けという。そんなことできるはずがないじゃないか!
まぁたぶん商談は5分そこらで終わると思うが、その間安全とは言いきれない。必死に弥生を説得しようとするけど、出来ずに背中をグイグイ押される。結局俺が折れてしまった。
そのまま男と一緒に森本さんがいる場所に移動する。俺は弥生が見えなくなるまで、注意事項を、言っていた。弥生は優しい表情で手を降ってくれる。可愛い可愛い、絶対秒で終わらせて帰ってやる。
しばらく歩くと、個室的なところに入る。すると、森本製薬代表取締役社長の森本悠仁がいた。
「やぁ、如月くん、初めましてだね、私の名前は森本悠仁っていうんだよ。まぁ、仲良くしようではないか。」
そう言われ握手された。そこから地獄のエピソードトーク。聞いてもないのに繰り返し話やがる。その間も、弥生を頭に入れてやり過ごすが、さすがに長すぎる。もう、20分は1人で話している。さすがに弥生が心配になり、イライラしてくる。ついに我慢の限界がきた。
「こう、でこんなことがあって、それでですよ、そんな、「ダンッ」
テーブルを思いっきり叩く、痛みはない。
森本は驚いているようだが、関係なしに話を続ける。
「森本さん?俺商談しに来たんですよ?なのに興味のない話を永遠と聞かされて。俺には時間がないんで、用がないのならもう行きますね。」
といって立ち上がろうとすると、
「待ってくれ!もう少しで息子が、、」
と口を滑らした。ハッとした顔になり青ざめている。
「息子さん??息子さんがどうしたんですか?」
「いや、なんでもない、まぁまぁ座りなよ」
といって座らせようとしてくる。
が、俺はさっきの発言に疑問を持つ、息子がなんで出てくる??俺がいなくなることで息子が得すること、、、
ひとつの答えが浮かんでくる。
ハッ、まさか、これは弥生を1人にさせるための作戦か?
気づいた時には走り出していた。後ろで森本が焦った声を出しているが、追いかけて来れないのだろう。急いで元来た道を戻ると、弥生が見知らぬ男に抱きしめられながら抵抗していた。
ブチッと何かが切れる音がした。
「弥生から離れろクズっ」
飛び蹴りをし、弥生をサッと、腕の中に閉じ込める。
「きゃー」
と悲鳴が上がってたりもしていたが、弥生を最優先に落ち着かせるために抱きしめる。
「雅人、怖かった…」
「ごめんな、弥生、遅くなって」
弥生は震えていた。そんな弥生をみて、アイツと俺に無性にイラつくが弥生を安心させるように抱きしめながらキスした。
弥生と二人で抱き合っていると、男がやってきた。
また弥生を狙ってるやつが来たとおもった。
弥生は今日何度も汚い男たちにつきまとわれているのだ。男を睨みつけて結をだきしめていると、
「おのぉ、如月様森本様がお呼びなのですが、」
あぁ、商談の呼び出しか、、森本??森本って言ったら森本製薬か、なんでそんなやつが俺に??少し疑問に思う。
はぁ、せっかくの弥生との時間が、、まぁ、いいか、帰ってめいっぱいイチャイチャしようと気持ちを切り替え弥生の手を握り弥生に向き直る。
「いくぞ、弥生」
しかし、そんな俺たちを男は慌てて止めてきた。なんだ?と思って話を聞くと、どうやら俺1人で来いとのことだ。
それは出来ない話だなと思い、男との話を切り上げ弥生とのデートを再開しようとしていると、弥生は自分のことはいいから、行けという。そんなことできるはずがないじゃないか!
まぁたぶん商談は5分そこらで終わると思うが、その間安全とは言いきれない。必死に弥生を説得しようとするけど、出来ずに背中をグイグイ押される。結局俺が折れてしまった。
そのまま男と一緒に森本さんがいる場所に移動する。俺は弥生が見えなくなるまで、注意事項を、言っていた。弥生は優しい表情で手を降ってくれる。可愛い可愛い、絶対秒で終わらせて帰ってやる。
しばらく歩くと、個室的なところに入る。すると、森本製薬代表取締役社長の森本悠仁がいた。
「やぁ、如月くん、初めましてだね、私の名前は森本悠仁っていうんだよ。まぁ、仲良くしようではないか。」
そう言われ握手された。そこから地獄のエピソードトーク。聞いてもないのに繰り返し話やがる。その間も、弥生を頭に入れてやり過ごすが、さすがに長すぎる。もう、20分は1人で話している。さすがに弥生が心配になり、イライラしてくる。ついに我慢の限界がきた。
「こう、でこんなことがあって、それでですよ、そんな、「ダンッ」
テーブルを思いっきり叩く、痛みはない。
森本は驚いているようだが、関係なしに話を続ける。
「森本さん?俺商談しに来たんですよ?なのに興味のない話を永遠と聞かされて。俺には時間がないんで、用がないのならもう行きますね。」
といって立ち上がろうとすると、
「待ってくれ!もう少しで息子が、、」
と口を滑らした。ハッとした顔になり青ざめている。
「息子さん??息子さんがどうしたんですか?」
「いや、なんでもない、まぁまぁ座りなよ」
といって座らせようとしてくる。
が、俺はさっきの発言に疑問を持つ、息子がなんで出てくる??俺がいなくなることで息子が得すること、、、
ひとつの答えが浮かんでくる。
ハッ、まさか、これは弥生を1人にさせるための作戦か?
気づいた時には走り出していた。後ろで森本が焦った声を出しているが、追いかけて来れないのだろう。急いで元来た道を戻ると、弥生が見知らぬ男に抱きしめられながら抵抗していた。
ブチッと何かが切れる音がした。
「弥生から離れろクズっ」
飛び蹴りをし、弥生をサッと、腕の中に閉じ込める。
「きゃー」
と悲鳴が上がってたりもしていたが、弥生を最優先に落ち着かせるために抱きしめる。
「雅人、怖かった…」
「ごめんな、弥生、遅くなって」
弥生は震えていた。そんな弥生をみて、アイツと俺に無性にイラつくが弥生を安心させるように抱きしめながらキスした。
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