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クラスに行こう1
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「ふわぁ~ぁー」
くそねみぃ、といいながら、クラスに行こうとすると、
色んな生徒がこっちを見ながらざわざわ、ざわざわ
あっちのやつらも、ざわざわざわざわ
俺なんかしたかな?心当たりが一切ないので麗大にきいてみる。
「なぁ、麗大俺、なんかしたかな」
「えー、わかんない。知らず知らずのうちに、犯罪犯したんじゃない?」八尾くん自体が犯罪者予備軍だし。
ボコッ
すごく腹が立つことを言われたので思わず「拳で!」殴ってしまった。
「いたっ!八尾くんひどいよォ。」
僕がバカになったらどーすんのさ!とか、なんたらかんたら言っているが無視する。
「はぁ、やっぱり俺なんかしたのかぁ」
内心ショックを受けていると
「あのぉ!サインください!」
といって1人の男がやってきた。
いや誰に??、って思って周りを見渡すけど、麗大ぐらいしか人間いねぇし、こんなやつのファンいるわけねぇしなぁ。
「あのぉ?だめですか??」
ともう一度俺に向かって言ってきた。え、なんで俺の方見て言うの?まさか俺とか??
「あのぉ、つかぬ事をきくんですけどぉ、」
「はい??」
「サインって、俺にですか??」
恐る恐る聞いてみると、コクッと頷く。
「え、え、え、ほんとに俺?」
コクッコクッ
「はぁぁぁぁあ??お前頭おかしんじゃねぇの?」
ビクッ
急な叫び越えに一瞬驚いた男子生徒だが、すぐさま戻る。
「いや、おかしくないよ、みんなも欲しがってるし、」
と言って周りを見渡すと、うんうんと頷いている。
「なんたって、この学園の英雄だから」
と胸をはっていった。
「ん???英雄???」
「英雄ってどういうこと??」
「へっ?覚えてないの?入学式の時に、ゼウス様の圧倒的な力で、この学園の元支配者下宮権利を倒した伝説の男!!、それが金峰八尾さん!あなたなんです!」
と鼻息荒くいってくる
「いや、伝説って俺死んでねぇし、てか、あいつ相当嫌われてたんだな」
「えぇ、恐喝に横暴、従わないやつは力でねじ伏せる。教師をも従わせる人間だった。でも、そんなクソを八尾くん、いや八尾様が倒してくれたのですー!!」
「「「パチパチパチ」」」
言い終わる頃には熱くなって来たのか身振り手振り表現していた。周りもそんな彼に頭をやられたのか、一緒に拍手している。
え、何この空気…
「ところで、お前、名前は?」
「あ、申し遅れました!俺の名前は田村羽瑠(たむらうる)っていいます。」
「ふーん、わかったわかった、あ、サインめんどくさいから手型でいい?」
といってトイレの方向に向かう。
「えぇ、手形くれるんですか!?光栄です。でもどうやって??てか、なんでそっちに」
「あぁ、気にしないで、あと、どこにすればいいの?」
「じゃじゃあ、制服の背中で、」
「おっけー、ちょっと待っててね」
といって水道で手を濡らすと、拭かずに彼の元に行く。表情はずっとニコニコだ。
麗大は八尾くん絶対なんかたくらんでると思ったが、黙っておくことにした。
その間、羽瑠はずっと背中を向けていた。
そして、
べちょっ
八尾は濡れた手をそのまま、背中に押し付けた。
「「「えーーー!」」」
一同騒然。みんな目を点にしている。
「な、な、何するんですかぁ!!!」
くそねみぃ、といいながら、クラスに行こうとすると、
色んな生徒がこっちを見ながらざわざわ、ざわざわ
あっちのやつらも、ざわざわざわざわ
俺なんかしたかな?心当たりが一切ないので麗大にきいてみる。
「なぁ、麗大俺、なんかしたかな」
「えー、わかんない。知らず知らずのうちに、犯罪犯したんじゃない?」八尾くん自体が犯罪者予備軍だし。
ボコッ
すごく腹が立つことを言われたので思わず「拳で!」殴ってしまった。
「いたっ!八尾くんひどいよォ。」
僕がバカになったらどーすんのさ!とか、なんたらかんたら言っているが無視する。
「はぁ、やっぱり俺なんかしたのかぁ」
内心ショックを受けていると
「あのぉ!サインください!」
といって1人の男がやってきた。
いや誰に??、って思って周りを見渡すけど、麗大ぐらいしか人間いねぇし、こんなやつのファンいるわけねぇしなぁ。
「あのぉ?だめですか??」
ともう一度俺に向かって言ってきた。え、なんで俺の方見て言うの?まさか俺とか??
「あのぉ、つかぬ事をきくんですけどぉ、」
「はい??」
「サインって、俺にですか??」
恐る恐る聞いてみると、コクッと頷く。
「え、え、え、ほんとに俺?」
コクッコクッ
「はぁぁぁぁあ??お前頭おかしんじゃねぇの?」
ビクッ
急な叫び越えに一瞬驚いた男子生徒だが、すぐさま戻る。
「いや、おかしくないよ、みんなも欲しがってるし、」
と言って周りを見渡すと、うんうんと頷いている。
「なんたって、この学園の英雄だから」
と胸をはっていった。
「ん???英雄???」
「英雄ってどういうこと??」
「へっ?覚えてないの?入学式の時に、ゼウス様の圧倒的な力で、この学園の元支配者下宮権利を倒した伝説の男!!、それが金峰八尾さん!あなたなんです!」
と鼻息荒くいってくる
「いや、伝説って俺死んでねぇし、てか、あいつ相当嫌われてたんだな」
「えぇ、恐喝に横暴、従わないやつは力でねじ伏せる。教師をも従わせる人間だった。でも、そんなクソを八尾くん、いや八尾様が倒してくれたのですー!!」
「「「パチパチパチ」」」
言い終わる頃には熱くなって来たのか身振り手振り表現していた。周りもそんな彼に頭をやられたのか、一緒に拍手している。
え、何この空気…
「ところで、お前、名前は?」
「あ、申し遅れました!俺の名前は田村羽瑠(たむらうる)っていいます。」
「ふーん、わかったわかった、あ、サインめんどくさいから手型でいい?」
といってトイレの方向に向かう。
「えぇ、手形くれるんですか!?光栄です。でもどうやって??てか、なんでそっちに」
「あぁ、気にしないで、あと、どこにすればいいの?」
「じゃじゃあ、制服の背中で、」
「おっけー、ちょっと待っててね」
といって水道で手を濡らすと、拭かずに彼の元に行く。表情はずっとニコニコだ。
麗大は八尾くん絶対なんかたくらんでると思ったが、黙っておくことにした。
その間、羽瑠はずっと背中を向けていた。
そして、
べちょっ
八尾は濡れた手をそのまま、背中に押し付けた。
「「「えーーー!」」」
一同騒然。みんな目を点にしている。
「な、な、何するんですかぁ!!!」
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