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僕がクラスにいるんだから、跪きなさい1
しおりを挟むあれからみんなは席について大人しく兄ちゃんの話を聞いている。
ちなみに、晴也の席は僕の隣。
「話は以上です。今日は特に予定はないので下校していいですよ。あ、藤宮くんは僕と一緒に来てくださいね。では、さよなら」
「えー、やだぁー姫ともっといたいのにー」
「かえりたくないー姫と同じ空気をすいたいぃ!」
「イケメンたちの顔まだ拝めてたい!!」
クラス中が欲望にまみれてザワザワしていたが、兄ちゃんはそんなこと気にせず、言ったあとすぐに僕のところにきて、手をさし出てきた。
「涙早く行くよ。」
「あ、うん。」
そんなに急ぐことなのかな?まぁいっかと思い手を握り返そうとすると、
何故か機嫌が悪くなった晴也が怒った口調で、兄ちゃんに歯向かう
「なんで、涙連れていくんですか?」
「なんでって言われても、用事だから仕方ないだろ、あっ、あと、君みたいな教育に悪そうな人間に、涙を近づけさせる訳には行かないからね?」
「あぁ?んだとコラァ!もっぺん言ってみろ!」
晴也が珍しくキレている。晴也は沸点低いはずなんだけどなぁ、そんなことを思いながら2人をみてると、晴也がガンッと机を蹴る。
さっきまで騒がしかった教室も静まり返る。
「あぁ、そういうとこだよ。」
兄ちゃんは笑いながら晴也を煽る。
「2人ともすとぉっぷ!」
今にも晴也が殴り込みそうな雰囲気なったので2人の唇に手を当てて止める。 こんな所で問題を起こされたらたまったもんじゃない。
2人とも目を丸くしている。
「兄ちゃん!そんなこといってないでいくよ!」
「晴也!今度かまってあげるから落ち着いて、じゃあね!」
兄ちゃんの手を掴んで教室を走って出ていった。
残された晴也はと言うと、
「涙が、かまってくれるっていった。フフフ嬉しい、冗談でキレた演技してみたんだけど、フフフこの手使えるな」
「しかし、アイツが涙のアニキか、少し厄介だな、とりあえず幹部たちに報告だな。」
スタスタスタ
「で、兄ちゃん、用事ってなんなの?」
「あぁ、用事は家に帰ってからなんだよ」
教室からでて歩きながら、兄ちゃんに聞く。家での用事?と思うけど、余計なことは言わずに歩くことにした。
ガチャ
「ただいまぁ、」
僕が先に入り後から兄ちゃんが入ってくる。
ガチャン
「で、話って何?」
玄関から歩いてリビングに行こうとすると、
「涙ぁ、寂しいぃしたい、だめ?」
といいながら、兄ちゃんがバックハグしてくる。
「えぇーめんどくさい。今日はやらない」
腕を振り払いながら、なんか食べようと思って歩く。しかしがっちりホールドされて動けない。
「おねがいおねがーい!!そう言って昨日もしてないじゃーん!!」
実は昨日の夜1回誘われたのだが、眠たかったのと、だるかったので断ってたのだ。
「兄ちゃん、、はぁわかったよぉ、1回だけだからね、」
といいシャワーを浴びに行く。兄ちゃんも着いてきた。
体を洗って寝室に行く。
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