3 / 77
1章 生徒との出会い
3話 皇子、討伐
しおりを挟む
「他の部隊も問題無さそうです。アカデミーに戻りますか?」
「俺はどっちでも」
「あたしはまだ戦いたいんだけどなぁ」
「ならアカデミーの訓練室で暴れればいい」
「なっ!ハルサキ!お前あたしの事を暴馬って言ったな!」
「そんな事言ってない」
「まぁまぁ。とりあえず負傷者が居ないか確認しましょう」
3人は話し終えたようでハルサキとリンガネは先程助けを求めていた女性の方へ確認に行く。そして俺の方には指示出しの女性が来た。
「怪我は無いですか?」
「………」
「あの、大丈夫ですか?」
呼びかけに答えることなく俺は一点を見つめている。女性が首を傾げて近寄ってくるけどそれでも向こう側に見える黒い人間から目を離さなかった。
「すみません、体調悪いとか…?」
女性は俺の目の前に手を持ってきてブンブンと縦に振り始める。
「ああ!邪魔だ!!」
「えっ?」
俺は黒い人間を見失ってしまいそうになり、女性の手を目の前から退けた。そしてキョロキョロと鉄の建物を見渡して動いた方向に目を移動させる。
俺の近くにいる女性も、他の2人も近づいている黒い人間には気付いていないようだった。あれほどの力を持っていて気付かないのはおかしい。
視界に余計なことをされた俺は何だか理不尽な苛立ちを感じ始めて、「ああ!!」と声を出しながら頭を掻きむしった。
「いい!俺がやる!やってやる!」
「何をですか!?」
これだけ言っても意味がわかってない女性。俺と2人して大声を出したから、残りの2人もこちらにやってくる。
「おーい、負傷者無しで帰って行ったぞ……って、何だ何だ?喧嘩かぁ?」
「違います!なんかこの人が…!あっ、ちょっとどこ行くんですか!?」
俺は走り出す。後ろから指示出し女性が追いかけてくるけど構わずに黒い人間に向かって走った。黒い人間は走る俺の存在を感知したようにこちらへグルリと体を向ける。俺は足を止めずに左腰にかけてあるカムイ王都で作られた刀を抜刀した。
「コスプレイヤーじゃ無いんですか!?銃刀法違反です!」
「うるさい!何言ってるかさっぱりだ!」
後ろから飛ぶ声に応えながらも俺は黒い人間がいる鉄の建物へと近づく。黒い人間は体を大の字に広げながら俺目掛けて落ちてきた。
「カゲル…!止まってください!」
「やっと気付いたのか!止まらない!」
「私だって貴方が何言ってるかわかりません!止まりなさい!」
「止まらない!」
「もう!!ハルサキさん!リンガネさん!取り残し1体!」
「「了解!」」
後ろでなんか叫んでいるけど気にせず俺は刀を構える。黒い人間が俺の頭上まで落ちてきた瞬間、刀を大きく振りかぶった。
「キシャアーーーーーー!」
黒い人間は真っ二つに割れて叫び出す。耳に触る叫び声は俺の顔を顰めさせた。
割れた黒い人間は俺を境に地面へ倒れてそのまま蒸気となって消えていく。もう残りはいないだろう。俺は刀を丁寧に鞘に収めて後ろを振り返った。
「一体、今のは……」
「強えな…」
「無駄のない動きだ」
3人は俺の動きに圧巻しているようだ。ポカーンとしたアホ面が面白い。
「そんなに凄かったか?これくらいなんともない」
「あんた!ただのコスプレ人間じゃないんだな!どこかの部隊所属か?」
「さっきから何言ってるかわからんが、手合わせ願うなら受けて……」
「っしゃあ!あたしからだ!」
「まだ話終わって…!」
鍛錬の通りに刀を動かしただけなのに、こんなにも賞賛されては俺の威張り心を刺激されてしまう。調子乗って3人に向けて「来いよ」と指を動かせば、発育の良い女のリンガネとやらが刀を抜刀して俺に突っ込んできた。俺は驚きつつも素早く刀を引き抜いて攻撃を受け止める。
「危なっ!」
「なんて早い抜刀…!すげぇ!ならこれはどうだ!?」
一旦、俺の刀から離れたリンガネは体勢を整えて連続で振るってきた。一撃、一撃、スピードはないものの重い斬撃は手を抜けば刀は吹っ飛ぶだろう。
だから俺は手を抜かずに丁寧に受けとめて、最後の一太刀をリンガネごと振り払った。そうすればリンガネは見学していた2人の元へ飛ばされていく。少し力を入れすぎたかもしれない。
刀を持っているとはいえ女だ。しまったと思いつつ飛ばされた方向を見ればリンガネは、ハルサキに受け止められたようで怪我は無いようだった。
「すまない!」
「…いいぜ」
「え?」
「もっと来いや!!」
もしかして俺は彼女の心に火を付けてしまったのか…?リンガネはまた戦闘態勢に入ろうとするが、その隣にいた指示出し女性が手を伸ばして止めた。
「リンガネさん、もう終わりです」
「なんだよ委員長。ここからだろう?」
「アカデミーに戻ります」
「もう討伐は終わった。だからあたしらは暇だ。もう少し遊んだって…」
「きっとこれから沢山遊ぶ機会があります。だから戻りましょう?」
「どういうことだよ」
「アサガイ委員長。この男をアカデミーに連れて行くのか」
「その通りです、ハルサキさん。学長に紹介します。たとえ1体でもカゲルを倒してくれたのですから」
「紹介がなんで遊ぶ機会になるんだよ」
「確定とまではいきませんが可能性は十分に高いです」
「……わからねぇ」
なんか俺を差し置いて3人で話を進めてないか?アカデミーに連れて行くとか勝手に言われているけど俺は父上達を探さなくてはいけない。3人が話し合っているうちにこの場をこっそりと抜け出して……。
「では行きましょう」
「…………俺、人を探していて」
「ならばアカデミーで捜索願いを申請します。ついでだと思って来てください」
「はい……」
もう逃げ出す手札が無くなった俺は大人しくアサガイ委員長と呼ばれる女性について行くことにした。
アサガイ委員長の隣を歩く俺の後ろにはハルサキとリンガネが同じようにアカデミーに向かう。後ろから攻撃されないよな?と俺は謎の冷や汗をかき始めながらリンガネから放たれる視線に痛さを感じていた。
「俺はどっちでも」
「あたしはまだ戦いたいんだけどなぁ」
「ならアカデミーの訓練室で暴れればいい」
「なっ!ハルサキ!お前あたしの事を暴馬って言ったな!」
「そんな事言ってない」
「まぁまぁ。とりあえず負傷者が居ないか確認しましょう」
3人は話し終えたようでハルサキとリンガネは先程助けを求めていた女性の方へ確認に行く。そして俺の方には指示出しの女性が来た。
「怪我は無いですか?」
「………」
「あの、大丈夫ですか?」
呼びかけに答えることなく俺は一点を見つめている。女性が首を傾げて近寄ってくるけどそれでも向こう側に見える黒い人間から目を離さなかった。
「すみません、体調悪いとか…?」
女性は俺の目の前に手を持ってきてブンブンと縦に振り始める。
「ああ!邪魔だ!!」
「えっ?」
俺は黒い人間を見失ってしまいそうになり、女性の手を目の前から退けた。そしてキョロキョロと鉄の建物を見渡して動いた方向に目を移動させる。
俺の近くにいる女性も、他の2人も近づいている黒い人間には気付いていないようだった。あれほどの力を持っていて気付かないのはおかしい。
視界に余計なことをされた俺は何だか理不尽な苛立ちを感じ始めて、「ああ!!」と声を出しながら頭を掻きむしった。
「いい!俺がやる!やってやる!」
「何をですか!?」
これだけ言っても意味がわかってない女性。俺と2人して大声を出したから、残りの2人もこちらにやってくる。
「おーい、負傷者無しで帰って行ったぞ……って、何だ何だ?喧嘩かぁ?」
「違います!なんかこの人が…!あっ、ちょっとどこ行くんですか!?」
俺は走り出す。後ろから指示出し女性が追いかけてくるけど構わずに黒い人間に向かって走った。黒い人間は走る俺の存在を感知したようにこちらへグルリと体を向ける。俺は足を止めずに左腰にかけてあるカムイ王都で作られた刀を抜刀した。
「コスプレイヤーじゃ無いんですか!?銃刀法違反です!」
「うるさい!何言ってるかさっぱりだ!」
後ろから飛ぶ声に応えながらも俺は黒い人間がいる鉄の建物へと近づく。黒い人間は体を大の字に広げながら俺目掛けて落ちてきた。
「カゲル…!止まってください!」
「やっと気付いたのか!止まらない!」
「私だって貴方が何言ってるかわかりません!止まりなさい!」
「止まらない!」
「もう!!ハルサキさん!リンガネさん!取り残し1体!」
「「了解!」」
後ろでなんか叫んでいるけど気にせず俺は刀を構える。黒い人間が俺の頭上まで落ちてきた瞬間、刀を大きく振りかぶった。
「キシャアーーーーーー!」
黒い人間は真っ二つに割れて叫び出す。耳に触る叫び声は俺の顔を顰めさせた。
割れた黒い人間は俺を境に地面へ倒れてそのまま蒸気となって消えていく。もう残りはいないだろう。俺は刀を丁寧に鞘に収めて後ろを振り返った。
「一体、今のは……」
「強えな…」
「無駄のない動きだ」
3人は俺の動きに圧巻しているようだ。ポカーンとしたアホ面が面白い。
「そんなに凄かったか?これくらいなんともない」
「あんた!ただのコスプレ人間じゃないんだな!どこかの部隊所属か?」
「さっきから何言ってるかわからんが、手合わせ願うなら受けて……」
「っしゃあ!あたしからだ!」
「まだ話終わって…!」
鍛錬の通りに刀を動かしただけなのに、こんなにも賞賛されては俺の威張り心を刺激されてしまう。調子乗って3人に向けて「来いよ」と指を動かせば、発育の良い女のリンガネとやらが刀を抜刀して俺に突っ込んできた。俺は驚きつつも素早く刀を引き抜いて攻撃を受け止める。
「危なっ!」
「なんて早い抜刀…!すげぇ!ならこれはどうだ!?」
一旦、俺の刀から離れたリンガネは体勢を整えて連続で振るってきた。一撃、一撃、スピードはないものの重い斬撃は手を抜けば刀は吹っ飛ぶだろう。
だから俺は手を抜かずに丁寧に受けとめて、最後の一太刀をリンガネごと振り払った。そうすればリンガネは見学していた2人の元へ飛ばされていく。少し力を入れすぎたかもしれない。
刀を持っているとはいえ女だ。しまったと思いつつ飛ばされた方向を見ればリンガネは、ハルサキに受け止められたようで怪我は無いようだった。
「すまない!」
「…いいぜ」
「え?」
「もっと来いや!!」
もしかして俺は彼女の心に火を付けてしまったのか…?リンガネはまた戦闘態勢に入ろうとするが、その隣にいた指示出し女性が手を伸ばして止めた。
「リンガネさん、もう終わりです」
「なんだよ委員長。ここからだろう?」
「アカデミーに戻ります」
「もう討伐は終わった。だからあたしらは暇だ。もう少し遊んだって…」
「きっとこれから沢山遊ぶ機会があります。だから戻りましょう?」
「どういうことだよ」
「アサガイ委員長。この男をアカデミーに連れて行くのか」
「その通りです、ハルサキさん。学長に紹介します。たとえ1体でもカゲルを倒してくれたのですから」
「紹介がなんで遊ぶ機会になるんだよ」
「確定とまではいきませんが可能性は十分に高いです」
「……わからねぇ」
なんか俺を差し置いて3人で話を進めてないか?アカデミーに連れて行くとか勝手に言われているけど俺は父上達を探さなくてはいけない。3人が話し合っているうちにこの場をこっそりと抜け出して……。
「では行きましょう」
「…………俺、人を探していて」
「ならばアカデミーで捜索願いを申請します。ついでだと思って来てください」
「はい……」
もう逃げ出す手札が無くなった俺は大人しくアサガイ委員長と呼ばれる女性について行くことにした。
アサガイ委員長の隣を歩く俺の後ろにはハルサキとリンガネが同じようにアカデミーに向かう。後ろから攻撃されないよな?と俺は謎の冷や汗をかき始めながらリンガネから放たれる視線に痛さを感じていた。
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる