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無駄だよ。もう卵のことしか考えちゃいないんだ
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オルさまの懸命の看病の甲斐あって、ツォルガは翌日の午後意識を取り戻した。
「お前が助けてくれたのか。世話になったな」
「いや、私が勘違いをして、お前に水をぶっかけてしまったのだ」
オルさまは頭を下げた。
「すまなかった」
「なんで俺を殺そうとした?」
「お前が、翼をもたぬ者を食おうとしてるのかと思って……」
ツォルガは一瞬きょとんとしたが、はじけるように笑いだした。
「同じニンゲンを食うわけないだろ。お前、翼をもつ者を何だと思ってるんだ」
「笑うなよ。大人のラ・ズーは恐ろしいから近づくなって聞かされて育ったんだ」
オルさまは照れ笑いをした。
「そもそも、なんで俺の巣の中に入ってきた?」
「ただの腕試しさ」
「お前、翼をもたぬ者のくせにすごい奴だな」
二人は同時に吹き出した。オルさまとツォルガはあっという間に十年来の親友のように打ち解けた。ツォルガは美しくたくましいラ・ズーだった。
「ところでスワダナはどこにいるんだ? 食わないって分かったなら早く会わせてくれよ」
ツォルガはいたずらっぽく笑って言った。
「スワダナって……」
オルさまはハッとした。
「あのエマをもつむすめか?」
「ああ」
「あいつなら、ほら、あそこを登ってる」
壁伝いに張り巡らされた壁の向こうに、ふわふわした金髪がゆっくりゆっくりスロープを上っていくのが見えた。上り始めてから既に一昼夜が過ぎていた。
「てっぺんに行って、卵を産みたいんだって」
そう言って何気なくツォルガのほうに向き直ったオルさまはドキリとした。その金髪が上っていく姿を、ツォルガが、まるでこの世のすべてを失ったみたいなまなざしで見送っていたからだ。ツォルガはやっとのことで上体を起こし、
「おい!」
とスワダナに呼び掛けた。スワダナはちらっとこちらを見た。目元がほほえんだように見えた。
(なんだ、助かったのか。よかったな)
とでも言うように。
ツォルガはまだ飛ぶどころか立つこともできないらしかった。膝でいざるようにしてスロープの下まで行き、
「おい! おい、待ってくれよ」
とすがるように言った。スワダナはもう一度ツォルガのほうを見たが、もう笑わずにのろのろとスロープを登り続けた。急速にツォルガに関心を失ったみたいだった。オルさまはなんだか責任を感じた。
「お前が飛べないなら私が呼び戻してくる。まだそんなには登ってないからすぐ追いつくさ。私は足が速いんだ」
「いや、いいんだ。無駄だよ」
ツォルガは笑ってかぶりを振ったが、その顔は寂しそうだった。
「お前のせいじゃない。もう卵のことしか考えちゃいないんだ」
ツォルガはそのままドサッと壁にもたれて座ると黙り込んだ。やがて
「早えーよ」
独り言のようにぽつりとつぶやいたツォルガは、目を落としてしばらく自分の拳を見ていた。握ったり、開いたり、その動きが珍しいものででもあるかのように、まるで自分の中の何かと闘っているように。
オルさまはそれから毎日ツォルガの巣を訪れては看病した。
スワダナが言ったとおり、ツォルガは結婚で体力を使い果たしていたらしく、元気になるまでかなり時間がかかった。スワダナが去ってしまったショックのせいもあったのかもしれない。
オルさまとツォルガは世界の問題について語り合った。どうすればみんなが豊かに幸せに暮らせるか、どうしたら無益な争いをなくせるかに始まって、世界の始まりはどんなふうだったか、終わりはどんなふうになるのか、空の向こうには何があるのか、などなど。エマをもつむすめを探して世界中を旅してきたというツォルガはいろいろなことを知っていて、刺激的な話相手だった。
周りの翼をもたぬ者はみんな目の前のことにしか興味がないみたいで、そんな話のできる友達は誰もいなかった。
「翼をもつ者と語り合えるとは、正直思わなかったな」
とオルさまは笑った。
「人を化け物みたいに言うなよ。同じニンゲンじゃないか」
「それはそうだ。ラ・ズーに対する世間の誤解を解く必要がある」
とオルさまが言うと、ツォルガは肩をすくめた。
「誤解なんかじゃない。事実俺たちは群れのお荷物になることが多いんだ。だから大きくなると群れに居づらくなる」
「お荷物だって? どうしてだ?」
「エマを持つ者は協調性がないからな。エマをもたぬ者は子供が自分の思いどおりにならないとすごくがっかりするだろ。分かってもらおうとするだけ無駄だ」
オルさまはおかあさんに羽根を切られた時のことを思い出した。
まだ幼くて真っ白な翼を備えていた頃、オルさまは群れで一番の厄介者だった。負けん気が強くて暴れん坊で、大人の手伝いはせずに自分一人で狩りに出かけた。
一人でも獲物を仕留められたし、それが全部自分の手柄だと思うと得意な気分になれた。
群れの子供たちとのケンカもしょっちゅうだった。いつもおかあさんに怒られていた。
ある朝起きたら翼がなくなっていた。寝ている間におかあさんが切ってしまったのだ。
カッとなってそばに落ちていた斧を拾っておかあさんを追いかけた。周りの大人が寄ってたかってオルさまを捕まえ、両手をひもでいましめて天井から繋いだ。あとでオルさまがクフベツさまを繋いだのと同じやり方だ。
しばらく経つとエマがなくなり、おとなしくなったオルさまはようやくいましめを解かれた。
おかあさんのことは嫌いだったが言うことは聞くようにした。
オルさまは群れの仲間からは人気があった。ノル・ズーの中には意味もわからないまま結婚に憧れる連中がいて、オルさまが翼を失ってからも熱い視線を送ってきた。オルさまはくだらないと思ってすべて無視していたが、それが余計にカッコいいといって騒がれた。
大人になるとオルさまは群れを離れて一人で暮らし始めたが、昔の仲間とも付かず離れずつきあっていた。
「エマをもつ者に協調性がないのは、いい子孫を残すための本能なんだ」
とツォルガは説明した。
「翼をもつ者にとって、周囲のラ・ズーはみんな倒さなきゃいけないライバルだ。それが自然の摂理にかなってる。強いラ・ズーがエマをもつむすめと結婚したほうが、いい卵が生まれるからだ。エマをもつむすめは、仲間と助け合うより自分の身を守ることを優先しなきゃいけない。自分が死んだら卵が生まれないからな」
オルさまはその説に感心した。
「私はこれまで、周囲に合わせられない者はニンゲンとして劣っているのかと思っていたよ。それが私の劣等感になっていた。でもそんな見方もあるんだな」
「ああ、劣っているわけじゃない。違うだけさ」
「でも私はエマをもたぬ者だからな。群れのやり方に従うべきなんだよな」
オルさまが自嘲するように言うと、ツォルガは優しい目でオルさまを見た。
「お前が周囲に合わせられないとしたら、自分を優先しなきゃならない理由がちゃんとあるはずだ。まだ知らないだけさ」
オルさまはその言葉に勇気を得た。
「お前が助けてくれたのか。世話になったな」
「いや、私が勘違いをして、お前に水をぶっかけてしまったのだ」
オルさまは頭を下げた。
「すまなかった」
「なんで俺を殺そうとした?」
「お前が、翼をもたぬ者を食おうとしてるのかと思って……」
ツォルガは一瞬きょとんとしたが、はじけるように笑いだした。
「同じニンゲンを食うわけないだろ。お前、翼をもつ者を何だと思ってるんだ」
「笑うなよ。大人のラ・ズーは恐ろしいから近づくなって聞かされて育ったんだ」
オルさまは照れ笑いをした。
「そもそも、なんで俺の巣の中に入ってきた?」
「ただの腕試しさ」
「お前、翼をもたぬ者のくせにすごい奴だな」
二人は同時に吹き出した。オルさまとツォルガはあっという間に十年来の親友のように打ち解けた。ツォルガは美しくたくましいラ・ズーだった。
「ところでスワダナはどこにいるんだ? 食わないって分かったなら早く会わせてくれよ」
ツォルガはいたずらっぽく笑って言った。
「スワダナって……」
オルさまはハッとした。
「あのエマをもつむすめか?」
「ああ」
「あいつなら、ほら、あそこを登ってる」
壁伝いに張り巡らされた壁の向こうに、ふわふわした金髪がゆっくりゆっくりスロープを上っていくのが見えた。上り始めてから既に一昼夜が過ぎていた。
「てっぺんに行って、卵を産みたいんだって」
そう言って何気なくツォルガのほうに向き直ったオルさまはドキリとした。その金髪が上っていく姿を、ツォルガが、まるでこの世のすべてを失ったみたいなまなざしで見送っていたからだ。ツォルガはやっとのことで上体を起こし、
「おい!」
とスワダナに呼び掛けた。スワダナはちらっとこちらを見た。目元がほほえんだように見えた。
(なんだ、助かったのか。よかったな)
とでも言うように。
ツォルガはまだ飛ぶどころか立つこともできないらしかった。膝でいざるようにしてスロープの下まで行き、
「おい! おい、待ってくれよ」
とすがるように言った。スワダナはもう一度ツォルガのほうを見たが、もう笑わずにのろのろとスロープを登り続けた。急速にツォルガに関心を失ったみたいだった。オルさまはなんだか責任を感じた。
「お前が飛べないなら私が呼び戻してくる。まだそんなには登ってないからすぐ追いつくさ。私は足が速いんだ」
「いや、いいんだ。無駄だよ」
ツォルガは笑ってかぶりを振ったが、その顔は寂しそうだった。
「お前のせいじゃない。もう卵のことしか考えちゃいないんだ」
ツォルガはそのままドサッと壁にもたれて座ると黙り込んだ。やがて
「早えーよ」
独り言のようにぽつりとつぶやいたツォルガは、目を落としてしばらく自分の拳を見ていた。握ったり、開いたり、その動きが珍しいものででもあるかのように、まるで自分の中の何かと闘っているように。
オルさまはそれから毎日ツォルガの巣を訪れては看病した。
スワダナが言ったとおり、ツォルガは結婚で体力を使い果たしていたらしく、元気になるまでかなり時間がかかった。スワダナが去ってしまったショックのせいもあったのかもしれない。
オルさまとツォルガは世界の問題について語り合った。どうすればみんなが豊かに幸せに暮らせるか、どうしたら無益な争いをなくせるかに始まって、世界の始まりはどんなふうだったか、終わりはどんなふうになるのか、空の向こうには何があるのか、などなど。エマをもつむすめを探して世界中を旅してきたというツォルガはいろいろなことを知っていて、刺激的な話相手だった。
周りの翼をもたぬ者はみんな目の前のことにしか興味がないみたいで、そんな話のできる友達は誰もいなかった。
「翼をもつ者と語り合えるとは、正直思わなかったな」
とオルさまは笑った。
「人を化け物みたいに言うなよ。同じニンゲンじゃないか」
「それはそうだ。ラ・ズーに対する世間の誤解を解く必要がある」
とオルさまが言うと、ツォルガは肩をすくめた。
「誤解なんかじゃない。事実俺たちは群れのお荷物になることが多いんだ。だから大きくなると群れに居づらくなる」
「お荷物だって? どうしてだ?」
「エマを持つ者は協調性がないからな。エマをもたぬ者は子供が自分の思いどおりにならないとすごくがっかりするだろ。分かってもらおうとするだけ無駄だ」
オルさまはおかあさんに羽根を切られた時のことを思い出した。
まだ幼くて真っ白な翼を備えていた頃、オルさまは群れで一番の厄介者だった。負けん気が強くて暴れん坊で、大人の手伝いはせずに自分一人で狩りに出かけた。
一人でも獲物を仕留められたし、それが全部自分の手柄だと思うと得意な気分になれた。
群れの子供たちとのケンカもしょっちゅうだった。いつもおかあさんに怒られていた。
ある朝起きたら翼がなくなっていた。寝ている間におかあさんが切ってしまったのだ。
カッとなってそばに落ちていた斧を拾っておかあさんを追いかけた。周りの大人が寄ってたかってオルさまを捕まえ、両手をひもでいましめて天井から繋いだ。あとでオルさまがクフベツさまを繋いだのと同じやり方だ。
しばらく経つとエマがなくなり、おとなしくなったオルさまはようやくいましめを解かれた。
おかあさんのことは嫌いだったが言うことは聞くようにした。
オルさまは群れの仲間からは人気があった。ノル・ズーの中には意味もわからないまま結婚に憧れる連中がいて、オルさまが翼を失ってからも熱い視線を送ってきた。オルさまはくだらないと思ってすべて無視していたが、それが余計にカッコいいといって騒がれた。
大人になるとオルさまは群れを離れて一人で暮らし始めたが、昔の仲間とも付かず離れずつきあっていた。
「エマをもつ者に協調性がないのは、いい子孫を残すための本能なんだ」
とツォルガは説明した。
「翼をもつ者にとって、周囲のラ・ズーはみんな倒さなきゃいけないライバルだ。それが自然の摂理にかなってる。強いラ・ズーがエマをもつむすめと結婚したほうが、いい卵が生まれるからだ。エマをもつむすめは、仲間と助け合うより自分の身を守ることを優先しなきゃいけない。自分が死んだら卵が生まれないからな」
オルさまはその説に感心した。
「私はこれまで、周囲に合わせられない者はニンゲンとして劣っているのかと思っていたよ。それが私の劣等感になっていた。でもそんな見方もあるんだな」
「ああ、劣っているわけじゃない。違うだけさ」
「でも私はエマをもたぬ者だからな。群れのやり方に従うべきなんだよな」
オルさまが自嘲するように言うと、ツォルガは優しい目でオルさまを見た。
「お前が周囲に合わせられないとしたら、自分を優先しなきゃならない理由がちゃんとあるはずだ。まだ知らないだけさ」
オルさまはその言葉に勇気を得た。
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