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第2章~ヴァルキリーを連れ出せ~
鎧の少女は驚かれました
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拠点に戻るともう勢揃いだった。姉御肌のミサとお姉さま系のティア。美形男子のユエに影のティア。マユミさんだけは長時間ギルドを離れることが出来ず、戻ってしまっていた。
そんなイレギュラーの4人の視線を独り占めにしているのは、真っ黒な鎧を来たヴァルキリーだった。
「えーっと…その子もヴァルキリーなんだよな?」
「そうだ」
「あらあら、中にはどんな可愛い子が隠れているのかしら」
直接見られているわけでもないのに、鎧は俺の後ろに体を隠した。それでも背丈は俺と変わらず、横幅も鎧で大きくなっているので、まったく隠れられてはいない。
「自己紹介は出来るか?」
「ノー」
「あーそうか、えっと、ヘルムヴィーゲのラガナだ。見ての通り人見知りなんだ。よろしく頼む」
「あ、ああ…よろしく?それで我々はなんと呼べばいいのだろうか?セイラやカレンのように呼んでも構わないのか?」
ふるふると、首をふろうとして体全体で否定した。
「そ、それじゃあヘルムヴィーゲ様…かしら?」
「それだと他人行儀にも聞こえるが…」
ティアとユエは顔を見合わせた。イレギュラーとしては、彼女を歓迎しようとしてくれている。問題はラガナの方だ。すっかり怯えてしまっている。せめて他のヴァルキリーもいてくれたら良かったのだが、生憎と姿は見えない。
その時扉が開き、何も知らないヴァルキリーが入ってきた。
「ちーっす、ってなんか空気重くない…って、ヘルムヴィーゲじゃん。なにその鎧、まじうけるんですけぉ」
ゲラゲラと笑いながらお腹を抑えている。空気を読めていないってレベルじゃないなこれ。ラガナが逃げ出すんじゃないか?
「ノー。私は本気です」
「嘘ぉ。絶対出たほうがいいし。可愛いんだからさ」
「ノー。恥ずかしいです」
嘘ぉ、会話が成り立ってるし。それもかなり仲が良さげだ。
「ふたりとも知り合いなのか?」
「そうだし。ああヘルムヴィーゲ、ウチはカリンでいいから」
「イエス、オア、ノー。カリン?」
「そう。それが今のウチの名前。可愛いっしょ。ヤマトっちがつけれくれたんだし」
カリンはそう言うと、大きな胸を張って自慢する。うーん、こういう格好って小さい子がやるとネタに出来るんだけど、大きいと反応に困るな。肩でも揉んでおいたらいいのか?
「イ、イエス。じゃあ私もラガナって呼んで」
「オッケー。ラガナっちね、よろー」
俺たちが困っていた状況を、たった一人で打開してしまった。カリンってまさか、何も考えていないように見えて実は凄いんやつなんじゃないだろうか?
「それで何の話をしてたし」
「いやさ、ラガナの人見知りでどう呼ぼうかって話てたんだけど…」
「なんだそこんあこと。ラガナっち、ラガナでいいよね?うちはカレンって呼ばれてるし」
「…本当に?」
イエスとかノーが最初につかないのは初めてだ。これはもしやいけるのか?
「マジマジ。そんな堅苦しいのはやめるし」
「イエス。その…ラガナ、です。よろしくお願いします」
お辞儀を終えると、全力でソファーの後ろに隠れた。それでもやっぱり、鎧の上部分ははみ出していた。
「ま、まあ…徐々に慣れてくれればい。よろしく頼むぞ、ラガナ」
「よろしくね、ラガナ」
「うむ、ラガナ」
「……」
イレギュラーの四人に挨拶されて、ラガナは更に縮こまった。それでも小さな声で、「よろしくお願いします」と答えたのだった。
「それで、彼女の部屋はどうする」
「カレンと仲がいいなら同じ部屋とか?」
人見知りのラガナだったら、気の合う相手が一緒にいてくれたほうが落ち着くんじゃなかろうか。妙案だと思ったのだが、予想外にもカレンが頭を使っていた。
「それはやめた方がいいかもしれないし」
「それまたなんで」
「ウチの部屋、メッチャキラキラで、多分ラガナっちは落ち着かないし」
キラキラの次元が分からないが、ラガナが牢屋の中を好んでいたことを考えると合うイメージは分かない。俺だって、セイラに部屋の半分を占領されてから、慣れるまでに1日かかった。今は床に布団を引いて寝るようにしている。別に悲しくなてないからな?
「イエス、私もできれば一人の方がいいです」
「そうすると…やっぱり牢屋がいいのか?」
「牢屋だと?君はヴァルキリーをそんなところに放り込む趣味があるのか?」
ミサだけなく、両脇の二人にも冷たい目を向けられる。あーうん、たしかにここだけ聞いたらそうなるよね。
「俺の趣味ではなくてな…」
「ヤマトっちサイテー」
「カレン、お前は分かって言ってるだろ」
「えへへ」
笑ってごまかされた。くそっ、可愛いから何も言えねえ。
「ゴホン、ラガナが薄暗い場所が好きなんだ。それも牢屋とか外敵が来にくそうなのを好むんだ」
「それは本当か?」
未だに疑われているらしく、質問はソファーの影で体育座りをしているラガナ本人に向けられた。
「イエス」
言葉の続きを待ったが、それ以上はない。まあ、返事を出来ただけ良しとしよう。
「だそうだ」
「分かった。では地下牢を解放しよう」
「そんな場所があるのか」
「ああ、確かユレイルが管理していたはずだが」
この場で唯一、一言も発していない影が動いた。ラガナの前に立つと、ローブから取り出した鍵を差し出した。
「使うといい」
「イエス。ありがとうございます」
驚きのあまり、ラガナは怯えることを忘れ、普通に答えていた。それからすぐに地下牢の入り口を教えてもらって、今日はお開きになった。
それから数時間後、俺はもらった合鍵を使って地下牢に潜った。いくラガナが望んだからと言って、必ずしも環境が合うとは限らない。
階段を下り終えると、牢屋はすぐに見えてきた。薄暗くて、冷たい空間には音がない。しかし、どこにいるのだろうか?一番奥まで進んだが、ラガナの姿はない。あったのは、棚の上に丁寧に並べられた、兜と鎧だけだ。
「ラガナー、いるのか?」
「イエス。ここに」
「うおっ!?」
すぐ後ろから声がして、思わず飛び退いた。
振り向くと立っていたのは、俺と同じぐらいの背丈で、褐色の肌を緑色のドレスに身を包んだ少女だった。
「ようラガナ、久しぶりだな…ってのも変か」
「イエス、オア、ノー。この姿で会うのは久しぶりです」
「脱いで大丈夫なのか」
「ノー、少し怖いです」
その顔は言葉の通り、強張っていた。それでも、俺の知る限りでは一番落ち着いている。
「イエス。みなさん優しかったです」
「そうだな」
「イエス。ですので…いつか、鎧無しで会えるようになれたらと」
そうなったら俺も嬉しい。例え時間がかかっても、イレギュラーのみんななら待ってくれるはずだ。
そういえば忘れていた。
「ラガナ、これを」
差し出したのは、ギザギザの葉っぱの髪飾りだった。おしゃれには程遠い、むしろ地味なデザインだった。カレンに渡したらダサいとか言われそうだ。
「イエス、オア、ノー。これは?」
「オークの葉らしい。前に買ったのを思い出したんだ。それをつけて人前に出たいと思ってくれたらいいなーなんてな」
恥ずかして、ずっと渡せずにいた。だけど、ラガナ自身が変わりたいと思っているのなら話は別だ。俺も全力で後押しをしたい。
「…イエス。ありがとうございます」
ラガナは大切そうに受け取ると、髪につけ、微笑んでくれた。願わくば、その微笑みがイレギュラーのみんなにも向けられますように。
そんなイレギュラーの4人の視線を独り占めにしているのは、真っ黒な鎧を来たヴァルキリーだった。
「えーっと…その子もヴァルキリーなんだよな?」
「そうだ」
「あらあら、中にはどんな可愛い子が隠れているのかしら」
直接見られているわけでもないのに、鎧は俺の後ろに体を隠した。それでも背丈は俺と変わらず、横幅も鎧で大きくなっているので、まったく隠れられてはいない。
「自己紹介は出来るか?」
「ノー」
「あーそうか、えっと、ヘルムヴィーゲのラガナだ。見ての通り人見知りなんだ。よろしく頼む」
「あ、ああ…よろしく?それで我々はなんと呼べばいいのだろうか?セイラやカレンのように呼んでも構わないのか?」
ふるふると、首をふろうとして体全体で否定した。
「そ、それじゃあヘルムヴィーゲ様…かしら?」
「それだと他人行儀にも聞こえるが…」
ティアとユエは顔を見合わせた。イレギュラーとしては、彼女を歓迎しようとしてくれている。問題はラガナの方だ。すっかり怯えてしまっている。せめて他のヴァルキリーもいてくれたら良かったのだが、生憎と姿は見えない。
その時扉が開き、何も知らないヴァルキリーが入ってきた。
「ちーっす、ってなんか空気重くない…って、ヘルムヴィーゲじゃん。なにその鎧、まじうけるんですけぉ」
ゲラゲラと笑いながらお腹を抑えている。空気を読めていないってレベルじゃないなこれ。ラガナが逃げ出すんじゃないか?
「ノー。私は本気です」
「嘘ぉ。絶対出たほうがいいし。可愛いんだからさ」
「ノー。恥ずかしいです」
嘘ぉ、会話が成り立ってるし。それもかなり仲が良さげだ。
「ふたりとも知り合いなのか?」
「そうだし。ああヘルムヴィーゲ、ウチはカリンでいいから」
「イエス、オア、ノー。カリン?」
「そう。それが今のウチの名前。可愛いっしょ。ヤマトっちがつけれくれたんだし」
カリンはそう言うと、大きな胸を張って自慢する。うーん、こういう格好って小さい子がやるとネタに出来るんだけど、大きいと反応に困るな。肩でも揉んでおいたらいいのか?
「イ、イエス。じゃあ私もラガナって呼んで」
「オッケー。ラガナっちね、よろー」
俺たちが困っていた状況を、たった一人で打開してしまった。カリンってまさか、何も考えていないように見えて実は凄いんやつなんじゃないだろうか?
「それで何の話をしてたし」
「いやさ、ラガナの人見知りでどう呼ぼうかって話てたんだけど…」
「なんだそこんあこと。ラガナっち、ラガナでいいよね?うちはカレンって呼ばれてるし」
「…本当に?」
イエスとかノーが最初につかないのは初めてだ。これはもしやいけるのか?
「マジマジ。そんな堅苦しいのはやめるし」
「イエス。その…ラガナ、です。よろしくお願いします」
お辞儀を終えると、全力でソファーの後ろに隠れた。それでもやっぱり、鎧の上部分ははみ出していた。
「ま、まあ…徐々に慣れてくれればい。よろしく頼むぞ、ラガナ」
「よろしくね、ラガナ」
「うむ、ラガナ」
「……」
イレギュラーの四人に挨拶されて、ラガナは更に縮こまった。それでも小さな声で、「よろしくお願いします」と答えたのだった。
「それで、彼女の部屋はどうする」
「カレンと仲がいいなら同じ部屋とか?」
人見知りのラガナだったら、気の合う相手が一緒にいてくれたほうが落ち着くんじゃなかろうか。妙案だと思ったのだが、予想外にもカレンが頭を使っていた。
「それはやめた方がいいかもしれないし」
「それまたなんで」
「ウチの部屋、メッチャキラキラで、多分ラガナっちは落ち着かないし」
キラキラの次元が分からないが、ラガナが牢屋の中を好んでいたことを考えると合うイメージは分かない。俺だって、セイラに部屋の半分を占領されてから、慣れるまでに1日かかった。今は床に布団を引いて寝るようにしている。別に悲しくなてないからな?
「イエス、私もできれば一人の方がいいです」
「そうすると…やっぱり牢屋がいいのか?」
「牢屋だと?君はヴァルキリーをそんなところに放り込む趣味があるのか?」
ミサだけなく、両脇の二人にも冷たい目を向けられる。あーうん、たしかにここだけ聞いたらそうなるよね。
「俺の趣味ではなくてな…」
「ヤマトっちサイテー」
「カレン、お前は分かって言ってるだろ」
「えへへ」
笑ってごまかされた。くそっ、可愛いから何も言えねえ。
「ゴホン、ラガナが薄暗い場所が好きなんだ。それも牢屋とか外敵が来にくそうなのを好むんだ」
「それは本当か?」
未だに疑われているらしく、質問はソファーの影で体育座りをしているラガナ本人に向けられた。
「イエス」
言葉の続きを待ったが、それ以上はない。まあ、返事を出来ただけ良しとしよう。
「だそうだ」
「分かった。では地下牢を解放しよう」
「そんな場所があるのか」
「ああ、確かユレイルが管理していたはずだが」
この場で唯一、一言も発していない影が動いた。ラガナの前に立つと、ローブから取り出した鍵を差し出した。
「使うといい」
「イエス。ありがとうございます」
驚きのあまり、ラガナは怯えることを忘れ、普通に答えていた。それからすぐに地下牢の入り口を教えてもらって、今日はお開きになった。
それから数時間後、俺はもらった合鍵を使って地下牢に潜った。いくラガナが望んだからと言って、必ずしも環境が合うとは限らない。
階段を下り終えると、牢屋はすぐに見えてきた。薄暗くて、冷たい空間には音がない。しかし、どこにいるのだろうか?一番奥まで進んだが、ラガナの姿はない。あったのは、棚の上に丁寧に並べられた、兜と鎧だけだ。
「ラガナー、いるのか?」
「イエス。ここに」
「うおっ!?」
すぐ後ろから声がして、思わず飛び退いた。
振り向くと立っていたのは、俺と同じぐらいの背丈で、褐色の肌を緑色のドレスに身を包んだ少女だった。
「ようラガナ、久しぶりだな…ってのも変か」
「イエス、オア、ノー。この姿で会うのは久しぶりです」
「脱いで大丈夫なのか」
「ノー、少し怖いです」
その顔は言葉の通り、強張っていた。それでも、俺の知る限りでは一番落ち着いている。
「イエス。みなさん優しかったです」
「そうだな」
「イエス。ですので…いつか、鎧無しで会えるようになれたらと」
そうなったら俺も嬉しい。例え時間がかかっても、イレギュラーのみんななら待ってくれるはずだ。
そういえば忘れていた。
「ラガナ、これを」
差し出したのは、ギザギザの葉っぱの髪飾りだった。おしゃれには程遠い、むしろ地味なデザインだった。カレンに渡したらダサいとか言われそうだ。
「イエス、オア、ノー。これは?」
「オークの葉らしい。前に買ったのを思い出したんだ。それをつけて人前に出たいと思ってくれたらいいなーなんてな」
恥ずかして、ずっと渡せずにいた。だけど、ラガナ自身が変わりたいと思っているのなら話は別だ。俺も全力で後押しをしたい。
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