4 / 56
第1章~チュートリアル~
ヴァルキリーとの初契約です
しおりを挟む
「……ヤマト」
「なんだ?」
声がして振り返ると、そこには誰もいないかった。
女の子の声だったような。それもまるで、脳に直接訴えるような……。
「……ヤマト」
まただ。
呼ばれるがままに進んでいくと、目の前には崖があった。
「おーい、何してるんだー」
ハヤテが呼んでいるのが分かった。けれど俺の興味は、完全に女の子の声に向いていた。
崖に向かってに足を踏みだすと、岩にぶつかるどころか、体がのめり込んだ。そのまま前に進むと、そのさきには道があった。
ハヤテたちも気がついたようで、駆け寄ってきた。
「こんなところに隠し通路があるのか」
「よく気がついたわね」
そのまま進んでいくと、真っ白な扉があった。
首を傾げていると、マヤが教えてくれた。
「聞いたことがあるわ。ヴァルキリーは自身の居場所の前の扉を作り、認めた者だけが入れるようにすると」
「どうしたら開くんだ?」
「試練を乗り越えればいいらしいわ」
試練か。ボスを倒すとかそんなだろうか?
だとしても、それっぽい敵はどこにもいない。スイッチでもあるのかと思ったが、仕掛けらしいものもない。
「魔法で開いたりはしないのか?」
「やってみるわ。ファイアーボール!」
杖から炎の弾が放たれ、扉に当たって弾けた。
「駄目みたいね」
「せっかくヴァルキリーの居場所を見つけたんだ。どうせなら加護を受けたいってのに…」
ヴァルキリーにはどの程度の頻度で出会えるものなのかは分からないが、かけだしにとっては願ってもないチャンスだろう。ここで加護を受けることができれば、多分強くなれる。
俺としても、ヴァルキリーという存在には興味がある。力を与えてくれた相手であれば、きちんと挨拶しないとな。
「……ヤマト、来て」
また声がした。さっきよりもだいぶ近い。扉の向こうにいるのだろうか?
吸い寄せられるように近づくと、腕に魔法陣が浮き上がった。インベントリを開いた時とは違う。扉と同じ白色の光だ。
腕を扉にかざすと徐々に開いていき、その先の景色が見えてくる。そこにあるのは青い帳に囲まれたベッドだった。
「どうしてこんなところにベッドが……それに、誰か寝ているのか?」
疑問に思いつつ、吸い寄せられるように近づいていく。
「勝手に覗いていいのか?」
「マズイわよ。もしヴァルキリーが寝ていたらどうすんのよ」
小声で相談が始まった。そうだよな、普通に考えたらやばいよな。
だけど俺には、予感があった。
「開けてみる」
「ちょ、ちょっと待て!」
止められるのも無視して、帳に触れた。ビリッっと静電気のような痛みが走ったがそれも一瞬で、あっさり中に入ることが出来た。帳を閉じると、外の音はほとんど入ってこない。
聞こえてくるのは「スースー」という、規則正しい寝息だけだ。
ベッドに近づいていくと、水色の髪が見えてきた。どうしたものかと悩んでいると、寝返りが打たれ、可愛いらしい顔がこちらを向いた。
幼い顔立ちながらも細部は整っていて、まるでお人形のようだ。思わず見入っていると、閉じていた目がゆっくりと開かれ、眠そうに目元をこすった。
「ヤマト……?」
「え、うん……そうだけど。もしかして俺を呼んだのは君?」
少女は立ち上がると、急に抱きついてきた。そしてそのまま寝息を立て始める。
「ちょっと待った。状況が飲み込めないんだけど。君はヴァルキリー?」
「……そう」
寝言のような返事があった。
「えっと……名前は?」
「……ない」
「ない?」
「……ジークルーネ。それが私の個体名」
スライムとかゴブリン的なあれだろうか。
「えっと……君が俺に加護をくれているのか?」
「……そう」
「そっか……えーっと、ありがとう」
少女は俺の顔を見ると、首を傾げた。
「お礼?どうして?」
「どうしてって……力をもらってるんだから当たり前じゃないのか?」
また首を傾げられた。
「もしかして加護をもらったらそれっきりとか普通なのか?」
コクリと、今度は頷いた。
それは不義理にも程があるんじゃないか?まるで道具として思っているようじゃないか。
「そっか……えーっと、名前がないと呼びにくいな。まあいいや、ありがとう」
これで目的は果たせたな。とっとと脱出を……って動けない。ぴったり体にくっつかれているのだ。
ヴァルキリーとはこれほどまでに距離が近い存在なのだろうか?
「契約しにきたの……?」
「何のこと……あーそういえば、俺の職業は契約師だったっけ。いまいち何のことか分からなかったけど」
「……おかしな人」
俺からすれば、この子のほうがよっぽどおかしい。初対面の俺にくっついてきて、挙句の果てにそのまま寝ようとしているのだから。
こんな可愛い子だ。俺じゃなかったらあれやこれやされていたかもしれないぞ。
「じゃあ、俺はそろそろ戻ろうと思うんだけど……」
「……嫌」
「え、なんで!?」
急にダダをこねられた。見た目的に違和感はないのだけれど、ヴァルキリーってことは俺よりも歳上なんじゃないか?
「……契約、しよ?」
「契約するとどうなるんだ?」
「……いつでも一緒」
召喚獣みたいな認識でいいのだろうか?より強い力を使えるぐらいにしか聞いていなかったから予想外だ。
ヴァルキリーって多分強いな。それが一緒にいてくれるならたしかにありがたい。
「わかった。それで俺はどうしたらいい?」
「名前を、頂戴」
「そんなことでいいのか。そうだな……」
いざ考えると結構悩むな。
ゲームで仲間の名前を考えるのは苦手だ。悩みだすときりがない。こうなったら直感だ直感!
「セイラ、とかどうだ?」
「……可愛い」
名前を言う声は思ったよりも小さくなってしまった。それでも少女はお気に召してくれたようだ。
「気に入ってくれたようでよかったよ」
コクリと頷くと、またぽつりと言った。
「……屈んで」
セイラが体から離れたのを確認すると、腰を落とす。どこまでかがめばいいのか分からなくて、とりあえず目線を合わせたその瞬間……視界が肌色に覆われた。考えるまでもない。セイラの顔だった。そして唇には、柔らかい感触が重ねられた。
これは……キス!?
自覚したと同時に、地面には魔法陣が現れた。真っ白で、なんだかホッとする感じがする。
「我が名はセイラ……かの者、ヤマトと契約する……」
光が強くなり、俺とセイラの世界は白色に包まれる。魔法陣は小さくなり、やがて同じ模様の魔法陣が俺の右手とセイラの左手に出現した。
痛みとかはない。ただなんとなく、セイラの呼吸をさっきよりも近く感じた。
「……契約完了」
ふらつくセイラを慌てて抱きとめた。小さな体は思っていたよりもずっと軽くて、本当に存在しているのか信じられなくなるほどだ。
「終わったのか?」
「……おんぶ」
背中に回り込んでぴょんぴょんとアピールしてくる。
契約したんだし一緒にいるのは当然……なのか?
背中に乗せると、すぐに寝息を立てて寝始めた。本当に可笑しな子だな……ヴァルキリーってみんなこうなのか……?
帳の外に出ると、ハヤテ達が待っていて、俺の背中の少女に気がつくと駆け寄ってきた。
「その女の子がヴァルキリーなのか?」
ハヤテが手を伸ばそうとすると、セイラの体から白い光が発せられた。
「いてえ!?」
ハヤテは手を抑えると、その場で悶だした。
「大丈夫か?」
「あ、ああ……ったく、なにしやがる…」
天使のような笑みを浮かべる背中を、ハヤテは睨みつけた。
まるで相手を人と思っていないようだ。
「どうしてヤマトは近づけるんだ?」
タケヤは盾を構えながら、じっと様子を伺っている。
「よくわからないけど、契約したからか?」
「「「契約!?」」」
三人の声が重なった。うるさかったのか、セイラが迷惑そうに唸った。また魔法を使われても困るから、赤ん坊にそうするようにあやしてみると、すぐにおとなしくなった。
「そんなに驚くようなことなのか?」
「当然だ。契約するとヴァルキリーの力を使えるようになるんだぞ!?」
つまり俺は、人でなくなるということか?
「それでヤマト、俺たちは彼女の加護を受けることは出来るのか?」
「どうだろ……起きたときにでも聞いてみるよ」
こうして俺はヴァルキリーと契約することに成功した。
「なんだ?」
声がして振り返ると、そこには誰もいないかった。
女の子の声だったような。それもまるで、脳に直接訴えるような……。
「……ヤマト」
まただ。
呼ばれるがままに進んでいくと、目の前には崖があった。
「おーい、何してるんだー」
ハヤテが呼んでいるのが分かった。けれど俺の興味は、完全に女の子の声に向いていた。
崖に向かってに足を踏みだすと、岩にぶつかるどころか、体がのめり込んだ。そのまま前に進むと、そのさきには道があった。
ハヤテたちも気がついたようで、駆け寄ってきた。
「こんなところに隠し通路があるのか」
「よく気がついたわね」
そのまま進んでいくと、真っ白な扉があった。
首を傾げていると、マヤが教えてくれた。
「聞いたことがあるわ。ヴァルキリーは自身の居場所の前の扉を作り、認めた者だけが入れるようにすると」
「どうしたら開くんだ?」
「試練を乗り越えればいいらしいわ」
試練か。ボスを倒すとかそんなだろうか?
だとしても、それっぽい敵はどこにもいない。スイッチでもあるのかと思ったが、仕掛けらしいものもない。
「魔法で開いたりはしないのか?」
「やってみるわ。ファイアーボール!」
杖から炎の弾が放たれ、扉に当たって弾けた。
「駄目みたいね」
「せっかくヴァルキリーの居場所を見つけたんだ。どうせなら加護を受けたいってのに…」
ヴァルキリーにはどの程度の頻度で出会えるものなのかは分からないが、かけだしにとっては願ってもないチャンスだろう。ここで加護を受けることができれば、多分強くなれる。
俺としても、ヴァルキリーという存在には興味がある。力を与えてくれた相手であれば、きちんと挨拶しないとな。
「……ヤマト、来て」
また声がした。さっきよりもだいぶ近い。扉の向こうにいるのだろうか?
吸い寄せられるように近づくと、腕に魔法陣が浮き上がった。インベントリを開いた時とは違う。扉と同じ白色の光だ。
腕を扉にかざすと徐々に開いていき、その先の景色が見えてくる。そこにあるのは青い帳に囲まれたベッドだった。
「どうしてこんなところにベッドが……それに、誰か寝ているのか?」
疑問に思いつつ、吸い寄せられるように近づいていく。
「勝手に覗いていいのか?」
「マズイわよ。もしヴァルキリーが寝ていたらどうすんのよ」
小声で相談が始まった。そうだよな、普通に考えたらやばいよな。
だけど俺には、予感があった。
「開けてみる」
「ちょ、ちょっと待て!」
止められるのも無視して、帳に触れた。ビリッっと静電気のような痛みが走ったがそれも一瞬で、あっさり中に入ることが出来た。帳を閉じると、外の音はほとんど入ってこない。
聞こえてくるのは「スースー」という、規則正しい寝息だけだ。
ベッドに近づいていくと、水色の髪が見えてきた。どうしたものかと悩んでいると、寝返りが打たれ、可愛いらしい顔がこちらを向いた。
幼い顔立ちながらも細部は整っていて、まるでお人形のようだ。思わず見入っていると、閉じていた目がゆっくりと開かれ、眠そうに目元をこすった。
「ヤマト……?」
「え、うん……そうだけど。もしかして俺を呼んだのは君?」
少女は立ち上がると、急に抱きついてきた。そしてそのまま寝息を立て始める。
「ちょっと待った。状況が飲み込めないんだけど。君はヴァルキリー?」
「……そう」
寝言のような返事があった。
「えっと……名前は?」
「……ない」
「ない?」
「……ジークルーネ。それが私の個体名」
スライムとかゴブリン的なあれだろうか。
「えっと……君が俺に加護をくれているのか?」
「……そう」
「そっか……えーっと、ありがとう」
少女は俺の顔を見ると、首を傾げた。
「お礼?どうして?」
「どうしてって……力をもらってるんだから当たり前じゃないのか?」
また首を傾げられた。
「もしかして加護をもらったらそれっきりとか普通なのか?」
コクリと、今度は頷いた。
それは不義理にも程があるんじゃないか?まるで道具として思っているようじゃないか。
「そっか……えーっと、名前がないと呼びにくいな。まあいいや、ありがとう」
これで目的は果たせたな。とっとと脱出を……って動けない。ぴったり体にくっつかれているのだ。
ヴァルキリーとはこれほどまでに距離が近い存在なのだろうか?
「契約しにきたの……?」
「何のこと……あーそういえば、俺の職業は契約師だったっけ。いまいち何のことか分からなかったけど」
「……おかしな人」
俺からすれば、この子のほうがよっぽどおかしい。初対面の俺にくっついてきて、挙句の果てにそのまま寝ようとしているのだから。
こんな可愛い子だ。俺じゃなかったらあれやこれやされていたかもしれないぞ。
「じゃあ、俺はそろそろ戻ろうと思うんだけど……」
「……嫌」
「え、なんで!?」
急にダダをこねられた。見た目的に違和感はないのだけれど、ヴァルキリーってことは俺よりも歳上なんじゃないか?
「……契約、しよ?」
「契約するとどうなるんだ?」
「……いつでも一緒」
召喚獣みたいな認識でいいのだろうか?より強い力を使えるぐらいにしか聞いていなかったから予想外だ。
ヴァルキリーって多分強いな。それが一緒にいてくれるならたしかにありがたい。
「わかった。それで俺はどうしたらいい?」
「名前を、頂戴」
「そんなことでいいのか。そうだな……」
いざ考えると結構悩むな。
ゲームで仲間の名前を考えるのは苦手だ。悩みだすときりがない。こうなったら直感だ直感!
「セイラ、とかどうだ?」
「……可愛い」
名前を言う声は思ったよりも小さくなってしまった。それでも少女はお気に召してくれたようだ。
「気に入ってくれたようでよかったよ」
コクリと頷くと、またぽつりと言った。
「……屈んで」
セイラが体から離れたのを確認すると、腰を落とす。どこまでかがめばいいのか分からなくて、とりあえず目線を合わせたその瞬間……視界が肌色に覆われた。考えるまでもない。セイラの顔だった。そして唇には、柔らかい感触が重ねられた。
これは……キス!?
自覚したと同時に、地面には魔法陣が現れた。真っ白で、なんだかホッとする感じがする。
「我が名はセイラ……かの者、ヤマトと契約する……」
光が強くなり、俺とセイラの世界は白色に包まれる。魔法陣は小さくなり、やがて同じ模様の魔法陣が俺の右手とセイラの左手に出現した。
痛みとかはない。ただなんとなく、セイラの呼吸をさっきよりも近く感じた。
「……契約完了」
ふらつくセイラを慌てて抱きとめた。小さな体は思っていたよりもずっと軽くて、本当に存在しているのか信じられなくなるほどだ。
「終わったのか?」
「……おんぶ」
背中に回り込んでぴょんぴょんとアピールしてくる。
契約したんだし一緒にいるのは当然……なのか?
背中に乗せると、すぐに寝息を立てて寝始めた。本当に可笑しな子だな……ヴァルキリーってみんなこうなのか……?
帳の外に出ると、ハヤテ達が待っていて、俺の背中の少女に気がつくと駆け寄ってきた。
「その女の子がヴァルキリーなのか?」
ハヤテが手を伸ばそうとすると、セイラの体から白い光が発せられた。
「いてえ!?」
ハヤテは手を抑えると、その場で悶だした。
「大丈夫か?」
「あ、ああ……ったく、なにしやがる…」
天使のような笑みを浮かべる背中を、ハヤテは睨みつけた。
まるで相手を人と思っていないようだ。
「どうしてヤマトは近づけるんだ?」
タケヤは盾を構えながら、じっと様子を伺っている。
「よくわからないけど、契約したからか?」
「「「契約!?」」」
三人の声が重なった。うるさかったのか、セイラが迷惑そうに唸った。また魔法を使われても困るから、赤ん坊にそうするようにあやしてみると、すぐにおとなしくなった。
「そんなに驚くようなことなのか?」
「当然だ。契約するとヴァルキリーの力を使えるようになるんだぞ!?」
つまり俺は、人でなくなるということか?
「それでヤマト、俺たちは彼女の加護を受けることは出来るのか?」
「どうだろ……起きたときにでも聞いてみるよ」
こうして俺はヴァルキリーと契約することに成功した。
1
お気に入りに追加
148
あなたにおすすめの小説
神による異世界転生〜転生した私の異世界ライフ〜
シュガーコクーン
ファンタジー
女神のうっかりで死んでしまったOLが一人。そのOLは、女神によって幼女に戻って異世界転生させてもらうことに。
その幼女の新たな名前はリティア。リティアの繰り広げる異世界ファンタジーが今始まる!
「こんな話をいれて欲しい!」そんな要望も是非下さい!出来る限り書きたいと思います。
素人のつたない作品ですが、よければリティアの異世界ライフをお楽しみ下さい╰(*´︶`*)╯
旧題「神による異世界転生〜転生幼女の異世界ライフ〜」
現在、小説家になろうでこの作品のリメイクを連載しています!そちらも是非覗いてみてください。
転生したから思いっきりモノ作りしたいしたい!
ももがぶ
ファンタジー
猫たちと布団に入ったはずが、気がつけば異世界転生!
せっかくの異世界。好き放題に思いつくままモノ作りを極めたい!
魔法アリなら色んなことが出来るよね。
無自覚に好き勝手にモノを作り続けるお話です。
第一巻 2022年9月発売
第二巻 2023年4月下旬発売
第三巻 2023年9月下旬発売
※※※スピンオフ作品始めました※※※
おもちゃ作りが楽しすぎて!!! ~転生したから思いっきりモノ作りしたいしたい! 外伝~

魔法省魔道具研究員クロエ
大森蜜柑
ファンタジー
8歳のクロエは魔物討伐で利き腕を無くした父のために、独学で「自分の意思で動かせる義手」製作に挑む。
その功績から、平民ながら貴族の通う魔法学園に入学し、卒業後は魔法省の魔道具研究所へ。
エリート街道を進むクロエにその邪魔をする人物の登場。
人生を変える大事故の後、クロエは奇跡の生還をとげる。
大好きな人のためにした事は、全て自分の幸せとして返ってくる。健気に頑張るクロエの恋と奇跡の物語りです。
本編終了ですが、おまけ話を気まぐれに追加します。
小説家になろうにも掲載してます。

大地魔法使いの産業革命~S級クラス魔法使いの俺だが、彼女が強すぎる上にカリスマすぎる!
倉紙たかみ
ファンタジー
突然変異クラスのS級大地魔法使いとして生を受けた伯爵子息リーク。
彼の家では、十六歳になると他家へと奉公(修行)する決まりがあった。
奉公先のシルバリオル家の領主は、最近代替わりしたテスラという女性なのだが、彼女はドラゴンを素手で屠るほど強い上に、凄まじいカリスマを持ち合わせていた。
リークの才能を見抜いたテスラ。戦闘面でも内政面でも無理難題を押しつけてくるのでそれらを次々にこなしてみせるリーク。
テスラの町は、瞬く間に繁栄を遂げる。だが、それに嫉妬する近隣諸侯の貴族たちが彼女の躍進を妨害をするのであった。
果たして、S級大地魔法使いのリークは彼女を守ることができるのか? そもそも、守る必要があるのか?
カリスマ女領主と一緒に町を反映させる物語。
バトルあり内政あり。女の子たちと一緒に領主道を突き進む!
――――――――――――――――――――――――――
作品が面白かったらブックマークや感想、レビューをいただけると嬉しいです。
たかみが小躍りして喜びます。感想などは、お気軽にどうぞ。一言でもめっちゃ嬉しいです。
楽しい時間を過ごしていただけたら幸いです。
転生幼女の攻略法〜最強チートの異世界日記〜
みおな
ファンタジー
私の名前は、瀬尾あかり。
37歳、日本人。性別、女。職業は一般事務員。容姿は10人並み。趣味は、物語を書くこと。
そう!私は、今流行りのラノベをスマホで書くことを趣味にしている、ごくごく普通のOLである。
今日も、いつも通りに仕事を終え、いつも通りに帰りにスーパーで惣菜を買って、いつも通りに1人で食事をする予定だった。
それなのに、どうして私は道路に倒れているんだろう?後ろからぶつかってきた男に刺されたと気付いたのは、もう意識がなくなる寸前だった。
そして、目覚めた時ー
転生したら王族だった
みみっく
ファンタジー
異世界に転生した若い男の子レイニーは、王族として生まれ変わり、強力なスキルや魔法を持つ。彼の最大の願望は、人間界で種族を問わずに平和に暮らすこと。前世では得られなかった魔法やスキル、さらに不思議な力が宿るアイテムに強い興味を抱き大喜びの日々を送っていた。
レイニーは異種族の友人たちと出会い、共に育つことで異種族との絆を深めていく。しかし……
あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~
深楽朱夜
ファンタジー
13人の神がいる異世界《アタラクシア》にこの世界を治癒する為の魔術、異界人召喚によって呼ばれた主人公
じゃ、この世界を治せばいいの?そうじゃない、この魔法そのものが治療なので後は好きに生きていって下さい
…この世界でも生きていける術は用意している
責任はとります、《アタラクシア》に来てくれてありがとう
という訳で異世界暮らし始めちゃいます?
※誤字 脱字 矛盾 作者承知の上です 寛容な心で読んで頂けると幸いです
※表紙イラストはAIイラスト自動作成で作っています
転生王子はダラけたい
朝比奈 和
ファンタジー
大学生の俺、一ノ瀬陽翔(いちのせ はると)が転生したのは、小さな王国グレスハートの末っ子王子、フィル・グレスハートだった。
束縛だらけだった前世、今世では好きなペットをモフモフしながら、ダラけて自由に生きるんだ!
と思ったのだが……召喚獣に精霊に鉱石に魔獣に、この世界のことを知れば知るほどトラブル発生で悪目立ち!
ぐーたら生活したいのに、全然出来ないんだけどっ!
ダラけたいのにダラけられない、フィルの物語は始まったばかり!
※2016年11月。第1巻
2017年 4月。第2巻
2017年 9月。第3巻
2017年12月。第4巻
2018年 3月。第5巻
2018年 8月。第6巻
2018年12月。第7巻
2019年 5月。第8巻
2019年10月。第9巻
2020年 6月。第10巻
2020年12月。第11巻 出版しました。
PNもエリン改め、朝比奈 和(あさひな なごむ)となります。
投稿継続中です。よろしくお願いします!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる