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ある冬の午後1
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カジャルさんは翌々日に無事目が覚めた。
次の日には起きると思っていた僕たちは少しざわついたけど、僑先生達は「数値は悪くないから大丈夫」と言って落ち着いていた。
先生方の説明によると、阿羅国の『清』の血から抽出した成分を投与してすぐ、龍族の気を混ぜた『森のしずく』ことスレイスルウ液を使ったことにより、体の機能はしっかりと守られているからと言うことだ。
まあ、確かに僕たちは目の前で見たからね……前王弟殿下の手からしずくがぽとりと落ちているあの様子を。
なんとも幻想的で美しかった。
そして見ているだけで癒やされるようなそんな空気感もあった。
昨日お見舞いの際に見た寝ている顔は、健康的な青年そのものだった。
カジャルさんは年よりも若く見えて高校生ぐらいに見える。
だけど、着物の合わせ目から見える胸にはきちんと筋肉もついていて、剣の達人と言われているのもなんとなくわかる。
足のケガが治ってからは毎日鍛錬も欠かさないというから、すごいよね。
サッカーの練習に打ち込んでいた新人君みたいだなって少し思った。
「薫様……」
目覚めたという報せを受け、慌てて地下に行った僕を、まだはっきりしない顔つきでぼんやりするカジャルさんは、なんとなく頼りなくてちょっと不安になった。
「大丈夫なんですか?気分は?」
僕は走り寄って手を取った。
そしてキョロキョロして涼鱗さんを探すと、なんと横のベッドでスースー寝入っている。
驚いて僑先生を見上げると、フフッと笑って肩をすくめた。
「いえね……ずっと起きてらしたんですよね、あの後から。そしていよいよカジャル様が目をお覚ましにになったらそのまま安心してお眠りになったんですよ、まあ疲労はあるでしょうが、涼鱗様は大丈夫ですよ」
「そうなんですか!それにしてもずっとって……」
「お眠りになるようお伝えしても、眠れぬとおっしゃって」
「うん、気持ちはわかるような気がするけどね」
僕と僑先生は顔を見合わせて笑った。
「カジャルさんは、大丈夫ですか?何か後遺症のようなものは残ってませんか?」
「はい、そうですね、いまのところどこにも異常は見当たりません。まあこれから何かが現れるかもしれませんが、個人差がございますからね。しかし、その辺りのことはすでにご自分で納得されてますからね」
「……僑先生は?ご自分でも同じことをされたのですよね?どうですか?今現在」
「はい、私は……これは実はまだ蘭紗様にも内密にしているのですがね……」
僕はカジャルさんの力の入らない手を握ったまま驚いて僑先生を見つめた。
「まさか!何か悪いことが体に起こってるんですか?」
「いえいえ……悪いことではないと思うのですが……」
「何なのです?」
「えっとですね……実は最近になって気づいたのですが、あれ以来どうも、暗視ができるようになったようです」
「あんし?」
僕は言葉がうまく理解出来ずに固まった。
あんしって何?
「おい僑……なぜそれを早く言わぬ」
「ああ……蘭紗様……」
「……聞かれてしまった……というような顔をするな」
蘭紗様が難しい顔で病室に入ってきて、僑先生に詰め寄った。
半笑いの僑先生は「まあまあ」と蘭紗様を落ち着かせながら、僕たちに椅子を勧めてくれた。
「あのですね……まあ私は半分ここに住んでいるようなもので、気が付かなかったんですがね、4日前に一度着替えを取りに家に戻ったのですよ、その時に久々に外に出たのですが、真夜中のはずなのに何もかもがくっきりと見えましてね……」
その話を聞いて僕は気がついた。
あんしって、暗視?なの?
「そして、その木々の枝や葉まで事細かに見えるのですよ……それはもう素晴らしいんです、月も出ていない真っ暗な雪の降る夜ですのに……あれは夜目がきくというようなものではありませんでした。昼よりもさらにくっきりよく見えるようなそんな感じです」
「だから……なぜそれを早く我に伝えなかった。何かあればすぐに言えと申したであろうが」
「そうですが、カジャル様のこともありましたしね、色々とやることが多くてですね」
「……まあ、そうであろうが……」
「だけど、残念です。このような異能が出たところで研究にはあまり関係ないですから」
「ええ?そうですか?暗いところで見えるなんて、研究にも役立ちそうですけどねえ」
「しかし、どちらかというとこれ、跳光の忍びに必要な異能ですよね?こういうの私には必要ないですよ」
ニヘっと笑った僑先生は少し寂しそうに下を向いた。
「私は跳光では落ちこぼれですからね、今更こんな異能を授かったからと言って」
「いや……そなたが落ちこぼれであるはずがなかろうが」
「蘭紗様はご存知ないだけですよ、私と兄や従兄らの力の差はそりゃすごいものです。私は早々にこの道を選んで家業を継ぎませんでしたからね、まあ今となってはどうでもいいことですが」
蘭紗様は溜息をついて、カジャルさんの横に立つ僑先生を見上げた。
「そなたの父は我によくそなたのことを話していたぞ。息子の自慢だと。長男が跳光の跡取りとして優秀なのはもうわかっておったが……波呂が良く話して聞かせてくれたのはそなたのことだった。鍛錬を付けてもらうたびに、我はそなたの自慢を聞かされていたのだぞ?それでもそなたが落ちこぼれだというのか?」
「え?父が?……えと、父が褒めるようなことは、なにもないと思うのですが」
「我が出来ぬことがあるたびに、このようなこと僑ならば一度でできましたぞ!などと発破をかけられたものだ」
「まさか……」
僑先生の目が少し泳いだが、僕も頷いた。
「そういえば以前、波呂さん僕にもおっしゃいましたよ。跳光家の次男として力は十分にあると」
僕と蘭紗様は見つめ合って微笑みあった。
「で……俺の病室でなに話してるんですか?」
カジャルさんの言葉に皆が吹き出した。
「すまぬな、カジャル。目を覚ましてよかった。心配したが大丈夫そうだな」
「はい、優秀な僑先生に診てもらってますからねえ」
「……っ!カジャル様!」
僑先生は慌てて照れ隠しのようにカジャルさんの脈などを確認し始めた。
「だいぶんはっきりしてきましたね、さっきはボーッとしてたみたいでちょっと心配でしたよ」
「まあな……で、涼鱗はどこ?」
「隣で寝てますよ」
僕らが指差すとゆっくりと顔をそちらに向けてプッと吹き出した。
「まあ、疲れたんだろうな……」
「はい、そのようです」
カジャルさんは満足そうな笑みを浮かべて目を瞑った。
「まあ、無事であることもわかったし、我はもう執務室に戻るが……薫はどうする?」
「ええ、今日は学び舎から翠が早めに戻るので迎えに行ってみようかなって」
「ほう……それは喜ぶだろう」
「はい」
僕と蘭紗様は涼鱗さんのぐっすり具合に笑いながら、地下の研究所を出て一階で別れた。
蘭紗様は名残惜しそうに抱きしめてくれて頬にキスしてくれた。でもそれを遠くにいた侍女が真っ赤な顔でじっと見ているのが見えて、僕恥ずかしかったよ、最近慣れてきて麻痺してたみたい……
護衛を連れてそのまま学び舎のそばまで歩いてみた。
お城の裏側になるその場所は、樹齢1500年と言われる大きな木が見守るようにある、小さな館だ。
立派な日本建築風……ほんとに、なんでこんなに日本風なんだろ?って思うぐらいに。
そして、そのまま校庭で窓にうつる子どもたちの影を見ていると、「さようなら」と挨拶したのが聞こえてきた。
ラージ先生ではない方が名簿を持って教室から出て、僕に気づき慌てて挨拶に来てくれた。
「王妃様!」
「先生、型苦しいことは抜きにしてくださいね。僕、翠の母として迎えに来ただけなんで」
若い男性の教師は名簿を固く胸の前で抱いてぷるぷると首を振って「そんな!」とか言ってる。
王妃って言っても、僕なんて普通の人間なんだけどねえ……
「あ!おかあさま!」
僕に気づいた翠がパタパタと駆けてくる。
小さな翠が走る姿がかわいくて僕は笑顔になって両手を広げた。
そこにポスンと飛び込んだ翠を抱き上げて頬を擦り付ける。
ぽわんとした弾力のあるかわいらしい頬は、最近またふっくらしてきた。
ほんとにかわいい。
「お迎えに来たんだよ、さあ、帰ろうね」
「はい!」
次の日には起きると思っていた僕たちは少しざわついたけど、僑先生達は「数値は悪くないから大丈夫」と言って落ち着いていた。
先生方の説明によると、阿羅国の『清』の血から抽出した成分を投与してすぐ、龍族の気を混ぜた『森のしずく』ことスレイスルウ液を使ったことにより、体の機能はしっかりと守られているからと言うことだ。
まあ、確かに僕たちは目の前で見たからね……前王弟殿下の手からしずくがぽとりと落ちているあの様子を。
なんとも幻想的で美しかった。
そして見ているだけで癒やされるようなそんな空気感もあった。
昨日お見舞いの際に見た寝ている顔は、健康的な青年そのものだった。
カジャルさんは年よりも若く見えて高校生ぐらいに見える。
だけど、着物の合わせ目から見える胸にはきちんと筋肉もついていて、剣の達人と言われているのもなんとなくわかる。
足のケガが治ってからは毎日鍛錬も欠かさないというから、すごいよね。
サッカーの練習に打ち込んでいた新人君みたいだなって少し思った。
「薫様……」
目覚めたという報せを受け、慌てて地下に行った僕を、まだはっきりしない顔つきでぼんやりするカジャルさんは、なんとなく頼りなくてちょっと不安になった。
「大丈夫なんですか?気分は?」
僕は走り寄って手を取った。
そしてキョロキョロして涼鱗さんを探すと、なんと横のベッドでスースー寝入っている。
驚いて僑先生を見上げると、フフッと笑って肩をすくめた。
「いえね……ずっと起きてらしたんですよね、あの後から。そしていよいよカジャル様が目をお覚ましにになったらそのまま安心してお眠りになったんですよ、まあ疲労はあるでしょうが、涼鱗様は大丈夫ですよ」
「そうなんですか!それにしてもずっとって……」
「お眠りになるようお伝えしても、眠れぬとおっしゃって」
「うん、気持ちはわかるような気がするけどね」
僕と僑先生は顔を見合わせて笑った。
「カジャルさんは、大丈夫ですか?何か後遺症のようなものは残ってませんか?」
「はい、そうですね、いまのところどこにも異常は見当たりません。まあこれから何かが現れるかもしれませんが、個人差がございますからね。しかし、その辺りのことはすでにご自分で納得されてますからね」
「……僑先生は?ご自分でも同じことをされたのですよね?どうですか?今現在」
「はい、私は……これは実はまだ蘭紗様にも内密にしているのですがね……」
僕はカジャルさんの力の入らない手を握ったまま驚いて僑先生を見つめた。
「まさか!何か悪いことが体に起こってるんですか?」
「いえいえ……悪いことではないと思うのですが……」
「何なのです?」
「えっとですね……実は最近になって気づいたのですが、あれ以来どうも、暗視ができるようになったようです」
「あんし?」
僕は言葉がうまく理解出来ずに固まった。
あんしって何?
「おい僑……なぜそれを早く言わぬ」
「ああ……蘭紗様……」
「……聞かれてしまった……というような顔をするな」
蘭紗様が難しい顔で病室に入ってきて、僑先生に詰め寄った。
半笑いの僑先生は「まあまあ」と蘭紗様を落ち着かせながら、僕たちに椅子を勧めてくれた。
「あのですね……まあ私は半分ここに住んでいるようなもので、気が付かなかったんですがね、4日前に一度着替えを取りに家に戻ったのですよ、その時に久々に外に出たのですが、真夜中のはずなのに何もかもがくっきりと見えましてね……」
その話を聞いて僕は気がついた。
あんしって、暗視?なの?
「そして、その木々の枝や葉まで事細かに見えるのですよ……それはもう素晴らしいんです、月も出ていない真っ暗な雪の降る夜ですのに……あれは夜目がきくというようなものではありませんでした。昼よりもさらにくっきりよく見えるようなそんな感じです」
「だから……なぜそれを早く我に伝えなかった。何かあればすぐに言えと申したであろうが」
「そうですが、カジャル様のこともありましたしね、色々とやることが多くてですね」
「……まあ、そうであろうが……」
「だけど、残念です。このような異能が出たところで研究にはあまり関係ないですから」
「ええ?そうですか?暗いところで見えるなんて、研究にも役立ちそうですけどねえ」
「しかし、どちらかというとこれ、跳光の忍びに必要な異能ですよね?こういうの私には必要ないですよ」
ニヘっと笑った僑先生は少し寂しそうに下を向いた。
「私は跳光では落ちこぼれですからね、今更こんな異能を授かったからと言って」
「いや……そなたが落ちこぼれであるはずがなかろうが」
「蘭紗様はご存知ないだけですよ、私と兄や従兄らの力の差はそりゃすごいものです。私は早々にこの道を選んで家業を継ぎませんでしたからね、まあ今となってはどうでもいいことですが」
蘭紗様は溜息をついて、カジャルさんの横に立つ僑先生を見上げた。
「そなたの父は我によくそなたのことを話していたぞ。息子の自慢だと。長男が跳光の跡取りとして優秀なのはもうわかっておったが……波呂が良く話して聞かせてくれたのはそなたのことだった。鍛錬を付けてもらうたびに、我はそなたの自慢を聞かされていたのだぞ?それでもそなたが落ちこぼれだというのか?」
「え?父が?……えと、父が褒めるようなことは、なにもないと思うのですが」
「我が出来ぬことがあるたびに、このようなこと僑ならば一度でできましたぞ!などと発破をかけられたものだ」
「まさか……」
僑先生の目が少し泳いだが、僕も頷いた。
「そういえば以前、波呂さん僕にもおっしゃいましたよ。跳光家の次男として力は十分にあると」
僕と蘭紗様は見つめ合って微笑みあった。
「で……俺の病室でなに話してるんですか?」
カジャルさんの言葉に皆が吹き出した。
「すまぬな、カジャル。目を覚ましてよかった。心配したが大丈夫そうだな」
「はい、優秀な僑先生に診てもらってますからねえ」
「……っ!カジャル様!」
僑先生は慌てて照れ隠しのようにカジャルさんの脈などを確認し始めた。
「だいぶんはっきりしてきましたね、さっきはボーッとしてたみたいでちょっと心配でしたよ」
「まあな……で、涼鱗はどこ?」
「隣で寝てますよ」
僕らが指差すとゆっくりと顔をそちらに向けてプッと吹き出した。
「まあ、疲れたんだろうな……」
「はい、そのようです」
カジャルさんは満足そうな笑みを浮かべて目を瞑った。
「まあ、無事であることもわかったし、我はもう執務室に戻るが……薫はどうする?」
「ええ、今日は学び舎から翠が早めに戻るので迎えに行ってみようかなって」
「ほう……それは喜ぶだろう」
「はい」
僕と蘭紗様は涼鱗さんのぐっすり具合に笑いながら、地下の研究所を出て一階で別れた。
蘭紗様は名残惜しそうに抱きしめてくれて頬にキスしてくれた。でもそれを遠くにいた侍女が真っ赤な顔でじっと見ているのが見えて、僕恥ずかしかったよ、最近慣れてきて麻痺してたみたい……
護衛を連れてそのまま学び舎のそばまで歩いてみた。
お城の裏側になるその場所は、樹齢1500年と言われる大きな木が見守るようにある、小さな館だ。
立派な日本建築風……ほんとに、なんでこんなに日本風なんだろ?って思うぐらいに。
そして、そのまま校庭で窓にうつる子どもたちの影を見ていると、「さようなら」と挨拶したのが聞こえてきた。
ラージ先生ではない方が名簿を持って教室から出て、僕に気づき慌てて挨拶に来てくれた。
「王妃様!」
「先生、型苦しいことは抜きにしてくださいね。僕、翠の母として迎えに来ただけなんで」
若い男性の教師は名簿を固く胸の前で抱いてぷるぷると首を振って「そんな!」とか言ってる。
王妃って言っても、僕なんて普通の人間なんだけどねえ……
「あ!おかあさま!」
僕に気づいた翠がパタパタと駆けてくる。
小さな翠が走る姿がかわいくて僕は笑顔になって両手を広げた。
そこにポスンと飛び込んだ翠を抱き上げて頬を擦り付ける。
ぽわんとした弾力のあるかわいらしい頬は、最近またふっくらしてきた。
ほんとにかわいい。
「お迎えに来たんだよ、さあ、帰ろうね」
「はい!」
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