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出会い4
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カジャルさんの気持ちは嬉しかったけど、そうするわけにはいかなかった。
自分だけ逃げるみたいに外に行くなんて。
「いえ、一緒にいます」
「大丈夫か?」
僕は頷き、子供に聞いた。
「さっき、お出迎えしてくれた子はみんなここにいるの?」
「うん」
「じゃあ、歩けない子とか怪我してる子とか、まだ歩けない幼児とか、そんな子はいないってことなんだね?」
子どもたちは顔を見合わせていたが、やがて一番年長者らしい子が前に来て話しだした。
「僕たち以外っていうか……人じゃないけど、まざりなら今園に行ってる」
「人じゃない?」
「……っ」
カジャルさんと近衛の柵がハッとして身構えた。
「まざり?園?」
僕は初めて聞く言葉に戸惑ってカジャルさんを見つめて説明を求めた。
「そういえば……まだ話してなかったかもな……まざりってのは時々なぜか生まれる、どの種にも属さないというか、全部の種類をごちゃごちゃにしたような子の事だ。大抵体が弱くて生まれてすぐ死ぬのだが……たまに生きる事ができて、そういう子は恥だと言って捨てられるのだ」
「ではその……まざり?の子がここにもいるんだね?何人?」
「一人だよ、でもそいつは人じゃないから」
「違うよそれは……その子だって生きているんだよ、僕たちと同じ人だよ」
僕の言葉に子供らは揃って不思議そうな顔をした。
すぐに理解させるのは無理だと悟る。
ずっとそういう考えの中で生きてきたんだから……
「で、園というのは?」
「この裏山の農園があるんだ、そこに朝から暗くなるまで働いて、寝る時だけここに戻る」
「この部屋で寝るの?」
「まさか!あいつは人じゃないんだ、家畜と一緒さ」
僕は胸が苦しくてうまく息ができなくなりそうだった。
この子達の境遇はとても悲惨だ。
でも……さらに……もっともっと悲惨な子が一人いるらしい。
院長は、そうやってコントロールしていたんだ……不満がでないように、皆より下の身分を作って優越感を持たせたんだ……。
「その子を……」
「わかったから、すぐに迎えを向かわせるから、少し休むんだ。顔色がひどい」
カジャルさんは僕を支えてくれた。
そして、明かりと持つ近衛が照らしてくれて、少しは明るくなった廊下を引き返した。
外に出ると、やっぱり日の光がまぶしく感じた。
思った以上の現状にどう考えたらいいのかわからない。
わからないけど、どうにかしなくては……
「院長はこのまま塔に入れ、尋問をする、いいな」
「……はい、お願いします、あの、まざりの子は」
「今……ああ、飛翔して戻ってきているな、あの近衛が連れているのがそうだろう」
空を見ると、2人の近衛が飛翔していて片方の腕に小さな黒いものが抱えられている。
やがて地に降りた近衛が丁寧な仕草で抱えていた子を下ろした。
なにが起きているのか理解できていないだろうその子は、怯えた様子でガタガタ震えている。
5歳ぐらいだろうか……痩せていてもう骨と皮のギスギスした体つきに、一度も洗ったことのないようなもつれた茶色の髪、ボロ布でしかない着物をなんとか体に巻き付けていて、足は裸足だ。
他の子達も痩せていると思ったが……この子を見ると、他の子達がまるで健康であるかのように見える……
「あ……」
か細い声で何かを発声したその子は、なにも言わずにじっと見つめるだけの知らない大人達から隠れようと、じりじりと後ろに下がる。
しかし近衛は静かにその子を僕の方へまた差し出すようにした。
「あなたの名前は?」
僕はなるべく優しく尋ねた、絶対に怖がらせてはいけない。
「な……まえ?」
その子はキョトンとして首を捻る。
僕は周りの子供を見渡す。
「名前なんてあるわけない、こいつはまざりだ」
「人じゃないんだ」
そんな言葉を浴びせられても、特に反応せず下を向くその子に近づく。
汗の匂いと土の臭い、そして垢の臭い……すべての悪臭を合わせたような臭いがしたが、澄んだ目が美しい。
「今から、体をキレイにしようか、気持ち悪いよね?」
「?」
言葉がわかっていないわけではなさそうだが、体を洗うということ自体にピンと来ていない様子だ。
「私が」
近衛の一人が子供に聞いて水場に向かった。
他の子達もびっくりしていたが、ようやくこのまざりを洗うのだと気づいてザワザワし始めた。
「なんであらうの?」
「まざりはそのままでいいんだよ、また汚れるんだから」
「それは違うよ、あの子も子供だ、紗国の子供なんだよ、ちゃんと人なんだ」
子供達は皆、驚いて僕を見つめる。
「だからね、まずキレイにしてあげないとね、君たちの院長はちょっと……考え方がおかしかったみたいだね、ちゃんとあの子も自分たちの仲間だと思ってくれたらうれしいな」
「嫌だよ」
「ばかみたい、あの子が人なんて」
皆が嫌悪感丸出しの顔でぺっとツバを横に吐き出す子さえいる。
あの子をここにおいていくわけにはいかなそうだ。
館の横の水場でザパザパと洗われる子を遠目に見た。
ぼろきれだった着物をはぎ取られ、小さな体は外気に晒されて、骨の浮き出た裸が見えている。
背に小さいが翼のような形に羽毛があるようだ。
飛べるのかはわからないけど……
それはまるで、天使にように僕には見えた。
それと、お尻からは短い白い尾も見える。
服を着れば見えない短さだ。
その様子を馬鹿にしたような目で見る子供に僕は話しかける。
「もうすぐ嵐の季節だね、それが過ぎたら冬だよ、君たちのお部屋のベッドにはお布団がなかったけど、寒くないのかな」
「おふとん?」
「ああ、寝る時にかけるものじゃねえか?」
「ないよそんなもん」
「……そう……ならそれはすぐに差し入れようね、それから食事は朝と昼と夜に毎日3回食べようね」
「3回?」
「そうだよ、新しい院長を誰にするかはこれから決めるけど……今度は優しい人を選ぶから……ね」
子供達の表情が目に見えて和らいだ。
人を殺しそうなきつい目をした子もいたのに、日に3回食べられると聞いただけでこんなにも違うのか……
「薫様……髪の毛のもつれはどうにもならず、短く切りましたが、なんとか石鹸で何度も洗って、それなりに清潔にはなったかと」
近衛の呼びかけに、僕は振り向いて驚いた。
なんてキレイな子なんだろう……
汚れていた時から澄んだ目をしていたけど……ここまで顔立ちがキレイだったなんて。
ほんとうの天使がここにいる……そう思った。
黄緑色の魅力的なアーモンド型の目に、白い肌……それは残念ながら傷だらけのようだけど。
そして茶色だと思っていた髪の毛は、石鹸を使うと元の色が出てきて、くすんだ金色だとわかった。
そして小さめの三角の耳の横には小さい羊のような角がついている。
ブルブル震えながら近衛の風魔法で乾かされて、どこかから調達してきた着物を着せられている。
「君は……これからは、ちゃんと人として生きれるからね、安心して」
「……人?」
「うん、君は人だよ」
「でも……」
「僕がいれば……君はもう大丈夫だよ」
その子の黄緑色のきれいな瞳がとたんに潤み、大粒の涙が幾筋も流れる。
きっと……苦しかったよね。
想像もつかないほどに。
胸が苦しくなって、そしてよくわからない愛しさがこみ上げてくる。
庇護欲なのか……な。
「一緒に行こう」
「薫様っ」
「ここには置いていけないよ」
慌てた役人の声を制して、その子の手を引く。
小さくて僕の手のひらにすっぽりと入る。
本当に小さい子だ。
「ここでは……この子は家畜と一緒の扱いなんだよ?そんなところに置いていけないでしょう?」
「しかし!」
「大丈夫、ここの権限は僕にあるのです……あなたの役割は、後任の院長が来るまでにここの掃除と備品の入れ替え、そして子どもたちへの食事をつくる人を何人でも良いからすぐに用意すること、わかりましたね」
役人は青い顔をして必死の形相で頷いた。
僕はゆっくりと、かわいらしい手を引いて馬車に乗り込んだ。
自分だけ逃げるみたいに外に行くなんて。
「いえ、一緒にいます」
「大丈夫か?」
僕は頷き、子供に聞いた。
「さっき、お出迎えしてくれた子はみんなここにいるの?」
「うん」
「じゃあ、歩けない子とか怪我してる子とか、まだ歩けない幼児とか、そんな子はいないってことなんだね?」
子どもたちは顔を見合わせていたが、やがて一番年長者らしい子が前に来て話しだした。
「僕たち以外っていうか……人じゃないけど、まざりなら今園に行ってる」
「人じゃない?」
「……っ」
カジャルさんと近衛の柵がハッとして身構えた。
「まざり?園?」
僕は初めて聞く言葉に戸惑ってカジャルさんを見つめて説明を求めた。
「そういえば……まだ話してなかったかもな……まざりってのは時々なぜか生まれる、どの種にも属さないというか、全部の種類をごちゃごちゃにしたような子の事だ。大抵体が弱くて生まれてすぐ死ぬのだが……たまに生きる事ができて、そういう子は恥だと言って捨てられるのだ」
「ではその……まざり?の子がここにもいるんだね?何人?」
「一人だよ、でもそいつは人じゃないから」
「違うよそれは……その子だって生きているんだよ、僕たちと同じ人だよ」
僕の言葉に子供らは揃って不思議そうな顔をした。
すぐに理解させるのは無理だと悟る。
ずっとそういう考えの中で生きてきたんだから……
「で、園というのは?」
「この裏山の農園があるんだ、そこに朝から暗くなるまで働いて、寝る時だけここに戻る」
「この部屋で寝るの?」
「まさか!あいつは人じゃないんだ、家畜と一緒さ」
僕は胸が苦しくてうまく息ができなくなりそうだった。
この子達の境遇はとても悲惨だ。
でも……さらに……もっともっと悲惨な子が一人いるらしい。
院長は、そうやってコントロールしていたんだ……不満がでないように、皆より下の身分を作って優越感を持たせたんだ……。
「その子を……」
「わかったから、すぐに迎えを向かわせるから、少し休むんだ。顔色がひどい」
カジャルさんは僕を支えてくれた。
そして、明かりと持つ近衛が照らしてくれて、少しは明るくなった廊下を引き返した。
外に出ると、やっぱり日の光がまぶしく感じた。
思った以上の現状にどう考えたらいいのかわからない。
わからないけど、どうにかしなくては……
「院長はこのまま塔に入れ、尋問をする、いいな」
「……はい、お願いします、あの、まざりの子は」
「今……ああ、飛翔して戻ってきているな、あの近衛が連れているのがそうだろう」
空を見ると、2人の近衛が飛翔していて片方の腕に小さな黒いものが抱えられている。
やがて地に降りた近衛が丁寧な仕草で抱えていた子を下ろした。
なにが起きているのか理解できていないだろうその子は、怯えた様子でガタガタ震えている。
5歳ぐらいだろうか……痩せていてもう骨と皮のギスギスした体つきに、一度も洗ったことのないようなもつれた茶色の髪、ボロ布でしかない着物をなんとか体に巻き付けていて、足は裸足だ。
他の子達も痩せていると思ったが……この子を見ると、他の子達がまるで健康であるかのように見える……
「あ……」
か細い声で何かを発声したその子は、なにも言わずにじっと見つめるだけの知らない大人達から隠れようと、じりじりと後ろに下がる。
しかし近衛は静かにその子を僕の方へまた差し出すようにした。
「あなたの名前は?」
僕はなるべく優しく尋ねた、絶対に怖がらせてはいけない。
「な……まえ?」
その子はキョトンとして首を捻る。
僕は周りの子供を見渡す。
「名前なんてあるわけない、こいつはまざりだ」
「人じゃないんだ」
そんな言葉を浴びせられても、特に反応せず下を向くその子に近づく。
汗の匂いと土の臭い、そして垢の臭い……すべての悪臭を合わせたような臭いがしたが、澄んだ目が美しい。
「今から、体をキレイにしようか、気持ち悪いよね?」
「?」
言葉がわかっていないわけではなさそうだが、体を洗うということ自体にピンと来ていない様子だ。
「私が」
近衛の一人が子供に聞いて水場に向かった。
他の子達もびっくりしていたが、ようやくこのまざりを洗うのだと気づいてザワザワし始めた。
「なんであらうの?」
「まざりはそのままでいいんだよ、また汚れるんだから」
「それは違うよ、あの子も子供だ、紗国の子供なんだよ、ちゃんと人なんだ」
子供達は皆、驚いて僕を見つめる。
「だからね、まずキレイにしてあげないとね、君たちの院長はちょっと……考え方がおかしかったみたいだね、ちゃんとあの子も自分たちの仲間だと思ってくれたらうれしいな」
「嫌だよ」
「ばかみたい、あの子が人なんて」
皆が嫌悪感丸出しの顔でぺっとツバを横に吐き出す子さえいる。
あの子をここにおいていくわけにはいかなそうだ。
館の横の水場でザパザパと洗われる子を遠目に見た。
ぼろきれだった着物をはぎ取られ、小さな体は外気に晒されて、骨の浮き出た裸が見えている。
背に小さいが翼のような形に羽毛があるようだ。
飛べるのかはわからないけど……
それはまるで、天使にように僕には見えた。
それと、お尻からは短い白い尾も見える。
服を着れば見えない短さだ。
その様子を馬鹿にしたような目で見る子供に僕は話しかける。
「もうすぐ嵐の季節だね、それが過ぎたら冬だよ、君たちのお部屋のベッドにはお布団がなかったけど、寒くないのかな」
「おふとん?」
「ああ、寝る時にかけるものじゃねえか?」
「ないよそんなもん」
「……そう……ならそれはすぐに差し入れようね、それから食事は朝と昼と夜に毎日3回食べようね」
「3回?」
「そうだよ、新しい院長を誰にするかはこれから決めるけど……今度は優しい人を選ぶから……ね」
子供達の表情が目に見えて和らいだ。
人を殺しそうなきつい目をした子もいたのに、日に3回食べられると聞いただけでこんなにも違うのか……
「薫様……髪の毛のもつれはどうにもならず、短く切りましたが、なんとか石鹸で何度も洗って、それなりに清潔にはなったかと」
近衛の呼びかけに、僕は振り向いて驚いた。
なんてキレイな子なんだろう……
汚れていた時から澄んだ目をしていたけど……ここまで顔立ちがキレイだったなんて。
ほんとうの天使がここにいる……そう思った。
黄緑色の魅力的なアーモンド型の目に、白い肌……それは残念ながら傷だらけのようだけど。
そして茶色だと思っていた髪の毛は、石鹸を使うと元の色が出てきて、くすんだ金色だとわかった。
そして小さめの三角の耳の横には小さい羊のような角がついている。
ブルブル震えながら近衛の風魔法で乾かされて、どこかから調達してきた着物を着せられている。
「君は……これからは、ちゃんと人として生きれるからね、安心して」
「……人?」
「うん、君は人だよ」
「でも……」
「僕がいれば……君はもう大丈夫だよ」
その子の黄緑色のきれいな瞳がとたんに潤み、大粒の涙が幾筋も流れる。
きっと……苦しかったよね。
想像もつかないほどに。
胸が苦しくなって、そしてよくわからない愛しさがこみ上げてくる。
庇護欲なのか……な。
「一緒に行こう」
「薫様っ」
「ここには置いていけないよ」
慌てた役人の声を制して、その子の手を引く。
小さくて僕の手のひらにすっぽりと入る。
本当に小さい子だ。
「ここでは……この子は家畜と一緒の扱いなんだよ?そんなところに置いていけないでしょう?」
「しかし!」
「大丈夫、ここの権限は僕にあるのです……あなたの役割は、後任の院長が来るまでにここの掃除と備品の入れ替え、そして子どもたちへの食事をつくる人を何人でも良いからすぐに用意すること、わかりましたね」
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