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22話 捕らわれ4
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いつの間にか服を全て剥ぎ取られたクリスはローカスに組み敷かれていた。
「・・あ・・ぐぁっ・」
ガリっ
「いたっ・・うっ・・」
起きあがろうとするもローカスに頭を鷲掴みにされ、その尖った犬歯を鎖骨辺りに突き立てらた。
「ああ、お前は血も甘ぇんだなぁ」
ギシギシと歯を食い込ませるように、態と痛みを与えるように深く歯を立てながら、滲み出てきた血を舐め取ると感嘆と呟いた。
血が流れ出る傷口を今度は優しく触れる様に、ペロリと舐められる。吐息が首にかかりくすぐったい。
それが数回繰り返され、今度は痛みだけではない、うずうずとした快感が生まれてくる。
「・・あっ・・うぅん」
「どうだぁ?はっ、、はっ、、痛みと快感で堪らないだろう?」
「・・あっ・・あん!やだっ・・」
次は胸にある2つの小さな突起を摘まれた。グリグリとこねくり回される。
乱暴に触られているのに、ジンジンとした痛みが脳に甘く痺れる。
ピチャ
「あっ・・やぁっ!」
一つの突起が暖かいヌルッとした物体に覆われ、ザラザラした物に何度も摩られる。
「あ・・あ・・んぅ」
クリスの可愛らしい小さな身体の中心が熱く熱を持ち、ピュッと高ぶりを吐き出した。
「おいおい。もう出したのか。早いなぁ、まあ、オメガなんだから何回でもイケるだろう。」
早くイッた仕置きだと、唇に含んでいた小さな突起に鋭い犬歯を当てられる。
「あっ・・止めて!ご・・ごめんないっ・・噛まないでぇ!」
自分の胸の突起に歯を当てられたのに気づいたクリスが泣いて懇願する。
「聞けねぇなぁ」
ガリっ
「ぐぅうぁぁーーー!」
喘ぎ声ではない悲痛な叫び声をクリスがあげる。
「ああ、堪らねぇ」
クリスの叫び声にうっとりとローカスは酔いしれる。
獅子王の本能により理性を完全に無くしたローカスにはクリスの叫び声は甘く甘く痺れさせるスパイスにすぎない。本能が獲物をもっと甚振れと支配しろ捲し立てる。
ローカスは本能に従いもう一つの胸の突起にも歯を立てた。
鎖骨に加え、両方の小さな突起から血を流すクリスは理不尽に与えらた痛みに啜り泣いた。
まるで、自分が人間ではない狂った獣に犯されている、そんな感覚に陥る。
「ぐすっ・・も・・もう、もうやめて・・」
「マダ、コレカラダロウ?」
耐えられない痛みに身を捩るクリスの耳に獣のような唸り声とローカスより幾分か低い声が聞こえてきた。
ドゥクン
ドゥクン
ジュワリ
「う・・あ・・なんで」
恐ろしい声なのに、嫌なのに、、クリスの心臓の音が高まり、オメガの身体は歓喜に震え立つ。中心にはまた熱が籠り、後ろの穴からは大量のトロッとした蜜液が生み出される。
涙でぼやける視界に、ローカスの犬歯が大きな牙に変化しているのが写った。
「コノスガタヲミタノハ、オマエガハジメテダ。アリガタクオモエ。」
ローカスの全体を見上げたクリスはヒッと息を飲んだ。
αの王の身体は一回りも大きくなり、全身が獣の毛に覆われている。口も大きくなり鋭い牙を唇から覗かせている。
その姿は、赤い立髪を靡かせる神の眷属の長であり神獣と言われる最も神に近い存在ーー獅子王ーーの姿そのものだった。
ーー鋭い牙の家紋は王家の象徴ーー
昔、家庭教師がそう教えてくれたのを思い出した。
『クリス様、王家の方々はその獅子王の血を濃く継いでいるとも言われているんですよ。』
「・・あ・・ぐぁっ・」
ガリっ
「いたっ・・うっ・・」
起きあがろうとするもローカスに頭を鷲掴みにされ、その尖った犬歯を鎖骨辺りに突き立てらた。
「ああ、お前は血も甘ぇんだなぁ」
ギシギシと歯を食い込ませるように、態と痛みを与えるように深く歯を立てながら、滲み出てきた血を舐め取ると感嘆と呟いた。
血が流れ出る傷口を今度は優しく触れる様に、ペロリと舐められる。吐息が首にかかりくすぐったい。
それが数回繰り返され、今度は痛みだけではない、うずうずとした快感が生まれてくる。
「・・あっ・・うぅん」
「どうだぁ?はっ、、はっ、、痛みと快感で堪らないだろう?」
「・・あっ・・あん!やだっ・・」
次は胸にある2つの小さな突起を摘まれた。グリグリとこねくり回される。
乱暴に触られているのに、ジンジンとした痛みが脳に甘く痺れる。
ピチャ
「あっ・・やぁっ!」
一つの突起が暖かいヌルッとした物体に覆われ、ザラザラした物に何度も摩られる。
「あ・・あ・・んぅ」
クリスの可愛らしい小さな身体の中心が熱く熱を持ち、ピュッと高ぶりを吐き出した。
「おいおい。もう出したのか。早いなぁ、まあ、オメガなんだから何回でもイケるだろう。」
早くイッた仕置きだと、唇に含んでいた小さな突起に鋭い犬歯を当てられる。
「あっ・・止めて!ご・・ごめんないっ・・噛まないでぇ!」
自分の胸の突起に歯を当てられたのに気づいたクリスが泣いて懇願する。
「聞けねぇなぁ」
ガリっ
「ぐぅうぁぁーーー!」
喘ぎ声ではない悲痛な叫び声をクリスがあげる。
「ああ、堪らねぇ」
クリスの叫び声にうっとりとローカスは酔いしれる。
獅子王の本能により理性を完全に無くしたローカスにはクリスの叫び声は甘く甘く痺れさせるスパイスにすぎない。本能が獲物をもっと甚振れと支配しろ捲し立てる。
ローカスは本能に従いもう一つの胸の突起にも歯を立てた。
鎖骨に加え、両方の小さな突起から血を流すクリスは理不尽に与えらた痛みに啜り泣いた。
まるで、自分が人間ではない狂った獣に犯されている、そんな感覚に陥る。
「ぐすっ・・も・・もう、もうやめて・・」
「マダ、コレカラダロウ?」
耐えられない痛みに身を捩るクリスの耳に獣のような唸り声とローカスより幾分か低い声が聞こえてきた。
ドゥクン
ドゥクン
ジュワリ
「う・・あ・・なんで」
恐ろしい声なのに、嫌なのに、、クリスの心臓の音が高まり、オメガの身体は歓喜に震え立つ。中心にはまた熱が籠り、後ろの穴からは大量のトロッとした蜜液が生み出される。
涙でぼやける視界に、ローカスの犬歯が大きな牙に変化しているのが写った。
「コノスガタヲミタノハ、オマエガハジメテダ。アリガタクオモエ。」
ローカスの全体を見上げたクリスはヒッと息を飲んだ。
αの王の身体は一回りも大きくなり、全身が獣の毛に覆われている。口も大きくなり鋭い牙を唇から覗かせている。
その姿は、赤い立髪を靡かせる神の眷属の長であり神獣と言われる最も神に近い存在ーー獅子王ーーの姿そのものだった。
ーー鋭い牙の家紋は王家の象徴ーー
昔、家庭教師がそう教えてくれたのを思い出した。
『クリス様、王家の方々はその獅子王の血を濃く継いでいるとも言われているんですよ。』
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