33 / 49
33話 敗北の果てに①
しおりを挟む
カチン
カチン
近くで金属音が鳴っている
カチン
「寝すぎだな。」
「1時間は経ってるかな?ホント可愛い寝顔だけど、そろそろ起きないと友達の身が危ないんじゃないかな。あー、もう遅いかな。」
側で誰かの声が聞こえる
「・・うっ」
頭がジンジンと痛む
ゆっくりと目を開けると、生徒会長の整った顔が俺をじっと見つめていた。
あまりの近さにビビって後ろに飛び退く
いや、誰かに抱えられてソファーに座らされていた為、後ろにいた人物にぶつかっただけだった。
「痛えな、コラ」
俺がぶつかったのは大雅だった。しかし、言葉とは裏腹にそれ程怒っている様子はない。寧ろ、珍しく機嫌が良いみたいだ。
「俺はいったい・・っ!」
そうだ、!俺は遊佐桜都に負けて気を失ったんだ!
なんてことだ!
っチハル!
「クソっ、チハルはどこだよ!?って、、うわあっ、、!」
居ても立っても居られなくなり、立ちあがろうとした俺の腰に素早く手を回し、グッと体重をかけてきた。
う、少しも動けない
巨漢な大雅の両腕がそのまま頸に回され捕らえられれば、逃れれる術はない。
「煩えな、起きた途端にコレかよ。」
「まあまあ。気が動転してるんじゃない?教えてあげるよ、あのおチビちゃんが今ナニしてるか、ね。」
生徒会長が意味ありげに俺にウィンクをすると、片耳にイヤホンを当ててきた。
「あっあっ!いやだっーーー、ぐずっ、、、わぁーん、、もう、グズっ、やめてよぉーー、あ、あ、んぅ、、もうやだぁぁ、、イキたくなぃぃ」
「・・まだまだいけるでしょう?貴方のココが私無しでは居られなくなるくらい、トロトロに溶かしてあげますね。あ、でもまずはコレを入れてみましょうか。フフッ、安心して下さいね。今は小さくてもきっと淫らにグズグスに広げてみますから。」
「やめて、、やめてっ、!もうヤダぁぁ、!挿れないでっ、、引っ張らないでぇ、、僕のお尻っ、壊れちゃうよぉっ、、」
「ああ・・いい声ですねえ。私としてはぜんぜん、壊れてしまっても構いませんよ?これでも貴方の事はけっこう気に入ってるんです。壊れた貴方を自由に支配できるもの一興でしょうね。フフッ・・さあ、その小さくて淫らな蕾を広げてもう一度私を受け入れなさいーーー」
ポトっ
呆然とした俺の耳からイヤホンが床に落ちた。
けれど、チハルの壮絶な悲鳴がずっと耳から離れない。
「嘘・・だろ」
「ザーンネン。本当なんだよね、てかこれリアルタイムね。稲垣健太君はあのおチビちゃんのこと気になると思って、予めイヤホンに繋げるようにしといたんだよ。この部屋防音だからさ、向こうの部屋の音、聞こえないでしょ?」
ーーホント俺って親切だよねえーー
生徒会長は、コンコンと隣の部屋の壁を軽く叩きながら、俺を見て心底楽しげに嗤っている。その姿は人の不幸を喜ぶ狂人だ。
「あー。アイツ、好みのタイプだからってめちゃ苛めてるじゃん。さすがドエス腹黒だね。俺たちが聞いてるの知ってるのに性癖隠しもしないし。まあ、ボスほどじゃないけど俺も似たり寄ったりだから人の事言えないけどねえ。」
またクスクスと俺を見て可笑しそうに嗤う。生徒会長が何を言っているのか理解できない。
さっきのチハルと貴志先輩の声がグルグル頭の中で回っている。
クソっ、、性に疎い俺でも、流石にわかる。
チハルは、、貴志先輩に強姦されているんだ、、
「やめさせろよ!こんな事犯罪だろっ!、、なあ!大雅!」
頸に回った両手を強く暴れて引き離し、大我の胸ぐらを掴みかかる。
大雅はされるがままだが、余裕な態度は崩さない。
どうしようかなあ、とニヤついているばかりで真剣に相手にされない。
「あ、それならボスこれはどう?稲垣健太君にも同じことして貰うとか。ねえ稲垣健太君、お友達助けたいならさ、ボスの相手してあげなよ。」
「ほう、それは良い考えだなあ。」
明らか芝居がかった声で2人が戯ける
カチン
近くで金属音が鳴っている
カチン
「寝すぎだな。」
「1時間は経ってるかな?ホント可愛い寝顔だけど、そろそろ起きないと友達の身が危ないんじゃないかな。あー、もう遅いかな。」
側で誰かの声が聞こえる
「・・うっ」
頭がジンジンと痛む
ゆっくりと目を開けると、生徒会長の整った顔が俺をじっと見つめていた。
あまりの近さにビビって後ろに飛び退く
いや、誰かに抱えられてソファーに座らされていた為、後ろにいた人物にぶつかっただけだった。
「痛えな、コラ」
俺がぶつかったのは大雅だった。しかし、言葉とは裏腹にそれ程怒っている様子はない。寧ろ、珍しく機嫌が良いみたいだ。
「俺はいったい・・っ!」
そうだ、!俺は遊佐桜都に負けて気を失ったんだ!
なんてことだ!
っチハル!
「クソっ、チハルはどこだよ!?って、、うわあっ、、!」
居ても立っても居られなくなり、立ちあがろうとした俺の腰に素早く手を回し、グッと体重をかけてきた。
う、少しも動けない
巨漢な大雅の両腕がそのまま頸に回され捕らえられれば、逃れれる術はない。
「煩えな、起きた途端にコレかよ。」
「まあまあ。気が動転してるんじゃない?教えてあげるよ、あのおチビちゃんが今ナニしてるか、ね。」
生徒会長が意味ありげに俺にウィンクをすると、片耳にイヤホンを当ててきた。
「あっあっ!いやだっーーー、ぐずっ、、、わぁーん、、もう、グズっ、やめてよぉーー、あ、あ、んぅ、、もうやだぁぁ、、イキたくなぃぃ」
「・・まだまだいけるでしょう?貴方のココが私無しでは居られなくなるくらい、トロトロに溶かしてあげますね。あ、でもまずはコレを入れてみましょうか。フフッ、安心して下さいね。今は小さくてもきっと淫らにグズグスに広げてみますから。」
「やめて、、やめてっ、!もうヤダぁぁ、!挿れないでっ、、引っ張らないでぇ、、僕のお尻っ、壊れちゃうよぉっ、、」
「ああ・・いい声ですねえ。私としてはぜんぜん、壊れてしまっても構いませんよ?これでも貴方の事はけっこう気に入ってるんです。壊れた貴方を自由に支配できるもの一興でしょうね。フフッ・・さあ、その小さくて淫らな蕾を広げてもう一度私を受け入れなさいーーー」
ポトっ
呆然とした俺の耳からイヤホンが床に落ちた。
けれど、チハルの壮絶な悲鳴がずっと耳から離れない。
「嘘・・だろ」
「ザーンネン。本当なんだよね、てかこれリアルタイムね。稲垣健太君はあのおチビちゃんのこと気になると思って、予めイヤホンに繋げるようにしといたんだよ。この部屋防音だからさ、向こうの部屋の音、聞こえないでしょ?」
ーーホント俺って親切だよねえーー
生徒会長は、コンコンと隣の部屋の壁を軽く叩きながら、俺を見て心底楽しげに嗤っている。その姿は人の不幸を喜ぶ狂人だ。
「あー。アイツ、好みのタイプだからってめちゃ苛めてるじゃん。さすがドエス腹黒だね。俺たちが聞いてるの知ってるのに性癖隠しもしないし。まあ、ボスほどじゃないけど俺も似たり寄ったりだから人の事言えないけどねえ。」
またクスクスと俺を見て可笑しそうに嗤う。生徒会長が何を言っているのか理解できない。
さっきのチハルと貴志先輩の声がグルグル頭の中で回っている。
クソっ、、性に疎い俺でも、流石にわかる。
チハルは、、貴志先輩に強姦されているんだ、、
「やめさせろよ!こんな事犯罪だろっ!、、なあ!大雅!」
頸に回った両手を強く暴れて引き離し、大我の胸ぐらを掴みかかる。
大雅はされるがままだが、余裕な態度は崩さない。
どうしようかなあ、とニヤついているばかりで真剣に相手にされない。
「あ、それならボスこれはどう?稲垣健太君にも同じことして貰うとか。ねえ稲垣健太君、お友達助けたいならさ、ボスの相手してあげなよ。」
「ほう、それは良い考えだなあ。」
明らか芝居がかった声で2人が戯ける
0
お気に入りに追加
261
あなたにおすすめの小説

全寮制男子校でモテモテ。親衛隊がいる俺の話
みき
BL
全寮制男子校でモテモテな男の子の話。 BL 総受け 高校生 親衛隊 王道 学園 ヤンデレ 溺愛 完全自己満小説です。
数年前に書いた作品で、めちゃくちゃ中途半端なところ(第4話)で終わります。実験的公開作品

ヤンデレだらけの短編集
八
BL
ヤンデレだらけの1話(+おまけ)読切短編集です。
全8話。1日1話更新(20時)。
□ホオズキ:寡黙執着年上とノンケ平凡
□ゲッケイジュ:真面目サイコパスとただ可哀想な同級生
□アジサイ:不良の頭と臆病泣き虫
□ラベンダー:希死念慮不良とおバカ
□デルフィニウム:執着傲慢幼馴染と地味ぼっち
ムーンライトノベル様に別名義で投稿しています。
かなり昔に書いたもので芸風(?)が違うのですが、楽しんでいただければ嬉しいです!

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。


男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる