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17話
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はい、、?
ここが屋上だって?
目を開けた先にあったのは、たった1つの小さな空間
そこは、どこかの会社の待合室のように真ん中に長方形の机があり、また、それを囲むようにソファーが数個置いてある。
両サイドには小さな小窓があり
奥の方には怪しい扉が3つみえる
屋上って、、
空が見える場所のことだよな?
確かに、、窓から空は見えるし、風も入って来ているけど、、
違うでしょ?
「ここは?」
「え?」
「お?」
赤星、チハルも驚いたような表情で俺の問いには答えてくれない。
赤星も初めて入るのか。
そんな唖然としている俺たちの後ろから声がかかった。
「驚かせてしまったかな?」
あ・・・
まるで絵に描いた王子様かの様に光輝くしなやかな金色の髪、人間離れした美しすぎる容貌
どんな美女も敵わない完璧な美貌を持つ人物
西園寺李人
入学式で、挨拶していた生徒会長様だ。
なんでこの人がここに・・・
「西園寺先輩!お疲れ様っス。稲垣健太を連れて来ました。」
「あー、赤星。ご苦労様だね。」
「稲垣健太君だね。入学式の時に君を見かけたけど、、んー、これといって特に魅力なんてありそうに無いし、平凡にしか見えないんだよね君。」
「こんな子のどこがボスの気を引きつけるのやら。
あー・・・もしかして
・・・身体とか?セックス上手いの?」
なんつー人だ、、!
見かけによらず破廉恥すぎだろう
あなたのファンが泣くよ、!
一気に顔が赤くなったのがわかる、、中学時代はスポーツに費やし彼女なんて夢の中の夢だった俺
刺激が強すぎる、、、!!
「お・・おれは!
俺は・・まだ童貞ですーーーーー!!!」
童貞ですーーーー
ですーーー
俺の言葉だけがこの小さな空間にこだましていく、、
あれ?
俺何言ってんだ、、!?
「ふふっ、あはは!」
「君、面白いね。さっきの童貞宣言すごく良かったよ。」
生徒会長は笑いすぎて出た涙を中指で拭き取りながら大笑いしてる。
褒められても嬉しくないよ・・・
「盛り上がっている所悪いですが、稲垣君は早くこちらの扉に入って下さい。若がお待ちですよ。怒り狂った時は貴方が対処して下さいね、西園寺。」
奥にある中央の扉から出てきた貴志先輩がビシッと言い放った。
「だって、この子おもしろくてさ、、まあ、ボスがキレ始めると手が負えないし、茶番はここまでとして・・。」
「稲垣健太君、君さあ
早くそこの扉に入ってくれない?」
「うわ!」
「んぐっ!」
生徒会長が言葉を発したのと同時にどこからともなく現れた屈強な数人の男子生徒が赤星とチハルを取り囲んでしまった。
「さあ、これなら言うことを聞いてくれるかな??大丈夫、君が言うことを聞いてくれるなら彼らは無事に返すさ。」
くそっ
卑怯な真似をしやがって
「さ、入りますよ。これ以上は本当に待たせられません。」
中央の扉に俺と貴志先輩、そして生徒会長の3人だけが扉の中に入った。
中は薄暗いが、、奥の中央のソファーに誰かが座っている。
この距離でもわかる、、この人、、威圧感がすごすぎる
俺は、、両側を挟まれ身動きが取れない罪人のようにソイツの前に跪かされそうになる。
ヤツが立ち上がり近づいてくる。
だんだん顔がはっきりしてきた。
ポトリ
俺の額から顎にかけて流れた一滴の汗が地面に流れ落ちた。
え、、
ドサッ
そいつの顔を見て俺の膝はガクガクと力が入らなくなり跪くどころか両膝が地面に衝突する。
両膝立ちの情けない姿
自然と俯いてしまう
なのに・・・
とうとう俺の真ん前まで来たヤツは俺の顎を取り上を向かせ耳元で低く囁いた
「昨日はワザと逃してやったんだ。優しいだろ?え?喜べよ、健太。
この俺から逃げれるわけねぇーだろが。」
悪魔の再来だーーー
ここが屋上だって?
目を開けた先にあったのは、たった1つの小さな空間
そこは、どこかの会社の待合室のように真ん中に長方形の机があり、また、それを囲むようにソファーが数個置いてある。
両サイドには小さな小窓があり
奥の方には怪しい扉が3つみえる
屋上って、、
空が見える場所のことだよな?
確かに、、窓から空は見えるし、風も入って来ているけど、、
違うでしょ?
「ここは?」
「え?」
「お?」
赤星、チハルも驚いたような表情で俺の問いには答えてくれない。
赤星も初めて入るのか。
そんな唖然としている俺たちの後ろから声がかかった。
「驚かせてしまったかな?」
あ・・・
まるで絵に描いた王子様かの様に光輝くしなやかな金色の髪、人間離れした美しすぎる容貌
どんな美女も敵わない完璧な美貌を持つ人物
西園寺李人
入学式で、挨拶していた生徒会長様だ。
なんでこの人がここに・・・
「西園寺先輩!お疲れ様っス。稲垣健太を連れて来ました。」
「あー、赤星。ご苦労様だね。」
「稲垣健太君だね。入学式の時に君を見かけたけど、、んー、これといって特に魅力なんてありそうに無いし、平凡にしか見えないんだよね君。」
「こんな子のどこがボスの気を引きつけるのやら。
あー・・・もしかして
・・・身体とか?セックス上手いの?」
なんつー人だ、、!
見かけによらず破廉恥すぎだろう
あなたのファンが泣くよ、!
一気に顔が赤くなったのがわかる、、中学時代はスポーツに費やし彼女なんて夢の中の夢だった俺
刺激が強すぎる、、、!!
「お・・おれは!
俺は・・まだ童貞ですーーーーー!!!」
童貞ですーーーー
ですーーー
俺の言葉だけがこの小さな空間にこだましていく、、
あれ?
俺何言ってんだ、、!?
「ふふっ、あはは!」
「君、面白いね。さっきの童貞宣言すごく良かったよ。」
生徒会長は笑いすぎて出た涙を中指で拭き取りながら大笑いしてる。
褒められても嬉しくないよ・・・
「盛り上がっている所悪いですが、稲垣君は早くこちらの扉に入って下さい。若がお待ちですよ。怒り狂った時は貴方が対処して下さいね、西園寺。」
奥にある中央の扉から出てきた貴志先輩がビシッと言い放った。
「だって、この子おもしろくてさ、、まあ、ボスがキレ始めると手が負えないし、茶番はここまでとして・・。」
「稲垣健太君、君さあ
早くそこの扉に入ってくれない?」
「うわ!」
「んぐっ!」
生徒会長が言葉を発したのと同時にどこからともなく現れた屈強な数人の男子生徒が赤星とチハルを取り囲んでしまった。
「さあ、これなら言うことを聞いてくれるかな??大丈夫、君が言うことを聞いてくれるなら彼らは無事に返すさ。」
くそっ
卑怯な真似をしやがって
「さ、入りますよ。これ以上は本当に待たせられません。」
中央の扉に俺と貴志先輩、そして生徒会長の3人だけが扉の中に入った。
中は薄暗いが、、奥の中央のソファーに誰かが座っている。
この距離でもわかる、、この人、、威圧感がすごすぎる
俺は、、両側を挟まれ身動きが取れない罪人のようにソイツの前に跪かされそうになる。
ヤツが立ち上がり近づいてくる。
だんだん顔がはっきりしてきた。
ポトリ
俺の額から顎にかけて流れた一滴の汗が地面に流れ落ちた。
え、、
ドサッ
そいつの顔を見て俺の膝はガクガクと力が入らなくなり跪くどころか両膝が地面に衝突する。
両膝立ちの情けない姿
自然と俯いてしまう
なのに・・・
とうとう俺の真ん前まで来たヤツは俺の顎を取り上を向かせ耳元で低く囁いた
「昨日はワザと逃してやったんだ。優しいだろ?え?喜べよ、健太。
この俺から逃げれるわけねぇーだろが。」
悪魔の再来だーーー
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