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11話 赤星とチハル、そして俺
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放課後になり帰る準備をしていると、赤星が教室の扉を開けて入ってくるのが見えた。
赤星は教室にいる不良仲間と思わしき男たちに軽く挨拶をかわしながらこっちに近づいて来る。
「よー、健太。迎えにきたぜー!」
かなり大きい声だっから教室中の視線が健太に集まった。
目立つことには慣れていないからか咄嗟に俯いてしまう。
「お?健太どーした?」
「健太は君の声にビックリしたんだよ!てか君凄い髪色だねー!健太のフラグ相手かな?」
フォローを入れてくれるのは有り難いがまた意味わからないことを言うチハル。
「ハハ、なんだそうか!驚かせて悪かったな!」
「健太って意外にビビリだよね~」
「っ、、少し驚いただけだろチハル!!」
「でもそうやって自分を奮い立たせる姿とかチワワみたいで僕は好きだよー?」
犬はお前だぁー!!
あ、ちがう。コイツは子リスだった。
クスクス笑いながらチハルは面白そうに健太を弄っている。
そんな俺たちを見て、
「お前ら仲良いなー」
なんてボケたこと言ってる赤星は案外筋肉バカな奴なのかもしれない。
どうやら赤星とチハルも気が合ったらしく3人で教室を出て話すうちに少しだけ2人のことを知る事ができた。
赤星は、中学時代ヤンチャしてたため内申が悪く、近くの公立高校は受験できなかったから帝都学園を受験したとか。それなりに家は裕福らしい。
チハルは県外に住んでいたが、帝都学園にとても興味があり猛勉強をして入ったとか。今は帝都学園の寮に住んでいるらしい。
「健太はなんで帝都学園を選んだのー?」
健太は、親の転勤と父親の勧めでここを受験した事と小学生くらいまではここに住んでいた事を話した。
「なーんだ。じゃあ健太は僕と違って昔からの友達がいるだー!」
「いやっ、そんなことないって!それに、、会いたくない奴が1人居るだけだ‥。」
‥そう、1人だけ‥
「 へぇ?
貴方には逢いたくない
方がいるんですね。
」
っ‥!?
急に俺の耳元でゾワりとする声が聞こえた。
赤星は教室にいる不良仲間と思わしき男たちに軽く挨拶をかわしながらこっちに近づいて来る。
「よー、健太。迎えにきたぜー!」
かなり大きい声だっから教室中の視線が健太に集まった。
目立つことには慣れていないからか咄嗟に俯いてしまう。
「お?健太どーした?」
「健太は君の声にビックリしたんだよ!てか君凄い髪色だねー!健太のフラグ相手かな?」
フォローを入れてくれるのは有り難いがまた意味わからないことを言うチハル。
「ハハ、なんだそうか!驚かせて悪かったな!」
「健太って意外にビビリだよね~」
「っ、、少し驚いただけだろチハル!!」
「でもそうやって自分を奮い立たせる姿とかチワワみたいで僕は好きだよー?」
犬はお前だぁー!!
あ、ちがう。コイツは子リスだった。
クスクス笑いながらチハルは面白そうに健太を弄っている。
そんな俺たちを見て、
「お前ら仲良いなー」
なんてボケたこと言ってる赤星は案外筋肉バカな奴なのかもしれない。
どうやら赤星とチハルも気が合ったらしく3人で教室を出て話すうちに少しだけ2人のことを知る事ができた。
赤星は、中学時代ヤンチャしてたため内申が悪く、近くの公立高校は受験できなかったから帝都学園を受験したとか。それなりに家は裕福らしい。
チハルは県外に住んでいたが、帝都学園にとても興味があり猛勉強をして入ったとか。今は帝都学園の寮に住んでいるらしい。
「健太はなんで帝都学園を選んだのー?」
健太は、親の転勤と父親の勧めでここを受験した事と小学生くらいまではここに住んでいた事を話した。
「なーんだ。じゃあ健太は僕と違って昔からの友達がいるだー!」
「いやっ、そんなことないって!それに、、会いたくない奴が1人居るだけだ‥。」
‥そう、1人だけ‥
「 へぇ?
貴方には逢いたくない
方がいるんですね。
」
っ‥!?
急に俺の耳元でゾワりとする声が聞こえた。
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