11 / 49
11話 赤星とチハル、そして俺
しおりを挟む
放課後になり帰る準備をしていると、赤星が教室の扉を開けて入ってくるのが見えた。
赤星は教室にいる不良仲間と思わしき男たちに軽く挨拶をかわしながらこっちに近づいて来る。
「よー、健太。迎えにきたぜー!」
かなり大きい声だっから教室中の視線が健太に集まった。
目立つことには慣れていないからか咄嗟に俯いてしまう。
「お?健太どーした?」
「健太は君の声にビックリしたんだよ!てか君凄い髪色だねー!健太のフラグ相手かな?」
フォローを入れてくれるのは有り難いがまた意味わからないことを言うチハル。
「ハハ、なんだそうか!驚かせて悪かったな!」
「健太って意外にビビリだよね~」
「っ、、少し驚いただけだろチハル!!」
「でもそうやって自分を奮い立たせる姿とかチワワみたいで僕は好きだよー?」
犬はお前だぁー!!
あ、ちがう。コイツは子リスだった。
クスクス笑いながらチハルは面白そうに健太を弄っている。
そんな俺たちを見て、
「お前ら仲良いなー」
なんてボケたこと言ってる赤星は案外筋肉バカな奴なのかもしれない。
どうやら赤星とチハルも気が合ったらしく3人で教室を出て話すうちに少しだけ2人のことを知る事ができた。
赤星は、中学時代ヤンチャしてたため内申が悪く、近くの公立高校は受験できなかったから帝都学園を受験したとか。それなりに家は裕福らしい。
チハルは県外に住んでいたが、帝都学園にとても興味があり猛勉強をして入ったとか。今は帝都学園の寮に住んでいるらしい。
「健太はなんで帝都学園を選んだのー?」
健太は、親の転勤と父親の勧めでここを受験した事と小学生くらいまではここに住んでいた事を話した。
「なーんだ。じゃあ健太は僕と違って昔からの友達がいるだー!」
「いやっ、そんなことないって!それに、、会いたくない奴が1人居るだけだ‥。」
‥そう、1人だけ‥
「 へぇ?
貴方には逢いたくない
方がいるんですね。
」
っ‥!?
急に俺の耳元でゾワりとする声が聞こえた。
赤星は教室にいる不良仲間と思わしき男たちに軽く挨拶をかわしながらこっちに近づいて来る。
「よー、健太。迎えにきたぜー!」
かなり大きい声だっから教室中の視線が健太に集まった。
目立つことには慣れていないからか咄嗟に俯いてしまう。
「お?健太どーした?」
「健太は君の声にビックリしたんだよ!てか君凄い髪色だねー!健太のフラグ相手かな?」
フォローを入れてくれるのは有り難いがまた意味わからないことを言うチハル。
「ハハ、なんだそうか!驚かせて悪かったな!」
「健太って意外にビビリだよね~」
「っ、、少し驚いただけだろチハル!!」
「でもそうやって自分を奮い立たせる姿とかチワワみたいで僕は好きだよー?」
犬はお前だぁー!!
あ、ちがう。コイツは子リスだった。
クスクス笑いながらチハルは面白そうに健太を弄っている。
そんな俺たちを見て、
「お前ら仲良いなー」
なんてボケたこと言ってる赤星は案外筋肉バカな奴なのかもしれない。
どうやら赤星とチハルも気が合ったらしく3人で教室を出て話すうちに少しだけ2人のことを知る事ができた。
赤星は、中学時代ヤンチャしてたため内申が悪く、近くの公立高校は受験できなかったから帝都学園を受験したとか。それなりに家は裕福らしい。
チハルは県外に住んでいたが、帝都学園にとても興味があり猛勉強をして入ったとか。今は帝都学園の寮に住んでいるらしい。
「健太はなんで帝都学園を選んだのー?」
健太は、親の転勤と父親の勧めでここを受験した事と小学生くらいまではここに住んでいた事を話した。
「なーんだ。じゃあ健太は僕と違って昔からの友達がいるだー!」
「いやっ、そんなことないって!それに、、会いたくない奴が1人居るだけだ‥。」
‥そう、1人だけ‥
「 へぇ?
貴方には逢いたくない
方がいるんですね。
」
っ‥!?
急に俺の耳元でゾワりとする声が聞こえた。
0
お気に入りに追加
261
あなたにおすすめの小説
変態村♂〜俺、やられます!〜
ゆきみまんじゅう
BL
地図から消えた村。
そこに肝試しに行った翔馬たち男3人。
暗闇から聞こえる不気味な足音、遠くから聞こえる笑い声。
必死に逃げる翔馬たちを救った村人に案内され、ある村へたどり着く。
その村は男しかおらず、翔馬たちが異変に気づく頃には、すでに囚われの身になってしまう。
果たして翔馬たちは、抱かれてしまう前に、村から脱出できるのだろうか?
部室強制監獄
裕光
BL
夜8時に毎日更新します!
高校2年生サッカー部所属の祐介。
先輩・後輩・同級生みんなから親しく人望がとても厚い。
ある日の夜。
剣道部の同級生 蓮と夜飯に行った所途中からプチッと記憶が途切れてしまう
気づいたら剣道部の部室に拘束されて身動きは取れなくなっていた
現れたのは蓮ともう1人。
1個上の剣道部蓮の先輩の大野だ。
そして大野は裕介に向かって言った。
大野「お前も肉便器に改造してやる」
大野は蓮に裕介のサッカーの練習着を渡すと中を開けて―…
3人の弟に逆らえない
ポメ
BL
優秀な3つ子に調教される兄の話です。
主人公:高校2年生の瑠璃
長男の嵐は活発な性格で運動神経抜群のワイルド男子。
次男の健二は大人しい性格で勉学が得意の清楚系王子。
三男の翔斗は無口だが機械に強く、研究オタクっぽい。黒髪で少し地味だがメガネを取ると意外とかっこいい?
3人とも高身長でルックスが良いと学校ではモテまくっている。
しかし、同時に超がつくブラコンとも言われているとか?
そんな3つ子に溺愛される瑠璃の話。
調教・お仕置き・近親相姦が苦手な方はご注意くださいm(_ _)m
不良高校に転校したら溺愛されて思ってたのと違う
らる
BL
幸せな家庭ですくすくと育ち普通の高校に通い楽しく毎日を過ごしている七瀬透。
唯一普通じゃない所は人たらしなふわふわ天然男子である。
そんな透は本で見た不良に憧れ、勢いで日本一と言われる不良学園に転校。
いったいどうなる!?
[強くて怖い生徒会長]×[天然ふわふわボーイ]固定です。
※更新頻度遅め。一日一話を目標にしてます。
※誤字脱字は見つけ次第時間のある時修正します。それまではご了承ください。
童貞が建設会社に就職したらメスにされちゃった
なる
BL
主人公の高梨優(男)は18歳で高校卒業後、小さな建設会社に就職した。しかし、そこはおじさんばかりの職場だった。
ストレスや性欲が溜まったおじさん達は、優にエッチな視線を浴びせ…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる