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34week 後半マッチ
カレンが!!
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『ブッツツツツウン!!!ゞゞゞ』
タモツに羽交い絞めされたスズネ=カガリ姫ん両腕から、、上空に弧をえがいて、
ユニコーンとライオンのキッラキッラ像がホールに釣り下がる、シャンデリアんサイド鎖をブッチギった!!
『ゴゥオアシャーーーーン!!』
中心を支える支柱軸は耐震で強固なんか?
真ん中の大きなグローブアンティークライトは固定されてるまま。が、
支える鎖が切れたことでグローブを取り巻く輪配列んランプが、バランスを崩して傾いたし、なにより
ユニコーンとライオンが反対の2階フロア柵にぶち当たって粉々んなって、破片が周りにも下にも降り注ぐ
ってウソだろゞゞ!!
『うわー!あぶね!』
『きゃーーー、何かが飛んで来たわ、、』
2階のフロアから他人事決めて、面白げに下を眺めていたホストも姫も、横んから飛んできたオブジェに戦々恐々。騒ぎ始めっぞってな?!
それは置いて、僕んと主任さんは下の様子を身い乗り出して確認する!
下んゲストも、上ん柵から降ってきたオブジェから逃げ、てホール中央に寄ってる。
見りゃあ、キヨヒコも、リンコ庇って破片をよけてるんとか、漢男か!!
「良かった、キヨ、、」
て僕ん安堵もつかの間。
『ギギギギギギ、、、』
かはっ?!不穏な軋み音がして、今度はシャンデリアん輪っかランプが持たなくなってたか?!
『パアアンーーーーーーーーー』
弾ける音と共に、巨大なシャンデリア輪ランプが外れた!落下するっゞゞ?!!!
『ワ――――・・・』
『怪人のやつ、、』
『六本木か!!』『心中っ?』
『馬鹿トゥアイだ!』
『ライト?!』
『下!逃げろ!!』
喧騒の嵐。
スローモーションみたく、僕ん目の前を巨大シャンデリア輪っかが通り過ぎて、
キヨヒコの腕から逃げるリンコに、重なるのまでが見えて、
「っっ!カ、レン?」
その刹那、後ろ姿の妻、カレンの背中がキヨヒコと重なるっ?!
まるで輪投げの輪が、後ろ姿のカレンに降りるみたく、クリスタルを飛び散らせながら
『ズウンンンン、、、、』
重めの音を立てて、シャンデリアの輪はカレンを真ん中にして、ホールに電流煙を上げて沈んだ。
僕んは目を見開いたままで、
頭は無傷でシャンデリアに身体を貫かれたリンコと、後ろ姿でキヨヒコに抱きつき庇い立つ妻カレンに、
「わあああああああああああ、」
絶叫する。
誰も声にならない雄叫びを上げてるのに、僕ん声しか頭んに、聞こえん無音ん中、
階下ん惨状の輪の中で、後ろ姿のカレンがいる。
そして徐に頭だけ出して、目を見開き動かないリンコの首に手刀を入れた?
「断、罪、、、?」
すっと掌を真横に出すと、勢いよく首に弾いたのだ!!まるでギロチンを下ろすみたく。
手刀を入れられ頭だけのリンコは、それが合図だと
いわんばかりに、そのまま崩れるみたいに白目を剥いた。
「あ、」
そして、
「カレンが、、」
こっちに振り返っ、!
「っだああああ!死ぬとこだぞ!くそアマネーーーー!2度とお前の代打接待はしないっ!」
返るとこ、だったんよぉ、、キヨヒコよぉ。
せっかく起きているカレンの顔が、久しぶりに拝めるとか、絶叫からのいろいろ感情とか、現に隣で下敷きなっとる人いるやが?!とか思ったのが、
キヨヒコの雄叫びと共に、振り向きかけたカレンと
一緒に、、霧散してしまう。
「って、イマガワ様?!わあああ!なんだよ!やば!誰か、救急車!救急!」
隣で下敷きになるリンコを、間近で見たキヨヒコが
腰を抜かして、電話片手のジョーさんに手を貸してもらうのが上から見えたところで、
今度は2階の入口が騒々しくなって人が雪崩こんでくん!
『はーい、警察ね。これ、わかるよねー!風営法、時間過ぎてる。わかるねー、どうした?!おい!!規制張れ!事故か?カチコミか? 責任者あーー!』
こりゃ巡回してたっつーより、入口で張ってたクチのお巡りぞな?まだ、メディアを連れてこんでないだけマシやが!
『いや打ち込まれたのは、銃じゃなくオブジェです。お巡りさん、事故なんですよ。それに怪我人もいますから、時間とか勘弁してください。』
いつの間にか、素早く主任さんが僕ん隣から警察の対応に、飛び出していたんよ。
『カチコミって、俺達ホストだろ?ハンシャじゃないって。』
『昔は、あったらしいぜ、ホスト同士の殴り込みとか。』
簡易に聴書を取る警官を相手に、ぼやく声がさざめく。
僕んは、下のホールんに降りたいのを我慢して、キヨヒコに手を合わせての飲み込んでくれと、THE営業平謝りポーズ。
いろいろ、すまなし!キヨヒコ!後頼む!!
「アマネさん、キヨヒコくん、大丈夫みたいだけど、、リンコよね?下敷きの女。あれって。」
そんな僕んに義母カツコさんが、階下の様子を見ながら密かに口にすん。
「今は、、イマガワ様としておきましょう。でないと、」
ややこしくなる。救急はまだ来とらん。
シャンデリアの輪っかは、クリスタルのライトごとホールに沈んだまま床に1人を縫い付け、横に立つキヨヒコやタモツ達に押さえられた、白いワンピースの女が興奮したまま、事情を取られとる。
てか、タモツん横におるんは、キリヤマ?どこまで担ぎ出されとるんよ?
で、僕んに気がついたキリヤマが手を振ってくるとか?!
そのキリヤマん仕草にふと、彼女=カガリ姫の視線が僕んを捉えて
笑った?
タモツもそれを見て、目だけで驚いてる。
「カレンが、キヨを助けてくれたんろな、、、それにあれは、」
あの悦に入ったカガリ姫ん笑顔は、まるでラッソンマイクで告白する
姫ん顔なんよ。
僕ん気持ちは、もう、よーわからんでなんか、片目から温い涙が落ちた。
カレンも、カガリ姫も、女子って、、すごいな。
ようやく、 救急車のサイレンが外で止まり、一応
僕んらは巻き込まれ客として、住所やらなんやらだけ
提出やけど、 せめてキヨヒコを待ってやりたいとか思ったに、
「アマネさん、帰るわよ!カレンの脳波が、微弱波形を出してるってホスピスから!」
隣のカツコさんから突然 、電話の表示をみせられた。
『今まで、ほとんど平坦だったカレンの 脳波に微弱変化あり、カツコ、すぐに来てくれ。』
会長からだろう、ゴルフんホールインワンカップん
アイコンから、吹き出された文字に、僕んはカツコさんに頷くん。
内容が送られた時間は、
「手刀したぐらいか、、」
さっきカレンが現れた光景を思い出す。
間もなく
意識はなくても、帝王切開でカレンが僕んとの子ども出産する予定の、
36週が、、くる。
それは僕んらの最初の決断ん時でもあるわけで。
「皮肉やなあ。どっすりゃいい?、ガン爺。」
一緒に義母カツコさんに送られた、微かに揺れる波形の画像に、
僕んは独り言をしたんな。
タモツに羽交い絞めされたスズネ=カガリ姫ん両腕から、、上空に弧をえがいて、
ユニコーンとライオンのキッラキッラ像がホールに釣り下がる、シャンデリアんサイド鎖をブッチギった!!
『ゴゥオアシャーーーーン!!』
中心を支える支柱軸は耐震で強固なんか?
真ん中の大きなグローブアンティークライトは固定されてるまま。が、
支える鎖が切れたことでグローブを取り巻く輪配列んランプが、バランスを崩して傾いたし、なにより
ユニコーンとライオンが反対の2階フロア柵にぶち当たって粉々んなって、破片が周りにも下にも降り注ぐ
ってウソだろゞゞ!!
『うわー!あぶね!』
『きゃーーー、何かが飛んで来たわ、、』
2階のフロアから他人事決めて、面白げに下を眺めていたホストも姫も、横んから飛んできたオブジェに戦々恐々。騒ぎ始めっぞってな?!
それは置いて、僕んと主任さんは下の様子を身い乗り出して確認する!
下んゲストも、上ん柵から降ってきたオブジェから逃げ、てホール中央に寄ってる。
見りゃあ、キヨヒコも、リンコ庇って破片をよけてるんとか、漢男か!!
「良かった、キヨ、、」
て僕ん安堵もつかの間。
『ギギギギギギ、、、』
かはっ?!不穏な軋み音がして、今度はシャンデリアん輪っかランプが持たなくなってたか?!
『パアアンーーーーーーーーー』
弾ける音と共に、巨大なシャンデリア輪ランプが外れた!落下するっゞゞ?!!!
『ワ――――・・・』
『怪人のやつ、、』
『六本木か!!』『心中っ?』
『馬鹿トゥアイだ!』
『ライト?!』
『下!逃げろ!!』
喧騒の嵐。
スローモーションみたく、僕ん目の前を巨大シャンデリア輪っかが通り過ぎて、
キヨヒコの腕から逃げるリンコに、重なるのまでが見えて、
「っっ!カ、レン?」
その刹那、後ろ姿の妻、カレンの背中がキヨヒコと重なるっ?!
まるで輪投げの輪が、後ろ姿のカレンに降りるみたく、クリスタルを飛び散らせながら
『ズウンンンン、、、、』
重めの音を立てて、シャンデリアの輪はカレンを真ん中にして、ホールに電流煙を上げて沈んだ。
僕んは目を見開いたままで、
頭は無傷でシャンデリアに身体を貫かれたリンコと、後ろ姿でキヨヒコに抱きつき庇い立つ妻カレンに、
「わあああああああああああ、」
絶叫する。
誰も声にならない雄叫びを上げてるのに、僕ん声しか頭んに、聞こえん無音ん中、
階下ん惨状の輪の中で、後ろ姿のカレンがいる。
そして徐に頭だけ出して、目を見開き動かないリンコの首に手刀を入れた?
「断、罪、、、?」
すっと掌を真横に出すと、勢いよく首に弾いたのだ!!まるでギロチンを下ろすみたく。
手刀を入れられ頭だけのリンコは、それが合図だと
いわんばかりに、そのまま崩れるみたいに白目を剥いた。
「あ、」
そして、
「カレンが、、」
こっちに振り返っ、!
「っだああああ!死ぬとこだぞ!くそアマネーーーー!2度とお前の代打接待はしないっ!」
返るとこ、だったんよぉ、、キヨヒコよぉ。
せっかく起きているカレンの顔が、久しぶりに拝めるとか、絶叫からのいろいろ感情とか、現に隣で下敷きなっとる人いるやが?!とか思ったのが、
キヨヒコの雄叫びと共に、振り向きかけたカレンと
一緒に、、霧散してしまう。
「って、イマガワ様?!わあああ!なんだよ!やば!誰か、救急車!救急!」
隣で下敷きになるリンコを、間近で見たキヨヒコが
腰を抜かして、電話片手のジョーさんに手を貸してもらうのが上から見えたところで、
今度は2階の入口が騒々しくなって人が雪崩こんでくん!
『はーい、警察ね。これ、わかるよねー!風営法、時間過ぎてる。わかるねー、どうした?!おい!!規制張れ!事故か?カチコミか? 責任者あーー!』
こりゃ巡回してたっつーより、入口で張ってたクチのお巡りぞな?まだ、メディアを連れてこんでないだけマシやが!
『いや打ち込まれたのは、銃じゃなくオブジェです。お巡りさん、事故なんですよ。それに怪我人もいますから、時間とか勘弁してください。』
いつの間にか、素早く主任さんが僕ん隣から警察の対応に、飛び出していたんよ。
『カチコミって、俺達ホストだろ?ハンシャじゃないって。』
『昔は、あったらしいぜ、ホスト同士の殴り込みとか。』
簡易に聴書を取る警官を相手に、ぼやく声がさざめく。
僕んは、下のホールんに降りたいのを我慢して、キヨヒコに手を合わせての飲み込んでくれと、THE営業平謝りポーズ。
いろいろ、すまなし!キヨヒコ!後頼む!!
「アマネさん、キヨヒコくん、大丈夫みたいだけど、、リンコよね?下敷きの女。あれって。」
そんな僕んに義母カツコさんが、階下の様子を見ながら密かに口にすん。
「今は、、イマガワ様としておきましょう。でないと、」
ややこしくなる。救急はまだ来とらん。
シャンデリアの輪っかは、クリスタルのライトごとホールに沈んだまま床に1人を縫い付け、横に立つキヨヒコやタモツ達に押さえられた、白いワンピースの女が興奮したまま、事情を取られとる。
てか、タモツん横におるんは、キリヤマ?どこまで担ぎ出されとるんよ?
で、僕んに気がついたキリヤマが手を振ってくるとか?!
そのキリヤマん仕草にふと、彼女=カガリ姫の視線が僕んを捉えて
笑った?
タモツもそれを見て、目だけで驚いてる。
「カレンが、キヨを助けてくれたんろな、、、それにあれは、」
あの悦に入ったカガリ姫ん笑顔は、まるでラッソンマイクで告白する
姫ん顔なんよ。
僕ん気持ちは、もう、よーわからんでなんか、片目から温い涙が落ちた。
カレンも、カガリ姫も、女子って、、すごいな。
ようやく、 救急車のサイレンが外で止まり、一応
僕んらは巻き込まれ客として、住所やらなんやらだけ
提出やけど、 せめてキヨヒコを待ってやりたいとか思ったに、
「アマネさん、帰るわよ!カレンの脳波が、微弱波形を出してるってホスピスから!」
隣のカツコさんから突然 、電話の表示をみせられた。
『今まで、ほとんど平坦だったカレンの 脳波に微弱変化あり、カツコ、すぐに来てくれ。』
会長からだろう、ゴルフんホールインワンカップん
アイコンから、吹き出された文字に、僕んはカツコさんに頷くん。
内容が送られた時間は、
「手刀したぐらいか、、」
さっきカレンが現れた光景を思い出す。
間もなく
意識はなくても、帝王切開でカレンが僕んとの子ども出産する予定の、
36週が、、くる。
それは僕んらの最初の決断ん時でもあるわけで。
「皮肉やなあ。どっすりゃいい?、ガン爺。」
一緒に義母カツコさんに送られた、微かに揺れる波形の画像に、
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