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16week
出ねぇ!?
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「出ねぇ。っつ!実家かけるか?こりゃ、時間たつほど泥沼案件間違いなしだよな、、よし。」
なんどコールしても電話にでない妻の番号を諦めて、僕は舌打ちしながら『妻実家』と登録する番号を
コールし直す。
「どうか、義母さまだけ居てますように、、。あ、アマネです。あー、シモセキさん?ちょっ、あ、待って!会長には言わないで!って、、あ、やっぱり?」
妻の実家=会長宅なわけで、
電話をすれば、お手伝いのシモセキさんが電話口に出るのを見越して、妻が居るかだけを、内緒で確認したいと思ったが、
「んな、簡単なわけないか。」
しっかり、会長に繋がれてしまった。
『アマネーーー!!お前ってヤツは!恩を仇で返すとは!カレンが部屋から出てこんだろが!!』
あー、リアルに唾かかりそう。
思わず耳から電話を離す僕。
『今すぐ土下座しにこい!!入り婿のお前が、カレンに捨てられたら、どーなるか!クビだ!クビーー!、おい!待て!!カツコ、この馬鹿にまだ説教中だ、!返せ!カツコーー。』
電話側の耳を指で栓しながら飄々と聞いてると、案の定電話口の会長から、義理母の会長夫人さまが入れ替わり出る。
『アマネさん?貴方も、上手くして貰わないと。火遊びも、ほどほどにね。カレンは今、貴方には会いたくないみたい。少し頭を冷やしてから、こっちにいらっしゃいな。ね』
相変わらず会長と違って冷静な言葉を投げ掛けるクールビューティーな義母に、
「すいません、義母さん。その通りにさせて貰います。会えそうになったら連絡ください。カレンさんを迎えに行きます」
僕は愁傷な声色で謝っておく。これで無事に出ていった妻の居場所が解って、直ぐに実家へ顔を出すことも免れた。
「さっきから、カレンさんに電話をしてるんですが、出てもらえなくて、謝りも出来てないんです。カレンさんに、メッセージだけは、入れてるんですが。義母さん 宜しくお願いします。」
僕は、右手に携帯、左手に固定電話の両刀で目下義母と妻に対処中だ。
て、ガチで妻に既読スルーされてるがな!
『わかったわ。私からも、カレンには言っておくわ。切るわよ』
ブッチリ
義母に容赦なく電話を切られて、僕は左手の固定電話を置く。
右手の携帯には
『とにかく、話がしたい。』と
僕が妻に書いた言葉に既読だけが、未だついてないまま返事はない、、
か・ら・の、
これって長期戦宣告か?なら受けて立とう。
僕はソファーに置いたビジネス鞄をもう一度引っ提げ、緩めたネクタイを1度締め直して、マンションから出て行く。
浮気?をしておいて、どの面下げてだろうが。
まず義理は立てた!あとは、
「キヨヒコの奴呼び出そ!」
腹に何かいれる!!そのためにゃ、同僚のキヨヒコを呼んで久しぶりに居酒屋でメシだろ?
でキヨヨコに直コール!!
「お!やっぱ、まだ会社か?なあ、メシしねぇ?あぁ?よし、おごるって。機嫌よさそう?んなわけねーよ。 嫁が実家かえって、可哀想な男だぞ?な?焼き鳥な。おし、じゃ、すぐそっち行くわ。」
焼き鳥~!
僕は妻に離婚届を置き手紙され、実家に帰られた挙げ句、謝罪も既読スルーにも関わらず、
どこか呑気で、、、
結婚してから足を運んでいない居酒屋に行ける事に、テンションが上がっていた↑。
だって、仕方ないだろ?
お嬢様な妻が雇ってるであろうハウスメイドが作るメニューには、『焼き鳥』という庶民のお供は皆無だからさ。
♪~
僕は鼻歌まじりに通りに出ると、片手を上げて夜に流れるタクシーを手慣れた感じで呼んだ。
なんどコールしても電話にでない妻の番号を諦めて、僕は舌打ちしながら『妻実家』と登録する番号を
コールし直す。
「どうか、義母さまだけ居てますように、、。あ、アマネです。あー、シモセキさん?ちょっ、あ、待って!会長には言わないで!って、、あ、やっぱり?」
妻の実家=会長宅なわけで、
電話をすれば、お手伝いのシモセキさんが電話口に出るのを見越して、妻が居るかだけを、内緒で確認したいと思ったが、
「んな、簡単なわけないか。」
しっかり、会長に繋がれてしまった。
『アマネーーー!!お前ってヤツは!恩を仇で返すとは!カレンが部屋から出てこんだろが!!』
あー、リアルに唾かかりそう。
思わず耳から電話を離す僕。
『今すぐ土下座しにこい!!入り婿のお前が、カレンに捨てられたら、どーなるか!クビだ!クビーー!、おい!待て!!カツコ、この馬鹿にまだ説教中だ、!返せ!カツコーー。』
電話側の耳を指で栓しながら飄々と聞いてると、案の定電話口の会長から、義理母の会長夫人さまが入れ替わり出る。
『アマネさん?貴方も、上手くして貰わないと。火遊びも、ほどほどにね。カレンは今、貴方には会いたくないみたい。少し頭を冷やしてから、こっちにいらっしゃいな。ね』
相変わらず会長と違って冷静な言葉を投げ掛けるクールビューティーな義母に、
「すいません、義母さん。その通りにさせて貰います。会えそうになったら連絡ください。カレンさんを迎えに行きます」
僕は愁傷な声色で謝っておく。これで無事に出ていった妻の居場所が解って、直ぐに実家へ顔を出すことも免れた。
「さっきから、カレンさんに電話をしてるんですが、出てもらえなくて、謝りも出来てないんです。カレンさんに、メッセージだけは、入れてるんですが。義母さん 宜しくお願いします。」
僕は、右手に携帯、左手に固定電話の両刀で目下義母と妻に対処中だ。
て、ガチで妻に既読スルーされてるがな!
『わかったわ。私からも、カレンには言っておくわ。切るわよ』
ブッチリ
義母に容赦なく電話を切られて、僕は左手の固定電話を置く。
右手の携帯には
『とにかく、話がしたい。』と
僕が妻に書いた言葉に既読だけが、未だついてないまま返事はない、、
か・ら・の、
これって長期戦宣告か?なら受けて立とう。
僕はソファーに置いたビジネス鞄をもう一度引っ提げ、緩めたネクタイを1度締め直して、マンションから出て行く。
浮気?をしておいて、どの面下げてだろうが。
まず義理は立てた!あとは、
「キヨヒコの奴呼び出そ!」
腹に何かいれる!!そのためにゃ、同僚のキヨヒコを呼んで久しぶりに居酒屋でメシだろ?
でキヨヨコに直コール!!
「お!やっぱ、まだ会社か?なあ、メシしねぇ?あぁ?よし、おごるって。機嫌よさそう?んなわけねーよ。 嫁が実家かえって、可哀想な男だぞ?な?焼き鳥な。おし、じゃ、すぐそっち行くわ。」
焼き鳥~!
僕は妻に離婚届を置き手紙され、実家に帰られた挙げ句、謝罪も既読スルーにも関わらず、
どこか呑気で、、、
結婚してから足を運んでいない居酒屋に行ける事に、テンションが上がっていた↑。
だって、仕方ないだろ?
お嬢様な妻が雇ってるであろうハウスメイドが作るメニューには、『焼き鳥』という庶民のお供は皆無だからさ。
♪~
僕は鼻歌まじりに通りに出ると、片手を上げて夜に流れるタクシーを手慣れた感じで呼んだ。
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