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第一章
初めて依頼を受けました!
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三人で朝食を食べて、今日も今日とて僕達は連れ立って冒険者ギルドへと向かう。ルーファウスはもう最初から付いてくると言い張っていたので諦めていたけれど、当然のようにアランもついて来た。別に良いけどね。
冒険者ギルド内に入ってすぐの場所、掲示板のようなボードに依頼書がたくさん張り付けられている。僕が受けられる依頼はGランクの物と、ひとつ上のFランクの依頼まで。だけど最初はやっぱりGランクの仕事だよなぁ。
Gランクの仕事は主に近隣に自生している薬草の採取、Fランクになると魔物討伐の依頼も混ざってくる。装備も何も持っていない現状、魔物討伐なんて絶対無理、それこそ対象が最弱と言われてるスライムでも今の僕には荷が重い。
「えっと、これと、この辺なら大丈夫ですかね?」
薬草採取と一言で言っても取ってくる種類は様々だ。その中でも見付けやすい物、見付けにくい物と種類は幾つかあって、物によって依頼料も違う。僕が選んだのはその中でも依頼料が低いもので、誰にでもできるはずの簡単な仕事だ。
「まぁ、最初はそんな所でしょうね」
「あ? マジか? どうせならこの辺とこの辺も一緒に受けちまえよ」
そう言ってアランが指差したのはGランクの中でも依頼料の高い薬草採取と、増えすぎたスライムの討伐依頼だ。
「僕、初心者なんですよ。そんなに幾つも一緒には出来ないですよ」
「いやいや、これはどれも同じ場所でこなせる依頼だ、バラバラに依頼受けてたらそれこそ非効率だろうが」
「でももし依頼をクリア出来なかった場合罰金があるって聞きましたよ。無一文の僕にはそんな無謀な冒険は出来ません」
堅実第一、いくら低ランク依頼の罰金が少額だと言っても、今は生活がかかっている。
「全部こなせば問題ないだろう? お前、俺達をなんだと思ってるんだ?」
「お二人が高ランク冒険者なのは分かってますよ。でも、僕が受けた依頼は僕がやらなきゃズルになるじゃないですか!」
僕が当然だと言わんばかりに言い切ると「お前は真面目ちゃんだな」とアランに苦笑された。
「ちっ、今日も保護者付きかよ。うっぜ」
聞こえよがしな舌打ちが聞こえて振り返ったら、昨日一緒に試験を受けたロイドが忌々しそうな表情でこちらを睨み付けてきた。
これは完全に嫌われたな……
「いつまでもちんたら選んでんじゃねぇよ、邪魔」
「あ、ごめん」
ロイドはもう一度舌打ちを打つと、スライムの討伐依頼をぴっと剥がしてすたすたとカウンターへと行ってしまった。
「尖ってんなぁ。ああいうのも嫌いじゃないけど」
「自分の実力を過信しすぎると命を縮めますよ、タケルはくれぐれも無理はしない事!」
僕は頷いて最初に自分で決めた分の依頼を受ける事にした。よし、初仕事、頑張ろう!
「お姉さん、受付お願いします!」
背伸びをするようにして背の高い受付に依頼書を差し出すと、「あら、ありがとう」と受付のお姉さんがにこやかに手続きをしてくれた。これで滞りなく依頼は受けられた。さて、行こう。
依頼を受けた薬草の採取場所は街の門を出て西側の草原、というかここ、僕がスライムに襲われた場所だ……
案の定というか何というか、僕より先に依頼を受けていたロイドが剣を振り回し草を薙ぎ払っていた。
「彼の近くでは邪魔になりそうですし、もう少し向こうへ行きましょうか」
そう言って彼から距離を置き、僕は依頼対象の薬草をもう一度確認する。一つは背の高いギムル草、もう一つは黄色の花の咲いているポポン草。
ギムル草は葉の採取なので、見付けたらその場で刈り取り束ねる、ポポン草は根っこに薬効があるそうなので掘り返し土を綺麗に落として採取する。
ポポン草は黄色に色づく花が目立つのでとても見付けやすい、花は依頼対象にならないのだけれど炒めて食べると美味しいとルーファウスに教えられたので一緒に回収する事にした。
アランは今日は昼寝をする事に決めたようで、その辺でごろごろしている。まぁ、確かにピクニックにちょうど良さそうな気持ちいい原っぱだもんな。その辺にスライムが飛び跳ねていなければ。
「なんか、スライム多すぎません?」
「だから討伐依頼が出てるんだよ。こっちから攻撃しなければほぼ害はないとはいえ増えすぎると作物を荒らすからね」
スライムは草原で草を食べている。そのスピードはのんびりしたものだが数が数だけに放っておけば薬草も食い尽くされてしまうのだろう。うっかりすると採取したポポン草の花まで持っていかれそうで、僕はスライムから逃げ回りながらの薬草採取だ。
「スライムから逃げてんのかよ、だっせぇ」
聞こえよがしな台詞の主が誰かなんてもう見なくたって分かる、せっかく距離を置いて採取してたのに何でこっち来るかなぁ……
「討伐依頼は受けてませんから」
「薬草採取なんてど底辺依頼じゃねぇか、金になんねぇだろ」
「それでも依頼は依頼です」
嫌われている相手に絡んでいくのは得策ではない。なるべく会話は短めにと思って答えてみたものの少年剣士のロイドはそれが気に入らないようでどんどんこちらへ近付いてくる。
「ど底辺依頼を受ける奴はど底辺冒険者だけだ」
「確かに僕は昨日冒険者になったばかりのど底辺冒険者なので間違ってないですよ。そこ、ギムル草踏まないで」
ロイドはまた盛大に舌打ちを打って僕に背を向け行ってしまった。喧嘩を売られても買う気はないよ。今は生活費を稼ぐ方が大事だからね。
「そのうち飽きるとは思うけど、面倒くさい子に目を付けられたね」
「まぁ、相手にしなければ良いだけですから」
そう言って黙々と薬草を採取していたら「タケルは大人だねぇ」と褒められてしまった。
まぁ、正真正銘中身はおっさんだしな。嫌な同僚に絡まれた時の対処法も40年の人生の中で一通り学んできてるさ、HAHAHA。
こうして一日せっせと薬草採取に勤しんだ僕の今日の稼ぎは銅貨1枚と小銅貨3枚、日本円換算で1300円くらい? 日給1300円ってこの世界では多いのか少ないのかどっちなんだろうな?
この世界で一番小さい単位の硬貨は小銅貨で、小銅貨=100円で換算してみた。小銅貨10枚=銅貨1枚、銅貨10枚=銀貨1枚、銀貨10枚=金貨1枚、って感じ、10の倍数で増えてくから計算はとても楽。ちなみに白金貨とかいうのもあるらしいよ、一枚で金貨10枚分だって、凄いね!
ちなみにシェアハウスの宿泊費は一泊銅貨一枚だそうだよ、今日の稼ぎ半分以上持ってかれるね! 何日分か纏めて払うと値引きがあるらしいからもう少し貯めて纏めて払いたい所だよ。っていうか、意外と生活かつかつだね! 分かってたけど、食べていくので精一杯だ……いや、もっとわりの良い依頼をこなせば生活は楽になるのだろうけど。
冒険者ギルド内に入ってすぐの場所、掲示板のようなボードに依頼書がたくさん張り付けられている。僕が受けられる依頼はGランクの物と、ひとつ上のFランクの依頼まで。だけど最初はやっぱりGランクの仕事だよなぁ。
Gランクの仕事は主に近隣に自生している薬草の採取、Fランクになると魔物討伐の依頼も混ざってくる。装備も何も持っていない現状、魔物討伐なんて絶対無理、それこそ対象が最弱と言われてるスライムでも今の僕には荷が重い。
「えっと、これと、この辺なら大丈夫ですかね?」
薬草採取と一言で言っても取ってくる種類は様々だ。その中でも見付けやすい物、見付けにくい物と種類は幾つかあって、物によって依頼料も違う。僕が選んだのはその中でも依頼料が低いもので、誰にでもできるはずの簡単な仕事だ。
「まぁ、最初はそんな所でしょうね」
「あ? マジか? どうせならこの辺とこの辺も一緒に受けちまえよ」
そう言ってアランが指差したのはGランクの中でも依頼料の高い薬草採取と、増えすぎたスライムの討伐依頼だ。
「僕、初心者なんですよ。そんなに幾つも一緒には出来ないですよ」
「いやいや、これはどれも同じ場所でこなせる依頼だ、バラバラに依頼受けてたらそれこそ非効率だろうが」
「でももし依頼をクリア出来なかった場合罰金があるって聞きましたよ。無一文の僕にはそんな無謀な冒険は出来ません」
堅実第一、いくら低ランク依頼の罰金が少額だと言っても、今は生活がかかっている。
「全部こなせば問題ないだろう? お前、俺達をなんだと思ってるんだ?」
「お二人が高ランク冒険者なのは分かってますよ。でも、僕が受けた依頼は僕がやらなきゃズルになるじゃないですか!」
僕が当然だと言わんばかりに言い切ると「お前は真面目ちゃんだな」とアランに苦笑された。
「ちっ、今日も保護者付きかよ。うっぜ」
聞こえよがしな舌打ちが聞こえて振り返ったら、昨日一緒に試験を受けたロイドが忌々しそうな表情でこちらを睨み付けてきた。
これは完全に嫌われたな……
「いつまでもちんたら選んでんじゃねぇよ、邪魔」
「あ、ごめん」
ロイドはもう一度舌打ちを打つと、スライムの討伐依頼をぴっと剥がしてすたすたとカウンターへと行ってしまった。
「尖ってんなぁ。ああいうのも嫌いじゃないけど」
「自分の実力を過信しすぎると命を縮めますよ、タケルはくれぐれも無理はしない事!」
僕は頷いて最初に自分で決めた分の依頼を受ける事にした。よし、初仕事、頑張ろう!
「お姉さん、受付お願いします!」
背伸びをするようにして背の高い受付に依頼書を差し出すと、「あら、ありがとう」と受付のお姉さんがにこやかに手続きをしてくれた。これで滞りなく依頼は受けられた。さて、行こう。
依頼を受けた薬草の採取場所は街の門を出て西側の草原、というかここ、僕がスライムに襲われた場所だ……
案の定というか何というか、僕より先に依頼を受けていたロイドが剣を振り回し草を薙ぎ払っていた。
「彼の近くでは邪魔になりそうですし、もう少し向こうへ行きましょうか」
そう言って彼から距離を置き、僕は依頼対象の薬草をもう一度確認する。一つは背の高いギムル草、もう一つは黄色の花の咲いているポポン草。
ギムル草は葉の採取なので、見付けたらその場で刈り取り束ねる、ポポン草は根っこに薬効があるそうなので掘り返し土を綺麗に落として採取する。
ポポン草は黄色に色づく花が目立つのでとても見付けやすい、花は依頼対象にならないのだけれど炒めて食べると美味しいとルーファウスに教えられたので一緒に回収する事にした。
アランは今日は昼寝をする事に決めたようで、その辺でごろごろしている。まぁ、確かにピクニックにちょうど良さそうな気持ちいい原っぱだもんな。その辺にスライムが飛び跳ねていなければ。
「なんか、スライム多すぎません?」
「だから討伐依頼が出てるんだよ。こっちから攻撃しなければほぼ害はないとはいえ増えすぎると作物を荒らすからね」
スライムは草原で草を食べている。そのスピードはのんびりしたものだが数が数だけに放っておけば薬草も食い尽くされてしまうのだろう。うっかりすると採取したポポン草の花まで持っていかれそうで、僕はスライムから逃げ回りながらの薬草採取だ。
「スライムから逃げてんのかよ、だっせぇ」
聞こえよがしな台詞の主が誰かなんてもう見なくたって分かる、せっかく距離を置いて採取してたのに何でこっち来るかなぁ……
「討伐依頼は受けてませんから」
「薬草採取なんてど底辺依頼じゃねぇか、金になんねぇだろ」
「それでも依頼は依頼です」
嫌われている相手に絡んでいくのは得策ではない。なるべく会話は短めにと思って答えてみたものの少年剣士のロイドはそれが気に入らないようでどんどんこちらへ近付いてくる。
「ど底辺依頼を受ける奴はど底辺冒険者だけだ」
「確かに僕は昨日冒険者になったばかりのど底辺冒険者なので間違ってないですよ。そこ、ギムル草踏まないで」
ロイドはまた盛大に舌打ちを打って僕に背を向け行ってしまった。喧嘩を売られても買う気はないよ。今は生活費を稼ぐ方が大事だからね。
「そのうち飽きるとは思うけど、面倒くさい子に目を付けられたね」
「まぁ、相手にしなければ良いだけですから」
そう言って黙々と薬草を採取していたら「タケルは大人だねぇ」と褒められてしまった。
まぁ、正真正銘中身はおっさんだしな。嫌な同僚に絡まれた時の対処法も40年の人生の中で一通り学んできてるさ、HAHAHA。
こうして一日せっせと薬草採取に勤しんだ僕の今日の稼ぎは銅貨1枚と小銅貨3枚、日本円換算で1300円くらい? 日給1300円ってこの世界では多いのか少ないのかどっちなんだろうな?
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ちなみにシェアハウスの宿泊費は一泊銅貨一枚だそうだよ、今日の稼ぎ半分以上持ってかれるね! 何日分か纏めて払うと値引きがあるらしいからもう少し貯めて纏めて払いたい所だよ。っていうか、意外と生活かつかつだね! 分かってたけど、食べていくので精一杯だ……いや、もっとわりの良い依頼をこなせば生活は楽になるのだろうけど。
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