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第一章
基本的な魔力の話
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「賑やかだったけど、何かあったか?」
仲良し夫婦が帰ると同時にアランとルーファウスが僕の元へと戻ってきた。僕が今あった出来事を話すと二人は呆れたように笑っていた。
「子供なんてどれだけ親が気を揉んだところで、そのうち自分の足で歩き出しちまうもんだと俺は思うけどな。ちなみに俺はタケルくらいの歳の時に勝手に親元飛び出して冒険者になったけどな!」
「えええ、家出ですか!?」
「うちの種族はわりと多いぞ、そういう奴」
アランはからからと笑っているけれど、この世界ではそういうものなんだろうか?
「私も閉鎖的なエルフの里が嫌で家出してきた口なのでアランと同じですね。子供なんてのは親の思うようには育たない、そういうものです」
アランの傍らではルーファウスまでも「うんうん」と頷いている。この世界の人達ってみんな自立精神旺盛なんだな。
僕は思わず自分を顧みる。結局自分は自発的な親からの自立というのをこれまで一度も経験した事がない。自立したいと思った事は何度もあったが、それができない事情もあったし、それを振り切ってまで自立するほどの気概も自分にはなかったのだ。
『私の事なんて気にしないで武流は武流の好きなように生きたら良いんだからね』
母には何度もそう言われた、けれど結局僕は母の最期まで母と共に生きてきた。それに後悔はないけれど、母の亡くなった後、ぽかんと何かを失った喪失感に気力が何も湧かなくなった。
僕が一人ぼっちになったのは37歳の時、僕には何も無かった。何をすればいいのかも分からなかった。
「……ケル、おい、タケル! 聞いてるか!?」
「え? あ、はいっ!」
いけない、少しぼんやりしていたみたいだ。アランが心配そうな表情で「疲れたか?」と僕の顔を覗き込んできた。
「そういえばお前、スライムに襲われたばっかりだもんな。今日は魔術の練習やめとくか?」
「え、あ……大丈夫です! それにちゃんと練習して冒険者にならないと、無一文だから困る!」
「あはは、タケルは真面目ですねぇ。だけど実際問題無一文じゃ食事も出来ないし宿にも泊まれない、一日二日なら私達でどうにかしてあげることも出来るけど、ずっとって訳にはいかないからね」
ルーファウスがそう言って「行こうか」と僕の手を引いた。手を引かれて連れて行かれた先はギルドの裏手でちょっとした広場になっていた。そこには思い思いに戦闘訓練をしている冒険者たちがまばらに点在している。
「ここが修練場?」
「そう。ただの裏庭に見えるかもしれないけどここには結界が貼られてるから少しばかり大暴れしても周りに迷惑がかからないようになってる」
そう言ってルーファウスが頭上に向けて指をあげると指の先から何かが飛び出した。それは小さな火の球のようなものだったのだが、庭の塀を少し超えたあたりで何か透明な壁に阻まれるように弾かれ消えてしまった。
「おぉぉ、あれが結界ですか!? 凄い!」
魔法らしい魔法を目の当たりにして僕のテンションは爆上がりだ。ルーファウスの放った火球も凄いが、それを阻む結界も凄い。これぞファンタジー世界の醍醐味だ!
「さて、最初にタケルはどの程度魔術が使えるのかな?」
「えっと、どの程度……とは?」
質問の意味が分からない。僕は魔法を使った事がないって言ってるのに。
「う~んと、魔術って一口で言っても色々あるだろう? 冒険者に必要なのは攻撃や回復の魔術だったりするけど生活魔法はわりと一般的に誰でも使ってる、だからちょっとした種火を熾せるとか、水汲みができるとか、そう言った意味でどの程度? なんだけど……」
「生活……魔法……」
え、そんなの知らない。分からない。
「もしかして使った事ない? 周りに教えてくれる人もいなかった?」
僕が困惑していると「タケルは記憶が混乱して忘れてるんじゃないか?」とアランが助け船を出してくれた。
「あ、そういえばそうだった。ごめん、忘れてた。じゃあ、一番初歩の初歩からいこうか」
そう言ってルーファウスは「そもそも魔法とは」という説明から始めてくれた。
曰く、魔法というのは魔力を用いて使う術方のことで、魔法を使う為の魔力というのは個人で保持している魔力と自然界の中でその辺に漂っている魔力の二種類があるとの事。
基本的に魔法を使用する上で使えるのは個人で保持している魔力で、自然に漂っている魔力に関してはその魔力を取り込んだ魔物や植物を食べる事によりある程度体内に取り込む事ができる。ただ取り込める量は人それぞれ容量が決まっているので、自分の許容量以上に取り込もうとすると魔力酔いで体調を崩すか、最悪死ぬ。
魔法とはそんな体内の魔力を捏ねて団子にして放つような感じで、その際に使った魔力は使ったら使った分だけ減る。けれど魔力を取り込んだ動植物を摂取する事で魔力は回復する。時間を置けば自然回復もする。
魔力を自分の許容量以上に使い過ぎるとこれも最悪死ぬので気を付けるようにと言われた。
「ちなみにタケルの魔力量はどのくらいだった?」
「え? あ……確か二万、くらい、だったかな……?」
確かそのくらいだったと思うけどはっきりとした数字は覚えていない。修道女さんが多いと言ったので、単純にこの数字は多いのかと思っただけだ。
けれど、僕のその返答に「二万!?」とアランが素っ頓狂な声をあげた。
「え、はい、確かそのくらいだったはず、です……変ですか?」
「別に変じゃない、ある程度修練を積んだ魔術師ならそのくらいは普通だよ、ただ君の歳でその魔力量はかなり驚きだけどね」
曰く、魔力量というのは魔法の修練を積む事で増やす事ができるらしい。魔術師は術を使うのにどうしても魔力が必要になるので魔力量を伸ばすように修練を積むのだそうだ。
ちなみに修練というのはただひたすらに魔法を使う事。
魔法を使い続ける事で身体がもっと魔力を体内に保持しないと身体が維持できないと判断し、もっともっと魔力量を増やして保存しなければと勝手に身体が変わっていくらしい。それでもその魔力量増加にも限界値というモノがあって、そもそも魔法適性の低い者は上限にも限りがあるのだとか。
「タケルのその魔力量なら、少しくらい魔力を使い続けてもそうそう倒れる事はなさそうだけど、最初からその魔力量だとこれからの伸びしろがあるかどうかが問題だね」
「伸びしろ……」
曰く、生まれつき魔力量の多い子供は魔力が枯渇するという事がないので身体が魔力を欲するという事がほぼない。魔力量を増やす為にはこの魔力量では身体が維持できないと身体に覚えさせ魔力量を増加させるのが一般的な方法で、元から魔力量が多いとそこから増やす事が難しくなるらしい。
「まぁ、でも二万もあれば大体の魔術は使えるようになると思うからそこまで気にする必要はないと思うよ」
そういうものなのかと、この世界の一般平均値が分からない僕は戸惑う。ちなみにアランとルーファウスの魔力量はどの程度なのかと問うてみたら、ルーファウスは「私は五万くらいだね」と笑い、アランは「ちっ」と舌打ちを打った。
「アランは基本的に体術特化で魔術を使わないんだから別にいいだろう?」
「それでももう少し多ければって思う事はある」
「アランさんは魔力量が少ないんですか?」
「確か四千くらいだよね? 一般人から見たら充分に多い。冒険者としては少し少ないかもしれないけどね」
ほうほう、そんな感じなのか。僕の魔力量はアランの五倍、確かに多いのかもしれないな。けれど続けて魔術師の平均魔力量は二万から三万だとルーファウスが言うので、自分も平均値から逸脱しているわけではないという事も分かった。
仲良し夫婦が帰ると同時にアランとルーファウスが僕の元へと戻ってきた。僕が今あった出来事を話すと二人は呆れたように笑っていた。
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「えええ、家出ですか!?」
「うちの種族はわりと多いぞ、そういう奴」
アランはからからと笑っているけれど、この世界ではそういうものなんだろうか?
「私も閉鎖的なエルフの里が嫌で家出してきた口なのでアランと同じですね。子供なんてのは親の思うようには育たない、そういうものです」
アランの傍らではルーファウスまでも「うんうん」と頷いている。この世界の人達ってみんな自立精神旺盛なんだな。
僕は思わず自分を顧みる。結局自分は自発的な親からの自立というのをこれまで一度も経験した事がない。自立したいと思った事は何度もあったが、それができない事情もあったし、それを振り切ってまで自立するほどの気概も自分にはなかったのだ。
『私の事なんて気にしないで武流は武流の好きなように生きたら良いんだからね』
母には何度もそう言われた、けれど結局僕は母の最期まで母と共に生きてきた。それに後悔はないけれど、母の亡くなった後、ぽかんと何かを失った喪失感に気力が何も湧かなくなった。
僕が一人ぼっちになったのは37歳の時、僕には何も無かった。何をすればいいのかも分からなかった。
「……ケル、おい、タケル! 聞いてるか!?」
「え? あ、はいっ!」
いけない、少しぼんやりしていたみたいだ。アランが心配そうな表情で「疲れたか?」と僕の顔を覗き込んできた。
「そういえばお前、スライムに襲われたばっかりだもんな。今日は魔術の練習やめとくか?」
「え、あ……大丈夫です! それにちゃんと練習して冒険者にならないと、無一文だから困る!」
「あはは、タケルは真面目ですねぇ。だけど実際問題無一文じゃ食事も出来ないし宿にも泊まれない、一日二日なら私達でどうにかしてあげることも出来るけど、ずっとって訳にはいかないからね」
ルーファウスがそう言って「行こうか」と僕の手を引いた。手を引かれて連れて行かれた先はギルドの裏手でちょっとした広場になっていた。そこには思い思いに戦闘訓練をしている冒険者たちがまばらに点在している。
「ここが修練場?」
「そう。ただの裏庭に見えるかもしれないけどここには結界が貼られてるから少しばかり大暴れしても周りに迷惑がかからないようになってる」
そう言ってルーファウスが頭上に向けて指をあげると指の先から何かが飛び出した。それは小さな火の球のようなものだったのだが、庭の塀を少し超えたあたりで何か透明な壁に阻まれるように弾かれ消えてしまった。
「おぉぉ、あれが結界ですか!? 凄い!」
魔法らしい魔法を目の当たりにして僕のテンションは爆上がりだ。ルーファウスの放った火球も凄いが、それを阻む結界も凄い。これぞファンタジー世界の醍醐味だ!
「さて、最初にタケルはどの程度魔術が使えるのかな?」
「えっと、どの程度……とは?」
質問の意味が分からない。僕は魔法を使った事がないって言ってるのに。
「う~んと、魔術って一口で言っても色々あるだろう? 冒険者に必要なのは攻撃や回復の魔術だったりするけど生活魔法はわりと一般的に誰でも使ってる、だからちょっとした種火を熾せるとか、水汲みができるとか、そう言った意味でどの程度? なんだけど……」
「生活……魔法……」
え、そんなの知らない。分からない。
「もしかして使った事ない? 周りに教えてくれる人もいなかった?」
僕が困惑していると「タケルは記憶が混乱して忘れてるんじゃないか?」とアランが助け船を出してくれた。
「あ、そういえばそうだった。ごめん、忘れてた。じゃあ、一番初歩の初歩からいこうか」
そう言ってルーファウスは「そもそも魔法とは」という説明から始めてくれた。
曰く、魔法というのは魔力を用いて使う術方のことで、魔法を使う為の魔力というのは個人で保持している魔力と自然界の中でその辺に漂っている魔力の二種類があるとの事。
基本的に魔法を使用する上で使えるのは個人で保持している魔力で、自然に漂っている魔力に関してはその魔力を取り込んだ魔物や植物を食べる事によりある程度体内に取り込む事ができる。ただ取り込める量は人それぞれ容量が決まっているので、自分の許容量以上に取り込もうとすると魔力酔いで体調を崩すか、最悪死ぬ。
魔法とはそんな体内の魔力を捏ねて団子にして放つような感じで、その際に使った魔力は使ったら使った分だけ減る。けれど魔力を取り込んだ動植物を摂取する事で魔力は回復する。時間を置けば自然回復もする。
魔力を自分の許容量以上に使い過ぎるとこれも最悪死ぬので気を付けるようにと言われた。
「ちなみにタケルの魔力量はどのくらいだった?」
「え? あ……確か二万、くらい、だったかな……?」
確かそのくらいだったと思うけどはっきりとした数字は覚えていない。修道女さんが多いと言ったので、単純にこの数字は多いのかと思っただけだ。
けれど、僕のその返答に「二万!?」とアランが素っ頓狂な声をあげた。
「え、はい、確かそのくらいだったはず、です……変ですか?」
「別に変じゃない、ある程度修練を積んだ魔術師ならそのくらいは普通だよ、ただ君の歳でその魔力量はかなり驚きだけどね」
曰く、魔力量というのは魔法の修練を積む事で増やす事ができるらしい。魔術師は術を使うのにどうしても魔力が必要になるので魔力量を伸ばすように修練を積むのだそうだ。
ちなみに修練というのはただひたすらに魔法を使う事。
魔法を使い続ける事で身体がもっと魔力を体内に保持しないと身体が維持できないと判断し、もっともっと魔力量を増やして保存しなければと勝手に身体が変わっていくらしい。それでもその魔力量増加にも限界値というモノがあって、そもそも魔法適性の低い者は上限にも限りがあるのだとか。
「タケルのその魔力量なら、少しくらい魔力を使い続けてもそうそう倒れる事はなさそうだけど、最初からその魔力量だとこれからの伸びしろがあるかどうかが問題だね」
「伸びしろ……」
曰く、生まれつき魔力量の多い子供は魔力が枯渇するという事がないので身体が魔力を欲するという事がほぼない。魔力量を増やす為にはこの魔力量では身体が維持できないと身体に覚えさせ魔力量を増加させるのが一般的な方法で、元から魔力量が多いとそこから増やす事が難しくなるらしい。
「まぁ、でも二万もあれば大体の魔術は使えるようになると思うからそこまで気にする必要はないと思うよ」
そういうものなのかと、この世界の一般平均値が分からない僕は戸惑う。ちなみにアランとルーファウスの魔力量はどの程度なのかと問うてみたら、ルーファウスは「私は五万くらいだね」と笑い、アランは「ちっ」と舌打ちを打った。
「アランは基本的に体術特化で魔術を使わないんだから別にいいだろう?」
「それでももう少し多ければって思う事はある」
「アランさんは魔力量が少ないんですか?」
「確か四千くらいだよね? 一般人から見たら充分に多い。冒険者としては少し少ないかもしれないけどね」
ほうほう、そんな感じなのか。僕の魔力量はアランの五倍、確かに多いのかもしれないな。けれど続けて魔術師の平均魔力量は二万から三万だとルーファウスが言うので、自分も平均値から逸脱しているわけではないという事も分かった。
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